北岳から笹山まで繋いじゃおう。天国ここにあり 白根三山〜白峰南嶺
- GPS
- 32:00
- 距離
- 24.9km
- 登り
- 2,636m
- 下り
- 3,340m
コースタイム
- 山行
- 7:24
- 休憩
- 0:36
- 合計
- 8:00
- 山行
- 9:17
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 9:49
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
広河原まではバス |
写真
装備
個人装備 |
テント装備
|
---|
感想
なんだかいい登山ができたので調子に乗ってヤマレコにUPしてみることに。
北岳 間ノ岳 農鳥岳を繋ぐ白根3山
行こうと計画すると雷予報だったり 台風がきたりでいつも流れていった。
笹山に行こうとすれば増水した川の渡渉に失敗し川にドボン。
ワタシを近づけようともしてくれないこの山域。
そんな普通の登り方じゃぁ来ちゃダメだとでも言われているようで
それならばと 一気に行ってみようと考えた。
白峰南嶺もずっと歩いてみたかったところ。
ルート不明瞭でガスがかかるとさらにわかりにくくなるとかで不安があった。
初日に農鳥小屋まで行くことができれば、
山にガスがかかる前に通過することができるかもしれない。
広河原から農鳥小屋までのコースタイムは八本歯経由で9時間5分
農鳥小屋といえば15時を過ぎるとおやじさんの激が飛んでくるらしい場所。
白峰南嶺に行くとなればビバークの可能性がありテント装備は必須。
果たして2泊3日テント装備を背負って15時までに到着できるものか。。。?
コースタイムの8〜9割で歩くことができれば不可能ではない。
ワタシは重荷にめっぽう弱いので、できる限り不要なものをリストラし、
約13キロの装備で行くことにした。
普段どれだけいらないものを背負っていることか。。。
奈良田第一駐車場に車を止めて
始発バスに乗って広河原へ。 トイレを済ませて出発
と。。。 ナイスなペースで歩く男性を発見。
最初だけ速いっていうのではなく、ずーっと同じペースで歩いている。
ペースメーカーとしてロックオン
気づかれないように そぉーっとついていきますが、すぐに気づかれた(笑)
なんでも殺気を感じたとか。。。 わはは。
聞けば、このおじさんも農鳥小屋を目指していると。
朝一からあんまり調子がでず ひーこら鬼の形相で登るワタシに
頑張れ〜と応援してくれ、時に待っていてくれたおじさんに感謝。
いつしかパーティのようになった。
ゆきずりのおじさんと山女のパーティ ←なんかいかがわしい
あのウェアはカッコイイとか行ってみたい山だとか そんな話をしながら進んでいく。
稜線はほぼ無風。 文句ない快晴。 あぁぁ 最高だー
稜線に出たところでカフェインを取ったらこれが大正解。
今までの足の重さ全身のだるさが嘘のように軽くなりようやくスイッチON
夢に見た 天空散歩 ようやく実現した。
余裕をもって間ノ岳に到着し、ゆっくり休憩した。
農鳥小屋は上から見下ろすと本当にすごい場所に立っていて、ワクワクする。
オヤジさんに怒られるかなぁ?
農鳥小屋のオヤジさんはちっちゃいおじさんだった。やさしくてびっくりした。
一緒に写真も撮ってくれた。←勇気を出して頼んでみた
ワンコに吠えられた。変態だって思われたのかな。違うのに。
トイレは確かにすごかった。女子トイレは丸見え。。。 気ぃ抜けません。
水場はかなり下った場所にあったけど、冷たいおいしい水がひかれていた。
(たぶん空中トイレの影響はないと思われる)
夕ご飯は おじさんが豆乳鍋をご馳走してくれた わーい
おじさん。ペースメーカーになってもらい 挙句の果てにごちそうまで!
すみません。ありがとうございます。
夜中に星と夜景を見ようと思ってテントを開けたら
プーンと温泉のような硫黄のにおいがした。
はて? 空中トイレってこんな臭いなの?と思っていたけど 御嶽山のガスだったのでは。。。
朝になって御嶽山が噴火したと知った。 え?ホントに?
農鳥岳に向かう途中で日の出。 今日も素晴らしい天気
今日歩く稜線もくっきり
大門沢下降点でおじさんとお別れ。
ゆきずりのおじさんと山女のなんかいかがわしいパーティ解消
またどこかでねー ありがとうございました!
ここから一人旅 広河内まではピストンする男性が一人
ルートもわかりやすく 問題なく登頂
この先 池の沢方面にひきこまれやすいとあったので、気を付けていく。
問題なく通過。
岩場があると途端にわかりにくく、大籠岳に行く間でうっかりルートロスした。
快晴で行くべき先が見えていることは大きい。 すぐに復帰。
ここの稜線 真っ赤に紅葉しているのはクロマメノキ
赤い葉っぱに青い実がびっしり
ここ一面ブルーベリー畑 全部ブルーベリー 全部ワタシのだー みたいな。。。
少し味見をしてみた。いい香りでとても美味しかった。
塩見が大きい ワタシの蝙蝠も近い 笊が近づいてくる。
静かでカラフルで穏やかな稜線であった。
足が止まってばかり。 なんと素晴らしいところだろう。
ここで会ったのは2人のみ。
反対側から来た男性から樹林帯のとりつきがわかりにくいと教えてもらった。
こちら側からだと自然に樹林帯に入ったが、反対からだとわかりにくいのだろう。
煩い樹林帯でザックをひっかけながら笹山に到着。
まさかこんなところから笹山に登頂するとは思っていなかった。
今までフラれ続けたこの山域 ようやく暖かく迎えてくれた。
じつはこの日 誕生日を迎えたワタシ。
これ以上ないような素晴らしいプレゼントを山からもらってしまった。
もったいないほどのプレゼント 一生大事にするよ。
笹山付近でビバークを考慮していたが、時間は12時
下山できると判断し、笹山ダイレクト尾根にて奈良田に下っていく。
ヨロヨロになりながらも 怪我もなく 元気に真っ赤に日焼けして下山。
もうすぐこの旅が終わる。 今まで行けなかった山域を歩けた喜びや充実感
それとともに一抹の寂しさを感じるのであった。
comちゃん、こんばんは。
ほんとに久しぶりのヤマレコupでビックリしました
北岳〜笹山という長い道のりをテントを背負って良く頑張りましたね!
これも普段から毎週山を歩いている脚力と○○で鍛えた精神力と足腰のおかげなのでしょうね
写真を拝見すると、好天のもとで素晴らしい景色を眺めながらの天空ハイクだったようですね そして念願の笹山おめでとうございます
僕も少し離れた山からそちらの天候は良く見えていましたので、晴天で安心していました
きっとcomちゃんにとって山での充実した時間は幸せな時間なのでしょうね...。
kaikaireiさん。 ありがとうございます
kaikaireiさんにはここに行こうと思っていることを先日お話ししましたっけ。
あの後無い知恵を絞り、いっぱい考えて決行しました
初日に農鳥に入れるかどうかが鍵でした。
そうそうついに この○○で鍛えたこの強靭な足腰の出番。。。
って。。。 ワタクシ虚弱体質ですのよっ
天気に恵まれ、人に恵まれ、人に何かを恵んでもらい
こうやっていい幸せな時間を過ごさせていただきました。
色んな事に感謝した誕生日でした
お誕生日おめでとうございます
なんか、最近のこむ姐さんスゴイことになってます。
軽装なら日帰り周回もできそうな勢いですね。
そして、いつも良い出会いに恵まれますね。
今回は行きずりおじさん(笑)とノートリ親父
楽しそうに歩いているからなのでしょうか。。
inaminさん。 ありがとうございます。
いやいや皆様の変態具合からしたら、私なんてハナクソみたいなものですよ
ずっと温めていたところに行けて すごーく嬉しいです。
またぜひ行きたい場所です。
いつも いろんな方によくしていただきます。
お腹 すいてそうに見えるのかな? いつも何かゴチになってます(笑)
知らないおじさんについて行ってはいけないよと 昔教わりましたが
たまにはついていってみるものですね
誕生日おめでとうございます!
そして、素晴らしい山行記をプレゼントしていただきました(笑
トオルさん、このコース!やりたいです!
ittaさん ありがとうございます。
きっとね、ittaさんここ行きたいんじゃなかなと思ってました
ワタシはいつか池の沢池も行ってみたいなぁって欲が出てきて
困っちゃいますね ジャイアンで。
comちゃんのレコ!!
これはかなりレア ですね。
途中までは意気投合のおじさんと一緒だったといっても、
今回の核心部はソロ!イヤお見事
やっぱアレですかねw
紅葉の時期はやっぱり山の色が違うんですね。
樹林帯にあっさり入れたとは、ビックリでした。
飲みつつたっぷり聞かせて頂きとうございます
yamayoさん
スペシャリストな方たちのレコが多いこの界隈では
かなりノーマルなタイプのですよ
大門沢から先はすこし心細かったけど、
なにしろいい天気で 最高に気持ちがいい稜線を独り占め
ブルーベリーも独り占めで(笑)とても楽しめました!
飲み会でお会いできるの楽しみにしてます!
ゆきずりのおじさんではなく、ふつうのおじさんです(笑)
レコ拝見させていただきました。テン泊のフル装備でかなりのコースタイムであんぐりさせていただきました。
自分は、逆ルートですが(+池山吊尾根)先日このルートを歩いてきました。やはり広河内岳から笹山までの世界は格別ですよね!? ルート的には不安要素も大きですが、天気さえ良ければ迷うことはないと感じました。このルートの素晴らしさを共感できる方がいらしてとても嬉しいです
そっか ブルーベリーをたくさん食べたからコースがよく見えたんですね
mi88nさん こんばんは。
はじめまして!
テン泊装備でどうでもいいもの削り 防寒とカロリー だけは盛大に盛っていきました。
軽量装備なので、このコースタイムでがんばりましたが、
重装備だったら到底不可能でした。
笹山から登るか 北岳から登るかで悩みました。
水をかつぐことを考えたり、ビバークにビビっているので 出た答えは農鳥小屋でした!
八本歯から池山尾根を見て いつか行ってみたいなぁと思いました。
広河内〜笹山 あそこは別天地ですね 本物の秘境です
秘密の場所にしましょう(笑)
この素晴らしさを共感できる方がいて、ワタシもとっても嬉しいです。
ブルーベリーも秘密です(笑)
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