双六岳
- GPS
- 33:19
- 距離
- 39.1km
- 登り
- 2,631m
- 下り
- 2,629m
コースタイム
- 山行
- 6:54
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 7:10
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
感想
前日深夜に新穂高着。装備はカメラや水を含めて17圓6:30スタート。緩やかな林道を暫く上ったのちにガレ場の登りをひたすら進む。この辺りで周りの山腹の紅葉が綺麗。鏡平に近づくにつれて良い色づき具合。
鏡平に出ると槍・穂高の稜線が現れ、それが写る鏡池に到着。綺麗な鏡槍が撮れた。しばらく撮影してると雲で覆われてしまい、それ以降はなかなか槍の先端が見えなくなってしまったので時間ぎりぎりだった。(いつも昼頃にこうなるらしい) 鏡小屋周辺の紅葉も素晴らしく、ここでしばらく撮影。
弓折乗り越しを超えると今日の目的地の双六小屋が、奥に鷲羽岳を従えた姿で現れてかっこい。左右の双六岳と樅沢岳の紅葉した山肌に囲まれて良い眺め。でもこういう紅葉は写真にうまく取れないのでもどかしい。
双六テント場に幕営して14:50に完了。このままゆっくりしても良かったけど、翌朝に双六岳へ登ってから縦走で向かおうと思っていた三俣蓮華岳に今日のうちに行ってしまえば帰りが楽になると思い、巻き道コースに空荷で出発。が、思ったよりも険しい道で、このままでは日没までに帰ってこれないかもしれないと判断して途中撤退。三俣蓮華カールや鷲羽岳の紅葉が近くで見れたし良しとする。
戻り途中、槍の先端が山の隙間から見える。ということはあちら側の雲が晴れたわけなので、じゃぁ樅沢岳から「夕日に染まる槍」が見れるかもしれないと思い、反対側の樅沢岳に登り直し。本には簡単に行けるようなことが書いてあったが案外辛い。流石に疲労もかなりあるし。でも登ったら槍の展望が凄かった。しばらく待っていると狙った通り夕日に赤く染まる槍が雲海付きで見れた。苦労した甲斐があるもんだ。
薄暗くなったところで急いでテントへ戻り、食事して小屋で買った高級ビール(笑)を飲みながら星空撮影。月が山陰にあるのと薄雲があることで綺麗に撮れなかったけど、町中じゃこの天の川は撮れないね。こうして1日目は終了、21:00頃就寝。予想したほど冷え込まなくて楽だった。
2日目は4:00起床、5:00にテントを残して双六岳山頂へ。眼鏡を忘れて途中で引き返すロスがあって山頂での日の出には間に合わず。でも日の出の時点ではガスってたのでどのみち見れなかったけど。
日が出るとガスが晴れてきて、槍・穂高が雲の上に顔を出し始める絶景が。見えるものはみんな見える。噴火前の御嶽も。海のように穏やかな雲海ではなかったけど、こういった全面が空の上という感覚は初めてだった。大キレットから光が漏れだす様子とか、ほんとかっこいい。時折ガスがかかるが、誰かが「こういう時はブロッケンが出るかも」と言ってて、ほんとに出た。色々と初めてのものを見せてもらえた。
計画ではそのまま三俣蓮華岳まで行くつもりだったが、あまりの景色の良さと変化の楽しさで双六岳で長く過ごしてしまったために途中の中道から引き換えし。テントを撤収して帰路へ。夜が思ったほど冷え込まなかったので紅葉の進みが結局例年通りになってたようだけど、それでも昨日より紅葉が綺麗になったように見えた。
帰りの鏡平では槍先端がガスってて逆さ槍は見れず。ここらで昨晩攣った右足の大腿筋に力が入らなくなってきて、少しの上りを乗り越えるにも苦労することになってしまった。欲張って色々歩きすぎたなぁ、と思いながらゆっくり下る。林道になってからの4卍が長く感じた。
新穂高まで2勸未諒佞蠅如△修蹐修軼吐汎呂かなと機内モード解除したら「御嶽が噴火したけど大丈夫か」みたいなメールがいくつか。御嶽の紅葉もチェックしてたから、最近火山性地震で警戒レベル1になってたことは知ってたので、遂に噴き出たかーっと。前回の噴火みたいな、ちょろっと水蒸気が漏れ出した程度のものかと思ってたので大げさだなぁと思ってたら、温泉入ってTV見てびっくり。こりゃ大騒ぎするわけだ。帰りは下呂の方を通って帰ろうと思ってたけど、念のために回避して往路と同じ東海北陸道から。
そんな感じで、苦労した甲斐のある山行でした。次はもっと奥地まで行きたいね。
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