黒部源流2DAYS(鷲羽・黒部五郎)
- GPS
- 32:00
- 距離
- 49.5km
- 登り
- 3,895m
- 下り
- 3,896m
コースタイム
- 山行
- 10:00
- 休憩
- 1:20
- 合計
- 11:20
- 山行
- 11:15
- 休憩
- 0:55
- 合計
- 12:10
天候 | 二日間とも快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
・市営新穂高第3駐車場(深山荘駐車場ではない)が登山者用無料駐車場となります。 ・新穂高センター(駐車場から約5分)にWC・登山ポストあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◼︎新穂高温泉〜小池新道入口 ・ひたすら林道歩き。 ・笠新道入口とわさび平小屋に水場あり。 ◼︎小池新道入口〜鏡平 ・樹林帯+部分的に岩ゴロゴロ。 ・沢筋を数ヶ所渡ります。台風や長雨直後の増水に注意。 ◼︎鏡平〜双六小屋 ・日の当たらない場所は積雪あり。朝晩の凍結にも注意。 ◼︎双六小屋〜三俣山荘 ・双六岳経由の稜線ルート、中道ルート、巻道ルートの3本。 ・危険箇所はないが、アップダウンあり。 ◼︎三俣山荘〜黒部五郎 ・三俣蓮華岳分岐までは緩やかな登り。 ・分岐から黒部五郎小舎までは標高差330mほど下ります(帰路は登り返し)。 ・黒部五郎小舎は、2014年は9/30で営業期間終了。 ・小舎から山頂までは、稜線ルート・カールルートの2本。 |
その他周辺情報 | 平湯温泉 ひらゆの森 |
写真
装備
備考 | 黒部五郎小舎が営業期間終了していたため、三俣山荘から双六小屋までWC等の拠点なし。 アップダウンが多いので、黒部五郎岳へのアタックは、サブザック等があると便利。 |
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感想
10/7・10/8で、黒部源流域へ行ってきました。
今夏にも、新穂高温泉から水晶岳・鷲羽岳・笠ヶ岳へ登りましたが、風雨とガスで展望ゼロ…。
おまけに一眼が出せず撮った携帯写真は水没で全データ消滅。
今回は、写真のリトライも兼ねてます(笑)
■一日目■
前日の東京は、昼過ぎから台風一過の快晴。
でも、高層天気図を見ると、冬型の気圧配置、かつ上空に寒気が!
夜中に新穂高温泉に着いた時点で雨でしたので、上は冠雪間違いないと覚悟を決めて仮眠しました。
朝には雨も上がり、ここから約55kmの長旅開始です。
新穂高温泉から小池新道登山口までは、約90分の緩やかな林道歩き。
ブナ林が続きますが、紅葉はまだこれから。
途中の笠新道入口とわさび平小屋に水場があります。
小池新道登山口から本格的な登山開始。
樹林帯と部分的に岩ゴロゴロの登山道ですが、しっかり整備されてます。
沢筋を数回渡りますので、増水時注意ですね。
樹林帯の中腹ぐらいまでが紅葉してましたが、台風でかなり葉が落ちた様子。
高度を上げると、合間から槍ヶ岳が見えましたが、穂先は真っ白!
やっぱり降ったんですね(^^;)
鏡平は、晴れてれば槍・穂高連峰の絶好の展望地!
たぶん一番乗りだったと思いますが、人もおらず、夢中でシャッター切りました(笑)
鏡平山荘を出て、弓折分岐手前で下山してくる方と遭遇。
鷲羽方面の積雪状況を聞くと、3〜5cmでほぼ影響はないが、日の当たらない斜面や岩場は朝晩凍るので注意とのこと。
リアルタイムな情報は助かりますね(^^♪
双六山荘で昼食を取っていると、何名かの方が上がってこられました。
三俣でテント泊の方が多いですね。
今夏は70L満載のテント泊装備で挑み、風雨で結局小屋泊へ変更という、ただの苦行でしかなかったので(笑)、来年こそはテント泊リトライを誓います。
双六小屋からは、巻道ルートを選択。
とにかく眺望が素晴らしく、夏はキツく感じたアップダウンも、それほど辛くない。
帰路で必ず通るので、三俣蓮華岳はパスしようかと思ってましたが、時間があるので山頂にも上がってみました。
山頂は360度の大パノラマ!
槍穂・笠・乗鞍・御嶽・白山・黒部五郎・薬師・水晶・鷲羽と、名峰のオンパレード♪
とくに、冠雪した薬師と、ここから一旦下がって天に貫く鷲羽岳の稜線がすごく美しかったです!
三俣山荘へ着き、夕飯まで時間があるので、鷲羽岳山頂へピストンすることに。
寝不足だった上に、雲一つない快晴の中の長距離歩行だったこともあり、この急登がかなり辛かった(*_*;
でも、山頂からの眺めはやはり気持ちがよかったですね!
危険個所はほとんどありませんが、岩やガレ・ザレ続きで滑りやすいので、注意ですね。
念のため、下りはヘルメット着用しました。
この日は三俣山荘さんのお世話に。
夕食に戴いたシビエシチューは、生態系保全や環境保護へ向けた三俣山荘さんの取り組みだそうで、農業・林業・高山植物等への被害をくい止めるために駆除されたシカの食肉利用が1割しかない現状に対し、できれば10割食べた方がいいというのがご主人のお考えだそうです。
三俣山荘HPに詳しく書かれてますので、ぜひご覧になってください。
http://kumonodaira.net/tokushu/gibierstew.html
■二日目■
長丁場になるので、早出したかったんですが、朝食時間の関係で計画より1時間30分遅れでスタート。
日没も早くなっており、急ぎたいところでしたが、小池新道登山口まで下りてしまえば林道歩きなので、ヘッドランプで何とかなると思い、マイペースを貫くことに。
三俣蓮華岳分岐までは、緩やかな登り基調。
稜線へ出てしばらく緩やかな下りをいくと、330mほど一気に下り、黒部五郎小舎到着。
黒部五郎岳へ登るなら、ここを起点にすると楽ですが、2014年は、9/30で営業終了してることはリサーチ済でしたので、長丁場へ体力温存するために、ここでサブザックに切り替え、山頂を目指します。
山頂へは、稜線ルートとカールルートがあります。
稜線ルートは、標準CTで往復5時間ですが、風の影響を受けます。
カールルートは、標準CTで往復4時間10分ですが、ガス発生時は道迷いしやすいです。
今回は最短ルートのカール側を選択。
とにかく壮大な景観で、近づくほどに迫力を増してきます。
最後の取り付きと稜線から山頂までは、ガレ・ザレの急登ですが、ゆっくり行けば問題なし。
山頂は、360度の大パノラマです!
写真もそこそこに、黒部五郎小舎へ引き返す途中で、数名の登山者とすれ違い、会話を交わしました。
皆さん、私と同じ単独行(笑)
静かに山と向き合える山域なんですね、ここは♪
小舎から三俣蓮華岳へは、標高差500mの登り返しです(*_*;
まぁ、帰るためには、登るしかないんですけどね(笑)
今回二度目の山頂は、相変わらず眺望が最高でした。
三俣蓮華岳から双六小屋までは、中道ルートを選択。
槍方面の展望も最高で、巻道ルートよりはるかに歩きやすかったです(笑)
双六小屋では、このとき既に14:00で残り約15km。
当初予定より45分ほど遅れてますが、出発が1時間遅れでしたので、かなり巻き返してますね。
食べないと動けないので、小屋のカレーを掻き込み、ネクターを飲み干して、充電完了♪
14:15、ここからギア入れ替えて、一気に下山します。
小池新道登山口には、17:00に到着。
割と岩場も安定しており、スイスイ下りることができました。
ここから新穂高温泉までは、約6kmの林道歩き。
途中で日没を迎えましたが、何とかヘッドランプなしで帰還できました!
黒部源流山行おつかれさまでした!!
今回は天候に恵まれて何よりでしたね。
一眼出せないツラさ、わかります・・・。
鏡平から先の展望は何とも言えませんよね。
私も来年、三俣テン泊しに行こうと思ってます!
でも・・・最後の林道がなぜかツライのは私だけでしょうか??^^;
mont_yukiさん、こんばんは!
コメントありがとうございます
同じコースを辿ったはずなのに、今夏の大荒れ山行とは極端に異なる快適さに、少し申し訳なく思ったりしますね(笑)
ほんとに、山の印象は、登ったそのときどきで変わるんだなと実感してます
そうなんです!
あの最後の林道の辛さ!!(笑)
特に夏は、笠新道の急坂+70Lザックでしたので、砂利が足裏に響いて厳しかったです(^^;)
私も、薬師岳を残したので、雲ノ平にテント張って、ゆっくり山行を楽しみたいです♪\(^o^)/
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