乗鞍岳(ツアーコース)タイムアウト
- GPS
- 06:00
- 距離
- 10.0km
- 登り
- 703m
- 下り
- 1,216m
コースタイム
- 山行
- 5:33
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 6:41
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
新島々→乗鞍スキー場 リフト3本乗継、かもしかリフト最上部へ |
コース状況/ 危険箇所等 |
新雪あり、スノーシュー推奨だが急登急坂はアイゼンのほうがいい。だがツボ足になって疲労困憊する、頻繁に履き変え推奨だが難しいでしょう。ワカンはボコボコにされたゲレンデには有利かも。 |
写真
感想
今期最後の雪山は3000メートル級でも容易で、夏道はいけないが冬はスキー場のリフト利用で上部まで行ける乗鞍岳を計画。それでも夏と比べてかなりの高低差を登ることになるが、
なのでやはり時間的余裕が欲しい。周辺の位ヶ原山荘が営業しており、泊まって朝早く出立してアタックしようと予約フォームから予約したのだが、
あいにく予約日は下山日で休みとのこと、さてどうするか、松本駅前泊の新島々駅始発バスならギリギリいけそうかも、最終バスが18時22分と山のバス停にしてみたら遅くまであるので行けるかもと考えたのだが。
当日はリフト上部でいろいろ準備、出発は写真の記録では10時16分。例によって低体温症を怖れて厚着。だが登りは汗かいてたまらず、すぐに脱ぐ。全くいつになったら学習するのか。おまけにスノーシューでの突破を試みたが急登では爪が甘く、アイゼンに履き変える。これでかなりの時間をロスした。
トレースはあるが完全ではないのでやはりツボ足になり、急登では体力を消耗する。また、いろいろ備えたザックが重いのも問題。新調したワカンも試したく持参。スノーシューも含めてデッドウエイトありすぎ。
全くこれもいつになったら同じこと繰り返すのかと。なんとかせんと。
とにかく登りと雪に足とられて難儀する。立ち止まり多すぎ、先行者は数えるほど、一切追い抜きどころか肩の小屋見上げるようになるまでみかけなかった。
位ヶ原山荘分岐にようやく到着。ここからトラバースするように50分かかるとのこと。直線上の途中にある山小屋じゃないから総合距離少なくしたいと思ったらやめた方がいい。だが朝早く立てるので時間にはかなり余裕ができる。そう思ったが、
普段は積極的には山小屋泊まりはしないがやむを得ないと判断して予約した時に限って休みなんだな。ここに泊まれば全てうまく行ったかも。
さて位ヶ原山荘分岐からはさらにまた登る登る。ツボ足になるところもあり、足を取られる。ついにアイゼンにワカンのダブル装着。いや急坂が終わればスノーシューのがよかったかも。
位ヶ原あたりはひらけてて視界不良時は方向わからずリングワンダリングになるらしい。このあたりで風が強くなる。トレースが消える。ご注意を。わずかな木々の間に幕営してる人がいた。
夏道のバス停のトイレ小屋は見えていてはいるものの歩いて向かってその到着が長かったこと。ワカンでも時折ツボ足に。摩利支天に登り降りしてる人が多くいた。はるかバリルートっぽいところを歩いているパーティも。どうやって登るつもりだったんだろう。
さて時間は14時になりそうに。こればだめだ、15時までに剣ヶ峰到着から下山に入れば18時22分のバスに間に合うと考えたが未だ肩の小屋にも到着していない。もはや撤退が頭をよぎる。なんとか荷物をデポしてほぼ空身で剣ヶ峰を往復することも考えたが、試しに肩の小屋まで空身に近い状態で向かう。
だがこりゃだめだ、肩の小屋までは急登で疲労困憊の身には難儀する。もはや荷物の重さではない。登り切って肩の小屋が見えて少し歩いたところで撤退を決断。
もし肩の小屋が避難小屋として利用できれば、寝袋こそないがツエルト、着替えから防寒着、食料、ガス、カイロまであるので利用したかも。
帰りはリフト利用できないからその分も加味して下山は頂上から3時間としたが、肩の小屋から剣ヶ峰往復には早くて2時間。実際はもっとかかるでしょう。16時〜17時あたりでの下山開始ではバスに間に合わない。
あー撤退撤退。夏場は最も簡単な3000メートル級と言われた山で撤退です。冬季では難易度が違いますが。意図的にのんびりしたつもりもないが、最終バスが18時過ぎなのでいくらなんでも余裕だろうと考えたのが甘かった。
まあしょうがない。デポしたトイレ小屋に戻り小休止。体力はともかく時間が足りないのはやむを得ない。時間さえあればまだ余力はあった。タクシー呼んでもいいとしても下山途中暗くもなってきます。ゲレンデは暗くても歩けるとは思うが。いろいろ考えたが改めて出直すことに、撤退です。
これは数年前の安達太良山以来。しかし安達太良山は最頂上にいけなかったというものであり、記録上は頂上に立ってます。しかもこんな肩の小屋にもわずかな距離で到達できない体たらく、何のために登ったのか、雪山はこんなことはよくあることでしょうけど、快晴なだけに、なんでこんなことに感が拭えない。こんなのレコにも乗せるのも恥ずかしいくらい。まあ雪山ということもあり、雪で難儀、ペース配分など間違えるとこんなことになるとか戒めになれば幸甚ですけど。
さてアイゼンにワカンのダブルのまま下山します。安達太良山ではダブルで相当はやく降りた記憶が。復路は急坂も往路より道が荒れているので以外と難儀した。こんな急坂登って来たのか関心したほど。かもしかリフト上部到着まで結構時間かかった。
かもしかリフトからはゲレンデを。ゲレンデは気温が低くなったのか圧雪がさらに固くなっているところもあり、そのままワカンで降りる。スキー場の係員がうるさくて、登山者は迂回して下さい、とかもうほぼ営業終了で誰もいないだろうって。
誰もいないゲレンデをひたすら下る。ところどころ急坂なところもあったが休憩もせず突破。17時ちょうどチケット売り場まで戻りました。無事下山。
ああ18時22分までバス待つことになるけど。ろくに食事もしてないのでお湯沸かしてカップヌードルリフィルとお茶でも飲んでゆっくりと。こういう時に限ってバス停に小屋みたいなんがない。ベンチだけ。まあないよかまし。防寒着を着れば寒くはなく、ガスつけてちょっと暖まってました。10分ほど前にバス到着。
新島々から松本へそれからあずさでのんびり帰りました。今回残念な結果になりましたが損したのは費用だけでそれなりの経験もしたのでよしとしましょう。リベンジは必ず果たしたいですが。
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