行ってきました 桂小場から将棊頭山
- GPS
- 32:00
- 距離
- 17.4km
- 登り
- 1,698m
- 下り
- 1,695m
コースタイム
2日目 6:45西駒山荘―7:00将棊ノ頭―7:24西駒山荘7:30―7:55分水嶺―8:15行者岩―8:50胸突の頭―9:26やっとこ平9:45―10:08大樽避難小屋―10:32馬返し―10:53馬返し―11:34ぶどうの泉―11:52登山口―12:04駐車場
天候 | 1日目 晴れ 2ち目 天気予報がはずれ晴れ ラッキーでした。 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
ナビを適当に合わせ、南箕輪村を走っていると、「桂小場登山口」の案内を発見。うまい具合に駐車地まで行くことが出来ました。 桂小場登山口の手前で橋梁工事中、その為通行止めとなっていて暫く林道歩きです。通行止めゲートの手前に、十数台停めることが出来る駐車スペースがあります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
駐車スペースから15分ほど林道を歩き、桂小場登山口に着きます。東屋がありますが、トイレはありません。 登山口から長〜いジグザグ道、緩やかな登りです。つい、林道歩きと同じようなペースで登ってしまいますがこれが失敗、後半ヨレヨレになってしまいました。。 「ぶどうの泉」、「野田場」と水場があります。 「馬返し」まで同じようなダラダラ道が続き、一旦下って権兵衛峠への分岐、そして奈良井宿方面への「白川分岐」、「伊奈中学校の落雷現場碑」、「奈良井川の源流 茶臼山行者岩の展望」と続き、大樽避難小屋に到着します。ここまででもうヨレヨレ、小屋で昼食を摂ります。 小屋を発ち、暫くすると「胸突八丁」が始まりますが、名前程のものではありません。小さな梯子がある程度で、ロープや鎖といったものはありませんが、でも、すでにヨレヨレの身には堪えます。「信大ルート」の分岐を過ぎ、「六合目」。おそらくここが「やっとこ平」でしょう、丸太のベンチに座り込み、ひと休みです。 「津島神社」、こんな所に神社? それらしき建物はなく、大岩を神社に見立てているようです。さらに20分ほどゼイゼイ、樹間から将棊頭山が見えました。西駒山荘も見え、少し元気が出ますが、身体は着いて行きません。「胸突八丁」、舐めたらいきません。フラフラになってやっとのことで「胸突の頭」に登りつきました。 行者岩への分岐を過ぎ、稜線に登りつくとパッと展望が開けます。正面に噴煙たなびく御嶽山、右手に行者岩、左手に木曽駒ヶ岳、雄大な景色に圧倒されます。 西駒山荘への夏道を分け、将棊頭山への冬道を進みます。小さな赤テープを探しながら、ハイマツと岩道の繰り返しです。ハイマツの中の狭い道、足元に気を付けながら進みます。将棊頭山頂直前のハイマツ、枝が左右から覆いかぶさり行く手を阻みます。ハイマツ右手の岩道を辿る事をお勧めします。ほうほうの態で将棊頭山頂上に登り着きました。 あとは少し下って、本日お世話になる西駒山荘に到着しました。 翌日、「将棊ノ頭(ややこしいですが将棊頭山ではありません)」と「行者岩」に寄りましたが、いずれへの道も問題はありませんでした。 概して危険な個所は無く、判りやすい登山道ですが、将棊頭山への広い稜線はガスの時は要注意と思われました。 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉の早太郎温泉「こまゆき荘」、アルカリ性のぬるぬる、気持ちの良い湯でした。なによりすいているのが良い。 |
写真
感想
1ヶ月前、ロープウェイから将棊頭山に登った時、ヒトヒトヒトで菅の台のバス停で2時間待ち、ロープウェイも2時間待ち、千畳敷に着いたときはグッタリしていました。今度来る時は桂小場から登りたいと思いました。西駒山荘が体育の日で小屋閉めとなると云うので、その前々日に登ることにしました。台風が沖縄辺りにやって来ていますが、ここら辺りはまだ大丈夫です。
桂小場からの長〜い、緩やかな、歩きやすい踏み固められた道、これが曲者でした。柄にもなくほぼコースタイムで歩き、胸突八丁に着くまでにヘロヘロになってしまいました。その後の胸突八丁はガクンとペースが落ちます。今日は西駒山荘泊まりですので、ゆっくり登っても大丈夫と言い聞かせながらヨレヨレと登ります。芍薬甘草蕩を二袋飲みますが、腓腹筋がぴくぴく。
胸突の頭から楽な道となり、しばらくして稜線に登りつくと大展望が待っていました。御嶽山の噴煙が心を痛めます。頂上に巨石が重なる行者岩が見えます。しばし展望を楽しんだ後、将棊頭山に向かいます。1ヶ月前、ロープウェイから来て西側から登った将棊頭山は、登った感じがしない程の山でしたが、今日は違います。ひいこら、ヒイコラ、同じ山とは思えません。ハイマツの中の歩きにくい細い道、登りついた将棊頭山、今日は余りあるほどの達成感がありました。同じ山でもこんなに違うもんなのですね。
西駒山荘は今夏建て替えらたばかりでピカピカ。以前は信州大学の学生さんが交代で小屋番をしていたそうですが、希望者もいなくなり15年前から今の宮下拓也さんがひとりで小屋番をされています。やはり信州大学農学部の出身で、小屋を閉めたあとは杜氏として伊那でお酒造りをされている方です。「わたしは好きな仕事が出来て幸せですが、家族が大変です」と云っておられました。
前回は大勢の泊り客で3階(屋根裏部屋)に入れられましたが、今日は12人だけ、2階だけでも余裕です。名物「西駒んカレー」、やっぱ美味しかったです。夕焼けはいまいち、明日はご来光見えるかな?
翌朝、茜雲の下、南アルプスのシルエット。甲斐駒の横からご来光、これはすごい、感動もんです。ピカリと光った粒が、みるみる大きくなり、今日一日の始まりです。思わず手を合わせました。
朝食後、宮下さんお勧めの「将棊の頭」から伊那谷を見下ろし、その向こうには南アルプス全山、八ヶ岳、蓼科山、美ヶ原と続いています。御嶽、乗鞍、笠ヶ岳、穂高連峰、槍ヶ岳、常念山脈、そして遠く白馬の山並みも見えます。
下りは夏道を使います。これまた宮下さんお勧めのポイント、行者岩に登ります。巨岩重なる行者岩、将棊ノ頭に負けない大展望が待っています。二つのお勧めポイント、簡単に寄ることが出来ますのでお得です。
あんなに辛かった登りですが、下りは快調。長〜いダラダラ道も、下る分には申し分ありませんでした。
標高差1500mもあると知っていたら登らなかったかもしれません。しんどかったけど、終わってみれば静かな中央アルプスを堪能する事が出来ました。台風近づく中、余韻に浸っています。
コメント
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私もみたいなあ〜
ロープウェイの方から連れてってください
並びます…(^^;;
ロープウェイから木曽駒ヶ岳までなら行けると思います。
いつでも連れて行ってあげますよ。
はじめましてonisan、shige1966ともうします。
私の木曽駒レコを覗いて頂いたみたいなので、気になってonisanのレコを拝見させていただきました。
何より69歳、腰にトラブルがあって…すごいですね。私もヘルニア、ぎっくり腰に悩まされながらコルセット装着して登山してます。幸い慢性の痛みはないのですが、起こしたら最後、半日は身動きできませんのでヒヤヒヤものです(山行中は忘れてますが)。
私は御嶽山の予定を噴火の為、急遽木曽駒に変更したので、将棊頭山と将棊ノ頭があるなんて知りませんでした。せっかく行ったのにもったいないことしました。
私もonisanのように腰痛と付き合いながら長く登山を楽しんでいきたいと思います。
また拝見させていただきます。
shige1966さん、コメント頂き有難うございます。
コルセットを装着しながら山登りをされている仲間がいることにビックリです。
わたしにとってコルセットは無くてはならない友達のようなものです。
これからも長い付き合いとなるでしょう・
どこかの山でお会いできることを期待しています。その時はゆっくり山の話しをしたいですね。
お互い、腰に気を付けて山登りを楽しみましょう。
こんばんは。
私も9/27に西駒荘に泊まりましたよ。
桂小場からの登りは本当にキツイですね。
駒荘からの下りは流石に飽きてしまいますね。
御嶽山の件がなければ私も紅葉に染まる稜線や行者岩の
登頂記録をアップしたのですが心痛みます。
コメ頂き有難うございました。
将棊山、結構きつい山でしたが、走っていられる方もありました。
わたしは帰ってから暫く下肢の脹れが続きました。
いつまで山登り出来るのか判りませんが、徐々に衰えを感じます。
朝焼けのショット、なんてきれい。
ロープウェイから木曽駒ケ岳、連れて下さい(笑)
新築ピカピカの西駒山荘も素敵。
12人とは奇跡的な。閉める間際だったからでしょうか?
来年のこの頃、また行きませんかー?(笑)
いつでも連れて行ってあげるよ。
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