雪山講習・南八ヶ岳_硫黄岳〜横岳縦走〜地蔵尾根周回
- GPS
- 13:18
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 1,603m
- 下り
- 1,597m
コースタイム
- 山行
- 2:35
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 2:53
- 山行
- 7:46
- 休憩
- 2:33
- 合計
- 10:19
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車
|
写真
感想
東京に戻ってきて登る山に悩む今日この頃、スキルアップのため好日山荘登山学校の雪山経験者向け実技講習。南八ヶ岳の主峰・赤岳から横岳〜硫黄岳縦走の予定で、土曜日に美濃戸口から赤岳鉱泉で泊の計画。
ガイドは次の2名
・国際山岳ガイド 山下勝弘氏
http://guideyamashita.sakura.ne.jp/about.html
・好日山荘登山学校長 登山ガイドステージⅡ 田中敦氏
https://www.kojitusanso.jp/school/guide/
国際山岳ガイドは、国内に約3000人いる登山ガイドの中で30人しかいない精鋭で取得に5年以上かかる狭き門(アドベンチャー魂番組調べ)だとのこと。山下ガイドははっきりとしかし丁寧に助言してくれる。また、田中ガイドは、好日山荘登山学校の机上講習で何度か受講したとてもわかりやすい説明で親切なガイドさんで、この2人で男性4名、女性2名をガイドしてくれる。
金曜夜からかなりの降雪、しかも美濃戸口はまだみぞれまじりで赤岳鉱泉まででしっかり濡れる。夕方までにやんだものの、ノートレースに。日曜は好天の予報。
昨シーズンの残雪期、この週末のように降雪から好天になった日に、八ヶ岳の主峰・赤岳への文三郎道で雪崩が起き1名が完全埋没、亡くなっていることもあり、ガイドさんが計画を逆回り、硫黄岳から横岳、そして赤岳(下りは地蔵尾根)に変更。
日曜は4時起き、5時20分出発、硫黄岳へのルートは樹林帯はトレースが残るものの、森林限界を超えると朝日がでてきた。先行トレースが1人。硫黄岳(2,760m)まで2時間とこのコンディションでコースタイム。硫黄岳過ぎの急登で先行者を抜くとノートレースに。山下ガイドと田中ガイドが交代で先頭ラッセルしてくれて、受講生が続く。
そこから横岳(2,830m)〜地蔵ノ頭までは、急なトラバースやカニの横ばい雪山版のようなノートレースが続き、ガイドさん1名が受講生(女性1、男性2)をアンザイレンするが、自分では絶対に行けない(行かない)ピッケルを打ち込み(スピッツェ=石突ではなく、一番尖っているピック部分)、アイゼンの前爪を蹴り込まないと滑落するレベルの斜面。ここで大きく時間がかかり、残念ながら最後に回した赤岳には登らず地蔵尾根を下って、行者小屋〜赤岳鉱泉経由で最後の罰ゲームのような美濃戸〜美濃戸口をトボトボ歩いて八ヶ岳山荘まで戻ってきた。
今回、参加して、、、
・山下ガイドの登りはゆっくり一歩一歩確実に仙人のように歩いているように見えるが荷重移動がスムーズで速い(仙人が歩いているのをみたことないけど…)
・荷物を取捨選択してもっと軽く、そして余計なものをぶら下げない
・早朝の支度に時間がなかりスタートが遅れた(苦手です。みなさん、ごめんなさい)
・アイゼン、ハーネス(今回初めて使った)などのチェックもしてもらった
・その他、いろいろ(フーディ欲しい)
土曜日、赤岳鉱泉到着後、降雪のため雪上技術講習ができなくなってしまったり、ルートの変更で最終的に赤岳に登れなかったり残念な部分があったが、一方でノートレースでのトラバースや急坂の取り付きなど、自分では怖くて経験できないことができたのが収穫で、とても充実した講習だった。
コース定数はヤマケイのヤマタイムで16+29
ガイドの先生方、受講者のみなさん、充実した講習でした。ありがとうございました。
画像に不都合があればDMでお知らせください(画像共有も)
反省のため追記
・今回、雪山靴のインソールを入れ忘れた。前回使って外して乾燥させていた。1日目の山行時間が短く2日目は好天だったので、足裏への感じが硬く感じたくらいで済んだが、寒い日なら致命傷。
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