台風前の大快晴!立山縦走・剱岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 19.8km
- 登り
- 2,093m
- 下り
- 2,088m
コースタイム
- 山行
- 6:58
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 8:05
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 2:45
- 合計
- 9:55
天候 | 2日共に快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
6:30扇沢始発 7:55室堂着 10/12 16:00室堂発 17:21扇沢着 |
コース状況/ 危険箇所等 |
一週間ほど前に降った雪は、北面のくぼみに少し残ってましたが、登山道にはほとんど残ってませんでした。 立山縦走は、特に危険な箇所なし。 剱岳は、鎖・杭・ハシゴおよび急坂のオンパレード 体力と技術も必要です。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
台風19号が迫ってくる!
週末の天気はどうなるんやろ!
大荒れなら中止だし、天気悪くなさそうなとこも計画しつつ、いよいよ週末を迎えました。
最大級の台風は、予想より北上が遅れ、土日は天気悪くないと判断し、決行しました。もちろん、今回はやめときますという意見やその他もろもろも考慮して決めました。
それに雪の状態もかなり不安。
剱岳は雪があったら中止のつもりで、またエスケープルートもきちんと設定し、とにかく無理はしないで行こうを合言葉にいざ出発。
長くなりましたが、行き先は、岩と雪の殿堂、剱岳です(^^)
テント泊なので、初日の剱岳へのアタックは無理と判断し、土曜日は室堂からぐるっと立山を縦走して剣沢まで。
日曜日に剱岳にアタックして、剣沢に戻って来てテント撤収して室堂まで戻るっていう計画です。
一泊にしてはかなり欲張りな計画ですが、立山は、後述の理由で"庭"的な感覚があり、行けると判断しました。
理由というのは、学生の頃、夏休みに室堂に泊まり込みで、国立公園パトロールの腕章をつけて、実質はゴミ拾いするというアルバイトを何年かしてまして、室堂周辺だけでなく、大日岳や剱岳、黒部渓谷も歩き回っていたので、地形や距離感覚がわかっているということなのです。
剱岳も、水筒とおにぎりだけを持って、地図もなしで、行ってきて!って言われて行った感じ。もちろん室堂からの日帰り。靴は布のコンバースでした。
この思い出は、25年前のことなんですが、いやはや、ざっくり大らかな時代でしたね。
その頃は、山にそんなに興味があるわけでもなく、1000m超えの山なんて登ったことない人でしたが、バイトでは、立山を縦横無尽に走り回ってました(^^)v
で、25年ぶりに戻ってくることになり、思っていた距離感覚が実際と全然違うことに、何度も驚愕させられることになりました(^^)
前置き長くなりましたね(>_<)
千葉を、金曜日の23時に出て、扇沢には、4時前に着きました。
無料駐車場の1段目はほぼ一杯。残り数台のところで止めることができました。
扇沢からのトロバスは6:30の始発便に乗れました。
黒部ダムに着いたら、さっと立山の方を見て、雪が消えてることと青空を確認。めっちゃいい天気やん、と言いながらケーブルカー乗り場に急ぎます。
ここで、ケーブルカーの始発に乗れれば、その後のロープウェイもトロバスもスムーズに乗れるのだ(^^)
ということで、早足で歩いて整理券1番ゲット(^^)
ケーブルカーであがった黒部平の展望台でも大展望を見れました。
室堂には8時前に到着。
ここで水を補給し、いよいよ出発です。
遠くには、剱岳もみえてるし、もちろん立山三山もさえぎるものなくばっちり(^^)
だってだって、雲ひとつない風も微風な最高の秋晴れなんですもん(^^)v
バイト時代に寝起きした自然保護センターの建物もまだ残ってました。
で、山です。まずは、浄土山。
室堂からカツンとサクサク登れるイメージ(^^)でした。バイト時代は、昼休憩にちょっとのぼって昼寝してた思い出があったぐらい。
ところがどっこい、結構きつかった。途中には室堂山なるピークも展望台としてあったし。こんなとこなかった気がする。
浄土山の山頂には、富山大の立山研究所がちゃんとありました。建物は一新されてた。
ここからの龍王岳もちょろっと登るイメージだったけど、がっつり登らないといけませんでした。
でも、山頂からの景色は変わってなかったですね〜
昼寝岩もちゃんとありました(^^)
浄土山まで戻って、一の越まで降りていきます。目の前に雄山があるのにもったいない感じ。
一の越に着いたら、観光客いっぱいいました。
ここで、2枚履いてた靴下の5本指ソックスを脱ぎました。どうも両足の小指が当たって痛くて、左足のくるぶしも痛い。そんなに歩いてないのに痛いのはおかしいので脱いで様子を見ることにしました。
で、気合を入れて雄山に向かいます。
がれた道で急登で、不慣れな人も多いので、落石多発地帯なので気をつけてのぼります。
きつかったけど、距離はすぐなので乗り切りました。
雄山山頂では神社前で大勢の人が休憩されてました。
山頂の祠も無料で入れて(夏時期は祈祷料が必要)、無事にお参りもできました。
ここからの3000mの稜線歩きです〜
大汝山に向かう途中で、立ち往生している人たちに遭遇。
どうやら登山道に少しだけ残っている残雪が滑って怖いので、前にいけない模様。
すぐに追いついたので、立ち往生している方のそばまで行って、手と足の位置を教えて、手取りして、通過差し上げました(^^)
こんな箇所は、ここしかなかったと思うので、あとは大丈夫でしょう(^^)
で、大汝山に到着
春を背負っての舞台になったらしく、人も多めでした。すみません、映画も原作も読んでません。
富士の折立もサクッといけた感じ
思った以上にとんがった山で、気に入りました。
ここから見える別山や剱岳への山並みはいい感じでしたね。
次の真砂岳にはガツンと降りてまた登る感じ、そろそろ疲れてきてしんどくなってきました。
真砂岳で大休憩して、気分一新し、別山に向かいます。
別山へののぼりも岩岩してるとこもあって、きつかったです。でも本日最後ののぼりだ〜というとこでがんばれました(^^)
別山の北峰にも行き、真正面に見える剱岳の展望を堪能できました。
ここから見える剱岳はかっこいいねー
明日、25年ぶりにのぼってやるからな(^^)
足元には、今日の宿泊地である剣沢野営場も見えてました。テントはまばらな感じ。
3連休でこんなにいい天気やから本当はもっとっこんでるはずだけど、台風を考慮して、早々に中止した人が多かった模様ですね。台風の判断は難しい。
というわけで、別山をトボトボと降りてテン場に到着。16:00
剱岳が真正面に見える位置に、テント設営して、ごはんを食べて、赤くなっていく剱岳を見ながら寝てしまいました。
10/12
朝4時半に起床
月が明るいけど星も見えるので、少しだけ撮影。
剱岳アタックの準備をしつつ朝ごはんを食べます。
剱岳は、凍ってるかもしれないし、一番乗りする勇気はなかったので、どなたかが行くのを確認してから出発です。6:00発
剣山荘で一息入れて、一服剱まで一気にのぼります。
ここも、イメージではめっちゃ近かったんですが、実際は長かったです。
ここから前剱へのぼりを眺めて、剱岳に戻ってきたんだなあって実感。
前剱までの登りは夢中でした。
前剱に着いた頃には、ばてはじめてた感じ。
思いのほか気温が高くて、風も無風なので、体温が上がって、熱中症気味になってた感じ。
でも、剱岳への道は、緊張感もあるので、へこたれることはありませんでした。
有名な鎖場がどんどん出てきて、カニのたてばいも夢中で通過。怖い感じはほぼなかったですね〜
それに昔に比べて、整備が進んでいると感じました。
鎖も梯子も立派だった(^^)
最後はヘロヘロになりながら、剱岳山頂へ(^^)
雲やガスの全くない展望で、最高の景色でした。富士山まで見れたもん(^^)
そういえば25年前は山頂はガスでした。
ここで大休憩。
でもこの日は、次の日を考えて、室堂まで行ってバスに乗るつもりだったので、早めに切り上げて降り始めました。
下り基調とはいえ、結構きつい。
さらに気温も上がってくるので、しんどかった〜
岩陰で登山道にあった雪をかじりながら、冷やしつつ降りていきます。
なんと途中で水もなくなり始めたので、節制モードでおります。
前剱と一服剱の間が1番きつかったなあ〜
見えてる剣山荘がなかなか近づかんかった。
でも一歩一歩歩いてると、きちんと着きますね(^^)
剣山荘ではカルピスを一気飲み(^^)
うまかった〜
これで復活しました。
この後は、剣沢まで戻って、テント撤収し、一気に重くなったザックを背負って、剣御前小屋までのぼり、雷鳥沢までのながーい下りをもくもくと降りました。
16:00のバスに乗ろうを合言葉に歩き続け、雷鳥沢に着いた頃には、これなら行けるとおもったんだけど、みくりが池までの遊歩道のアップダウンがめちゃくちゃきつくてきつくて!
この山行で一番の核心部でしたね〜
15:55に室堂につき、無事にバスに乗れました。
今回の山行は、台風の影響もあったので、山行自体を中止することもかんがえたのですが、結果的には大成功でした。
25年ぶりというのもあったし、剱岳にものぼれたし、最高の山行でした。
大キレットに引き続き、ご一緒してくれた39taroさんにも感謝です。ありがとう。
やま、最高!!!(^^)v
剱岳といえば、数年前にたぶんはじめて好日山荘に行った時にお店の入口でDVDが流れていました。カニノタテバイ、ヨコバイを通過する人を見て、こんな場所があるんだなあとちょっぴりあこがれつつも自分がその地に立つことはないだろうなあとずっと思っていました。それが、7月に八峰キレットから生・剱岳をはじめて見て行ってみたいなあ行けるかなあという気持ちに。
台風の影響が気になりましたが、結果的にはまたしても大快晴でびっくりするくらいの晴天に恵まれてしまいました!
……本当に数年分のお天気運を使い果たしてしまったかもしれません(^^;;
剱岳、そこまでにいたる道のりも遠く遠く、そこから帰る道のりもまた遠く遠く、めちゃくちゃしんどかったです。
とはいえ、秋の気配が漂う大晴天の中、あこがれの剱岳を目指しつつ、少しずつ自力でも判明しはじめたまわりの山々を眺めつつ、はじめて訪れるピークを確認しつつ…ぼちぼちと歩くのはめっちゃしんどくてもだからこそ楽しい楽しい時間でしたo(^▽^)o
そうそう、剱岳からおりる途中であまりのしんどさに、先日の雪が融けずに残ってたものをかじりながら歩いてたんですが、これが美味しかった〜
飴を食べながら氷をかじるとまるでかき氷を食べてるかのようでした♫
Ryuさん今回もまたまたありがとう!
いつもお世話になりっぱなしのRyuさんと晴れの日を幾日もプレゼント🎁してくれたお天気に心からの感謝を(*^^*)
剱ってコンバースでも登れるもんなんですね
25年前は今よりずっと難しかったんですね。。。
今でも一般では最も難しいといわれてる剱岳なのに。
紅葉いいですね。今週大船山に紅葉見に行きます。今年は当たりだといいなあ。
剱おつかれさまでしたー!
周回で次は歩くぞ〜!
帰りの雷鳥沢から室堂までの地味な登りがきつかったです
鎖場楽しかったなぁぁ。
天気が凄くよくて最高でしたねー
荷物さえ軽けりゃ、なんだって登れるんですよね〜
ま、若さも必要かも(^^);
大船どうだった?
ヤマレコ楽しみにしてます(^^)
劔、行ってきたよ〜
25年ぶりでも、山は変わってなかったですね。
その代わり、人工物はほぼ全部変わってました。山小屋もくさりも祠さえも。
自然ってすごいよね(^^)
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