巻機山 米子沢滑走
- GPS
- 06:35
- 距離
- 14.0km
- 登り
- 1,509m
- 下り
- 1,505m
コースタイム
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
巻機山の登山口までの移動距離にビビってスタート時間を遅くした事が災いして、米子沢の滑走は時間が昼過ぎに成り重雪で修行と成ってしまった。
もともと18日の降雪は予定しておらず、19日の冷え込みでカチコチに凍った巻機山の雪が緩むのを期待してスタート時間を遅くする。登山口への移動に時間が掛かるので好都合な理由を勝手に求めていた結果が、悪い方へ転がってしまった。
米子沢を「こめこさわ」と読むのを初めて知ったwずっと「よなごさわ」って言ってた。
前日の午後6時に自宅を出発し巻機山登山口直近のセブンイレブン南魚沼早川店に到着したのは午後11時半近く。
車を駐車場の隅の邪魔に成りにくそうな場所に止め、セブンイレブンで小さな弁当と缶ビールを買って車の中で食べてからすぐに寝た。
翌朝は午前5時半に起床して、またセブンイレブンで朝ご飯を買って車内で食べ、出発準備を整えてから登山口へ向かう。
登山口近辺と思われる場所まで来ると路側に凄い車の列が出来ている。
これが人気の百名山の冬期登山口か〜?となかば呆れながらも隙間を見つけて車をねじ込んだ。
深夜に到着したらしいtooruohさんの車も既に止まっていた。
殆どの登山者が出発して行った後だったが、我々もなんとか7時半にはスタートが切れた。
先行者の踏み跡は明瞭すぎるほどあるが、途中の本ルートとショートカットの所でどちらに進むか迷う。
後続の方が「ショートカットを行こう」と聞こえる様に声を発して右手のルートに行ったので我々もそれに従って着いて行く。
急登を越えると米子沢を見下ろす展望の良い稜線に出た、どうやら5合目付近らしい。
真っ青な空には雲一つなくて、霞も無いお陰で遠くの山並みもはっきり見えて、こんなに良い登山日和は年に何回も無いね!という好日だ。
途中で雪にプローブを差し込んで深さを測ってる人が居た、なんでも今日4mの深さは有るらしいが、例年よりも2mほど浅いとか。恐るべし新潟県!
ニセ巻機山の本ルートの右手を巻きながら高度を上げる、シートラで本ルートを進むか板を履いたまま巻くかはお好みだろう。
この頃から足が前に出ない、辛く成って来た。
3月の上旬に患ったインフルエンザの影響かな?吐き出す呼吸を意識しながら大きく空気を取り込むが、酸素が体に回らない感じがする。
まるで流量制限を掛けられているかの様に空気が体に入らない感じ。
この感じは翌日の焼山、翌々日の乗鞍剣ヶ峰まで引きずって歩く事に成る(泣)
だらんとした山頂には何にもなかったが、関東圏からも近い百名山だけあって人は多い。
スキーヤーが一人滑走準備をしていたので、近くまで行って我々も滑走モードに切り替えながら少し話を聞いた。
どうやらその方も米子沢を滑るかどうかを迷っていたようだが、2人3人の滑走者を見て米子沢に行く決心が着いたようだった。
主体性の無い我々は、みんなが行くからと米子沢に行く事に決定、情けない山スキーヤーそれが我々二人。
南に開けた米子沢は、すでに日射の影響で雪がダダ重(笑)
何回も転びながら降りて行くだけの修行に、「ああ・・・帰りたい」と思った。
滝が出ている個所は、graveltrekは右岸を高巻きして、tooruohさんは左岸の水流際をギリギリで通過した。この人毎度危なすぎるw
滝を通過してからは地形が緩やかになるが、ストップ雪がひどくて泣きそうだった。
脚がパンパンに成りながらやっと車に帰り、長かった一日が終わった。
tooruohさん今日もありがとうございました。
三連休を利用してのスキー三昧、一発目はお初の巻機山。素晴らしいとの噂の米子沢を滑ろうという計画だ。百名山ということも有り、数多くの山スキーヤーやツボ足登山者が入山している。前日までの新雪で真っ白にお化粧した山々と青空が出迎えてくれる。遅めのスタートだが、景色を楽しみながら登ろう。
登り初めて最初の急斜面、井戸の壁、キツイとは聞いていたが雪質も良くて割とサクッとシールで五合目展望台付近に登り上げる。ここで目の前に現れた米子沢を見ると何ヶ所かにデブリが確認できる。うーん、これはどうかな〜?早くも滑り降りてきたボーダーに聞くとはパウダーが最高でした!と言っていたが、これは井戸尾根をピストンする方が良いかもと思い始める・・・とりあえず登りましょう。
中部地方に比べると低い森林限界、雄大な景色を楽しみながらニセ巻機山に到着。シールのまま巻機山とのコルに滑り降りて、少し登ると平坦な巻機山頂上に到着、山名標識は見当たらないが、山頂ケルンと思しき石のピラミッドで記念撮影。360度の大展望を楽しむ。初めて訪れたので山座同定が難しいが、谷川岳の岸壁が目を引く。いつも通っている奥美濃や白川郷とは違うスケール感に感動ひとしきり。遠くまで足を伸ばして来て良かった。
さてさて、米子沢に滑り込もうとしているスキーヤーがいたので、迷惑を省みず話を聞くと、まあ大丈夫だと思いますよ、との言葉を残して滑り降りていった。そうですか、悩んでいた我々も後へ続けと滑り込む(主体性がないな〜)。が、見た目は真っ白で良さそうだったが、お昼近くになっていたこともあり、もっさり雪で華麗にターンとはなかなか行かない。おっかなびっくり転びながらも米子沢を下降、心配していたデブリは割と簡単に通過できたので一安心。途中、滝が出てきて高巻く必要があったが、右岸は雪切れしていてヤブをツボで通過しなければならない(graveltrekさんはこちらを選択)。左岸はなんとか雪が繋がっているのでtooruohはこちらを選択、落ちたらヤバいなと思いながらもなんとか突破成功。しかし、こちらの雪はしばらくしたら無くなりそうだ。スキーで通過したいのならかなり上からトラバースする必要があるだろうが、できるのだろうか?
そこからはまあまあ快適に滑り降りれたような気がする(ちょっと記憶が・・・)林道に入ってからは良く滑る雪で駐車地まであっという間に滑り込んで無事下山。何はともあれ今日も最高に楽しかった、graveltrekさんありがとう。我々の旅は翌日に続く。
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