槍・穂高連峰縦走【ラストチャンスに賭けた山行】
- GPS
- 80:00
- 距離
- 36.1km
- 登り
- 3,131m
- 下り
- 3,122m
コースタイム
【2日目】西穂山荘3:51-6:26西穂高岳6:42-7:47間ノ岳-8:38天狗岳-9:10天狗のコル-11:03ジャンダルム-12:30奥穂高岳12:38-13:15穂高岳山荘-13:50涸沢岳-16:53北穂高岳-16:55北穂高小屋
【3日目】北穂高小屋6:41-8:09A沢のコル-10:51南岳-12:38中岳-13:34大喰岳-14:07槍ヶ岳山荘-14:44山頂15:08-15:40槍ヶ岳山荘
【4日目】槍ヶ岳山荘6:23-10:04横尾山荘10:26-12:56上高地BT
天候 | 1日目:晴れ 2日目:晴れ 3日目:晴れ 4日目:雨 |
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過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
沢渡大橋BT-上高地BT:2,050円(往復) |
コース状況/ 危険箇所等 |
コース状況:ジャンダルム近辺は落石に要注意。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
常備薬
携帯
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ヘルメット
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感想
『槍・穂高連峰縦走』
2年前、北アルプスを歩るき始めた頃、地図を眺めていると上高地起点、終点で穂高連峰〜槍ヶ岳〜大天井岳〜常念岳と周回できることを知る。
昨夏ファーストチャレンジ。
ジャンダルムには登ったが、奧穂高岳で早々に撤退。
今年こその思いでいたが、夏休みは天候に恵まれず、9月の連休は仕事に。
この三連休が最後のチャンスと、一日休みをとり最後のチャンスに賭けた。
台風が接近する中、3日目の天候次第で、最悪北穂高小屋から下山。
3日目午前中天候が持てば大キレットを抜け槍ヶ岳まで。
西穂高岳登山口では、計画書に行き先を槍ヶ岳と書くも奧穂高岳に訂正し、山歩きスタート。
西穂山荘では、初山小屋泊まりの人と山談義。
日帰りメインで山歩きのスタイルが似ていて楽しく会話。
天狗のコルまで行き、上高地に下山との事。
2時台には出発、私も触発され3:51にスタート。
昨年に比べ体力、技術ともに落ちていて、西穂高岳までで35分の遅れ。
ジャンダルムまで思いの外、時間がかかった。
ジャンダルムの登りでは疲れていて、無意識のうちに楽な道を進んでしまい、ルートミス。
お陰で昨夏、ジャンダルムからの下り、単独女性にいつの間にか抜かれていた理由が判った。
ジャンダルムの下まで降りず、途中で巻いて行くルートがある。
下り、ここで見るからに服装が新しく初心者と思われる男性登山者とすれ違った。
ここまででかなり危なかったが、この先どうかと聞かれたので、『この先も危険』と返答。
この後、鎖場を下っていると物凄い落石の音が。。。
北アルプスを歩いていて始めて恐怖を覚えた瞬間だった。
その後、音が止んだ後に、『石が落ちましたよ。誰かいませんか?
大丈夫ですか?』
山の雑誌に、奧穂高岳から初心者が気易く西穂高岳に向かうのが問題と書かれていたが、まさか、、、
奧穂高岳は大勢の人で賑わっていた。
前回より時間が早かったので、北穂高小屋へ。
涸沢岳からの下りは鎖のオンパレード。急な長い鎖場が続くので楽チン。
北穂高岳にかけては鎖が撤去されている箇所もあり、この辺は統一感がほしいところ。
また、いくつかピークを越えるので堪えた。
疲れきっていたので、間違っても滑落しないよう手もよく使った。
翌朝、北穂高岳頂上より日の出と360度の展望を満喫。
小屋からはいきなりの急な下りでバランスが悪く、序盤が一番危なかった。
大キレットは下りはまだよかったが、登り返しからきつく苦行に。
大キレットを抜けると、たよやかな稜線の先に槍の穂先が見え感激。
自分の求める山歩きを自覚した瞬間だった。
コースタイム以上に時間がかかったが、なんとか槍ヶ岳山荘に到着。
頂きを目指し登頂開始。
頂上直下のハシゴでは感情がこみ上げてきた。
『槍・穂高連峰』
ヤマケイ・オンラインのサイトに、以下の記載がある。
『飛騨山脈の南部にそびえる岩峰群が槍ヶ岳と穂高連峰。日本アルプスという呼び名に最もふさわしい雪と岩の殿堂』
ここの縦走は、決して楽な道のりではない。
槍ヶ岳山頂では、360度の大展望を独占。
極上の一時を過ごした。
shadow1100さん、こんばんは!
昨年の西穂〜奥穂でさえスゴイと思っていましたが さらに槍ヶ岳まで距離を伸ばして所期の目標を達成したことは素晴らしいことです
やはり、夏シーズン前のロングの山行の成果でしょうね。
お疲れ様でした!
ところで、このルートを制してしまうと次の目標はどこになるのでしょうか?
Alzhikerさん、おはようございます!!
次の目標は、『次の景色を見る』です。
今回歩いて判りましたが、たよやかな稜線の先に広がる雄大な山岳風景を見ながら歩くのが好きです。
一時クライミングの練習もと思ったのですが、一人では難しいのと、年齢的に厳しいかな?と思います。
来年は、北アルプス未踏の山に、中央・南アルプスや東北の山も。
近場では奥武蔵・奥多摩の赤線伸ばしに、奥秩父や八ヶ岳の未踏の山も。
おもいっきり歩けて、色々な風景を見れたら最高です
なお、勝手ですが、厳しく難しい山は、Alzhikerさんのレコで楽しませて頂こうと思っています
地図と天気を睨んで、満を持して行って来られましたね!
槍の頂上ではなく、山頂直下のハシゴでこみ上げるものがあった、
って、わかるような気がします。
山並みも朝焼けも本当に美しいです。
御嶽山の美しさは胸がしめつけられそうです。
shadowさんが
>昨年に比べ体力、技術ともに落ちていて
>登り返しからきつく
>ここの縦走は、決して楽な道のりではない
『槍・穂高連峰縦走』
素晴らしい絶景に会えた感動とともに、きびしい道、決してラクではない、
感動、感動、ワーイワーイ、みなさんもぜひドーゾ!
というのではない、shadowさんのレコに感銘を受けました。
4日間もお山にいらして、下界の生活に順応できましたか(^0^)
miketamaさん、こんばんは!!
台風接近中で、日曜日から天気が崩れる予報だったので、ほんと台風の進行が遅れてくれて、有り難かったです。
今回、肌トラブルにおNEWの靴で色々神経を使う事が多く、体力回復のリカバリが出来ませんでした(湿布するのも忘れていました)
大キレットは、ずっと宿題として残っていたので、やっと喉に刺さったトゲがとれた感じで、感情がこみ上げてきたんだと思います。
御嶽山は、噴火後、いつも噴煙をあげていて、否応なしに目に飛び込んできます。先日遺された奥さんのコメントを聞いていましたが、辛いです。
このルートは岩場がとても長く、普通に歩ける区間が短いです。
一般ルートとしては最難関と言われる西穂高〜奧穂高岳を歩いた上に、北穂高岳の難路があるのできつく、翌朝、北穂高小屋からの歩きだしはいきなりの急な下りで、体が馴れてなく危ないです。
誰でも歩けるルートでない事は、間違いないです。
4日間山にいましたが、車での帰り、風雨が強くなる中での運転で、否応なしに下界の生活に戻りました。
電車の方が余韻にしたっていられそうです
shadowさん こんばんは。
槍・穂縦走とは流石がはshadowさんですね
昨年より技術・体力落ちてると感じたのは、時期が遅かったからではないでしょうか?
今夏の天候不順で誰しも計画を変更・中止せざるを得ない状況でしたし・・・
体力の落ちかける秋に、この縦走をされたから落ちてしまったと思われたと推察してますが
niiniさん、こんばんは!!
北鎌尾根はバリエーションルートで、一般装備で単独はリスクが高過ぎます。
経験者と同行して慣れてからでないと、単独は難しそうです
時期が遅かったから体力・技術が落ちたと感じたとは考えても見なかったです。
niiniさんは、さすが洞察が深いですね。
そう言えば、niiniさんから教えてもらった歩き方を練習したりしていますが、なかなか。。。
そうとう足の回転が速いですよね?
体力があってはじめて速さが持続できる気がします。
私の場合、直ぐに息があがります
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