五竜G2中央稜
- GPS
- 14:48
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,576m
- 下り
- 1,597m
コースタイム
- 山行
- 2:15
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 2:29
天候 | 両日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年03月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
去年は2日目強風で断念したG2中央稜へ再挑戦。
去年と同じでピーカンで暑い。山はもうGWな感じ。
去年よりももう少し更に先へ歩き、誰かが掘ってくれたテントスペースへ。
少し狭かったので、広げようとスコップで掻くも、雪が硬すぎる… こりゃあ一からテントスペース作るの大変だな。
テント設営後、明日のアプローチの確認とルンゼに雪が付いてるか確認しに30分ほど歩く。
そこにテント1張。
翌日2時に起床。昨日は花粉を吸い過ぎたのか鼻で呼吸が出来ず、また夕飯が当たってお腹が痛く、またまた腰痛も… そしてテント泊は久しぶりで殆ど寝れなかった。。
あー、今日本当に行くんですか?
3時出発が、雪山装備に慣れなく3時30分出発。
目ぼしい所で登山道を外れて下降する。
真っ暗だが、ヘッデンに照らされた先が急斜面なのが分かる。所々はクライムダウンで下降。こわっ。
シュルントも至る所にあり、踏み抜きに注意する。
踏み抜いてそのまま底に落ちるより、バランスを崩して、滑落する方が怖かった。
他人のログを確認しつつ、Gゼロの末端?辺りでお腹が痛くなり、、キジ撃ちへ。
目の前のG2の取り付きのルンゼを探す。下りすぎたせいか登るとそこがG1?だと気づく。G1を乗っ越す辺りでだいぶ明るくなって来たので、G2の取り付きルンゼが良くわかる。
当初Aルンゼへ行こうと思ったが、遠くでルンゼを見るのと、間近によって見るのとは、よく分からず、Bルンゼに取り付いてしまった。(下山してる時に遠見尾根から確認した時に判明…)
Bルンゼ取り付きはシュルントが走って、雪が繋がっていなかった。一瞬撤退か!?と頭をよぎる。が、ここまで大変だったアプローチを戻るのも面倒くさいなぁと…
パートナーが左から岩を使って行けるんじゃないか?と言ってきたものの、行くのは私なんですけど…
と。しかも岩脆そうだし、使える支点もない。
足元にあった、細い木の根にランナーをとって、空身でいざ登攀!4級くらいか!?2mほど登って、トラバース。このトラバースがイヤらしい。やっと雪壁にアックスを刺せて一安心。今回の核心だった。
その後、約50mほどロープを延ばし、フォローを向かい入れる。フォローは私のザックを面倒見ながらの登攀だったので大変そうだった。
2ピッチ目は更に藪が濃くなり、アックス打ったり、木の根を掴んだりしながら登攀。こちらも50mちょい伸ばしてピッチを切る。
更に更に藪が濃くなったww
最後は30mほど伸ばすと稜線へ。支点に使えるものは何もなかったので、スタンディングアックスビレイでフォローを向かい入れる。中央稜を見上げると雪が、、ない…。ここからハイマツ帯歩きか…
まだ膝下くらいだけど、アイゼンが引っ掛かる。途中からアイゼンを外して歩いた。稜線に近づくと今度は岩場。ここはルーファイが必要だった。
一瞬カチ系だったので、手袋を外して登攀。スタンスも狭くアイゼンの方が登りやすかったなぁと思った。
稜線直下で雪。傾斜のある雪をダブルアックスで乗り越えやっと登山道へ。五竜のピークを踏む体力も気力もなく、そく下山開始。白岳から続く遠見尾根の風景は良かった。が、体力も限界。
テント撤収し、ダラダラ下山し終了。
いやー毎回!?体力の限界を感じる。
お腹一杯で暫くは山はいいや。って感じ。
ありがとうございました。
冬のアルパイン初心者で「五竜岳G2」と聞くと多少ビビる所はありますが、事前の情報収集はなるべく頑張ってやってみたつもりです。
3月に入って急に気温の高い日が多くなり、すでに残雪期の様相が強い。やれるかどうかはテント場から少し行っての西遠見山手前から見て、G2脇のルンゼの雪付きを確認。やりましょうと。
そこそこ寝られて2時に起きると、パートナーの体調が思わしくない。花粉症と腹痛。カレーにあたる?
3:20ころ出発。西遠見山手前から斜面に入り込む。雪は締まっているので危なくはないが、傾斜はかなりあり標高を下げるのに所々後ろ向きで降りる。
一応雪崩を気にしつつ大きいルンゼをトラバースしてG0の下部を回り込む辺りでパートナーがついにキジ撃ち宣言。ここでやるとはなかなかのアルパインキジ撃ち。
日が出たあたりでルンゼ取り付きへ。
雪付きの状態からBルンゼを選択…したと思っていたけど、後から聞いたらAルンゼと勘違いしていたかも…。(いや、私はBにするんだ、と思ってましたよ)
ルンゼ下部が雪が切れ落ちていて、アックス刺しても乗り越え難しそう。左側の岩をフリーで登り雪面に乗り移って行く事に。空荷で行くリードを応援してフォローで行くが、リードの荷物をロープ途中に吊り下げて行くので岩のクライミングがちょっとイヤ〜。木の根っこが無かったら登れなかったかも。
ルンゼはかなりの傾斜&たまに木が出てる。もう少し雪があると登り易いんですが…。アックスはカシンX-LIGHTを型落ちで半額で買えました。良かった。今回3回目の使用ですがやはりこのルートはハマりました。
稜線出てみたらやはり雪が薄く、ハイマツを藪漕ぎするか雪壁を登るかの選択。場所により使い分けて上がって行く。
急斜面は技術的というよりは体力的に苦手。ロープはしまって、それぞれのペースで登り詰めていく。上部に岩登りのパートあり。雪無しの岩場が凄く楽に感じる。(この辺はアイゼン外してました。)
一般ルートに出た所で既に共通認識として「五竜ピークはカッツアイ!」というのは出来上がっていて、五竜山荘へ降りて行きました。
白岳登ってテン場までまた長い。日帰りの人が続々と上がって来る。
改めてG2を振り返り、下山。
スキー場に来たときの下界感が凄いですね。
いや〜疲れた。平均年齢55歳のペアで頑張りました。
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