長年の夢! 雁坂峠から甲武信ケ岳周回+ちょいよりの西沢渓谷


- GPS
- 14:44
- 距離
- 26.1km
- 登り
- 2,524m
- 下り
- 2,577m
コースタイム
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 6:18
- 山行
- 7:10
- 休憩
- 1:28
- 合計
- 8:38
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
雁坂峠への沢渡渉箇所2ケ所では、転ばないようにバランスを崩さず渡る。転ぶと水濡れでになります。増水時は危険。 |
写真
この日は、八王子から来られた仮称「八王子おじさん」63才、40台の神奈川のsさんとgの3人でした。二人は、素人領域を越えた山人でした。歩く速さもかないません。
感想
長年の夢!
と冠したのは、理由があってのことだ。
雁坂峠というこの名称が、旅情をそそる名称だからだけではない。
むかしむかしというほど、gの昔に、私を山に誘いこんでくれた一人の友人がいた。福島君というその男は、私と同じ大学をでて、一緒に八王子の企業に就職した。山好きだった福島君ともう一人の友人が、金峰山から国師ケ岳、甲武信ケ岳縦走に誘ってくれた。偶々、5月の残雪が深く、50m上がってはふうふう休むようなありさまだったが、縦走をした思いではその後ずっと私の心に生きていた。
福島君は、31歳で肺がんで夭折した。煙草も吸わないのにだ。
男ぷりがよかったので羨ましいほどのもて男だったが、急いで行ってしまった。
彼の話に出てきたのが、雁坂峠だった。
「いいよ、雁坂峠は」
その言葉が私の心に引っかかっていたが、どういう訳か、ヤマを単独でやるようになっても、訪れることはなく時が過ぎて行った。
雁坂峠、福島君の山、私にとっては、このいう思い出の山なのだ。
そうして、峠に立った。笹原の峠を風が越える。
かって、福島君がこの風の音を聞いたことだろう。
峠を登ってくる人のように、風も又、一介の旅人のごとく、人恋う思いをいだき、峠を越えていく。
旅人の囁きのごとく、風が笹に話しかける。
笹がさやさやと動く。
いにしえ人の会話がそこにある。
福島君の声がそこにある。
そういう雁坂峠だった。
「雁坂の 笹原越えて 吹く風に
君や声する さき吾歩む」
立ち枯れが、笹が、先へ先へと誘った旅だった。
甲武信ケ岳から見た国師ケ岳、金峰山の稜線は、かって、3人が、そして、私が初めて縦走なるものをした道程だ。
もう一度、この稜線は、歩かないでは済まされない。
山頂に立った時、そう思ったのである。(g)
コメント
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雁坂峠手前からご一緒させて頂き破風避難小屋でゆっくりできましたね!
翌朝に甲武信から来た単独のおじさんは甲武信小屋に泊まって
「1つの布団に2人で寝かされその人のイビキがうるさくて8千円」と!
我々の避難小屋では三人だけと知って羨ましがっていました
もう一人の40歳位の方とは甲武信山頂で30分休憩してからの下山時に会って「軍手忘れませんでしたか?」と!
あの軍手は小屋に置いてあったものでしたけど(笑)
別れ際に「無理をしないでぇ〜」と優しい方でした
備考)コメントするのにヤマレコ登録しちゃいましたが私は別途してるので書かないと思いますけどヤマレコは凄く参考になるので時々拝見させて貰ってます
コメントありがとうございます。
よく見つけましたですね。ずっと、だいたい一緒させていただいて、楽しい思いをしました。それにしても、足のタフさと、私から見ると、結構危険なことをやっているセミプロだなということで、感心しつつ、私はできない領域と思ったりもしました。一般道なら、なんとかついていけます。
気を付けて楽しんで下さい。
今後もお目にかかる機会があれば、後をついて行きます。!
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