岩手山
- GPS
- 06:21
- 距離
- 13.0km
- 登り
- 1,498m
- 下り
- 1,490m
コースタイム
- 山行
- 5:22
- 休憩
- 0:42
- 合計
- 6:04
天候 | 快晴、山頂付近は強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年10月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 自家用車
行き/10月25日(土) はやて:08:40東京発〜10:55盛岡着 帰り/10月26日(日) はやぶさ:14:55盛岡発〜17:32東京着 ●クルマ 馬返しキャンプ場駐車場(無料/150台) |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 馬返し登山口にあり。 【コース状況】 ●馬返しキャンプ場駐車場〜鉾立(7合目) 無料駐車場からキャンプ場の敷地内を進むとすぐに鬼又清水という名前の水場と トイレ及び東屋にたどり着きます。ここが馬返しの登山口となります。 登山口から緩く下りしばらく進むと0.5合目へ。 ここで旧道・新道に分かれますが、一合目で再び合流します。 一合目からは木階段が続き、豆腐岩を過ぎると二合目付近まではザレた登山道となります。 2.5合目で再び旧道と新道に分かれます。行きは新道、帰りは旧道を使いました。 新道は歩きやすいのですが七合目までは樹林帯が続きます。 旧道はガレていますが三合目辺りから眺望が開けます。 両方歩く場合は登りに旧道、下りに新道を使うのが良いように思いましたが、 風が強い時や日差しが強い場合はその限りではありません。 新道と旧道は七合目の鉾立で再合流します。 新道は鉾立まではさしたる変化もなく単調な九十九折の登山道が続きます。 たまに登山道が折れ曲がる箇所で眺望が開けるのが気休めに。 旧道は七合目から三合目付近までガレ場が連続するため慎重に下る必要がありました。 また、視界が悪いときは道を失いやすい感じなので、 岩場のペンキマークを見落とさないよう注意が必要でしょう。 ●鉾立(七合目)〜岩手山 鉾立からはこれまでとは打って変わって緩やかな登山道が不動平(九合目)まで 続きます。鉾立から進むとほどなく八合目避難小屋が現れます。 八合目避難小屋には御成清水という名の水場があります。 避難小屋から指呼の間で岩手山と鬼ヶ城との広い鞍部である不動平に到着します。 不動平から鬼ヶ城方面に少し進んだところに不動平避難小屋があります。 不動平から溶岩砂礫のガレ場が続き、火口縁の手前で道が二本に分かれます。 左の道は富士山の砂走りのような道で頂上への近道となりますが、 右の道の方が歩き易いため登りでは多くの人が右の道を使っているようです。 分岐からほどなく火口縁であるお鉢に飛び出し、 山頂(薬師岳)まで登山道に沿って三十三観音像が等間隔で並んでいます。 この日はかなりの強風で、風に幾度となく体を持っていかれ、 真っ直ぐ歩くことができませんでした。 お鉢巡りは火口縁から薬師岳まで登った後、お鉢を緩やかに下り火口原に降ります。 火口原の真ん中にある岩手山神社の奥宮を経由して再び火口縁に上がるとグルッと 一周となります。 |
その他周辺情報 | 【温泉】 開運の湯 |
写真
感想
●前日の八幡平の記録はこちら
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-537135.html
八幡平から下山後、盛岡に戻り忘れたカメラをピックアップ。
焼肉と冷麺を食べて市内の温泉に入り20時頃に馬返しキャンプ場の駐車場に到着。
シュラフにくるまって車中泊しました。
翌朝は4時に起床。満天の星空です。
暗い中出発。七合目まで単調な登山道が続きますが、
暁から太陽が昇るまでの時間は感動でした。
振り返るとオレンジに染まる山の端と眼下の平野には朝靄が立ち込めています。
徐々に昇る太陽の光が朝靄に当たって反射しています。
この広がりは独立峰ならではの絶景でした。
七合目から今度は火山ならではの風景が広がります。
まわりに遮るものはまったくありません。
山頂付近はまっすぐ歩くことができないほどの強風でしたが、とびっきりの青空。
早いスタートだったから誰にも会うことなく静かなお鉢巡りを楽しむことができました。
予定より1時間ほど早く下山。
おかげで盛岡まで戻って温泉に入りさっぱりする時間もありました。
お昼は前日に続いて冷麺(と焼肉を少々・笑)を食べてから
ビールとおつまみを買い込んで新幹線に乗り込みました。
気持ちよくなってふと眼が覚めるともう大宮でした。
ふるさとの山に向ひて
言ふことなし
ふるさとの山はありがたきかな
たったの2日にも満たない時間を盛岡周辺で過ごしましたが、
どこに居てもそびえ立つ岩手山が見え、嫌が応でもこの山の存在を意識されられました。
短い滞在でもこうなのですから、岩手山がふるさと岩手のシンボルとして、
この辺りの人の心に深く刻み込まれているということは想像するに難くありません。
うれしい時はもちろん、哀しい時ややるせない時。
何も言わなくても、すべてをわかってくれる山がいつもそばにいるって
ステキなことだよなぁとぼんやり考えていると
新幹線は東京駅のホームに静かに入って行きました。
※感想があまりに手抜きだとkomemameに指摘されたため、
ちょっと気取って書き直してみました
朝、めざましで起こされ、
のろのろと支度をして車を降り立つと、
満点の星空でした。
思ったより寒くなくて、だだっぴろい暗い駐車場で
しばらく空を見つめていました。
予定の5時ちょっと前に、
ヘッドランプを頼りに歩きはじめます。
私たちよりほんの少し早くスタートした方の
熊よけ鈴の音が遠くに聞こえます。
こういう暗い道は苦手だけど、人の気配があるだけでちょっと安心。
気温も寒くもなく暑くもなく、気持ち良く進むことができました。
一時間ほどすると、真っ暗な世界が青っぽくなってきて、
ヘッドランプを消して後ろを振り返ると、
オレンジなのかピンクなのか、なんとも言えない色が
横に一直線、まっすぐに伸びていて、ほんとうに綺麗。
さらに歩いていると、背中もじんわりと暖かくなって
気づけば太陽が顔を出しました。
真っ赤に染まるモルゲンの中を進んでいきます。
太陽が昇りきってからは、
あまり変わらない景色の樹林帯を歩くのに飽きてきます。
無言でもくもくと歩きます。
○合目から○合目までの看板がとても長く感じる…
ついペースが落ちそうになるけど、後ろにdanyamaが控えているため、
サボるわけにはいきません(笑)
なんてったって、今回は帰りの新幹線の時間も決まっているし、
その前に温泉も入らないといけないし、冷麺も食べないといけないし、
とdanyamaが言うので、予定どおりに歩かなくてはいけないのです。
そして七合目でようやく樹林帯を抜けだしました。
景色がガラッとかわってテンションアップ↑↑↑
茶色い火山ぽい斜面が目の前にひろがります。
ここからは緩やかな道で、その茶色っぽい世界を
散策するような感じで進んでいきます。
でもこのあたりから次第に風も出てきました。
樹林帯を歩いているときから、上の方から「ボォー、ボォー」と音がしていて、
風強いのかな〜?と思っていましたが、
まさにそのとおりだったみたいです。
その風は、山頂に近づくにつれどんどん強くなり、
お鉢周りのときは、飛ばされそうになるくらいの風でした。
山頂でのお決まりポーズも必死に踏ん張りました(笑)
景色はよかったのでしょうが、正直、あんまり周りを見る余裕がありませんでした…泣
火口原に逃げ込むように下ると、すこーし風は和らぎ、
しばしの火口原ハイクを。
岩手山神社奥宮にはお地蔵さまがいたり、石像があったり、
神聖な雰囲気がただよっています。
たぶん鳥居だったものがなぎ倒され崩壊していましたが、
これは今日みたいな強風の仕業でしょうか???
一応、ここまで無事に来られたことをご報告、お参りして山頂を後にしました。
帰りは9合目の避難小屋でお昼ご飯がてら休憩。
小屋泊まりの方が帰る前のお掃除をしていましたが、
隅っこの方に座って、おにぎりを食べました。
強風に煽られ、すっかり体は冷え切っていましたが、
小屋の中は風の音もしなくて、いたって平和〜。
体もあたたまり、下山開始。
行きは新道だったので、帰りは旧道で帰ります。
旧道は景色がいいー。なんだ〜旧道を登って新道で下ればよかった。
旧道は、私の苦手なざれざれ&岩場。
とたんにペースが落ち、案の定後ろから
「そのペースじゃ予定どおりに降りられないよっ(ぷんぷんっ!)」
出たー!またお小言が…笑
でも私も負けじと「うるさーいっ!(ぷんぷんっ!)」と応戦しながら下ります。
あぁ、でもやっぱり岩場の下り、もっと上手になりたいな〜。
どうしても滑ったりバランスを崩しそうで、慎重になって遅くなってしまう。
ぴょんぴょんと下りていくdanyamaがうらやましい〜。
そんなこんなで、予定の数分遅れで下山完了。
山頂の強風はウソのように、ここはポカポカ陽気で、
長袖では暑いほど。てんとう虫とカメムシたちが飛び交っていました。
岩手山、強風で景色を堪能することはできませんでしたが、
異空間に入り込んでしまったかのようなお鉢の雰囲気は格別。
実を言うと、岩手山はありきたりの山のイメージをもっていたのですが、
思いの外厳しく、個性的で、イメージがガラッと変わりました。
とてもいい山でした。
風がないことなんてほとんどないのかもしれないけど、
できたら無風のときにまたのぼりたいなぁ。
おしまい。
どうもnurupoです(´・ω・`)
自分も10月頭に予定していた八幡平〜岩手山…
danyamaさん達に先を越されちゃいましたか!
レコを参考にまた来年まで温めます…
それにしてもなかなか厳しそうなお山ですねぇ〜
自分も軽く考えていたけど…ガレ場が多く下りは大変そうですね!
スタスタと軽快に下るdanyamaさんはさすがに場数を踏んでるだけあって慣れてる感じですね〜。
komemameしゃん。怒りをパワーに変えるのだ!!(`д´)
nurupoさん、こんばんは〜
nurupoさんも計画立てていたんですね!
八幡平は道が閉まっちゃいますもんね。
せっかくの今週の連休も思いっきり悪天…
来年になっちゃいますねーー。
岩手山、nurupoさんだったら難なくクリアできちゃいますっ。
私はガレ場になるとホントダメで・・・
怒りをパワーにしたらずるっと尻もちつきました
山では平常心が大事ですね
あぁ、いつまでも大人になれないkomemameなのでした〜
東北遠征楽しく拝見させて頂きました。
以前の鳥海山の時にコメントしようと思ったのですが、実は私は秋田も盛岡も住んでいました。
ついでに言うと、新潟も仙台も札幌も住んでいました。
転勤の多い会社で30数年間で上記全て数年間ずつ住みました。
もちろん地元民として各地の山に登ったのは言うまでも有りません。
まあ役得のようなもので・・・
岩手山や八幡平、八甲田山、津軽の岩木山、遠野の早池峰など皆日帰りで良く登ったものです。
東北の山々は個性が有って面白い山が多いのですが、やはりこちらからは遠くてなかなか行くことが出来ません。20年近く行っていない山ばかりです。
高速や新幹線を駆使して精力的に登られているお二人には、本当に頭の下がる思いです。
素晴らしい写真と的確なコース説明、楽しい感想、ほんとうにいつも楽しみにしております。
さあ次は何処かな〜
yamayaさん
こんばんは〜
な、な、なんと!盛岡も秋田も地元民だったことがあるんですか!
しかも新潟も、仙台も〜!北海道は前に聞いていましたが
山をやる人には、数年毎の転勤族もいいかもーって思っちゃいました
yamayaさんのおっしゃるように、
東北の山って、一つひとつぜんぜん違う雰囲気と特徴がありますよね。
どの山も印象深く、私のこれまで登った
山ベスト10に入っているのも少なくありません
次は…今週せっかくの三連休なのに〜
天気予報変わらないかなぁ。。
お二人様
こんにちは。
八幡平・岩手山ご踏破を「いわッて」コメントさせていただきます。
相変わらずの秀逸なレコに敬服いたします。それと岩手山のタイム、5時間20分とはさすがの数値ですね。私なら2時間は増えそうです。改めて「もっと鍛えなきゃ」と・・(比べること自体、オコガマものですがw)。
ただ、妙義山もそうでしたが、danyamaさん、komemameさんに対しなかなかのスパルタぶりを発揮なさってますねw(失礼)。ちなみにスパルタの頭文字も「S」だったりしますよねえ(笑)。
さて私事を少々お話しさせていただくことをお許し下さい。
yamayaさんも岩手にご在住だったそうですが、私も父親の仕事の関係で小1〜中1という人格形成期を岩手県(釜石市)で過ごしました。そのため岩手は第二のふるさととなっております。というより人生で一番思い入れのある地となっていて、今でも「岩手」と聞くだけでピクッと反応するほどです。
当時の思い出として私が小6の頃だったか、亡父が会社の人に誘われたらしく、ある日突然山に行くと言い出し、八幡平、早池峰、姫神、岩手山 etc. を登っていました。
山行のたびに写真(まだ白黒)を自宅で現像しては家族に見せ、1枚1枚丁寧に解説してくれていました(子供だった私が山名を覚えているのはそのせいです)。中でも八幡平をえらく気に入っていたような記憶があります。
決して裕福ではなかったので登山靴(当時は革製しかなく高価だった)を買えなかったのでしょう(今にして思えばですが)、靴はバスケットシューズでした(笑)。
家族で一緒に山に行ったのは、三陸の名山「五葉山」に数回だけでした(これもたぶん¥のせいw)。しかし子供心に「山っていいな」と思った記憶があり、私の登山の「遥かな原点」になっています。
久しぶりにそんなことを思い出させていただきました。ありがとうございます。長文失礼。
PS: お茶餅も当時食べた記憶があります。そういえば、あったなと。
tsukadonさん
こんばんは〜
「いわッて」くださってありがとうございます
tsukadonさんの岩手での子ども時代のお話、
お父さまが写真を一枚一枚ていねいに見せてお話ししてくれたというくだり、
目に浮かぶようで、ほんわりとじーんとした気持ちになりました。
古き良きあたたかな家族のイメージが浮かんできますね
tsukadonさんの山のルーツにはお父さまや子ども時代の影響もあったんですね。
tsukadonさんのお話を聞いて、山は世代が違っても
同じ思いを共有できて、つながることのできるすてきなものなんだなぁ
ってあらためて思いました。
あたたかな気持ちを思い起こさせてくださってこちらこそ感謝です。
お茶もち、おいしかったですー。
五平もちよりもずっとやわらかくて、あまくて〜
ビールとも合いましたよ
盛岡に戻って忘れたカメラを回収したのですね
danyamaさん、やっぱり自分のカメラが一番ですか?(笑)
天気は間違いなく快晴 ですが風が強くて大変だったみたいですね
お疲れ様でした(^_^)
夜明け前の黎明の空 ・・・一番好きな瞬間です!!
素晴らしい写真ありがとうございます
yama59さん
こんばんは〜
danyamaは、自分のカメラもいいけど、
もっと良いのが欲しい、もしくはレンズが欲しいって言ってます(笑)
夜明け前の暁の空・・・この一瞬、なんとも言えませんよね。
このときばかりはしばし立ち止まってその雰囲気を感じたくなります。
この瞬間を境にみるみるうちに明るくなっていくのがちょっと寂しいような。
ヘッドランプをつけて暗いなかスタートするのは怖くて苦手だけれど、
この瞬間はまさにご褒美です
コメントありがとうございました
結局登ったことはないのですが、岩手山、懐かしいですね。盛岡に行くとよく眺めました。
新幹線で行かれて、二つ山をこなす。効率よく、それにお天気に恵まれて、よい山旅でしたね。
仲のおよろしいお二人の山、楽しそうです。いい思い出を積み重ねられている様子に、こちらまで温かくなってきます。
東北の山、7月の焼石岳の単発になってしまっていますが、機会あったら、行きたいですね。
devilmanさん
こんにちは
komemameです。
登っていなくても懐かしさを感じるdevilmanさんのお気持ち、
今回行ってみてすごーくわかりました。
岩手山は、下にいても気づけば目に入ってきますもんね。
南部片富士とよばれるだけあって、大きく広がる雄大な裾野まで見えるので、
私も前日は「あんなところ登れるかなぁ…きつそうだなぁ」って眺めていました。
帰りは新幹線から見えて「あそこに登ったんだー」と大感動!
滞在中、最初から最後まであの姿を目にしていたように思います。
東北の山はいいですよねー。
私も大好きな山がたくさんあります。
まだ行ってないところもあるし、焼石岳も行ってみたいなぁ。
いつまでも仲良く、なるべくケンカはしないように
いっぱい山登りができるようにしたいって思ってます
コメントありがとうございました
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