白馬岳〜白馬鑓温泉周回 稜線の爆風に耐えた後は最高の滑りを堪能


- GPS
- 32:03
- 距離
- 21.6km
- 登り
- 2,405m
- 下り
- 2,426m
コースタイム
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 7:00
天候 | 5月1日午前快晴、午後より猛吹雪 5月2日早朝ガスガスのち快晴 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
・長走沢の手前から林道は雪あり。 ・白馬大雪渓は落石多し。この日は気温は低く、クトーがよく効いた。 ・白馬岳〜白馬鑓ケ岳稜線は、杓子岳トラバースはほぼ雪があるがアイゼンは良く効 いた。白馬鑓ヶ岳への登りは氷結した箇所が多く、緊張を強いられる。 白馬鑓ヶ岳から標高100mほど下った箇所から雪は繋がる。 ・大出原は今朝までの新雪もあり、縦溝は少ない。 ・白馬鑓温泉から下部は縦溝多く、デブリも痕跡をとどめているので滑りにくい。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
バラクラバ
日よけ帽子
毛帽子
着替え
ブーツ
ザック
ビーコン
スコップ
ゾンデ
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
ガムテープ
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
カメラ
ビンディング
スキー板
シール
|
---|
感想
今年は花の便りも2週間ほど早く、どこも雪が少ない模様なので、
標高の高いエリアを選定して、小屋泊が出来ることを考え、
白馬岳〜鑓温泉周回をチョイスした。
5年以上前なら今回の行程をワンデイで周回したのだが、
今の体力、気力を考えるとちょっと厳しい。
今はそれよりも自分のゆっくりペースで山を楽しみたいと
思うようになった今日この頃なのである。
5月1日、快晴の空の下、猿倉を出発。
歩きだしてほどなくして林道にも雪が表れてきた。
今日の天気予報は午後から天気は下り坂。
気温も平年より低く、稜線では風も強いようだ。
標高の高いところは降雪も予想されている。
それでもゆっくりとシールハイクしても正午までには稜線に着くだろうと
想定して標高を稼いでいく。
小屋泊とはいえ日帰りよりはやや重いザックと1.5か月振りの山行、
そして最近の体力の低下によりなかなかペースは上がらない。
なんども休憩を取りながら正午前に稜線へ。
空の雲が多くなり天候は予想通り悪くなりそうだということで、
予定していた旭岳周辺の滑降は取りやめた。
白馬山荘にチェックインしてしばらくすると空は暗くなり、
突然の暴風雪がやってきた。そして激しい雷鳴のおまけもありだ。
絵に描いたような山の天気の急変だ。
こんな天気なので今日は夕食後の18:00には就寝〜 早!
翌日5:00の朝食時はまだ暴風雪が続いていたが、
しばらくすると窓から差し込むまばゆい光が・・・
急いで外へ出ると一面真っ白になった山々と
真っ青の空の世界が広がっていた。
急いで準備を行い、まずは白馬岳山頂へ。
そこには昨日とはまるで違う白銀の世界が見渡せた。
しかし、白馬槍ケ岳までの稜線は爆風が吹き荒れて、
シートラしたザックが風で持っていかれそうなる。
時折、耐風姿勢を取りながら、なんとか白馬槍ケ岳について、
山頂直下で滑降開始。
今朝までの降雪で大出原の斜面がクリアされ見事な大斜面を
一番乗りで滑降していく爽快感に酔いしれた。
これで今シーズンの山スキーは滑り納め。
回数こそ少なかったが石川県でひと冬を越したこともあり
雪を満喫したシーズンであった。
石川ミリオンピークスのメンバーともご一緒出来て
楽しい時間を共有できたのがなによりも良き思い出だった。
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