記録ID: 5485226
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無雪期ピークハント/縦走
東海
黒法師から鎌崩れを越えて不動岳へ(池口への縦走は断念)
2023年05月09日(火) ~
2023年05月11日(木)
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体力度
10
2~3泊以上が適当
- GPS
- 28:07
- 距離
- 55.6km
- 登り
- 3,684m
- 下り
- 4,050m
コースタイム
1日目
- 山行
- 6:09
- 休憩
- 0:25
- 合計
- 6:34
距離 15.3km
登り 1,684m
下り 611m
2日目
- 山行
- 11:51
- 休憩
- 0:57
- 合計
- 12:48
距離 14.8km
登り 1,557m
下り 1,523m
3:53
12分
宿泊地
16:41
宿泊地
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■林道から常光寺山…自分が歩いたのは正規ルートではなく、山腹を進む林道を途中迄行って、ショートカットで登山道に合流するもので、あまり参考になりません。 ■常光寺山から麻布山登山口…此方も途中で荷物運搬用モノレールでスーパー林道へショートカットしていますので、あまり参考になりません。 尚、常光寺山への登山ルートは家老平登山口が一般の様で、1312m分岐でそちらに誘導されてしまいます。 ■麻布山登山口から打越峠…麻布山登山口から麻布山及び戸中山付近は一般道。以降は一般道ではないが明瞭。藪はない。 ■打越峠からバラ谷の頭経由で黒法師岳…1800mぐらいで笹道。笹丈は最大で腰程度たが、黒法師直下はほぼ背丈。 ■黒法師から丸盆岳…笹道ではあるが、ここも目線を遮るほどはない。 ■丸盆から鎌崩の頭 ・深南最大の難所。 ・危険なのは丸盆からすぐの小ピークのコルとコル手前及び鎌崩れ。 ・小ピークのコルとコル手前はいずれも寸又峡側を巻いた。 ・最低コルでは、梯子や残置ロープがあり、その後核心の鎌崩れに到達。 ・鎌崩れは最初にガレに降りるところが嫌な感じだがロープあり。 ・核心部は非常に不安定な石、岩がのっかってるだけの30cm程度のナイフリッジ区間。どの岩も固定していないので、体重をかけても動かない岩を3点確保の連続で伝い歩く感じ。 ・ナイフリッジ区間を過ぎると、10m程の大岩があり、そのままでは越せないので、寸又峡側か水窪側どちらかをトラバース。自分は寸又峡側の草付きをトラバ−スしたが不安定だった。大岩を越えるとまもなく安全圏に到達。 ※何人かの方も書いていましたが、ジャンダルムに比べると距離は遥かに短いですが不安定さは別格でルート表示など当然無し。 ■鎌薙の頭から鹿の平経由で不動岳…鎌薙の頭から鹿の平は次第に笹薮の道となる。道というより獣道が幾筋もという感じ。鹿の平はそもそもよくわからない。不動岳に進むにつれて踏み跡ははっきりしてくる。 ■鹿の平から六呂場山経由で矢筈尾根分岐: 先ず、鹿の平からの下山地点が不明瞭。南の黒法師方面にやや明瞭なルートがあるがザレ場に出ておしまい。笹原の急な下りをある程度下りきると踏み跡明瞭になる。尚、下りきったところのアケ河内源流水場は鞍部を更にかなり降下しないと取水出来ない。 また一旦、下りきると、矢筈尾根分岐迄は比較的明瞭で歩きやすい。 ■矢筈尾根…分岐から矢筈山迄は尾根が広く倒木も多く、ある程度踏み跡はあるものの、読図が必要。その後の1412m峰は尾根が狭まる為、踏み跡ははっきりする。 1412峰からは再び尾根が広がり踏み跡ははっきりしなくなる(読図必要)。1000mあたり迄下がると道もある程度はっきりしてくる。最後は地図とは異なり六呂場山登山口手前の林道に降り立つ。以降は林道となる。 |
写真
水窪へのアプロ−チは、豊橋から飯田線と思ってましたが、自主運行バス北遠本線というバスのがあるのを知り、先ず遠州鉄道新浜松より西鹿島へ。
その後、自主運行バス北遠本線で水窪へ入りました。
その後、自主運行バス北遠本線で水窪へ入りました。
感想
元々は登り残した池口岳の南峰に行くつもりでした。ところが、折角だから南アの深南部を歩いて少し前に登った黒法師迄繋げようかと無茶な計画になっていた。
唯、調べると危険度ハイレベルの鎌薙の頭の鎌崩れがルート上にあり、どうも此処を南下で通過するのは難しいとわかった。
では、逆に黒法師から北上して池口に抜けようとしたのが今回の山行計画でした。
そして結果は『池口岳は遥かなり』となりました…
原因の第一は深南部のコースを甘く見過ぎていた事。次に体調がもう一つだったという事でしょう。
実際の山行では、初日は午後からの登山開始やタクシーを使って体力温存した事もあり、予定より順調に進みました。
しかし、2日目は本命の鎌崩れを通過する日で、鎌崩れの通過に予想以上に時間がかかった事、深南部のルートの不明瞭さに時間と体力が奪われ、不動岳を登り終えた時はもはや続けるモチベーションがなくなりました。
その後の日程的にも後2日+1日予備があったのですが、深南部の西俣沢ノ頭から中ノ尾根山の最も人が入らない核心領域に突入する自信がもうなくて、ビバーク後の3日目は矢筈山尾根経由で下山してしまいました。
結局、西俣沢ノ頭から中ノ尾根山経由で池口岳は宿題で残ってしまった山行となりました。
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コメント
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鎌薙を渡ってきたのですか⁉ そりゃすごい、私は志してはいましたが命大事で諦めています。
でも天気は良かったので、安心して縦走できましたよね。
私も月内に深南部の行こうと思っていたのですが、週末の天気が全然よくないのでどうしたもんだか、と悩んでいます。
鎌薙は天気が悪いと先ず通行できないですね。
ここの通過の日をベストな天気な日にしてしました(笑)。且つ距離が短いので何とか通過できたという感じでしょうか。
naoeさんだと深南部をほぼ制覇されていると思っていたのですが、まだ未踏の領域があるのかな?
天気が良くなるといいですね
あっさり鎌薙ですか。鎌薙は行かなくても良いと思い込むようにしていますが、時々こういう記録を見ると心が動いてしまいますねぇ。どうしましょう。
やっぱり行くなら北上ですか。
それにしても天幕装備抱えての突破、素晴らしいです。お疲れ様でした。
あっさりではないですよ。散々悩みました
でも、歩かれている方の記録を見て、天気さえ良ければなんとかなるかと。
因みに、やはり北上の方がリスト度は低いかなと思います。ナイフリッジ部分はどちらからでも良いでしょうが、ナイフリッジ目掛けて10mの大岩の周囲のザレ場を下るのはかなり怖そうです。
黒法師の登山口まで戸中林道は何キロくらいありますか?
水窪〜水窪湖サイト8
水窪湖〜戸中橋4(この手前まで舗装)
戸中橋〜ゲート手前駐車場4(未舗装且つ少し落石あり)
ゲ−ト手前駐車場〜六呂場山登山口(黒法師登山口)2
※尚、六呂場山登山口(黒法師登山口)迄の2舛領啼擦麓分が歩いた時はゲートは開いていました。
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