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Yamareco

記録ID: 5537753
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
塩見・赤石・聖

大沢岳(しらびそ峠から西尾根ピストン)

2023年05月26日(金) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
13:38
距離
25.8km
登り
2,916m
下り
2,927m
歩くペース
標準
1.11.2
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
12:43
休憩
0:56
合計
13:39
0:02
76
1:18
1:19
64
2:23
2:23
29
2:52
2:53
31
3:24
3:25
73
4:38
4:39
137
6:56
7:14
84
8:38
8:39
64
9:43
9:47
26
10:13
10:13
22
10:35
10:57
59
11:56
12:01
98
13:39
13:41
0
13:41
ゴール地点
天候 薄曇り
過去天気図(気象庁) 2023年05月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
しらびそ峠駐車場(10台程度/無料/トイレなし)
コース状況/
危険箇所等
<残雪状況>
標高2,400mより上で何ヶ所かわずかな残雪がありましたが、歩行には問題ありませんでした(滑り止め等使用せず)。

<コース状況>
■しらびそ峠 ↔ 大沢岳第二登山口(林道)
道路上に落石が多いです。また沢の崩落(土石堆積)箇所が10ヶ所ほどあり、これらはすべて乗り越えていきます。右手崩落の縁は崩れているところもあり、歩行には充分な注意が必要です。橋の崩落部はハシゴで降りて、川を渡渉します。

■大沢岳第二登山口 ↔ 大沢渡
標高を一気に500m落として大沢渡まで下ります。この区間の印・テープは多く、踏み跡もわかりやすいです。
大沢渡は野猿が使えないので渡渉になります。岩伝いのジャンプでは渡れなかったので、サンダルに履き替えてジャブジャブで渡りました。

■大沢渡 ↔ 大沢岳
「一般登山道」と言ってよいくらいの歩きやすい道です。藪漕ぎはまったくありません。大沢小屋を越えた先で迷いやすいポイントあり(写真にて)。ピンテ・マークは少ない箇所もあるので実際に歩かれた方のログを取っていかれることをお薦めします。
(往路は真っ暗で写真が撮れなかったので、復路で撮った写真を往きの順番で並べます)
しらびそ峠駐車場。西尾根(大沢渡)へは、左奥のゲートから進みます。
2023年05月26日 13:51撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
4
5/26 13:51
(往路は真っ暗で写真が撮れなかったので、復路で撮った写真を往きの順番で並べます)
しらびそ峠駐車場。西尾根(大沢渡)へは、左奥のゲートから進みます。
林道には落石が多いです。
2023年05月26日 13:41撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
2
5/26 13:41
林道には落石が多いです。
さらに沢が崩落して堆積した土石。こんな場所が10ヶ所くらい、すべて乗り越えていきます。
2023年05月26日 12:53撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 12:53
さらに沢が崩落して堆積した土石。こんな場所が10ヶ所くらい、すべて乗り越えていきます。
橋の崩落箇所はハシゴで降りて、川を渡渉します。
2023年05月26日 12:50撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 12:50
橋の崩落箇所はハシゴで降りて、川を渡渉します。
渡渉したあとは下流側へ進むと、このトラロープがあります(ここが登りやすいと思います)。
2023年05月26日 12:44撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 12:44
渡渉したあとは下流側へ進むと、このトラロープがあります(ここが登りやすいと思います)。
林道右手が崩落しているところも何ヶ所か。崩落縁の歩行は慎重に。
2023年05月26日 12:19撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 12:19
林道右手が崩落しているところも何ヶ所か。崩落縁の歩行は慎重に。
第二登山口。矢印方向に大沢渡へと下ります。
2023年05月26日 12:07撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 12:07
第二登山口。矢印方向に大沢渡へと下ります。
急な斜面を一気に標高500m落とします(復路では500m上げることになります)。
2023年05月26日 11:54撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 11:54
急な斜面を一気に標高500m落とします(復路では500m上げることになります)。
大沢渡。野猿は使えないので渡渉します。
2023年05月26日 10:57撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 10:57
大沢渡。野猿は使えないので渡渉します。
岩のジャンプでは渡れそうにないので・・・
2023年05月26日 10:56撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 10:56
岩のジャンプでは渡れそうにないので・・・
用意してきたサンダルに履き替えてジャブジャブいきます。復路は裾まくり上げでしたが、往路はズボンも脱いでパンツ1丁でした(笑)。
2023年05月26日 10:53撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 10:53
用意してきたサンダルに履き替えてジャブジャブいきます。復路は裾まくり上げでしたが、往路はズボンも脱いでパンツ1丁でした(笑)。
大沢小屋。往路(真っ暗な時間帯)、中を覗き込もうとしたらイタチか何かの獣が、「俺様の棲み家に何の用だ」と(ヘッドライトの光で・文字通り)目を光らせていました。
2023年05月26日 10:25撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 10:25
大沢小屋。往路(真っ暗な時間帯)、中を覗き込もうとしたらイタチか何かの獣が、「俺様の棲み家に何の用だ」と(ヘッドライトの光で・文字通り)目を光らせていました。
このピンテは「進むな」です。「コースはこちら」かと勘違いして進んでしまったのですが、危ない斜面トラバースが待っていました。
2023年05月26日 10:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 10:43
このピンテは「進むな」です。「コースはこちら」かと勘違いして進んでしまったのですが、危ない斜面トラバースが待っていました。
手前のピンテから(トラバースでなく上へ登って行くのが)正解です。
2023年05月26日 10:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 10:43
手前のピンテから(トラバースでなく上へ登って行くのが)正解です。
尾根を左へ巻く箇所。これだけ多くの印がありますが往路では見落として尾根へ突っ込んでしまいました(で、戻りました)。
2023年05月26日 10:35撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 10:35
尾根を左へ巻く箇所。これだけ多くの印がありますが往路では見落として尾根へ突っ込んでしまいました(で、戻りました)。
大沢岳林道登山口。6時間はかからないと思いますが。
2023年05月26日 09:54撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 9:54
大沢岳林道登山口。6時間はかからないと思いますが。
ここ、あまりに倒木が多いので右に巻いたらやっかいな結果になりました。ここはこのまま倒木を真っすぐ突破です。
2023年05月26日 08:04撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 8:04
ここ、あまりに倒木が多いので右に巻いたらやっかいな結果になりました。ここはこのまま倒木を真っすぐ突破です。
「一般登山道」といってよいくらい歩きやすい道が続きます(倒木はやや多いですが)。
2023年05月26日 08:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 8:13
「一般登山道」といってよいくらい歩きやすい道が続きます(倒木はやや多いですが)。
残雪はこの程度、滑り止めを履く必要はありませんでした。
2023年05月26日 05:59撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 5:59
残雪はこの程度、滑り止めを履く必要はありませんでした。
マークやテープは多くないですが、踏み跡はわかります。
2023年05月26日 06:19撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 6:19
マークやテープは多くないですが、踏み跡はわかります。
振り返ると雲の上に中央アルプス。
2023年05月26日 06:30撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 6:30
振り返ると雲の上に中央アルプス。
ハイマツが出てきますが、いやらしくありません(漕ぐ必要もなく、楽に進めます)。
2023年05月26日 06:31撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/26 6:31
ハイマツが出てきますが、いやらしくありません(漕ぐ必要もなく、楽に進めます)。
ハイマツが一気に低くなりました。曇り空なので「ライチョウに会えないかなぁ」と思って歩いていると・・・
2023年05月26日 06:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 6:32
ハイマツが一気に低くなりました。曇り空なので「ライチョウに会えないかなぁ」と思って歩いていると・・・
会えました(^^)
2023年05月26日 06:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 6:43
会えました(^^)
こちらはメス、もう間もなく巣作りの時期ですね。
2023年05月26日 06:43撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 6:43
こちらはメス、もう間もなく巣作りの時期ですね。
大沢岳を見上げて。
2023年05月26日 06:47撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
5/26 6:47
大沢岳を見上げて。
稜線の分岐点に出ました。
2023年05月26日 06:56撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 6:56
稜線の分岐点に出ました。
分岐からわずかこれだけの距離・・・4年前、なぜに登らなかった???(苦笑)
2023年05月26日 07:32撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 7:32
分岐からわずかこれだけの距離・・・4年前、なぜに登らなかった???(苦笑)
遠いトンカツ屋さん
2023年05月26日 07:05撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 7:05
遠いトンカツ屋さん
登頂、百高山99座目です。
2023年05月26日 07:13撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 7:13
登頂、百高山99座目です。
仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳
2023年05月26日 07:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 7:14
仙丈ヶ岳と甲斐駒ヶ岳
印象的な山容の塩見岳。その右は農鳥岳、さらに右は白峰南嶺。
2023年05月26日 07:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 7:14
印象的な山容の塩見岳。その右は農鳥岳、さらに右は白峰南嶺。
荒川三山
2023年05月26日 07:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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荒川三山
小赤石岳と赤石岳、手前は百諒
2023年05月26日 07:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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小赤石岳と赤石岳、手前は百諒
富士山がきれいに見えていました。
2023年05月26日 07:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 7:14
富士山がきれいに見えていました。
聖岳
2023年05月26日 07:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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聖岳
中盛丸山〜兎岳
2023年05月26日 07:14撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 7:14
中盛丸山〜兎岳
歩いてきたルート。しらびそ峠からの林道も見えています。
2023年05月26日 07:23撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 7:23
歩いてきたルート。しらびそ峠からの林道も見えています。
帰路に見つけたギンリョウソウ
2023年05月26日 10:22撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 10:22
帰路に見つけたギンリョウソウ
ヤマツツジもきれいに咲いていました。
2023年05月26日 10:37撮影 by  TG-6 , OLYMPUS CORPORATION
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5/26 10:37
ヤマツツジもきれいに咲いていました。

感想

百瞭胸海硫箸らまっすぐ大沢岳へ登るルートと、斜めに中盛丸山へ向かうルートがある。その時の私は迷わずに中盛丸山へ向かった。2019年8月、6泊7日南アルプス縦走の5日目、赤石岳を経て意気揚々と聖岳へ向かう途中だった。
その時の私は「日本百高山」など考えていなかった。そして「寄らなかった1座」に4年後こうして向かうことになるとは考えてもいなかった。

南アルプスに置いてきてしまった「大沢岳」、百高山が残り2座となったところでいよいよ向き合うことになりました。「芝沢から聖岳、兎岳経由のピストン」しか考えていなかったところ、しらびそ峠から直接大沢岳にアプローチする「丸山尾根」や大沢渡ルートの「西尾根」のレコを見つけました。「丸山尾根→西尾根」(または反対回り)の周回が多いようですが、奥茶臼山を経由する丸山尾根はVR経験未熟の私にはやや不安&日帰りでは難しそうと判断、大沢渡ルート(西尾根)ピストンを計画しました。「ピークに直接つながる尾根なんて、まるでこのために残したようじゃないか!」と自分に思い込ませて、しらびそ峠へ。
スタートして林道を快適に・・・と思ったのもつかの間、落石や崩落が続出です。特に上部から沢が崩れた箇所は土石が堆積したままで、これを乗り越えていきます(10ヶ所ほど)。橋が落ちた場所はハシゴと渡渉で。とにかく自然災害のすごさを目の当たりにしながら「第二登山口」へ。標高を500m一気に落として大沢渡に、ここから登山開始です。
地図にも載っていないバリエーションルート、果たしてどんな様子かと思っていましたが、かつて登山道だっただけあってとても歩きやすい道でした。一部でマークやテープが少ないのと、倒木がやや多いですが、基本的には一般登山道です。標高は1,100mから2,800mまで上げるので林の植生も豊かで、ミズナラなどの広葉樹が苔とシラビソ林に変わり、稜線上ではハイマツ帯でライチョウが迎えてくれました。
中盛丸山との分岐を北へ、4年前に踏まなかったピークを今度はきちんと踏んで、西尾根をピストンで戻りました。

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コメント

おおっー
今年にしかも数日前にはいってるかたがいるとは
5年くらい前からいきたいルートです。
南アルプスすきです。
かなり崩壊してますが
すごく細かい情報をもらえたので
7月にいこうかなとおもってます。
一泊で赤石日帰りを。

駒ヶ根駅から仙丈ヶ岳日帰りや、北岳のあるきさわを夏に日帰り、白根南麗も伝付と静岡駅までつなぎましたー
塩見新道も往復40キロのロードを歩いて日帰り。光岳~聖平もいろうどから日帰り。
300名山あと2座
300高山276座
全部は行けそうにないです
2023/6/13 7:29
hirojiji1013さん、メッセージありがとうございます。
5年くらい前からいきたいルートだったのですね!少しでも参考になりましたら幸いです。
「7月に一泊で赤石」いいですね。
どうぞお気をつけて、いい山行になりますように。
2023/6/13 16:07
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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