奥多摩北部山稜縦走【奥多摩駅-石尾根-雲取山-長沢背稜-天目背稜-棒ノ折山-岩茸石山-軍畑駅】

2023年05月27日(土) ~ 2023年05月28日(日)

• GPS: 18:29
• 距離: 62.2km
• 登り: 4,742m
• 下り: 4,879m

コースタイム

1日目

• 山行: 8:38
• 休憩: 1:09
• 合計: 9:47

距離 29.7km 登り 3,025m 下り 1,680m

6:02 奥多摩駅
6:34 6:35 農指山
6:39 6:41 石尾根縦走路・六ツ石山登山口
6:54 6:58 絹笠山
7:05 越路ノ杜
7:28 十二天山
7:45 7:46 三ノ木戸林道分岐
8:20 六ツ石山分岐
8:38 将門馬場
8:48 8:49 カラ沢ノ頭
8:54 石尾根城山
9:12 水根山
9:29 9:30 鷹ノ巣山
9:46 鷹ノ巣山避難小屋
10:07 日蔭名栗山
10:26 高丸山
10:42 10:43 千本ツツジ
10:57 七ッ石小屋上分岐
11:01 11:03 七ツ石山の水場
11:14 11:22 七ツ石山
11:29 ブナ坂
11:51 奥多摩小屋
11:56 ヨモギノ頭
12:14 小雲取山
12:27 12:29 雲取山避難小屋
12:30 12:46 雲取山
13:00 13:19 雲取山荘
13:31 13:32 大ダワ
13:59 14:03 芋ノ木ドッケ
14:24 14:25 コヤセドノ頭(犬落ノ頭)
14:38 14:41 桂谷ノ頭(石楠花ノ頭)
15:08 長沢山
15:18 右谷ノクビレ(重松ヒラキ)
15:33 15:35 水松山
15:49 滝谷の峰ヘリポート

2日目

• 山行: 7:34
• 休憩: 1:07
• 合計: 8:41

距離 32.5km 登り 1,726m 下り 3,217m

4:54 滝谷の峰ヘリポート
4:59 滝谷の峰
5:24 5:25 行福のタオ
5:41 5:42 酉谷山
5:48 5:49 酉谷峠
6:04 坊主山
6:23 6:25 七跳尾根分岐
6:43 6:44 大栗山
6:49 ハナド岩
6:54 6:55 ハンギョウノ頭
7:06 7:26 天目山
7:49 棒坑尾根分岐
8:14 8:20 蕎麦粒山
8:32 桂谷ノ峰
8:40 オハヤシの頭
8:46 日向沢ノ峰
8:58 50号鉄塔-落合下降点
9:14 山なし山
9:22 クロモ山
9:49 長尾丸山
10:14 槙ノ尾山
10:28 10:54 棒ノ嶺
11:00 権次入峠
11:13 黒山
11:26 逆川ノ丸
11:30 雨沢山
11:56 興越山
12:06 12:07 名坂峠
12:12 12:15 岩茸石山
12:33 高水山
12:37 12:39 常福院
12:44 高水山参道八合目
12:49 12:51 高水山参道六合目
12:57 高水山参道四合目
13:01 高水山参道三合目
13:07 高源寺
13:15 慶福寺
13:35 軍畑園地駐車場
13:35 ゴール地点

天候

曇り時々晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 自家用車

軍畑園地駐車場を利用し、軍畑駅から奥多摩駅までは始発電車で移動

コース状況／危険箇所等

特になし
石尾根の鷹ノ巣山あたりは虫（コバエとか）がとても多い！

その他周辺情報

瀬音の湯（割引900円）でサウナ

写真

5/27 6:02

1日目。
始発で奥多摩駅に到着しました。
ここから出発です。

5/27 6:39

長い車道歩きでした。ここから登山道に入ります。
そして、ここから長い石尾根歩きが始まります。

5/27 7:56

防火帯を歩きます。日なたは暑いです。

5/27 8:48

本日最初のピーク、狩倉山に到着します。
相変わらずの急登でした。

5/27 8:59

いい天気です。

5/27 9:02

樹間からは富士山が見えています。

5/27 9:12

水根山に到着しました。
頂上の看板が見当たりません。（昔はあったような・・・）

5/27 9:19

鷹ノ巣山まであともうちょっとです。

5/27 9:29

鷹ノ巣山に到着です。
でも、すごい虫（コバエとか）です。

5/27 9:29

南東方面です。
奥多摩三山（左から大岳山、御前山、三頭山）とその奥に丹沢山地。

5/27 9:29

南西方面です。
右端に大菩薩嶺です。
それにしても虫の襲撃がすごいので退散します。

5/27 9:35

西側の斜面からは雲取山が見えました。
今日の第一の目的地点は雲取山です。

5/27 9:36

トウゴクミツバツツジがきれいに咲いています。
正面に高丸山です。

5/27 9:46

鷹ノ巣山避難小屋です。

5/27 10:00

日蔭名栗山まであとちょっと。

5/27 10:07

日蔭名栗山に到着です。

5/27 10:26

高丸山です。
巻き道はまだ通行止めでした。

5/27 10:42

千本ツツジを通過します。

5/27 10:45

ヤマツツジはもう少しあとですね。

5/27 10:52

七ツ石山に行く前に水を汲みます。

5/27 11:01

この水場はいつも健在です。
去年も助けてくれました。

5/27 11:11

七ツ石神社です。

5/27 11:13

七ツ石山に到着しました。

5/27 11:13

雲取山をロックオンしました。

5/27 11:21

ブナ坂からの石尾根の最後部分です。
頑張ります。

5/27 11:29

ブナ坂まで下りてきました。

5/27 11:36

ダンシングツリー。

5/27 11:56

振り返って、七ツ石山がだいぶ遠くになりました。

5/27 11:57

鹿です。
登山道のすぐ脇にいました。

5/27 12:09

小雲取山への最後の登りです。

5/27 12:14

小雲取山を通過します。

5/27 12:15

さーて、最後の登りです。

5/27 12:16

飛龍山からの稜線が見えています。
ここ何回かの山行ではまったく見えませんでした。

5/27 12:28

雲取山の頂上（山梨県部分）に到着しました。
ここも雲取山の頂上です。県境から300メートル以内ですから(笑)。

5/27 12:28

振り返ると登ってきたルートが一望です。

5/27 12:30

こちらは、東京都と埼玉県の頂上です。

5/27 12:30

曇ってはいますが、国師ヶ岳や甲武信岳も見えています。
先を急ぎます。

5/27 12:48

雲取山荘に向かう途中、三峯神社が見えてます。

5/27 12:48

三峯神社をアップです。

5/27 12:59

雲取山荘で昼食です。

5/27 13:20

テントがいっぱいです。

5/27 13:31

大ダワまで下りてきました。ここから芋ノ木ドッケに登り返します。

5/27 13:47

この分岐で、芋ノ木ドッケ方面に向かいます。

5/27 13:57

急登です。

5/27 14:05

芋ノ木ドッケの頂上に到着しました。
ここから長沢背稜に入ります。

5/27 14:18

左から鷹ノ巣山と日蔭名栗山、高丸山ですね。
さっきまで歩いていたルートが見えるのは面白いです。

5/27 14:38

石楠花が咲いています。

5/27 14:57

長沢山はもうちょっとです。

5/27 15:07

長沢山の頂上に到着です。
15時を過ぎていますので、先を急ぎます。

5/27 15:08

天祖山が見えてます。

5/27 15:28

水松山の手前です。
今日の泊地まであとちょっとです。

5/27 15:48

滝谷ノ峰ヘリポートに到着です。
今日はここでテント泊します。

5/28 4:55

2日目の朝です。
天気は曇り、テントを撤収して出発します。

5/28 4:55

六石山ですね。
昨日はあそこから来ました。

5/28 5:40

酉谷山に到着しました。

5/28 5:50

酉谷山東ノ肩です。
避難小屋が見えます。

5/28 6:40

シロヤシオも満開です。

5/28 7:07

天目山（三ツドッケ）に到着しました。
絶景を楽しみながら、クリームパンとコーヒーをいただきました。

5/28 7:08

富士山です。

5/28 7:08

芋ノ木ドッケと白岩山ですね。

5/28 7:08

こちらは雲取山です。

5/28 7:09

六石山と富士山です。

5/28 7:24

御前山とその奥に丹沢山地です。

5/28 7:24

大岳山と御嶽山です。

5/28 8:15

蕎麦粒山に到着しました。

5/28 8:15

次のピーク、柱谷ノ峰までのアップダウンがえげつない。

5/28 8:24

下から見ても、えげつない。

5/28 8:42

日向沢ノ峰に到着しました。

5/28 8:45

ここから未知のルートに突入です。
棒ノ折山を目指します。

5/28 8:49

300メートルほどの降下です。
そこそこの急登です。（下りに使って正解）

5/28 8:59

高圧電線を通過します。

5/28 9:09

ヤセ尾根もあります。

5/28 9:13

山ナシ山だそうです。
山もあるし、山梨県でもないし。

5/28 9:48

頂上標柱はありませんが、たぶん長尾丸山でしょう。

5/28 10:14

槙ノ尾山を通過します。

5/28 10:19

棒ノ折山への最後の登りです。

5/28 10:28

棒ノ折山の頂上です。
すごい人！

5/28 10:29

棒ノ折山の頂上で昼食をとります。

5/28 11:00

権次入峠です。
ここを右に折れて、岩茸石山を目指します。

5/28 11:01

まず黒山に向かって下ります。

5/28 11:30

富士山が見えました。見納めでしょう。

5/28 11:43

このルート、アップダウンが激しいです。

5/28 11:59

また登り。

5/28 12:07

名坂峠です。

5/28 12:09

岩茸石山への最後の登りに取り付きます。

5/28 12:13

岩茸石山の頂上も人がたくさんいます。

5/28 12:14

今山行の最後のピーク、高水山です。

5/28 12:15

遠くに日向沢ノ峰が見えました。

5/28 12:16

あの鉄塔をくぐりましたね(笑)。

5/28 12:29

高水山への登り。
今山行最後の登りです。

5/28 12:33

高水山に到着です。
本当に長く歩いてきました。

5/28 13:02

下山しました。
軍畑まで車道を歩きます。

撮影機器：

uTough-6020 OLYMPUS IMAGING CORP.

装備

個人装備

MS CROW GTX（SALEWA）

感想

tomtan

大好きな山域である奥多摩山地。
日帰りで歩いてきた奥多摩山地ですが、多摩川より北部のエリアを一気に歩こうと奥多摩駅から石尾根を雲取山まで登り、芋ノ木ドッケから長沢背稜に載り、天目背稜で日向沢ノ峰まで下り、棒ノ折山、岩茸石山を経由して軍畑まで下山するルートを企画しました。
誰も呼んでませんが、勝手に「奥多摩馬蹄形縦走」と名付けました。これまで日帰りで歩いてきた、概ね7つの山行をまとめて歩く山行です。

軍畑園地の駐車場に車を停めて、始発の青梅線で軍畑駅から奥多摩駅に移動します。乗客のほとんどは登山客で、奥多摩駅に到着するとバス停に駆け足で向かう人もいました。
奥多摩駅から車道を歩いて登山口から石尾根に取り付きます。三ノ木戸山、狩倉山、水根山を越え、3時間30分かけて鷹ノ巣山までたどり着きました。
鷹ノ巣山でゆっくりしようと思っていたのですが、虫（コバエとか）がとてもひどく、休みもとれず、自分がウンチなんじゃないか、と思うくらい集まってきました。

鷹ノ巣山からは、日蔭名栗山、高丸山、千本ツツジを越え、1時間45分で七ツ石山に到着です。このあたりに来ると空は雲ってしまいましたが、展望がきいて遠くの山々まで望むことができました。
七ツ石山からは眺望を楽しみながら、雲取山頂上に向かいました。1時間20分ほどの空中散歩を楽しみ、雲取山からの展望を楽しむことができました。
雲取山の頂上で昼食用のお湯を沸かしながら休憩をして、雲取山荘まで下って昼食をとりました。

雲取山荘前には宿泊予定の登山者が多く集まっていました。テントもたくさん張られていて、人気の高さを実感しました。
雲取山頂上から芋ノ木ドッケまでは1週間前の日曜日に歩いたルートで、同じ週に同じルートを歩くことに面白味を感じました。

芋ノ木ドッケから長沢背稜に載り、この日の泊地である滝谷ノ峰を目指します。
トウゴクミツバツツジが咲き誇る稜線を急ぎ、長沢山、水松山を通過し、16時前に滝谷ノ峰手前のヘリポートに到着しました。
到着して、早々にテントを設営し、夕食をとり、テントの中で身体を休めました。

2日目は、朝4時に起床し、簡単な朝食をとったあと、テントを撤収しパッキングをして5時前に歩き出しました。
1日目と違って、この日は巻き道を積極的に使おうと思っていたので、酉谷山や天目山を除き、巻いて巻いて巻きまくりました。
天目山では、前日に食べ残していたクリームパンと温かいコーヒーをとり、雲取山から奥多摩駅までの長大な石尾根を眺めながら休憩をとりました。








蕎麦粒山からは日向沢ノ峰までのルードが一望できるのですが、目の前の板谷ノ峰の急登が目に入って目が離せません。スキーのジャンプ台じゃないかと思わせる、真っ直ぐで急な斜面が特徴的です。
板谷ノ峰からは小さなアップダウンを繰り返して日向沢ノ峰はすぐに到着します。
いやいよここから、初めてのルートに足を踏み入れます。
まず急激な下りにかかります。長沢山の手前まで高低差が300メートルもあるので、ここで一気に標高を下げます。
途中で高圧電線の鉄塔をくぐり、またまだ下っていくと、登り返しが出てきて、その登り返しに飽きてきた頃に長沢山に、到着しました。
そこからも、アップダウンを繰り返していき、槙ノ戸山を通過して、大きな山体を左に巻きながら登っていくと、人の声がたくさん聞こえてきて、棒ノ折山に到着しました。
さすが手軽で人気の山です。子供連れの登山者もいて、山頂は大騒ぎ（笑）でした。
そんな久しぶりの喧騒を見ながら昼食を食べ、最後の縦走に向けてスタミナ回復を試みます。
ここまでで、かなり疲労が溜まってきていました。
棒ノ折山を下り、権次入峠から右に入り、またここから未踏のルートに入ります。
この尾根道もアップダウンが激しく、数十メートルの上り下りが延々と続きます。疲れもありましたが、それ以上に小さなピークが飽きもせずに続々と現れる様は、地獄のようでした（笑）。
最後の極めつけは、岩茸石山への取り付きで、手前に小さなピークがあり、そこから名坂峠まで数十メートル下るところでした。
峠を眼下に見下ろした瞬間、心が折れかけました。棒が折れる前に心が折れそうになる山でした。
岩茸石山にも多くの登山者がいて、ちょうど昼時でもあったので、思い思い休憩されていて、休む場所もなかったので、早々に最後のピークの高水山を目指しました。
高水山までは一旦下るものの、登り返しはそれほどでもなく、すぐに到着しました。特に展望はないので、すぐに軍畑に向けて下っていきます。
樹林帯の下りから、沢沿いになり、渓谷美を楽しみながらの散策は、今回の山行の締めくくりにふさわしく、疲れた身体を元気にしてくれました。
砂防堤を過ぎると登山道は終わり、車道に出ます。
そこから車道を歩いて、軍畑園地駐車場まで戻りました。

7つの山行を一気に繋げて歩くこの山行で、記憶の上書きができました。