野口五郎岳(ブナ立尾根〜テン泊)
- GPS
- 28:56
- 距離
- 21.8km
- 登り
- 2,155m
- 下り
- 2,153m
コースタイム
- 山行
- 4:43
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 5:22
- 山行
- 7:53
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 8:42
天候 | 高曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
そこから高瀬ダムまでタクシー。片道2,500円ほどだが大町のチケットがあれば往復3,000円でお得。アルピコタクシーの運転手さんがやたら親切で山の様子やおススメの温泉、食事など色々な情報を提供してくれた。 帰りはブナ立尾根の6番からタクシー会社に電話すれば下山タイミングに合わせて1時間半くらいで高瀬ダムまで迎えに来てくれる。 ちなみにドコモは6番〜8番くらいまで電波がつながった。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
◆高瀬ダム〜ブナ立尾根登山口 ・トンネルを抜けて吊り橋を渡って河原を歩いていく。踏み跡や目印は明瞭なので迷うことはなさそう。 ・登山口手前の木の橋は山岳会?の方が修復中だった。シーズン前は壊れていたりするのかもしれない。 ◆ブナ立尾根登山口〜烏帽子小屋 ・登山口から烏帽子小屋まで12番〜1番まで番号が振られている。 ・5番くらいまでは積雪なし。4番から先はかなりガッツリ雪が残っているのでアイゼン・ピッケルは必携。ただ自分が登った時は緩んでいたのでアイゼンは行き帰りとも使わなかった。 ・烏帽子小屋は営業前。避難小屋は緊急時のみ使える。 ・テン場は雪の下なので逆にどこでも張れる。 ・ちなみに道中水場はないので持参するか雪を融かすしかない。 ◆烏帽子小屋〜野口五郎岳 ・所々雪があるが基本稜線に沿った夏道歩き。 ・ほぼ雪はないがたまに雪壁の直登やトラバースがあるのでアイゼンはあった方がいい。 ・野口五郎小屋には冬季小屋あり。料金は下山後に支払うシステム。(確か一人2000円だったような) |
その他周辺情報 | 温泉も食事も七倉山荘がおススメ。 温泉は660円で露天アリ。 食事は七倉ダムカレーが名物。この時期は少しメニューは少なめ。 |
写真
感想
先週の富士山で板納めをしたので今週から登山モードが始まった。
天気予報は微妙…晴れる時間帯もありそうだが雨もパラつきそう。まあ体力づくりになればどこでもいい。
Mさんがブナ立尾根から野口五郎岳に行きたいというので付き合うことに。このルートは夏に歩いたことはあるが積雪期は未知の世界だったので少しだけ興味があった。
それに烏帽子岳や野口五郎岳の白砂の稜線は素晴らしい。
前日の金曜日に飲み会があったので遅めに金沢を出発。睡眠はしっかりとりたいので高瀬ダムを9時過ぎにスタートすることになった。
夏なら暑くて仕方ないがこの時期は涼しい。新緑を愛でながらのんびり登っていく。いや、今回は水4リットルを含む快適テン泊モードで重量がやばく、早く登ろうと思っても正直厳しかった。
途中で地元の方が登山道の整備をしてくれていた。どうやら野口五郎小屋の管理もされているようで野口五郎まで行くと伝えると是非中の様子を確認して欲しいとのことだった。
今年は三俣山荘や水晶小屋で冬に小屋が荒らされる事件が起きているので気をもんでいるようだ。天気次第で行けるかわからないけど行けたら報告しますね。
中間点を過ぎるといよいよ雪が出てきた。いざとなればアイゼンだけど緩んでいたのでそのまま雪を蹴り込みながら登っていった。一応ウィペットも持ってきたのでお守り代わりになってくれた。
日本三大急登を雪山テン泊装備で登るのはかなりしんどかったが5時間ほどで烏帽子小屋に到着。所要時間以上に疲れた。
だがテントを張ればあとはのんびり過ごすだけ…と思ったがMさんが烏帽子方面に行きたいというので散歩にでかけることに。烏帽子岳は見る山で登る山ではない(と個人的には思っているので)前烏帽子岳まで行って写真撮影タイム。風もなくて暑くもなく寒くもなくて抜群のコンディションだった。
夜は少し冷えるのでテントで鍋をいただく。雲が優勢で夕焼けは見られなかったが予報の割には良い1日目となった。ちなみにこの日は他に誰もいなくて完全貸切だった。
二日目は4時に起床して前日の鍋の残りで雑炊を作って朝ごはん代わりにした。
雨やガスだったらそのまま下ろうと言っていたが高曇りながら思いのほかコンディションが良かったので予定通り野口五郎まで行ってこよう。
所々雪はあるが大部分が夏道なので快適に歩ける。これもいつもより雪が少ない今年が特別なのだろう。
三ッ岳の手前で前から単独の女性がやってきた。こんな時間にこんなところで?どうやら野口五郎小屋に泊まられていたようだ。モチ高い。
少し風は強かったが暑いよりはいい。ワークマンのカッパを羽織って快適に歩いていった。
野口五郎小屋に到着したら冬季小屋の内部を確認。先行の女性からも話を聞いていたが雪が少し入り込んでいたが荒らされた様子はなくきれいに保たれていた。
そして自身2回目の野口五郎岳登頂。10年ぶりくらいだろうか。水晶岳と赤牛岳が近い。槍も、薬師も、立山も、剱岳も白馬岳も…北アルプスのど真ん中だけあってオールスターがそろい踏みしている景色は圧巻だった。白砂ビーチの雰囲気といいやっぱりこの稜線は素晴らしい。来てよかった。
来た道を戻るのは通常精神的に堪えるが今回は涼しかったし気持ちよく歩くことができた。
烏帽子小屋まで戻ったらテントを撤収して下山開始。
上部の雪渓は曲者だったがアイゼンは使わずに下山することができた。
途中でアルピコタクシーを呼ぶと高瀬ダムには昨日と同じ運転手さんが来てくれていた。
七倉山荘の日帰り温泉はいいよ、とかダムカレーがおススメとか色々教えてくれた。やっぱりそうですよねー。
もっと登山者が多いのかと思ったが天気予報がイマイチだったせいかほぼ貸し切りの雪の裏銀座を楽しむことができてラッキーだった。
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