奥多摩と奥武蔵を繋ぐ山旅(本仁田山・川苔山・棒ノ嶺・岩茸石山)
- GPS
- 09:36
- 距離
- 27.2km
- 登り
- 2,489m
- 下り
- 2,661m
コースタイム
- 山行
- 8:45
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 9:31
天候 | 快晴! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
5:14 立川駅 6:24 奥多摩駅 【復路】 17:07 沢井駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【本仁田山(大休場尾根)】 奥多摩三大急登に数えられることもあるように、ひたすらの登りです。 稲村岩尾根よりも所要時間が短いこともあり、同尾根よりは楽に感じました。 寺の横から登山道に入り、しばらくは樹林帯をジグザグに登っていき、尾根に出たかと思うと、そこからまたやや直線的に高度を上げていきます。 花折戸尾根と合流する標識まで辿り着くと、あとは平行に移動して、本仁田山の山頂に到着します。 【大ダワ〜舟井戸(鋸尾根)】 鋸尾根は、尾根沿いを馬鹿正直に登って下るルートです。 傾斜はややきつく、道も細い箇所が多いため、落ち葉で足を取られると危険です。 体力及び足を削ら、眺望が得られるわけでもありませんので、鍛錬やドMの方以外はあまりお薦めしません。 【日向沢の峰〜棒ノ嶺】 東進する場合、下り基調です。 急傾斜で一気に高度を下げつつ、何度かアップダウンを繰り返しながら進みます。 名のあるピークの前に登り返しがあります。 落ち葉が堆積していると、踏み跡が分かりづらい箇所もあります。 地図に載っていないまき道が何箇所かありますが、尾根沿いに進むことを意識していれば迷うことはないと思われます。 【黒山〜岩茸石山】 こちらもアップダウンを繰り返しながら進んで行きます。 岩茸石山手前にやや大きな登り返しがあります。 |
その他周辺情報 | 澤ノ井園 東京の地酒、澤ノ井の試飲や食事、買い物ができます。 試飲は16:30まで、買い物は17:00です。 |
写真
感想
【計画】
荒島岳以来、山とはご無沙汰しつつ、飲食の機会は増えるばかりで、体の衰えが懸念されていたところ、仕事の谷間で平日に休暇が取れそうな気配。
「来週の火曜か水曜辺りに休みます」と幅を持たせて上司に宣言し、直前の天気予報を確認の上、雨の日から中一日の水曜に休暇を取得しました。
平日の利点を活かすために、土日混雑しそうな山は…と考え、何となく川苔山が浮かんだものの、単体ではちょっと物足りない(?)感じがしたので、
・どうせなら棒ノ嶺と繋いでしまえ
・棒ノ嶺まで行くなら、そこから高水三山方面まで繋いでしまおう
・川乗橋までバスを使うのは癪→奥多摩駅から本仁田山経由で上がれば奥多摩三大急登(にあがることがある大休場尾根)も体感できる
と、調子に乗っていろいろオプションを付けているうちに、気が付けばコースタイムは13時間超…
コースタイムの85%で計算しても、沢井駅へ下りるのは18時過ぎ…
棒ノ嶺から名栗湖方面へ下るエスケープルートも用意しつつ、最後はヘッ電覚悟で挑むことにしました。
【奥多摩エリア】
本仁田山へとつながる大休場尾根は、本当に登り一辺倒でした。
これでもかと繰り返される数々の登り。
「標高稼げるからいいか〜」と思える辺りは、師匠の影響でしょうか。
山頂は、樹林の間から富士山が、開けた東側からは関東平野や筑波山が見渡せます。
川苔山は、3年ほど前、本格的に山登りを始めた頃に職場の方々と登ったことがある山です。
オーソドックスに川乗橋から百尋の滝を経由して山頂に至りましたが、メンバーの数人が待ち合わせに遅刻してスタートが遅れたり、うっすらと雪が積もっていたため、古里駅へ下りる予定が鳩ノ巣駅に下りることになりました。
ただ、山頂で食べたインスタントラーメン&おじやが温かかったことはよく覚えています。
そんな思い出に浸りながら、富士山や雲取方面の眺望を独り占めしました。
【棒ノ嶺を目指して…】
日向沢ノ峰への開放的な稜線歩きを楽しんだ後、棒ノ嶺を目指して樹林帯の登山道を進みます。
何度かの急降下とアップダウンを繰り返し、落ち葉が多く道迷いの不安を抱きながら歩いた道は、樹林に眺望が遮られてしまうこともあり、思いの外長く感じました。
そんなこんなで辿り着いた棒ノ嶺では、谷川岳や日光白根山などの北関東の山々を見渡す大パノラマが迎えてくれました。
時間に余裕はあまりなかったものの、我慢できず、お湯を沸かしてコーヒーで一服。
短いながらも、北関東の名峰を眺めながら一休みしました。
【再び奥多摩エリアへ】
棒ノ嶺の眺望に後ろ髪引かれながらも、先へと進みます。
岩茸石山へも、アップダウンを繰り返しながら進む登山道です。
さすがにこの頃になると食傷気味です。
また、いつもの悪い癖で、エネルギー補給を怠ったため、ややバテ気味…
さらに、左膝外側が痛み始める…
山頂直下の登り返しに毒づきながらも岩茸石山に到着。
1月に訪れたときにはやや曇りがちでしたが、改めて眺めてみると、棒ノ嶺から結構歩いてきたなぁと実感できます。
時間は15時少し前。
ヘッ電覚悟で高水三山を綺麗に踏破しておくか、そのまま下りるか…
今回は潔く岩茸石山のみとして、沢井駅へと下ることにしました。
そして…
【澤ノ井園】
1月に引き続き、やってきました澤ノ井園。
試飲ができるのは16:30まで。
16:10頃に到着し、息も絶え絶え、日本酒をいただきます(有料)。
そして、お土産に新酒(いわゆるヌーヴォー)を購入し、行きよりも重たくなったザックを背負って帰路に着いたのでした。
さすが、師匠の後を追ってドMまっしぐらなルート取り(笑)
お疲れ様でした
とにかくすごい急登だってことはよくわかりました〜
でも、29枚目から先はほんとに素敵な道。
いいところですね。
最後に日本酒を入れるあたりなんか、なかなかオツですし
奥多摩方面、バスのことを考えると出るのが億劫になってしまいがちですが、奥多摩から歩くって手があったか!(←って、オーイ!! )
いやいや。やりませんよ
高水からの反対ルート取りはどうだろうか・・・ くらいは考えてみよっかと思います。
だって、日本酒に間に合わないとだしね〜
muniさん、コメントありがとうございます。
師匠の過去レコを参考にして計画したルートでしたが、なかなか…
結果的に、様々な利益を総合的に勘案した結果、「高水三山」踏破は断念した次第です
序盤の急登は、かなり画像が多めになってますが、全体的には本当に気持ちのいい登山道でした。
ただ、個人的には、日向沢ノ峰から棒ノ嶺までの道は、思いの外長く感じる単調気味のルートなので、また歩くことがあるなら、独りでは歩きたくないなぁ、と
奥多摩は、アプローチにバスを使うことが多いと感じますよね
まあ、それで私は、テント泊デビュー戦の石尾根ピストンで痛い目にあったわけですが(笑)
棒ノ嶺〜岩茸石山もそこそこのアップダウンがあるので、高水三山単独よりも充実感は得られると思います
日本酒は、2杯目以降の試飲は100円引きですし、14種類ほどありますので、ゆっくりと味比べしながら堪能されるのがベストです
歩きましたねぇ〜、平日に
距離だけでなく奥多摩三大急登の一角も!
rgzさんの師匠というのがどなたなのか存じ上げませんが、ドMもほどほどに。
木々の葉が落ちて登山道が明るく冬の日差しが柔らかく注いで気持ちよさ倍増ですね。
空気も澄んでいるので遠くまで見渡せて、イイ眺望!
下山後はごほうビール ならぬ利き酒 とは・・・
LArcさん、コメントありがとうございます。
計画当初は、平日なら空いていそうな山域を…だったのですが、参考にしたレコの影響で、どんどんルートが長くなりまして
変なアドレナリンが出ていたのか、序盤にかなりとばしてしまいました。
本当に罪な師匠ですよね
この時期に樹林帯の道は、本当に木漏れ日が気持ちいいですね。
平日で人も少なかったので(それともマイナールートでそもそも人が少ない?)、静かな山歩きを堪能できました。
棒ノ嶺のパノラマは本当に素晴らしかったので、職場の人等を連れて行きたいなぁと思いました
もちろん、その後は、沢井へ下って大試飲会です
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