谷川連峰主脈縦走☆ハクサンイチゲ揺れる稜線で
- GPS
- 13:02
- 距離
- 24.3km
- 登り
- 2,700m
- 下り
- 2,415m
コースタイム
- 山行
- 11:50
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 13:02
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス 自家用車
○平標登山口より越後湯沢駅までバス(16:55発→越後湯沢駅前17:33着) ○越後湯沢駅から土合駅まで電車(17:52発→土合駅18:18着) ※パスモ、スイカ使えません。紙の切符を買わないと改札入れません。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
○コース状況 【西黒尾根〜肩の小屋】 全て夏道です。残雪は肩の広場にのみ残っているだけです。ルートは明確で、岩場も黄色のペンキを目印に進めば迷うことはありません。 残雪のトラバースは早い時間帯はカチカチなため、心配な方はチェーンスパイクを使うと良いと思います。トラバースしないルートもありますが岩の段差が大きいため、身長が小さめの方は大変かもしれません。 【肩の小屋〜万太郎山】 オジカ沢ノ頭の辺りは、痩せ尾根と岩場鎖場があります。登り下りともに急なため、注意が必要です。また、濡れていると滑りやすいかもしれません。 【万太郎山〜仙ノ倉山】 万太郎山から最低鞍部まで一気に高度を下げます。そこからのエビス大黒ノ頭への登り返しが、縦走ルートでは一番の頑張りどころです。ですが危険箇所はないため、ひたすら頑張れば良いでしょう。 【仙ノ倉山〜平標山の家〜平標山登山口】 平標山までは、それまでとは一変したなだらかな木道です。一面のお花畑ですが、シャクナゲ以外はまだ時期的に早く、ハクサンイチゲもコザクラも咲き始めでした。 平標山から山の家へは木の階段が続きます。こちらのルートを下山に使う方が多いのか、渋滞が発生しやすいです。 ○気になるトイレ情報 土合駅、谷川肩の小屋、平標山の家、平標山登山口駐車場で使用しました。 ○気になるお花情報 全体的にまだ少なめで、これから種類が増えていくことと思います。 シャクナゲはピーク少し過ぎ。ハクサンイチゲは場所により見頃。シラネアオイ、アズマイチゲ、キンバイ、ナエバキスミレなどが見頃でした。 ☆主脈と馬蹄どっちがキツいの?教えてオネーさんのコーナー 個人的には圧倒的に馬蹄形だと思います。しかし主脈にあるような痩せ尾根や岩場は馬蹄形の縦走路にはほぼないため、歩きやすさで言えば馬蹄形のほうが歩きやすいかもしれません。ただし要体力ではあります。 |
その他周辺情報 | 温泉 ○湯テルメ谷川 受付は20時まで https://mizunofurusato.com/yuterume/ |
写真
感想
初めて谷川主脈を歩いたのは、もう8年前のこと。
ちょうど梅雨入りしてしまい、雨が降ったり止んだりの1日だった。
主脈の稜線を雨の中歩き、靴の中までぐしょぐしょに濡れた散々な山行だった。しかも谷川の山頂踏んでないというオチまであり。
とにかく谷川主脈は、もう一度晴れの日に歩くという課題だった。
なのに8年も経ってから行ったのは、やはりバスの時間を気にして歩いて電車に乗って戻るというめんどくささが原因。
主脈に行くより馬蹄形を選んで、馬蹄は2回ほど歩いた。
今年こそはと主脈を歩く決心をして、いざ西黒尾根からスタート。
2月にも歩いた西黒尾根は、まだ記憶に新しい。
あの真っ白な雪山が4ヶ月でこんなに変わって、高山植物が咲き出していることに自然のパワーを感じた。
2月のレコはこちら→https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-5187055.html
相変わらず岩場鎖場歩きが下手。前よりも下手になってるような。時間もかかっている。
そして肝心の主脈のほうは、梅雨入り前の貴重な晴れ日でとても楽しく歩けた。今日歩かなかったらずっと後悔するってくらい、この時期にしてはいい天気だった。
しかしバスの時間が常に頭にあり、計画よりも早く下りて余裕を持たせたい気持ちから、時間の貯蓄をすることが最優先となった。
ハクサンイチゲの誘惑を振り切るのが大変で、写真を撮りたいと思っても、時間の貯蓄ができてからだと諦めたことも残念だった。
頑張ったおかげで時間の貯蓄は予定より多くできたので、平標での写真撮影にその時間を当てようと思っていたけど、人が多くて木道で立ち止まることもできず、写真はほとんど撮れなかったのも残念だった。
16:55のバスまで時間はたっぷりある。
その前の14:20には乗れると思ってないので計画外。
下りはゆっくり歩こう。
それでもバスまで1時間以上待つことになったが、早めにバス停で待っていて良かった。いつの間にか20人くらい後ろに並んでいた。
バスを降りてから電車の発車時間までは約15分。
越後湯沢駅で大急ぎで日本酒とビールを買い、電車で土合まで戻る。
8年前に残した宿題をやり終えてスッキリしたはずなのに、なにかモヤモヤが残る。
それはたぶん、時間に追われて写真を制限したことや、平標山以降の渋滞などによる、本来自分がやりたいと思っている山歩きとの解離が原因なのかなとも思う。
この時期に歩くならやはり馬蹄形がいい。
人が少なくて静かだし、バスの時間も気にしなくていい。
達成感もハンパない。
とはいえ上越国境稜線歩きができた、充実した1日ではあった。
いつも冬に眺めている真っ白な主脈を、歩いている喜び。
積雪期のオジカにはとても行ける気がしないとも思ったけど、行ってみたいと思った欲望。
朝の西黒尾根で会い、帰りの電車でもバッタリ会った方との山談義も楽しかった。
そしてこの時期の1番の楽しみは、咲き出した高山植物との出会い。
今回は時間が限られてしまったけど、風に揺れるハクサンイチゲは最強だ。
これからも見たい景色、見たいお花に出会って、山を歩ける喜びをかみしめたい。
2年前の真夏に逆から歩きましたが、太陽ギラギラで終わることのない激登り返しにやられ、そんな中延々と続くお花畑を見てついに召されたか?と思いながら縦走したのを思い出しました。
屍のように肩の小屋にたどり着いたので、目の前にありながらトマの耳スルーして下りました😂
天気最高で気持ちいい稜線なのに、時間気にしながら思うようにお花の写真も撮れず、だと疲れますよね。特に渋滞はつらすぎる…主脈縦走で疲れ果てた末の、初めて下りた天神尾根、今でもトラウマです?
教えてオネーさんのコーナーが新設されていて笑いました。今後も楽しみにしてます笑
それにしてもハクサンイチゲかわいいですね!何枚見てもかわいい🥹足止めされるのわかりすぎる…
他のお花も多くて、目がしあわせです💐実際に歩いてたらめっちゃ気持ちよかっただろうなって伝わってきました。
2年前の真夏に逆からですか?そりゃあ天にも召されますよね😅
今回わりと風もあり快適でしたが、それでも花の写真を撮るのにしゃがむと、立ったときに立ちくらみでフラ〜っとしました(単なる寝不足か)
私も8年前は目の前のトマをスルーしてました。普通に忘れてました💦
天神尾根がトラウマって、なかなかできない経験でしたね🎵
でも真夏の谷川連峰はお花が多くて楽しそうな気がします🌻
教えてオネーさんのコーナーは、たぶん今回限りです。オネーさんじゃないだろってクレームが来ないうちに😂
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