蛭ヶ岳 〜この夜景を見て欲しい
- GPS
- 30:21
- 距離
- 25.4km
- 登り
- 2,284m
- 下り
- 2,268m
コースタイム
- 山行
- 6:38
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 6:56
- 山行
- 5:02
- 休憩
- 0:38
- 合計
- 5:40
天候 | 6日: 晴れ のち 雪 7日: 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
塔ノ岳〜丹沢山〜蛭ヶ岳の山頂付近は積雪あり、スリップ等に注意。 雪がある時の鬼ヶ岩の登下降は特に慎重に。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
サブザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
水筒(保温性)
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
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感想
12月6日は満月がスカイツリーと東京タワーの間から昇るのを丹沢の山から観察できるので前々から撮影を企画。
方角的な最適地は丹沢山なのだが展望があまり良くないので、少し遠いが蛭ヶ岳へ行ってみることにする。
【1日目】
数日前からGPVを睨みその日は夜まで殆ど雲がないことを確認していたのだが、当日の朝の出発前にもう一度GPVを見るとなんと午後から雲が神奈川西部に流れ込む予想に変わっている。しかし時間推移を追うと午後7時過ぎから再び雲が取れてくる気配なので、そこに期待して決行する。
(GPVについてはこちら --> http://weather-gpv.info/ )
まだ暗い6時前に大倉登山口を出発。このところ大倉尾根の登りでは早々と息切れすることが続いてやや不安だったが、今回は比較的順調なペースで塔ノ岳まで登る。空は素晴らしく晴れて、富士山も目的地の蛭ヶ岳も青空の下で明瞭に見えている。
少し休憩してから丹沢山へ。さすがに少しずつ疲労を覚えながら1時間強かけて丹沢山に着くと、心なしか雲が増えてきた感じ。
蛭ヶ岳に着くまで天気が持ってくれと祈りつつ丹沢山を後にする。霜の残る木段を一気に120-130m下り、それ以上を登り返して1時間足らずで不動ノ峰。その後も多少のアップダウンを越えて鬼ヶ岩に着く頃には脚力もかなり底をついたが、空もずいぶん暗くなってきた。
やっとの思いで鬼ヶ岩を下り、30分以上かけて蛭ヶ岳の斜面を這い登って頂上に到着すると、既に富士山は雲に隠れていた。
蛭ヶ岳山荘に入り、なかなか温まらない部屋の中で周囲の人と雑談している間に頂上はガスに覆われ、遂には雪が降り始めた。外気温は−5℃近辺。
雪は少し意外だったものの、この流れはGPVの今朝の予報通りなので何とか日没(月の出)までにガスが引かないかと待ってみたが、そうはならずガスに巻かれたまま暗くなった。
月の出を撮影する目的は頓挫したが7時近くになればガスは引くはずなので、それから夜景を狙おうと撮影の準備をして部屋で待つと、期待通り次第に雲が晴れてきて切れ間から夜景が覗くようになってきた。
すぐに防寒の準備をして撮影機材を持って外に出る。東京方面に向かって三脚を設置し、カメラの準備をしているうちにどんどん雲が飛んで行って、7時半頃にはかなりクリアな夜景が現れる。
東京タワーのライトアップが再開する8時まではピントや露出のテストを繰り返し、小屋が消灯した8時からスカイツリーと東京タワーをフレームに入れた構図を中心に1時間余り撮影を続ける。この夜は主要な冬の星座に満月が近過ぎて邪魔なので星の撮影は期待できず、9時半頃に部屋へ戻って就寝。
【2日目】
日の出より2時間ほど前に起き、富士山の見える場所へ行って撮影。雲が殆どないクリアな夜空だが、ここでも西へ廻って来た月が邪魔になって面白い絵にならない。
小屋へ戻り朝食を食べて6時半頃に帰路に付く。昨夕に降った雪が少量とは言え積もっていて、木道や急な登り下りでは慎重に歩かなければならない。鬼ヶ岩への岩場の登りなどはどうしても気を使う。
天気は良いのでだんだん高度が高くなる朝日を浴びながら快調に歩を進めるが、足の疲れはあまり回復していないので丹沢山への登り返しは少々キツかった。
油断をしていたのか、丹沢山から塔ノ岳へ向かって下り始めたところで雪に足を滑らせて手を着いた拍子に突き指をしてしまう。雪はその後も塔ノ岳の頂上直下までずっと残っていてやっかいだった。
塔ノ岳の小屋でコーヒーを貰って行動食のパンを齧り、30分弱休んでから大倉尾根を再び下る。
天気の良い日曜なので沢山の人が登って来る。最近はいつも平日に登っていたので途中の茶屋や小屋が営業しているのを懐かしく見ながら歩く。
今年の大雪で建物に被害があって営業を止めたのかと思っていた観音茶屋が、ちゃんとこの日は営業していて少し驚いた。
最大目的は残念ながら逃したが、蛭ヶ岳から初めての夜景を撮影でき、また総じて好天の下の稜線を二日間歩くことができて充実感のある山行だった。
※ Tadが所属する山岳写真グループ「山岳写真ASA」の
HPはこちら ⇒ http://www.ifnet.or.jp/~asa.p/
山行ブログはこちら ⇒ http://sangakuasa.blog130.fc2.com/
Tadさん はじめまして。
蛭からの夜景・夜明けの霞。いずれも息の飲む美しさで、天と地に宝石を散りばめたようですね!!
さぞ、ときめきながら絶景を楽しまれたのでしょうね(^^)
私は、湘南に住んでるので丹沢はホームにしてて、毎月コースを変え、毎年大晦日はTadさんと同じピストンか、三ノ塔〜表尾根〜塔〜蛭〜塔〜大倉バカ尾根の周囲をしてます。それだけ丹沢が大好きなのですが、いつも日帰りなので、この絶句する夜景は見たことがありません(T_T) 一度だけ仲間と泊まりに行きましたが、1人が足を痛めたので丹沢山みやま山荘泊まりに変更・・・(>_<)
今度、蛭ケ岳山荘に泊まりに行きます!!!
oobantou さん、コメントありがとうございます。丹沢の色々なルートを歩かれてますね。しかも凄い健脚 !羨ましいです。
いつも冬季は塔ノ岳で夜景撮影 をしているのですが、蛭の夜景も素晴らしいものでした。 是非一度泊って眺めてみて下さい
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