ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5626675
全員に公開
ハイキング
中国山地東部

岡山県新見市 天銀山南東林道から周回 コアジサイ他動植物

2023年06月18日(日) [日帰り]
 - 拍手
Machapuchare その他1人
体力度
2
日帰りが可能
GPS
03:39
距離
5.7km
登り
459m
下り
477m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
3:26
休憩
0:14
合計
3:40
8:35
34
天銀山南東林道入口向かいスペース
9:09
9:09
58
林道終点
10:07
10:21
43
11:04
11:04
44
正規ルートとの分岐
11:48
11:48
27
舗装道路出合
12:15
天銀山南東林道入口向かいスペース
旬の動植物観察を楽しむプチアドベンチャーコース
歩行距離6km、歩行時間3時間30分、歩行数9,900歩、消費カロリー910Kcal
天候 晴れ時々曇り
過去天気図(気象庁) 2023年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
天銀山(てんぎんやま)南東の林道入口向かいのスペースに自動車を停めました。重機が1台入っていましたが、日曜日は休みのようでした。なお、Googleマップの航空写真では、林道入口のすぐ東に駐車可能なスペースが見えましたが、今回は草がかなり茂って無理でした。
コース状況/
危険箇所等
 木の枝をかき分けて歩く箇所や急登で崩れやすい箇所が多く、ヤブコギ好きな人以外にはおすすめしません。また、今回と逆周りは滑落の恐れがあります。天銀山(てんぎんやま)北西からアプローチする正規ルートは、少なくとも今回歩いた箇所(頂上から北上する登山道)はヤブコギはなく、歩きやすかったです。
 天銀山頂上から南にピンクテープがありました。数m下りて確認しましたが、もっと下まで続いているのかどうかは未確認です。

 天銀山(てんぎんやま)南東の林道入口から天銀山頂上<写真21>までは、木の枝をかき分けて歩く箇所や急登で崩れやすい箇所があります。
 林道の入口はかなり草が茂っていましたが、入るとすぐに草が低くなり、元々砂利道だったようで歩きやすくなりました。
 標高790m辺りの林道終点から急に細い作業道になり、標高800mを過ぎると次第に木の枝をかき分けることが増えてきました。早めに道から逸れて植林帯に入ったほうが歩きやすかったかもしれません。幸い、足元は見えますし、腰をかがめてかき分ければよけられるレベルでした。一部、ちょろちょろ流れがあったので、大雨後は避けたほうがいいでしょう。
 標高810m辺りの谷で急に道がなくなりましたが、西に上るとすぐに標高820m辺りで作業道に出合い右折、北上しました。この作業道も木の枝をよけながら歩きましたが、平坦で歩きやすかったです。
 標高840m辺りで周辺が少し開け、再び道がなくなりました。西の谷を上りましたが、濡れてかなり滑りやすく危険だったので、連れは少し北を巻いて谷を避けました。ここからは急斜面ですがヤブはなく、木を掴みながら適当に登りました。
 標高900mを過ぎ尾根から逸れ始めると再び作業道に入ったようで、気づけば木の枝をかき分けながら平坦な所をずっと歩いていました。
 標高950m辺りまで登ってくると、作業道はまだ続いていましたが、天銀山東尾根を直登することにしました。取り付き点周辺は少し歩きにくかったものの、適当に登っているといつの間にか植林帯になっており、すんなり天銀山頂上<写真21>に到着しました。頂上の北と南にはピンクテープがありました。南は、数m下りて確認しましたが、もっと下まで続いているのかどうかは未確認です。

 天銀山(てんぎんやま)頂上<写真21>から舗装道路出合までは、登山道は歩きやすいものの、沢沿いは一部不明瞭です。
 天銀山頂上<写真21>から北上する登山道に入ると、すぐにササの間の細道になりました。足に当たることはありますが、足元は見えますしテープもあります。標高920m辺りの一枚岩<写真22>からササはなくなり、下草はあまり気にならない細道が続きました。
 標高750m辺りで地形図の破線から微妙に逸れましたが、これは新道だったのかもしれません。再び地形図の破線に出合う辺りにはテープがあり、右(南)に延びる細道が見えました。一方、北上する登山道は広くなりました。
 標高740m手前の展望地<写真24,25>を過ぎると、再び木の枝が体に当たるようになりました。下草は気にならないのでどんどん歩いていると、標高700m手前でうっかり西北西の大忠に向かう正規ルートへと進んでしまいました。引き返して探し、東に延びる道の入口を見つけましたが、ここは知らなければスルーしてしまうでしょう。入ってすぐに後悔するほど木の枝がかぶさっていましたが、抜けるとかなりマシになりました。
 しばらくは地形図の破線の道沿いでしたが、標高730m辺りで急に前方がヤブになり、とりあえず斜面に取り付いて北上しました。幸い、すぐに道に合流し今度は南東へ、気づけばまた地形図の破線の道を歩いていました。下草はあるものの気にならず、木の枝をよけずに歩けました。
 標高650m辺りでちょろちょろ流れをまたぐと、沢沿い歩きが始まります。微妙に地形図の破線からは逸れていましたが、歩きやすい所を選んで進み、標高630m辺りで切った杉の枝を積み上げてある上を乗り越えて北に上がると、平坦できれいな道に出合いました。振り返ってみましたが、杉の枝で完全にふさがれており、歩けるのはここからのようでした。道はそのうちに広くなり、無事に舗装道路に出られました。
その他周辺情報 新見市中心部の「あしん広場」内に焼肉レストラン「千屋牛」があります。火曜定休(祝日などは営業)で、ランチタイム11〜14時半(ラストオーダー14時)には千屋牛が格安で食べられます。なお、ホームページでは土日祝日の営業時間は11〜21時(ラストオーダー20時半)になっていました。牛丼などランチ限定メニューは平日のみに変更になったのかもしれません。また、昨年10月末に税込み5,000円だった「千屋牛三昧(2〜3人前)」は5,500円に値上げされていました。相変わらず流行っているようで、12時台には車がかなり多かったのでスルーしました。
01ウツギ…ヒメウツギやマルバウツギに似ていますが、萼などに毛があり、花弁は平開しません。また、波形の丸みを帯びた鋸歯の先端に針のようなトゲがあります。岡山県内で見かけるのはたいていウツギです。
01ウツギ…ヒメウツギやマルバウツギに似ていますが、萼などに毛があり、花弁は平開しません。また、波形の丸みを帯びた鋸歯の先端に針のようなトゲがあります。岡山県内で見かけるのはたいていウツギです。
02ミズタビラコ…直径2伉の小さな花は中心部が白いことでキュウリグサと、花と花の間に葉がなく茎が毛深くないことでハナイバナと見分けられます。かなり咲き進んでおり、株数は多いのですが花数は少なかったです。復路の沢沿いでもたくさん見られました。
02ミズタビラコ…直径2伉の小さな花は中心部が白いことでキュウリグサと、花と花の間に葉がなく茎が毛深くないことでハナイバナと見分けられます。かなり咲き進んでおり、株数は多いのですが花数は少なかったです。復路の沢沿いでもたくさん見られました。
03ノアザミ…総苞片は合着し触ると少し粘りがあるのがわかります。また、葉は細く羽状に裂けます。そろそろ数が少なくなってきましたが、この日は花数の多い株を何度か見かけました。
03ノアザミ…総苞片は合着し触ると少し粘りがあるのがわかります。また、葉は細く羽状に裂けます。そろそろ数が少なくなってきましたが、この日は花数の多い株を何度か見かけました。
04キツネノボタンの仲間…3裂する葉の形が特徴的ですが、上のほうの葉はこんな感じでした。花の直径は1.2冂と少し小さめで茎に多少毛がありました。また、実にはイボ状の突起はありませんでした。ヤマキツネノボタンの特徴が最も当てはまるような気がしましたが、最近はキツネノボタンと区別しないことが多いそうです。
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04キツネノボタンの仲間…3裂する葉の形が特徴的ですが、上のほうの葉はこんな感じでした。花の直径は1.2冂と少し小さめで茎に多少毛がありました。また、実にはイボ状の突起はありませんでした。ヤマキツネノボタンの特徴が最も当てはまるような気がしましたが、最近はキツネノボタンと区別しないことが多いそうです。
05マタタビ…葉は元々白く、傷つけると緑色に変化します。そろそろ開花時期だと思うのですが、まだつぼみでした。
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05マタタビ…葉は元々白く、傷つけると緑色に変化します。そろそろ開花時期だと思うのですが、まだつぼみでした。
06ハナニガナ…茎を抱く細長い葉はニガナに似ていますが、花弁のように見える舌状花の数はより多く、8以上あります。
06ハナニガナ…茎を抱く細長い葉はニガナに似ていますが、花弁のように見える舌状花の数はより多く、8以上あります。
07ミヤコイバラ…ノイバラに似ていますが、花期は遅く6月以降、花の直径は2儖幣紊搬腓めで托葉はあまり切れ込みません。
07ミヤコイバラ…ノイバラに似ていますが、花期は遅く6月以降、花の直径は2儖幣紊搬腓めで托葉はあまり切れ込みません。
08コナスビ…光の加減か、おしべの葯が白くなってしまいました。直径1冂の小さな花は地面に張り付くように咲いていました。
08コナスビ…光の加減か、おしべの葯が白くなってしまいました。直径1冂の小さな花は地面に張り付くように咲いていました。
09マルモンシロナミシャク…前翅中央の丸っこい紋が線でつながっているように見えます。キベリシロナミシャクに似ていますが、後翅中央の模様は1つ1つがギリギリ離れて見えて二重にはならず、縁の黒斑の大きさは不揃いで、一部欠けることもあります。
09マルモンシロナミシャク…前翅中央の丸っこい紋が線でつながっているように見えます。キベリシロナミシャクに似ていますが、後翅中央の模様は1つ1つがギリギリ離れて見えて二重にはならず、縁の黒斑の大きさは不揃いで、一部欠けることもあります。
10ミヤコグサ…セイヨウミヤコグサに似ていますが、萼や葉などに毛がなく、花は1か所に3つくらいまでです。
10ミヤコグサ…セイヨウミヤコグサに似ていますが、萼や葉などに毛がなく、花は1か所に3つくらいまでです。
11ウツボグサ…花穂は長さ1冂しかなく、まだ咲き始めのようでした。この1株だけでした。
11ウツボグサ…花穂は長さ1冂しかなく、まだ咲き始めのようでした。この1株だけでした。
12キアシドクガ…ちょうどこの時期に大量発生し、日中、透明感のある白い翅でヒラヒラと優雅に飛びます。一番前の脚が黄色いのも特徴です。羽化したばかりなのか、飛べないようで草にしがみついていました。この後、数は少ないものの、ヒラヒラ飛んでいる姿を何度か見かけました。今年も白い妖精の乱舞が楽しみです😊
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12キアシドクガ…ちょうどこの時期に大量発生し、日中、透明感のある白い翅でヒラヒラと優雅に飛びます。一番前の脚が黄色いのも特徴です。羽化したばかりなのか、飛べないようで草にしがみついていました。この後、数は少ないものの、ヒラヒラ飛んでいる姿を何度か見かけました。今年も白い妖精の乱舞が楽しみです😊
13マタタビ越しに天銀山…正面にマタタビ<写真05>越しに目指す天銀山(てんぎんやま)<写真21>が見えました。動画も撮りました。
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13マタタビ越しに天銀山…正面にマタタビ<写真05>越しに目指す天銀山(てんぎんやま)<写真21>が見えました。動画も撮りました。
14第一コアジサイ発見!…直径5伉の両性花のみで装飾花がないのでわかりやすいです。ここでは1本だけだったので、この後、群生が見られるとは思いませんでした。
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14第一コアジサイ発見!…直径5伉の両性花のみで装飾花がないのでわかりやすいです。ここでは1本だけだったので、この後、群生が見られるとは思いませんでした。
15ヤマカガシ幼体…体長30冂、太さ2兮らずで可愛かったです😊幼体は首の付け根にある首輪のような黄色い模様が特徴です。この個体は赤色がほとんど見えません。岡山県の成体は黒に近い紺色が多いので、この個体も生まれつき赤い色素があまりなく、成長すると全身黒に近くなるのではないかと思います。動画を撮りました。
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15ヤマカガシ幼体…体長30冂、太さ2兮らずで可愛かったです😊幼体は首の付け根にある首輪のような黄色い模様が特徴です。この個体は赤色がほとんど見えません。岡山県の成体は黒に近い紺色が多いので、この個体も生まれつき赤い色素があまりなく、成長すると全身黒に近くなるのではないかと思います。動画を撮りました。
16ミゾホオズキ…直径1冂の花です。名前のとおり、水辺に多く、この辺りからしばらくちょろちょろと水が流れていました。
16ミゾホオズキ…直径1冂の花です。名前のとおり、水辺に多く、この辺りからしばらくちょろちょろと水が流れていました。
17シライトソウ…白い糸のような花被片を持つ花が多数ついた花穂は、長さ15cmちかくありました。ここにだけ数株咲いていました。
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17シライトソウ…白い糸のような花被片を持つ花が多数ついた花穂は、長さ15cmちかくありました。ここにだけ数株咲いていました。
18コアジサイ群生斜面…木が茂り展望の効かない作業道でしたが、なぜかここだけ東側が開けてコアジサイが群生しており、さらに下(東)に植林帯が見えました。
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18コアジサイ群生斜面…木が茂り展望の効かない作業道でしたが、なぜかここだけ東側が開けてコアジサイが群生しており、さらに下(東)に植林帯が見えました。
19コアジサイ&オオマルハナバチ…オオマルハナバチは体長1.5冂で、セイヨウオオマルハナバチとは違い、首周りの毛は白、腹部の先端は黄色です。花の上を猛スピードで走り回る様子が可愛くて動画を撮りました。ハナバチ類はおとなしく、人間を完全にシカトすることが多いです。
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19コアジサイ&オオマルハナバチ…オオマルハナバチは体長1.5冂で、セイヨウオオマルハナバチとは違い、首周りの毛は白、腹部の先端は黄色です。花の上を猛スピードで走り回る様子が可愛くて動画を撮りました。ハナバチ類はおとなしく、人間を完全にシカトすることが多いです。
20ギンリョウソウ…キノコではなく、ツツジ科の植物です。中をのぞくと、青いめしべの柱頭が目玉のように見えます。
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20ギンリョウソウ…キノコではなく、ツツジ科の植物です。中をのぞくと、青いめしべの柱頭が目玉のように見えます。
21天銀山頂上三角点「釜村」…標高980.4m頂上三角点「釜村」です。周辺は杉の植林帯で開けていますが展望は効きません。北と南にピンクテープがありました。南は、数m下りて確認しましたが、もっと下まで続いているのかどうかは未確認です。360度動画を撮りました。
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21天銀山頂上三角点「釜村」…標高980.4m頂上三角点「釜村」です。周辺は杉の植林帯で開けていますが展望は効きません。北と南にピンクテープがありました。南は、数m下りて確認しましたが、もっと下まで続いているのかどうかは未確認です。360度動画を撮りました。
22一枚岩…南斜面に壁のような一枚岩が続いていました。少しだけ道から逸れて見に行きました。
22一枚岩…南斜面に壁のような一枚岩が続いていました。少しだけ道から逸れて見に行きました。
23コアジサイ群生…標高880m辺りで花の動画、標高870m辺りからコアジサイロードを歩きながら動画を撮りました。ここは西側に群生しており、このように下まで続いていました。
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23コアジサイ群生…標高880m辺りで花の動画、標高870m辺りからコアジサイロードを歩きながら動画を撮りました。ここは西側に群生しており、このように下まで続いていました。
24竹谷山&大倉山…ここだけ展望が効きました。北西方面にパッチワークのような斜面が特徴の竹谷山、その奥には左に尖った大倉山南の1,056m峰、右に大倉山が見えました。
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24竹谷山&大倉山…ここだけ展望が効きました。北西方面にパッチワークのような斜面が特徴の竹谷山、その奥には左に尖った大倉山南の1,056m峰、右に大倉山が見えました。
25高畑山&鬼林山…西北西方面に左手前に高畑山、中央に電波塔のある鬼林山(きりんざん)が見えました。
25高畑山&鬼林山…西北西方面に左手前に高畑山、中央に電波塔のある鬼林山(きりんざん)が見えました。
26イチモンジチョウ…アサマイチモンジに似ていますが、前翅表側の付け根寄りに白斑がありません。翅をパタパタしていたので動画を撮りました。
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26イチモンジチョウ…アサマイチモンジに似ていますが、前翅表側の付け根寄りに白斑がありません。翅をパタパタしていたので動画を撮りました。
27枯れ木アート…縦半分に割れて残ったように見えました。この辺りから沢沿いを歩きました。
27枯れ木アート…縦半分に割れて残ったように見えました。この辺りから沢沿いを歩きました。
28段違い平行棒⁉…周辺は杉の植林帯で沢沿いに道がついていたようですが、少しわかりにくくなっています。高さの違う倒木がおもしろかったです。
28段違い平行棒⁉…周辺は杉の植林帯で沢沿いに道がついていたようですが、少しわかりにくくなっています。高さの違う倒木がおもしろかったです。
29ヤマアジサイ…作業道の東側に咲いていました。エゾアジサイに似ていますが、葉は薄く光沢がなく長さは10冖に、花序は直径10冖にと、エゾアジサイよりも明らかに小さいです。
29ヤマアジサイ…作業道の東側に咲いていました。エゾアジサイに似ていますが、葉は薄く光沢がなく長さは10冖に、花序は直径10冖にと、エゾアジサイよりも明らかに小さいです。
30ヒメジョオン…ハルジオンに似ていますが、花弁のように見える舌状花は少し太めで、葉は茎を抱きません。動画も撮りました。
30ヒメジョオン…ハルジオンに似ていますが、花弁のように見える舌状花は少し太めで、葉は茎を抱きません。動画も撮りました。
31アサヒナカワトンボ♀?…ニホンカワトンボにとてもよく似ています。どちらも翅の縁紋がメスは白、オスは赤です。この縁紋にかかる横脈の数はアサヒナカワトンボのほうが少なく、メスの場合は5以上ならニホン、3以下ならアサヒナでほぼ間違いないそうです。拡大してもよくわかりませんでしたが、縁紋があまり細長く見えないので、アサヒナのほうかもしれません。
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31アサヒナカワトンボ♀?…ニホンカワトンボにとてもよく似ています。どちらも翅の縁紋がメスは白、オスは赤です。この縁紋にかかる横脈の数はアサヒナカワトンボのほうが少なく、メスの場合は5以上ならニホン、3以下ならアサヒナでほぼ間違いないそうです。拡大してもよくわかりませんでしたが、縁紋があまり細長く見えないので、アサヒナのほうかもしれません。
32ヒトツメカギバ…前翅表側の薄茶色の模様が、楕円に筋模様をくっつけたように見えるのが特徴です。開張は3.5冂でした。
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32ヒトツメカギバ…前翅表側の薄茶色の模様が、楕円に筋模様をくっつけたように見えるのが特徴です。開張は3.5冂でした。
33イタチハギ…黄色いのはおしべの葯です。長さ1冂の花がびっしりとついた花穂は長さ10〜15僂任靴拭K綿童胸困破〔未覆匹領于縮榲で植えられ、野生化していることが多いです。
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33イタチハギ…黄色いのはおしべの葯です。長さ1冂の花がびっしりとついた花穂は長さ10〜15僂任靴拭K綿童胸困破〔未覆匹領于縮榲で植えられ、野生化していることが多いです。
34ヒメジョオン&ヤマトスジグロシロチョウ?…翅にうっすらと筋模様が入っています。この時期は翅の裏側は特徴的な模様がなく区別しにくいのですが、スジグロシロチョウよりも翅の形が丸みを帯びているように思えました。
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34ヒメジョオン&ヤマトスジグロシロチョウ?…翅にうっすらと筋模様が入っています。この時期は翅の裏側は特徴的な模様がなく区別しにくいのですが、スジグロシロチョウよりも翅の形が丸みを帯びているように思えました。
35アカタテハ…ヒメアカタテハに似ていますが、前翅表側のオレンジ色の模様は輪郭がよりシンプルです。翅をパタパタしていたので動画を撮りました。
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35アカタテハ…ヒメアカタテハに似ていますが、前翅表側のオレンジ色の模様は輪郭がよりシンプルです。翅をパタパタしていたので動画を撮りました。
36アカショウマ…トリアシショウマやヤマブキショウマに似ていますが、花穂を拡大してみても枝分かれが見えないことでトリアシショウマと、葉の葉脈がヤマブキほどきれいに整ってくっきりしていないことでヤマブキショウマと見分けられます。
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36アカショウマ…トリアシショウマやヤマブキショウマに似ていますが、花穂を拡大してみても枝分かれが見えないことでトリアシショウマと、葉の葉脈がヤマブキほどきれいに整ってくっきりしていないことでヤマブキショウマと見分けられます。
37ホタルブクロ…ヤマホタルブクロに似ていますが、萼の付属体が反り返ります。ここの花は大きく、長さ7僂舛くありました。
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37ホタルブクロ…ヤマホタルブクロに似ていますが、萼の付属体が反り返ります。ここの花は大きく、長さ7僂舛くありました。
38モリアオガエル卵塊…直径12冂で、舗装道路の側溝のすぐ上にありました。なぜかこの周辺にだけ水がたまっていました。このまま干上がらずにオタマジャクシが育つことを祈ります。
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38モリアオガエル卵塊…直径12冂で、舗装道路の側溝のすぐ上にありました。なぜかこの周辺にだけ水がたまっていました。このまま干上がらずにオタマジャクシが育つことを祈ります。
39タイガース神社…新見市役所の近くにあります。1992年にタイガースファンが個人で建立、現在は遺志を継いだご家族が管理しておられます。内部にはさまざまなグッズが並んでいます。左手前の黄色と黒の箱はタイムレコーダーです。これが会社にあったら、何度でも出入りしてタイムカードを入れてしまいそうです😅
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39タイガース神社…新見市役所の近くにあります。1992年にタイガースファンが個人で建立、現在は遺志を継いだご家族が管理しておられます。内部にはさまざまなグッズが並んでいます。左手前の黄色と黒の箱はタイムレコーダーです。これが会社にあったら、何度でも出入りしてタイムカードを入れてしまいそうです😅
40タイガース神社ご神体の虎像…ご神体は奧にある横向きの虎像だそうですが、見えてはいけないのに丸見えです😅左半分が写っていませんが、信楽焼の狸の置物までタイガース仕様なのが気になります。
40タイガース神社ご神体の虎像…ご神体は奧にある横向きの虎像だそうですが、見えてはいけないのに丸見えです😅左半分が写っていませんが、信楽焼の狸の置物までタイガース仕様なのが気になります。
41タイガース神社内部天井…内部の祠の天井にまで球団マークが😄
41タイガース神社内部天井…内部の祠の天井にまで球団マークが😄
42タイガース仕様の軽トラ…神社の西に民家があり、ガレージにこれが停まっていました。神社内に無許可で撮影もネット公開も構わないので、是非見てくださいとの張り紙がありました。ご好意に甘えて大公開😊
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42タイガース仕様の軽トラ…神社の西に民家があり、ガレージにこれが停まっていました。神社内に無許可で撮影もネット公開も構わないので、是非見てくださいとの張り紙がありました。ご好意に甘えて大公開😊
43タイガース神社越しに鳶ヶ巣山南西367m峰…東方面に神社の右奧に鳶ヶ巣山南西の367m峰が見えました。
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43タイガース神社越しに鳶ヶ巣山南西367m峰…東方面に神社の右奧に鳶ヶ巣山南西の367m峰が見えました。

装備

個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下(厚手) 手袋(防水加工) 軍手 雨具 スパッツ 日よけ帽子(フード付き) 雨用帽子 登山靴(防水加工) 靴ひも予備 アタックザック ザックカバー(防水用) 地形図 コンパス マップケース 筆記用具 タオルハンカチ カメラ 飲料水(スポドリ&茶) 水筒(保温) 非常食(栄養補助食品) スマホ(地図アプリ使用) eTrex22x(GPSナビゲーター) 虫よけスプレー

感想

【岡山百名山というより百迷山の天銀山】
 今回は、岡山県百名山のひとつ、天銀山(てんぎんやま)に登ることにしました。千屋ダムのある千水湖の西に位置し、山深い地域の最深部にあり、登山者がほとんどいない静かな山です。一応、岡山百名山に選定されていますが、ヤブ、急登、展望なしと、あまり評判はよくないようです。北西からアプローチするコースが一般的ですが、事前にGoogleマップの航空写真で南東から頂上付近まで作業道があるように見えたので、試してみることにしました。
 今回辿ったルートでは、作業道はあるものの木の枝をかき分けなければ歩けなかったり、作業道以外では急登にもかかわらず崩れやすい箇所があったりと、なかなかアドベンチャーな登山を強いられました。また、スマホの電波も届かない山域ですので、地形図&コンパスか地形図を全域カバーしたGPSが必要となります。百名山というよりも百迷山といったほうがいいかもしれません。しかし、時期がよかったのか、冒険心をくすぐられたのか、楽しかったです😊

【天銀山南東のヤブ化作業道ルート】
 前述のとおり、天銀山(てんぎんやま)を訪れる方の多くは北西からアプローチします。しかし、天邪鬼な我々はその対極にある南東からアプローチしました。
 林道の入口はかなり草が茂っていましたが、入るとすぐに草が低くなり、元々砂利道だったようで歩きやすくなりました。
 花や虫などを楽しみながら歩いていると、標高790m辺りの林道終点から急に細い作業道になり、標高800mを過ぎると次第に木の枝をかき分けることが増えてきました。早めに道から逸れて植林帯に入ったほうが歩きやすかったかもしれません。標高810m辺りの谷で急に道がなくなりましたが、西に上るとすぐに標高820m辺りで作業道に出合い、ほっとしました。
 標高840m辺りで周辺が少し開け、再び道がなくなりました。西の谷を上りましたが、濡れてかなり滑りやすく危険だったので、GPSを持った連れは少し北を巻いて谷を避けました。ここからは急斜面ですがヤブはなく、木を掴みながら適当に登りました。
 標高900mを過ぎ尾根から逸れ始めると再び作業道に入ったようで、気づけば木の枝をかき分けながら平坦な所をずっと歩いていました。展望の効かない作業道ですが、標高940m辺りだけはなぜか東側が開けており、コアジサイの群生<写真18>のさらに下(東)に植林帯が見えました。これで一気に心が晴れ、再び元気よく木の枝をかき分けられました。
 標高950m辺りまで登ってくると、作業道はまだ続いていましたが、これを辿っていくと頂上には着けないと判断し、天銀山東尾根を直登することにしました。取り付き点周辺は少し歩きにくかったものの、適当に登っているといつの間にか植林帯になっており、すんなり天銀山頂上<写真21>に到着しました。
 頂上周辺は杉の植林帯で開けていますが展望は効きません。南にピンクテープがあったので、この道が麓まで続いていれば歩いてみたかったのですが、作業道は途中で急になくなることが多いので、予定通り北上する登山道を歩くことにしました。

【コアジサイに満ちた6月の天銀山】
 天銀山頂上<写真21>から北上する登山道に入ると、すぐにササの間の細道になりました。標高920m辺りの一枚岩<写真22>からササはなくなり、下草はあまり気にならない細道が続きました。
 標高900mを切ると時々コアジサイの群生が見られるようになりました。今まで時期が悪かったのか、山行中にコアジサイはほとんど見たことがなく、群生は今回が初めてです。アジサイほどの華やかさはありませんが、まるで線香花火のような趣があり、素朴な天銀山の自然景観にとてもマッチしています😊コアジサイロードはこの登山道の植林帯沿いだけだったので、この道を選んでよかったです。
 標高740m手前の展望地<写真24,25>を過ぎると、再び木の枝が体に当たるようになりました。下草は気にならないのでどんどん歩いていると、標高700m手前でうっかり西北西の大忠に向かう正規ルートへと進んでしまいました。引き返して東に延びる道に入ってすぐに、後悔するほど木の枝がかぶさっていましたが、抜けるとかなりマシになりました。
 これで地形図の破線の道を歩いて舗装道路に出られると思いきや、標高730m辺りで急に前方がヤブになり、とりあえず斜面に取り付いて北上しました。幸い、すぐに道に合流し今度は南東へ、気づけばまた地形図の破線の道を歩いていました。下草はあるものの気にならず、木の枝をよけずに歩けるのでほっとしました。
 標高650m辺りでちょろちょろ流れをまたぐと、沢沿い歩きが始まります。微妙に地形図の破線からは逸れていましたが、歩きやすい所を選んで進み、標高630m辺りで切った杉の枝を積み上げてある上を乗り越えて北に上がると、平坦できれいな道に出合いました。無事に舗装道路に出ると、花や虫、最後にはモリアオガエルの卵塊まで見られ、退屈することなく山行を終えられました😊

【【狙うのはアレよ(?_?) タイガース神社参り🐯】
 下山後、同じ新見市内でぜひ寄りたい場所がありました。1992年の建立以来、ファンの間では聖地とされているタイガース神社<写真39〜43>です。
 これまでの阪神タイガースはオープン戦や公式戦の序盤では調子がよくても、結果的には下位に沈むということが度々ありました。しかし、今年は驚異的な快進撃を続けています。
 現在、チームを指揮する岡田監督には2008年の教訓が蘇っているはずです。それは、交流戦の優勝が近づいたある日のこと。ミーティングで、あるコーチが「ここまできたら、交流戦優勝するぞ!」と檄を飛ばしました。ところが、その途端、選手たちは優勝意識が過剰となり、いつも通りの野球ができなくなり、優勝を逃してしまったのです。以来、「優勝」という言葉はNGとなり、「狙うのアレよ」とぼかすようになりました。アレという言葉は抽象的ですが、自分でなんとでも解釈できる都合のいい魔法の言葉です。
 そこで、タイガース神社では虎神様?に「今年のタイガースはアレしますように!」と祈願しました。岡田監督は選手としても監督としても阪神タイガースでアレを達成しておられますので、一ファンとして、静かに見守りたいと思います。



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