岡山県新見市 天銀山南東林道から周回 コアジサイ他動植物
- GPS
- 03:39
- 距離
- 5.7km
- 登り
- 459m
- 下り
- 477m
コースタイム
- 山行
- 3:26
- 休憩
- 0:14
- 合計
- 3:40
歩行距離6km、歩行時間3時間30分、歩行数9,900歩、消費カロリー910Kcal
天候 | 晴れ時々曇り |
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過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
木の枝をかき分けて歩く箇所や急登で崩れやすい箇所が多く、ヤブコギ好きな人以外にはおすすめしません。また、今回と逆周りは滑落の恐れがあります。天銀山(てんぎんやま)北西からアプローチする正規ルートは、少なくとも今回歩いた箇所(頂上から北上する登山道)はヤブコギはなく、歩きやすかったです。 天銀山頂上から南にピンクテープがありました。数m下りて確認しましたが、もっと下まで続いているのかどうかは未確認です。 天銀山(てんぎんやま)南東の林道入口から天銀山頂上<写真21>までは、木の枝をかき分けて歩く箇所や急登で崩れやすい箇所があります。 林道の入口はかなり草が茂っていましたが、入るとすぐに草が低くなり、元々砂利道だったようで歩きやすくなりました。 標高790m辺りの林道終点から急に細い作業道になり、標高800mを過ぎると次第に木の枝をかき分けることが増えてきました。早めに道から逸れて植林帯に入ったほうが歩きやすかったかもしれません。幸い、足元は見えますし、腰をかがめてかき分ければよけられるレベルでした。一部、ちょろちょろ流れがあったので、大雨後は避けたほうがいいでしょう。 標高810m辺りの谷で急に道がなくなりましたが、西に上るとすぐに標高820m辺りで作業道に出合い右折、北上しました。この作業道も木の枝をよけながら歩きましたが、平坦で歩きやすかったです。 標高840m辺りで周辺が少し開け、再び道がなくなりました。西の谷を上りましたが、濡れてかなり滑りやすく危険だったので、連れは少し北を巻いて谷を避けました。ここからは急斜面ですがヤブはなく、木を掴みながら適当に登りました。 標高900mを過ぎ尾根から逸れ始めると再び作業道に入ったようで、気づけば木の枝をかき分けながら平坦な所をずっと歩いていました。 標高950m辺りまで登ってくると、作業道はまだ続いていましたが、天銀山東尾根を直登することにしました。取り付き点周辺は少し歩きにくかったものの、適当に登っているといつの間にか植林帯になっており、すんなり天銀山頂上<写真21>に到着しました。頂上の北と南にはピンクテープがありました。南は、数m下りて確認しましたが、もっと下まで続いているのかどうかは未確認です。 天銀山(てんぎんやま)頂上<写真21>から舗装道路出合までは、登山道は歩きやすいものの、沢沿いは一部不明瞭です。 天銀山頂上<写真21>から北上する登山道に入ると、すぐにササの間の細道になりました。足に当たることはありますが、足元は見えますしテープもあります。標高920m辺りの一枚岩<写真22>からササはなくなり、下草はあまり気にならない細道が続きました。 標高750m辺りで地形図の破線から微妙に逸れましたが、これは新道だったのかもしれません。再び地形図の破線に出合う辺りにはテープがあり、右(南)に延びる細道が見えました。一方、北上する登山道は広くなりました。 標高740m手前の展望地<写真24,25>を過ぎると、再び木の枝が体に当たるようになりました。下草は気にならないのでどんどん歩いていると、標高700m手前でうっかり西北西の大忠に向かう正規ルートへと進んでしまいました。引き返して探し、東に延びる道の入口を見つけましたが、ここは知らなければスルーしてしまうでしょう。入ってすぐに後悔するほど木の枝がかぶさっていましたが、抜けるとかなりマシになりました。 しばらくは地形図の破線の道沿いでしたが、標高730m辺りで急に前方がヤブになり、とりあえず斜面に取り付いて北上しました。幸い、すぐに道に合流し今度は南東へ、気づけばまた地形図の破線の道を歩いていました。下草はあるものの気にならず、木の枝をよけずに歩けました。 標高650m辺りでちょろちょろ流れをまたぐと、沢沿い歩きが始まります。微妙に地形図の破線からは逸れていましたが、歩きやすい所を選んで進み、標高630m辺りで切った杉の枝を積み上げてある上を乗り越えて北に上がると、平坦できれいな道に出合いました。振り返ってみましたが、杉の枝で完全にふさがれており、歩けるのはここからのようでした。道はそのうちに広くなり、無事に舗装道路に出られました。 |
その他周辺情報 | 新見市中心部の「あしん広場」内に焼肉レストラン「千屋牛」があります。火曜定休(祝日などは営業)で、ランチタイム11〜14時半(ラストオーダー14時)には千屋牛が格安で食べられます。なお、ホームページでは土日祝日の営業時間は11〜21時(ラストオーダー20時半)になっていました。牛丼などランチ限定メニューは平日のみに変更になったのかもしれません。また、昨年10月末に税込み5,000円だった「千屋牛三昧(2〜3人前)」は5,500円に値上げされていました。相変わらず流行っているようで、12時台には車がかなり多かったのでスルーしました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
靴下(厚手)
手袋(防水加工)
軍手
雨具
スパッツ
日よけ帽子(フード付き)
雨用帽子
登山靴(防水加工)
靴ひも予備
アタックザック
ザックカバー(防水用)
地形図
コンパス
マップケース
筆記用具
タオルハンカチ
カメラ
飲料水(スポドリ&茶)
水筒(保温)
非常食(栄養補助食品)
スマホ(地図アプリ使用)
eTrex22x(GPSナビゲーター)
虫よけスプレー
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感想
【岡山百名山というより百迷山の天銀山】
今回は、岡山県百名山のひとつ、天銀山(てんぎんやま)に登ることにしました。千屋ダムのある千水湖の西に位置し、山深い地域の最深部にあり、登山者がほとんどいない静かな山です。一応、岡山百名山に選定されていますが、ヤブ、急登、展望なしと、あまり評判はよくないようです。北西からアプローチするコースが一般的ですが、事前にGoogleマップの航空写真で南東から頂上付近まで作業道があるように見えたので、試してみることにしました。
今回辿ったルートでは、作業道はあるものの木の枝をかき分けなければ歩けなかったり、作業道以外では急登にもかかわらず崩れやすい箇所があったりと、なかなかアドベンチャーな登山を強いられました。また、スマホの電波も届かない山域ですので、地形図&コンパスか地形図を全域カバーしたGPSが必要となります。百名山というよりも百迷山といったほうがいいかもしれません。しかし、時期がよかったのか、冒険心をくすぐられたのか、楽しかったです😊
【天銀山南東のヤブ化作業道ルート】
前述のとおり、天銀山(てんぎんやま)を訪れる方の多くは北西からアプローチします。しかし、天邪鬼な我々はその対極にある南東からアプローチしました。
林道の入口はかなり草が茂っていましたが、入るとすぐに草が低くなり、元々砂利道だったようで歩きやすくなりました。
花や虫などを楽しみながら歩いていると、標高790m辺りの林道終点から急に細い作業道になり、標高800mを過ぎると次第に木の枝をかき分けることが増えてきました。早めに道から逸れて植林帯に入ったほうが歩きやすかったかもしれません。標高810m辺りの谷で急に道がなくなりましたが、西に上るとすぐに標高820m辺りで作業道に出合い、ほっとしました。
標高840m辺りで周辺が少し開け、再び道がなくなりました。西の谷を上りましたが、濡れてかなり滑りやすく危険だったので、GPSを持った連れは少し北を巻いて谷を避けました。ここからは急斜面ですがヤブはなく、木を掴みながら適当に登りました。
標高900mを過ぎ尾根から逸れ始めると再び作業道に入ったようで、気づけば木の枝をかき分けながら平坦な所をずっと歩いていました。展望の効かない作業道ですが、標高940m辺りだけはなぜか東側が開けており、コアジサイの群生<写真18>のさらに下(東)に植林帯が見えました。これで一気に心が晴れ、再び元気よく木の枝をかき分けられました。
標高950m辺りまで登ってくると、作業道はまだ続いていましたが、これを辿っていくと頂上には着けないと判断し、天銀山東尾根を直登することにしました。取り付き点周辺は少し歩きにくかったものの、適当に登っているといつの間にか植林帯になっており、すんなり天銀山頂上<写真21>に到着しました。
頂上周辺は杉の植林帯で開けていますが展望は効きません。南にピンクテープがあったので、この道が麓まで続いていれば歩いてみたかったのですが、作業道は途中で急になくなることが多いので、予定通り北上する登山道を歩くことにしました。
【コアジサイに満ちた6月の天銀山】
天銀山頂上<写真21>から北上する登山道に入ると、すぐにササの間の細道になりました。標高920m辺りの一枚岩<写真22>からササはなくなり、下草はあまり気にならない細道が続きました。
標高900mを切ると時々コアジサイの群生が見られるようになりました。今まで時期が悪かったのか、山行中にコアジサイはほとんど見たことがなく、群生は今回が初めてです。アジサイほどの華やかさはありませんが、まるで線香花火のような趣があり、素朴な天銀山の自然景観にとてもマッチしています😊コアジサイロードはこの登山道の植林帯沿いだけだったので、この道を選んでよかったです。
標高740m手前の展望地<写真24,25>を過ぎると、再び木の枝が体に当たるようになりました。下草は気にならないのでどんどん歩いていると、標高700m手前でうっかり西北西の大忠に向かう正規ルートへと進んでしまいました。引き返して東に延びる道に入ってすぐに、後悔するほど木の枝がかぶさっていましたが、抜けるとかなりマシになりました。
これで地形図の破線の道を歩いて舗装道路に出られると思いきや、標高730m辺りで急に前方がヤブになり、とりあえず斜面に取り付いて北上しました。幸い、すぐに道に合流し今度は南東へ、気づけばまた地形図の破線の道を歩いていました。下草はあるものの気にならず、木の枝をよけずに歩けるのでほっとしました。
標高650m辺りでちょろちょろ流れをまたぐと、沢沿い歩きが始まります。微妙に地形図の破線からは逸れていましたが、歩きやすい所を選んで進み、標高630m辺りで切った杉の枝を積み上げてある上を乗り越えて北に上がると、平坦できれいな道に出合いました。無事に舗装道路に出ると、花や虫、最後にはモリアオガエルの卵塊まで見られ、退屈することなく山行を終えられました😊
【【狙うのはアレよ(?_?) タイガース神社参り🐯】
下山後、同じ新見市内でぜひ寄りたい場所がありました。1992年の建立以来、ファンの間では聖地とされているタイガース神社<写真39〜43>です。
これまでの阪神タイガースはオープン戦や公式戦の序盤では調子がよくても、結果的には下位に沈むということが度々ありました。しかし、今年は驚異的な快進撃を続けています。
現在、チームを指揮する岡田監督には2008年の教訓が蘇っているはずです。それは、交流戦の優勝が近づいたある日のこと。ミーティングで、あるコーチが「ここまできたら、交流戦優勝するぞ!」と檄を飛ばしました。ところが、その途端、選手たちは優勝意識が過剰となり、いつも通りの野球ができなくなり、優勝を逃してしまったのです。以来、「優勝」という言葉はNGとなり、「狙うのアレよ」とぼかすようになりました。アレという言葉は抽象的ですが、自分でなんとでも解釈できる都合のいい魔法の言葉です。
そこで、タイガース神社では虎神様?に「今年のタイガースはアレしますように!」と祈願しました。岡田監督は選手としても監督としても阪神タイガースでアレを達成しておられますので、一ファンとして、静かに見守りたいと思います。
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