塩見岳悪沢岳周回
- GPS
- 27:34
- 距離
- 56.9km
- 登り
- 5,618m
- 下り
- 5,652m
コースタイム
- 山行
- 10:56
- 休憩
- 0:47
- 合計
- 11:43
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 9:30
天候 | 1日目晴れ 2日目薄曇り 3日目晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
ほぼほぼ雪なし 蝙蝠尾根はそれほど難路ではなかった 二軒小屋から千枚小屋分岐までは悪路 |
写真
感想
梅雨の晴れ間の週末、しかも都合良く月曜も休みの三連休。
どこに行くか悩みましたが、ほぼほぼ雪が無くなっているという南アルプスに照準を合わせ、行きたかった蝙蝠岳へ行くことに。
しかし今年も二軒小屋が休業のため、そこに頼らない計画を立てないとダメだという事で、鳥倉から入り塩見経由の計画を立てる。
朝5時前に鳥倉に着くと第一駐車場も第二も既に満車で、第二手前の広場もほぼ埋まりかけていました。
シーズンイン前だからと甘く見てましたが、なんとか駐車し出発。
情報通り塩見岳へのルートには雪は無く、塩見小屋の周りに少しある程度でした。
前回塩見岳に来た時は登頂直前にガスガスとなり、何の眺望も無かったのでサクッとリベンジ。
ここからが本番の蝙蝠岳へ向かいます。
塩見岳から見ると割と近いように見えましたが、思ったより時間が掛かり登頂。
そしてそのまま蝙蝠尾根を下ります。
できれば二軒小屋まで、ダメなら適当な所でビバークで。
二軒小屋が休業のため水の補給が出来ないであろうと、徳右衛門岳を少し下ったところにある水場で水を補給。
予定では高山裏付近まで水場は無いので5L担ぐ。
水を担いで蝙蝠尾根を延々下る。
難路というにはきっちり整備されていて歩きやすいが、とにかく長い。
日が暮れる前に何とか二軒小屋に到着。
二軒小屋はやはり休業のため水場無し、自販機使用不可、幕営地使用不可でした。
二軒小屋から少し離れた所でテントを張り就寝。
2日目の目的地は高山裏避難小屋だったため、少し余裕があった為、少し遅めの行動開始。
二軒小屋から千枚岳を目指します。
が、昨今二軒小屋から登る人があまり居ないせいか道は荒れており、急登なのもあってゴリゴリ体力が削られる。
朝から暑く、水も体力もすごい勢いで減っていきます。
途中一ヵ所雪渓を横切るところがあり、こういうこともあろうかと持ってきていたチェーンスパイクを着けステップを刻みます。
まぁこのステップが活用される事は無いと思いますが・・・・
ちなみに今回の行程でチェーンスパイクを使ったのはここだけでした。
蝙蝠尾根なんかよりよっぽど難路を登り漸く千枚小屋分岐へ。
ここからはノーマル(?)ルートです。
実に歩きやすく、悪沢岳に登頂した人たちと何度かすれ違いました。
割とへろへろとなりながら悪沢岳に登頂。
そして中岳に続く道を下ります。
その際ヘルメットを被った方たちとすれ違い、今日はどこからですか?と尋ねると千枚小屋から整備にと。
ありがたい事です、こういう方たちがいらっしゃるので、我々一般登山者は山に登らせて貰えるわけで。
荒川前岳から高山裏に向かうために下り始めますが、崩落地で道が崩落しており、これは前からなのか最近なのかは分かりませんが、仕方ないので少し下りハイマツの中をトラバースします。
トラバース後通常ルートに戻り下降を続けます。
下降からまたトラバース道に入りしばらく歩くと水場があります。
漸く水を補給できるとの事で、また持てる限りの水を担いで進むとすぐに高山裏避難小屋に到着。
日曜なので誰も居ないと思っていたらまさかの先客がおり、3人グループだったので、私はテントを張る事にしました。
しかしテントをトイレの近くに張りましたがこれは大失敗で、トイレの扉の音が大きく、音に敏感な私には地獄でした。
翌朝動物の鳴き声で目が覚め覚醒。
準備を開始し3時13分出発。
残りの行程は三伏峠まで北上し下山するだけなので、余裕の行程だと思っていましたが、思ったよりアップダウンがあり、崩落地のキワを歩くことが多く、神経を使いました。
南ア南部はこういった崩落・崩壊地が多く、そのうち通れなくなったりするのではないかと思わざるを得なくなります。
景色の良いトレイルと崩落地を交互に歩きながら三伏峠に着。
あとは鳥倉まで下り車まで戻りました。
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