目国内岳・岩内岳
- GPS
- 08:28
- 距離
- 14.1km
- 登り
- 1,165m
- 下り
- 1,151m
コースタイム
- 山行
- 7:18
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 8:23
前目国内岳 0710
コル付近 0724-32
目国内岳 0834-49
パンケメクンナイ湿原 0929-39
東斜面の巻き道 1004-14
雷電・目国内分岐 1033
岩内岳 1053-1107
雷電・目国内分岐 1121
パンケメクンナイ湿原 1204-17
目国内岳 1304-20
前目国内岳西高度計読み950m 1411-22
前目国内岳 1427
新見峠登山口 1455-1510
天候 | 晴れ。気温平年並み。湿度低くてすがすがしい |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
パンケメクンナイ湿原−岩内岳分岐間は残雪が多く、コース外はネマガリダケに 阻まれるので、状況に応じた的確なルートファインディングが必要。 往路は偶然目印を見つけてうまくやりましたが、復路は20m位ヤブ漕ぎしました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
フリース
グローブ(+予備)
スパッツ
防寒着兼雨具
日よけ帽子
行動食
非常食
飲料
地形図
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
携帯(GPS&コンパス兼)
時計(高度計兼)
タオル
カメラ(コンパス兼)
|
---|
感想
体調を崩してしまい、一番涼しかった18日は山に行けなかった。とは言え、
下層から北風が吹いて湿度低く安定した状況は続いており、まだ充分涼しい。
新見峠6時過ぎ着。手前から路駐がちらほらあったが、駐車場はまだ空きが
あった。タケノコの最盛期であり、最近はやりのサイレン音が既に聞こえている。
土日は駐車に苦労するだろう。
50mほど戻って記帳して登山道に。笹の中にはマイヅルソウ、ノウゴウイチゴ。
スタミナには全く自信がないが、一応帰りのタケノコに期待して、目星を付けて
おく。下のほうは人が多いから900mあたりが良いかな。笹の丈が低くなると
シラネアオイが群落を作り、ほどなく前目国内。前目国内の西はここだけ
チシマフウロ。
目国内とのコル付近で休憩。これもここだけ、フギレオオバキスミレが若干。
登りになるとまたシラネアオイ。それから、ベニバナイチゴ、ミツバオウレン、
エゾイチゲ。
岩峰に登りつくと謎の三叉路記号があり、左に行くと目国内山頂。羊蹄山を
中心とする東の景色は、前衛として縦列に行儀よく並んだニセコの山々、後衛に
尻別、オロフレを配して見事なバランスだと思う。昆布岳と噴火湾を挟んだ
駒ヶ岳の図も良い。
三叉路記号まで戻って、右へ行くと縦走路で、三角点のある所は別にピークでも
何でもない。ツマトリソウ、ゴゼンタチバナと続いて、次第に笹がうるさくなり、
倒木も少しあるが、次のツバメオモトが見事。(咲いてないのは
ギョウジャニンニクに空目して困った)
その下がサンカヨウ、次がムラサキヤシオ+オオカメノキと、あまり混ざらずに
順番に出てくる。
パンケメクンナイ湿原に下り立つ。花はイワイチョウとショウジョウバカマが
若干あるだけ。残念ながら早すぎたか。
しかし、東端のそこは序の口で、足元の見えない笹の道を越えると、チングルマ、
ハクサンチドリ、シラネアオイ、ベニバナイチゴ。(多分)オオバナノエンレイソウ、
シナノキンバイまで出てきて、最盛期には早いのだろうけど満足できた。
パンケメクンナイから岩内岳分岐迄の間は東斜面の巻き道だが、残雪が多くて
的確なルートファインディングが必要だ。残雪は大きく5ヶ所あって、最初のは
南下端から北上端へ対角に登って、次のは高度計読み1020付近を水平に、3番目も
水平に行くと下に夏道が出ていたので滑り降りて休憩、4番目(上部で3番目と
つながっている)は、下端付近を行くと笹に埋もれた夏道の目印を発見(帰りは
シラネ)、最後のは奥の池のすぐ上まで行ってから登る。といった具合だ。勿論、
数日で状況変わるので上記は当てにならない。一例に過ぎない。
そこからはまた背の高い笹のややうるさい道になって、まもなく一昨年に通った
分岐。分岐から20分ほどで岩内岳。やっぱりなんか疲れてる。ここは岩内町の真上で
あり、岩内平野と積丹方面の展望が良く、南の狩場方面もこちらのほうが良い。
羊蹄山方面は目国内岳からと異なり、アンヌプリがニセコ代表で、他の山々が
一歩引いて横隊に控えている感じに見える。
引返して三叉路を過ぎ、残雪の巻き道へ。帰りヤバイなと思った(行きの)4番目と
5番目の間はやはり道を捜せず、20m位やぶ漕ぎになった。
パンケメクンナイ湿原まで下りてスパッツを外し、目国内岳への登り返しだ。
サンカヨウ街道、ツバメオモト街道ときて、ゴゼンタチバナ街道あたりまでくると、
ようやく残り少しという感じがする。本物の山頂には寄らずに、三叉路の少し東、
日陰になっているところで、休憩というかへたり込む。足が攣りかかっているので
芍薬甘草湯を一服。これ飲むと少ししてからのどが渇くのは、水分を筋肉に
戻してるのかな? この低湿度でこの状況とは。蒸し暑い日だったらヤバかった。
昨年7月までしか山に行かなかったのが効いてるのか。
少し人心地をつけ、次は前目国内までと考えて下る。が、今度はシャリバテで
前目国内のわずか手前で休憩。前目国内を越えて少し行くと、数人グループで
タケノコ採り中。ここ、登りで目星付けてたあたりだな。どうせタケノコ採る余力
ないからいいけど。まあ何とか車に帰着。良い山だと思った。
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