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Yamareco

記録ID: 565276
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雪山ハイキング
八ヶ岳・蓼科

北横岳 〜 どこまでも白く、どこまでも青く

2014年12月27日(土) [日帰り]
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おーちく その他1人
GPS
--:--
距離
5.4km
登り
353m
下り
352m

コースタイム

日帰り
山行
3:30
休憩
1:30
合計
5:00
10:35
10:45
15
11:00
11:05
5
11:10
5
11:15
12:00
50
12:50
35
13:25
25
13:50
5
13:55
14:25
15
14:40
北八ヶ岳ロープウェイ山頂駅
天候 快晴 (山頂は風強し)
過去天気図(気象庁) 2014年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス 自家用車 ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
車が冬仕様でないので、凍結を恐れて茅野駅よりバスを利用。
・駐車場;茅野駅前にいくつかあり

・バス;時刻表 http://www.alpico.co.jp/access/suwa/pdf/kitayatsugatake20141104.pdf
※ 茅野駅前のバスターミナルで購入すれば往復割引あり (¥2500→¥2200)

・北八ヶ岳ロープウェイ;始発9時。20分間隔で運行。混雑状況によって10分間隔。
※ HPに割引クーポンあり (往復¥1900→¥1700)
コース状況/
危険箇所等
○ 坪庭〜北横岳
危険箇所はない。
12/27 雪の状況;トレース明瞭で踏み固められており、歩きやすかった。北横岳ヒュッテまではアイゼンなし。

○ 三ツ岳分岐〜 三ツ岳〜雨池峠
三ツ岳付近は岩稜帯で注意必要。鎖場があるようだが、トレースは岩肌を巻いており、そちらを通過した。三ツ岳喫からは急下りでスリップ注意。
12/27 雪の状況;トレースあるが、外すと踏み抜きあり(場所によっては股下まで)。三ツ岳喫から急斜面を下って雨池山に登り返す箇所(南に進路を変える場所)でトレースが分かれており、少々迷った。雨池山付近のトレースは登山道に沿っているか、かなり怪しかった(木々が行く手を阻む感じ)。
茅野駅からバスに揺られて1時間、北八ヶ岳ロープウェイの山麓駅に到着。快晴です。
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茅野駅からバスに揺られて1時間、北八ヶ岳ロープウェイの山麓駅に到着。快晴です。
スキーヤー、ボーダー、そして登山者で満員のロープウェイで標高2200メートルへ。
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スキーヤー、ボーダー、そして登山者で満員のロープウェイで標高2200メートルへ。
啄木鳥が迎えてくれました。ちなみに駅の情報板では気温-14℃になってました。寒い。
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啄木鳥が迎えてくれました。ちなみに駅の情報板では気温-14℃になってました。寒い。
山頂駅の前の坪庭は青と白の世界。眩しいです。
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山頂駅の前の坪庭は青と白の世界。眩しいです。
縞枯山。木々が樹氷化しています。
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縞枯山。木々が樹氷化しています。
こちらは雨池峠に続く森。気持ち良さそうな道だけど、まずは北横岳へ。
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こちらは雨池峠に続く森。気持ち良さそうな道だけど、まずは北横岳へ。
ロープウェイ駅の向こうに中央アルプスと御嶽山。
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ロープウェイ駅の向こうに中央アルプスと御嶽山。
御嶽山。まだ噴煙が上がっているのが見えます。鎮魂の思いを込めて。
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御嶽山。まだ噴煙が上がっているのが見えます。鎮魂の思いを込めて。
縞枯山はたおやかな山容。それにしても、本当に雲ひとつない、最高の天気。
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縞枯山はたおやかな山容。それにしても、本当に雲ひとつない、最高の天気。
南アルプスの眺望。北岳、甲斐駒、仙丈ケ岳。どれも登ってみたい。
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南アルプスの眺望。北岳、甲斐駒、仙丈ケ岳。どれも登ってみたい。
少し小さいけど、モンスター成長中。
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少し小さいけど、モンスター成長中。
雪に埋もれた溶岩台地の坪庭を突っ切って。時折、突風が吹きぬけて、雪煙が舞い上がります。
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雪に埋もれた溶岩台地の坪庭を突っ切って。時折、突風が吹きぬけて、雪煙が舞い上がります。
雨池山かな? ただただ美しい世界。
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雨池山かな? ただただ美しい世界。
坪庭から樹林帯に突入。雪は締まっていてアイゼンなしで行けました。
坪庭から樹林帯に突入。雪は締まっていてアイゼンなしで行けました。
見上げればきれいな霧氷も。
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見上げればきれいな霧氷も。
だいぶ登ってきました。広大な坪庭を見下ろして。
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だいぶ登ってきました。広大な坪庭を見下ろして。
坪庭を行く登山者が小さく見えます。
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坪庭を行く登山者が小さく見えます。
雪深い森の中を登っていきます。
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雪深い森の中を登っていきます。
樹氷の奥に北横岳ヒュッテが見えてきました。出発から1時間でした。
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樹氷の奥に北横岳ヒュッテが見えてきました。出発から1時間でした。
ここでアイゼン付けます。煙突の煙が温かそう。
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ここでアイゼン付けます。煙突の煙が温かそう。
山頂に向けて、最後の急登に掛かります。
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山頂に向けて、最後の急登に掛かります。
樹林帯を抜けて山頂は目前。
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樹林帯を抜けて山頂は目前。
そして北横岳の南峰に到着。蓼科山とその背後に北アルプス。素晴らしい眺望です。
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そして北横岳の南峰に到着。蓼科山とその背後に北アルプス。素晴らしい眺望です。
槍穂高連峰。奥穂が存在感あるけど、冬の槍ヶ岳はあまり目立たない?
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槍穂高連峰。奥穂が存在感あるけど、冬の槍ヶ岳はあまり目立たない?
乗鞍岳は真っ白です。
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乗鞍岳は真っ白です。
独立峰の御嶽山。
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独立峰の御嶽山。
逆光だけど、八ヶ岳の全容。
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逆光だけど、八ヶ岳の全容。
樹氷の間を抜けてすぐ隣の北峰へ。
樹氷の間を抜けてすぐ隣の北峰へ。
北横岳の山頂柱と蓼科山。
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北横岳の山頂柱と蓼科山。
北峰まで来ると蓼科山から続く双子山方面に続く雄大な山容を見渡すことができました。白い部分は天祥寺平かな?
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北峰まで来ると蓼科山から続く双子山方面に続く雄大な山容を見渡すことができました。白い部分は天祥寺平かな?
こちらは中央アルプス。木曽駒と空木岳。
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こちらは中央アルプス。木曽駒と空木岳。
樹氷のプロムナードを通って南峰に戻ります。
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樹氷のプロムナードを通って南峰に戻ります。
縞枯山から八ヶ岳に続く風景を見渡しながら、下山開始です。
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縞枯山から八ヶ岳に続く風景を見渡しながら、下山開始です。
北横岳ヒュッテ前で昼休憩の後、三ツ岳へトレースが付いているので、周回して戻ることに。岩稜帯も通るので、ピッケルもしっかり装備。
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北横岳ヒュッテ前で昼休憩の後、三ツ岳へトレースが付いているので、周回して戻ることに。岩稜帯も通るので、ピッケルもしっかり装備。
急に人が少なくなり、静かな雪山歩きになりました。トレース外すと思いっ切り踏み抜きます。
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急に人が少なくなり、静かな雪山歩きになりました。トレース外すと思いっ切り踏み抜きます。
はぁ、美しすぎる。こんな風景の中を歩けるなんて幸せです。
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はぁ、美しすぎる。こんな風景の中を歩けるなんて幸せです。
岩が出てきましたが、雪のおかげか、難しい箇所はありません。
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岩が出てきましたが、雪のおかげか、難しい箇所はありません。
北横岳方面を振り返って。風の音しか聞こえない、白い世界。
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北横岳方面を振り返って。風の音しか聞こえない、白い世界。
これが三ツ岳の景。
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これが三ツ岳の景。
夏道は鎖場を越えるようですが、岩の間を巻いて行きます。時々、穴が開いているので注意しながら。
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夏道は鎖場を越えるようですが、岩の間を巻いて行きます。時々、穴が開いているので注意しながら。
少し雲が掛かっていますが、浅間山が見えてきました。
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少し雲が掛かっていますが、浅間山が見えてきました。
岩稜帯の中を細いトレースが続いています。
岩稜帯の中を細いトレースが続いています。
ひと際、目立っていた岩の柱。
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ひと際、目立っていた岩の柱。
三ツ岳曲に到着。エビのしっぽも発達中。
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三ツ岳曲に到着。エビのしっぽも発達中。
喫に向けて一旦、下り。雨池を見下ろしながら。
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喫に向けて一旦、下り。雨池を見下ろしながら。
喫で越えて来た三ツ岳の全容を振り返ります。少し緊張感があったけど、楽しい雪山ハイクでした。
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喫で越えて来た三ツ岳の全容を振り返ります。少し緊張感があったけど、楽しい雪山ハイクでした。
三ツ岳喫から雨池峠へもきちんとトレースは続いていました。ただ、踏み抜きは多いです。写真だと伝わりにくいけど、かなりの激下り。
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三ツ岳喫から雨池峠へもきちんとトレースは続いていました。ただ、踏み抜きは多いです。写真だと伝わりにくいけど、かなりの激下り。
樹林帯の急斜面は写真を撮る余裕なし。雨池山への登り返しも地味にしんどかった。雨池山からは木々を掻き分ける感じで、ちょっと不安になるも、なんとか雨池山展望台に出て、ほっと一息。
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樹林帯の急斜面は写真を撮る余裕なし。雨池山への登り返しも地味にしんどかった。雨池山からは木々を掻き分ける感じで、ちょっと不安になるも、なんとか雨池山展望台に出て、ほっと一息。
雨池峠は白い木々に囲まれた、どこかメルヘンな世界。トレースは踏まれていて、スノーシューなどなしでも歩けました。
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雨池峠は白い木々に囲まれた、どこかメルヘンな世界。トレースは踏まれていて、スノーシューなどなしでも歩けました。
雪原に佇む、三角屋根の縞枯山荘。
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雪原に佇む、三角屋根の縞枯山荘。
時間に余裕があるので山荘でコーヒーブレイク。
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時間に余裕があるので山荘でコーヒーブレイク。
名残惜しいけど、そろそろ帰らなくては。今度はスノーシューかわかんで雨池まで行ってみたいです。
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名残惜しいけど、そろそろ帰らなくては。今度はスノーシューかわかんで雨池まで行ってみたいです。
ロープウェイの駅まで戻る途中の風景も白くて青い。
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ロープウェイの駅まで戻る途中の風景も白くて青い。
あっという間にロープウェイ駅に到着しちゃいました。
あっという間にロープウェイ駅に到着しちゃいました。
ロープウェイの待ち時間に少し撮影。スキーコースも気持ち良さそう。
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ロープウェイの待ち時間に少し撮影。スキーコースも気持ち良さそう。
最高の天気、最高の雪山、最高の一日でした。
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最高の天気、最高の雪山、最高の一日でした。
凍り付いてるロープウェイ駅から縞枯山。本当に帰りたくないぐらい美しいです。
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凍り付いてるロープウェイ駅から縞枯山。本当に帰りたくないぐらい美しいです。
ロープウェイから八ヶ岳。次の機会は天狗岳に挑戦したいです。
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ロープウェイから八ヶ岳。次の機会は天狗岳に挑戦したいです。

感想

このところバタバタしてたり、山に行けるタイミングでは天気が悪かったりで、9月以来の山行です。紅葉、見れなかった…。久しぶりの山登りは八ヶ岳の北横岳で雪山ハイクです。

アクセスは車がスタッドレスでないので、凍結を警戒して茅野駅からバスで北八ヶ岳ロープウェイへ。始発は9時だけど、ゆっくり準備して次便の9:20発で標高2200mの山頂駅に。さすがに寒い…。-14℃と書いてありました。

山頂駅を出たら、そこは溶岩台地の坪庭。真っ白な雪原が広がっていました。雲ひとつない最高の天気のもと、心軽やかに北横岳に出発。時折、強い風が吹き抜けるけど、歩き始めればそれほど寒くありません。

クリスマスツリーのような樹氷の森を抜けて、ひと登りで北横岳ヒュッテ。ここでアイゼンを装着して、最後の急登に備えます。ヒュッテから15分ぐらいで北横岳・南峰に到着。目の前には蓼科山、その後ろに北アルプス。木曽駒など中央アルプスに、八ヶ岳の全容。とにかく素晴らしい眺望でした。ただ、風が強くてめちゃくちゃ寒く、長居ができないのが残念。樹氷のプロムナードを通って北峰にも足を延ばしました。

北横岳ヒュッテに戻って昼休憩をした後、帰りは三ツ岳を周回して下山しました。トレースはしっかり付いているものの、あまり人は入っていないようで、時々、踏み抜きあり。三ツ岳付近は岩稜帯なので、しっかりピッケルも装備。ほとんど人のいない雪山は風の音以外、聞こえない、静かな世界。そして、空はどこまでも青くて。少し緊張感のある山歩きでしたが、幸せな時間でした。

三ツ岳から雨池山経由で雨池峠に下ります。とにかく急斜面で転げ落ちる、もしくは滑り落ちるように下って行きます。雨池山への登り返しが地味にきついのと、雨池山付近がトレースあるものの若干ルート選択が怪しくて、木の枝を掻き分けながらで、ここでぐっと疲れました…

でも、降り立った雨池峠は気持ちのいい、どこかメルヘンな雰囲気の雪原でした。三角屋根の縞枯山荘でコーヒーを頂いて、名残惜しい気持ちでロープウェイ駅に戻りました。

一日中、雲ひとつない青空のもと、真っ白な世界をめぐる最高の雪山ハイクでした。

※ ブログもぜひ↓
http://blog.livedoor.jp/o_chiku/archives/42152671.html

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コメント

はじめまして
写真、どれも綺麗ですね。
私もいつかこんな山を登りたいと考えているので写真見ているだけで感動です。
青と白の世界。
コーヒーブレイクいいですね。
2015/1/28 19:45
Re: はじめまして
nobiko さん
はじめまして。コメントありがとうございます。

山登りを始めた時は雪山を登るなんて考えもしなかったけど、
すっかり魅せられてしまいました。

写真では伝わり切らない感動が待っていますので、nobikoさんも挑戦してみてください。
もちろん準備はしっかりして。
2015/1/28 23:28
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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