安達太良山 〜青と白銀の世界へ〜
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 760m
- 下り
- 752m
コースタイム
天候 | 快晴 風速15m/s(牛ノ背) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2014年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
無料、トイレあり 【アクセス】東北自動車道 二本松ICから約30分 途中の峠や岳温泉から上に積雪・凍結あり |
コース状況/ 危険箇所等 |
【登山ポスト】 あだたら高原スキー場 【エリア別装備】 前日に降雪がなかったため歩きやすかった。天候により激変するので参考までに。 ・登山口〜峰の辻分岐はツボ足+ストック ・分岐から峰の辻まではスノーシュー+ストック ・峰の辻〜山頂〜牛ノ背〜くろがね小屋はアイゼン+ピッケル ・くろがね小屋〜登山口はツボ足+ピッケル(斜面のみ) 【危険個所】 ・山頂付近や牛ノ背は西からの強風に注意 ・くろがね小屋の東側はトラバース気味に巻くので滑落に注意 |
その他周辺情報 | 【コンビニ】 ・岳温泉にファミリーマート ・二本松IC付近にセブンイレブン |
写真
感想
「2014年の山行は、安達太良山に始まり安達太良山で締める。」
そんな気持ちで今回の山行を計画した。
幸運にも28日の天気は登山日和の予報。素晴らしい日の出とともに登山口に到着して準備を整える。
登山口付近の雪は踏み固められていて踏み抜きもあまりない。スノーシューは履かずに旧道を歩く。旧道はそれなりの坂道だが、前日には降雪がなかったのだろう、先行者のステップがしっかり残っているので、クランポンも装着せずに登る。途中の展望台っぽいところからは山頂が見える。付近のダケカンバが青空に映える。
旧道から先はほぼ平坦な勢至平に繋がる。ここも雪が踏み固められているので歩きやすいが、少し横を歩くと股下まで踏み抜くため、ここでスノーシューを履く。峰の辻分岐付近からは、篭山・安達太良山・矢筈森・鉄山の並びが見える。この中で最も標高が高いのは鉄山で、安達太良山は2番目だ。
勢至平から峰の辻までは雪が多いのでこのまま登る。足元の樹木が歩きにくい。
ウサギの足跡がたくさんあるが、深い足跡と浅い足跡があり。深いのは大人のウサギ、浅いのは子ウサギだろう。子ウサギの足跡は猫に似ていてかわいい。ウサギ界にも踏み抜きはあるのだろうか?
「勢至平でまた踏み抜いちゃったよ。ダイエットしようかな…」
「スノーシュー履いたほうが良くない?」
とか話しているのを想像すると面白い。
【勢至平〜峰の辻】
峰の辻でスノーシューからクランポンに装備を変更。この辺りまで来ると稜線越しの風が強くなる。稜線に出る前にハードシェルを着て防風対策を万全にする。純白の雪面を登り稜線に出ると西からの強風が襲ってくる。安達太良山の風としては弱い方だろう、tanyaさんが風に向かって歩いている。山頂は目の前だ。
【峰の辻〜山頂】
山頂直下にザックをデポしアタック開始。アタックから3分、安達太良山の頂上に立つ。尾瀬・越後・磐梯山・飯豊山・吾妻連峰・蔵王といった名峰が見渡せる山頂だ。すばらしき"ほんとの空"を楽しめる。
【山頂より】
【しょぼいシリセード】
山頂から下りて向かうのは、積雪期では初めての牛ノ背。風の強い稜線歩きだが広いので滑落はしない。雪面は硬いので転倒すれば痛いだろうが。牛ノ背を歩く目的は、雪に覆われた沼ノ平を見たいからだ。今年は雪が多いのだろうか、沼ノ平は白銀の鎧を全身に纏っていた。分岐の標識に付いた海老の尻尾は、成長して50cmほどになっていた。
矢筈森手前の分岐から峰の辻に下り、そこからくろがね小屋へ向かう。くろがね小屋は混雑を予想していたが、テーブルが空いていたので昼食とする。持参した雑煮は美味しかったがぬるくなってしまった。バーナーもあったので温めればよかった。宿泊客は多いようで、今日ではなく明日登頂するという方がいたが、今日登れるなら今日登ったほうがいいと思った。これほどのコンディションは滅多にないからだ。
下山は終始ツボ足。大勢の登山者が歩いたことで雪面は歩きやすく整備されていたためだ。
スキー場で流れる音楽が聞こえると、山行の終わりを感じる。おそらく来年も登るであろう安達太良山。次は日光の山仲間と登りたいものだ。
【次回の山行予定】
これで2014年は締めだと思っていたが、31日に大菩薩嶺に登るかも。
安達太良山の山頂は無事に登頂できましたね!
このレコを見る限りでは比較的容易に行ける印象を持ちました。
ちなみに、一昨日の山友鍋会で2年連続で大晦日宿泊(くろがね小屋)の女子がいたのですが、去年は胸くらいまでの雪を20名ほどで代わる代わるラッセルをしたけど、山頂へはルートが良く分からず断念したと言ってました。
でも、1年目は師匠達(じいさん)と行った時は同じような条件だったけど、行けたと言っていて、やはり師匠は凄いなぁとの話をしていました。
今年はdepor021さん&tanyaさんに偶然にも出会え、ホント素敵な年でした♪
来年もよろしくお願いします!
初日の出はどこかの山頂で眺めるのでしょうか?
ayamoekanoさん、こんにちは。コメントありがとうございます♪
来年もよろしくお願いします。
積雪期の安達太良山の難易度は、積雪量や風の強さでかなり変わります。この日は、登山雑誌などで紹介されるような雪山入門レベルだったと思いますが、これは特別な方で、たいていは強風やホワイトアウトといった状況になります(今年2登頂3撤退の経験より)。平坦な場所が多く、踏み跡がいろいろとついていたりするので、初めての入山や地図が読めなかったりすると迷ってしまうでしょうね。
初日の出はおそらく自宅からだと思います(笑)
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