下りに苦しんだ燧ヶ岳と尾瀬小屋でまさかの出会い！

2023年07月01日(土) [日帰り]

• GPS: 07:25
• 距離: 11.3km
• 登り: 937m
• 下り: 926m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:20
• 休憩: 0:17
• 合計: 7:37

5:53 山の駅御池
6:02 6:02 御池田代
6:55 6:55 広沢田代
7:22 7:29 御池登山道 ５合目
7:43 7:43 熊沢田代
9:11 9:11 俎��
11:36 11:46 沼尻平
12:05 12:05 白砂峠
12:50 12:50 イヨドマリ沢
13:07 13:07 見晴新道分岐
13:21 13:22 原の小屋
13:30 13:30 桧枝岐小屋
13:30 13:30 見晴
13:32 ゴール地点

天候

雨

アクセス

利用交通機関：

電車 バス

東武トップツアーズ企画の夜行電車+バスのパックを利用。
北千住0:00発→会津高原尾瀬口に3:00頃着→4:10にバスに乗り換え御池まで。
（※復路は鳩待峠より高速バス）

コース状況／危険箇所等

沢状態の岩場、泥濘、雪渓あり。
・泥濘はナデッ窪以降がちょっと大変。（見晴新道に比べれば全然マシ。）
・ナデッ窪：乾いた地面（といっても雨が降ると少し沢っぽくなる場合も）だが滑りやすい石やコケ・丸太などあるので雨の時は特に注意。
・雪渓：御池からの登り熊沢田代〜山頂までの間。ツボ足でも行けなくはないのだが、体力をここで消費するのはもったいないのでチェンスパあった方が絶対良い。

その他周辺情報

尾瀬小屋…宿泊に利用。1泊2食で13,000円。お風呂あり。wi-fi使用可能。水も汲み放題。夕食が手の込んだメニューでデザートまであった。

写真

6/30 23:34

東部鉄道の尾瀬行き夜行電車。
北千住だと0:00発なので眠い…。しかし続々と集まってくる人々からは熱気を感じる。

7/1 3:49

3時頃に会津高原尾瀬口に到着。
4:00頃まで仮眠できるんだが、皆起きるの早く…。
ゴソゴソうるさいので、それでも寝れた図太い自分に感謝。

7/1 5:55

燧ヶ岳山開きの旗。
だだ、7/2らしい。

7/1 5:56

出だしは整備された木道。

7/1 6:20

オサバグサ。
花言葉は「純粋な人」。

7/1 6:37

燧ケ岳もドウダンツツジが綺麗。

7/1 6:38

謎の黄色いキノコが水溜まりに生えまくっている。

7/1 6:38

かなりしっかりした木道。
雨で沢のようになってるが、ここらへんは登りやすい。

7/1 6:43

アカモノ。

7/1 6:44

ツマトリソウもかなり咲いてる。

7/1 6:44

お馴染みのイワカガミ？

7/1 6:46

花の散った水芭蕉。

7/1 6:48

上り坂を抜けると平らな道へ。

7/1 6:48

ウラジロヨウラク。

7/1 6:49

濡れたシーズーみたいなワタスゲ。
しょんもり。

7/1 6:50

ヒメシャクナゲ。
花言葉は「危険」「警戒」。

フラミンゴみたいな花先が、かわいい。

7/1 6:52

トキソウ。
花言葉は「届けたい思い」「幻の愛」。

推し活にピッタリ。

7/1 6:53

広沢田代。1つ目の湿原。

7/1 6:53

鏡のような池塘。

7/1 6:54

モウセンゴケ。絶滅危惧種なんだとか。
コケとつくけど、コケじゃない。

花言葉は「あなたに捧げる恋の歌」「不誠実」
「無神経」「詐欺」。

7/1 6:56

タテヤマリンドウ。
花言葉は「物思い」。

7/1 6:57

足を止めて長居したくなるような気持ちよさ。

7/1 7:01

コバイケソウ。
花言葉は「遠くから見守る」。

7/1 7:03

セイヨウナナカマド。
花言葉は「慎重」「賢明」「私はあなたを見守る」。

7/1 7:10

沢状態の階段。
石も木の階段も滑るので注意。

7/1 7:16

ギンリョウソウ。
雨のせいかぬらぬらしてる。

7/1 7:24

ま、まだ、5号目なのか…。
登山開始より1.5h程経過。

7/1 7:34

キツめの登りと平たい木道道が交互にくる。
比較的滑りにくい木道なのが救い。

7/1 7:37

熊沢田代。
最後の休憩スポット。

広い湿原と風が心地良い。

7/1 7:41

google先生に聞くとランというけど違うような…
誰か詳しい人求ム。

7/1 7:42

ガスに囲まれているが燧ヶ岳が見えてきた。

7/1 7:51

マツの実？

7/1 7:52

チングルマ咲き乱れ。
稚児車の名前から、花言葉は「可憐」。

7/1 8:01

サンカヨウ。花言葉は「親愛」「親愛の情」「清楚な人」。
花びら自体は本来透明で、日が当たると光が花びらの中で散乱するかららしい。

7/1 8:14

うわっ、雪渓。
チェンスパ面倒くさい。…ツボ足でいくか。
→その結果、私も前の男性も踏み抜きまくる。

その直後に出てきた更に長い雪渓では諦めて履いた。全然楽さが違うわ！

7/1 8:39

意外と早く抜けて良かった〜。
チェンスパ持ってきてて良かった。

7/1 8:57

ここが最後の正念場かな？

7/1 9:02

着いた！
が、最高峰は更に先。

ナデッ窪に下りるので遠回りするか迷う。

7/1 9:11

あっちの方が高いはずなのだが、ガスでよく分からない。余計に行く気力を無くす。
こちらの峰のみで下りる事にした。

7/1 9:16

おっ。シロバナイワカガミ。
花言葉はイワカガミと同じで「忠実」。

7/1 9:16

ミヤマキンバイ。
花言葉は「幸せ」。シンプルでいいね。

7/1 9:28

オオバミゾホオズキ。
花言葉は「変わらぬ愛」ですって。

7/1 9:29

30分歩いたところで、やっと分岐。
な、長いな〜…。

7/1 9:30

シャクナゲと雪渓。
ビクビクしたが、ここは脇道にあるだけ。

7/1 9:41

はーい。ナデッ窪の真骨頂。

急登と滑る石のコラボ来た。かなりの斜度。

7/1 9:43

ひったすら下る。休みが無い…。
緊張しっぱなしのせいで体感時間がすごく長い。

途中で石から落ちアザラシみたいな体勢で滑り落ちた。アゴを擦り、左腕を変な体勢に捻り、更にアバラに追加ダメージ入った。

肩が脱臼したんじゃないかという位痛かったが、動いたので大丈夫そう。

7/1 10:54

山頂から約1h40分。
体感的には2h以上経ってるんじゃ無いかと思うくらい。と、やっと沼らしきものが見えてきた！

7/1 11:03

と、なぜか上りが始まる。マジか。

7/1 11:17

道が倒木で塞がれていた。
仕方なく藪漕ぎ。身長150cm台だと前が見えない。

7/1 11:26

何とか抜けた先は木道。

絶対使わないでください。即死トラップ並に滑ります。植生

7/1 11:27

コバイケイソウが美しい。
加熱しても消えない毒性で、かなり強いらしい。

7/1 11:31

ようやっと次のポイントが見えてきた！
コバイケイソウの群れが祝福してくれる。

7/1 11:36

ここを曲がれば見晴方面。
だが休憩させて欲しい。ので、沼尻休憩所へ向かう。

自販機・トイレ・火器は現在使えないが、雨の時は屋根があるだけで嬉しい。

7/1 11:37

おかげで、ちょっとは景色を楽しむ元気が出てきた。

7/1 11:48

こっからはあと一息。

7/1 11:48

シャクナゲも応援してくれてる。

7/1 11:58

ここの木道も本当に歩きやすい。
燧ケ岳にあったデストラップとは大違い。

7/1 11:59

ツルコケモモ？（別名クランベリー？？）
それなら花言葉は「心痛を慰める」「心を癒す」「天真爛漫」。

7/1 12:01

タテヤマリンドウのつぼみ。
特徴的で愛嬌がある。

7/1 12:03

まーた岩が…。
でもさっきまでの道と比べたら楽勝。

7/1 12:41

沢状態なので足が洗い放題。

7/1 12:47

透き通った川の水。

7/1 12:49

足洗い場、もとい分岐点の川。

7/1 12:49

よくみると書いてあった。

7/1 12:52

うっかり踏みそうに。
危ない危ない。雨の日はお散歩日和なんだろうか。

7/1 13:06

ここで見晴との合流点。（誰もいんかったけど）
見晴下ってきた方々お疲れ様です！と頭を下げておく。

7/1 13:17

なんて！歩きやすい！木道なんだ！
ゴールが近くなり、心なしか足も軽く。

7/1 13:21

見晴に着いた！
小屋が見えた時の安心感はひとしお。

7/1 13:22

2年前に泊まった「ひのえまた小屋」。
確か小屋締めの日で最高のサービスを受けました。

7/1 13:22

今回の宿泊は尾瀬小屋！
6月末にテラスをリニューアルしたばっかり。
オシャレ！！

7/1 13:34

私を含めた燧ケ岳のソロ登山者が2名いたらしく、スタッフさんかなり心配してくださったようです。ありがとうございます。

ここは朝食が遅めなのか。

7/1 13:34

食堂のメニューにワクワク。
朝早くに出発すべきなんだけど、これなら小屋で食べていこう。

7/1 13:35

相部屋かと思ったらまさかの個室！
なんて贅沢。

7/1 13:40

お風呂は15時からしい。もう少し待とう。

7/1 13:44

テラス！これが山の中とは！！
ちょうど雨も軽くなってきたので人がゾロゾロと。

7/1 13:44

お水は汲み放題。
甘くて冷たくておいしい。

7/1 13:45

アヤメ。花言葉は「よい便り」「希望」
菖蒲とカキツバタと見分けつけられない。

7/1 13:48

明日行く至仏山はガスでシルエットのみ。

7/1 13:51

尾瀬小屋のカフェメニュー！
街中さながらのラインナップ。

7/1 13:54

写真で見るとなおさら食べたくなる！
自分はお昼がわりにオイルサーディンを注文。

7/1 13:58

オコジョの歩荷ちゃん。
い、癒される〜。

マスコット「オジョちゃん」かは不明。

7/1 14:08

オイルサーディン！
明らかに一人分じゃない量！

7/1 14:54

ここで「ミキさん」という方とお知り合いに。
尾瀬小屋含む色んな山小屋の管理人をされてた方で尾瀬ではかなりの有名人だとか。

既に飲まれてましたが、今晩18時から東電小屋で大宴会があるんだとか…驚きの酒豪（笑）

7/1 15:15

と、偶然Yamakaraでよくご一緒する方たちと会いました！まさか今日登ってたとは。

そして明日の至仏山まで一緒な事が判明。

7/1 15:18

泊まりの山小屋は違ったのでお見送り。
あと2h歩くそうで…。

ファイト！！

7/1 17:09

お楽しみのディナー！
コンフィもテリーヌも手が込んでる！

しかもベリーのケーキまで！！

7/1 18:54

お腹いっぱい。

日が暮れてきた尾瀬をゆったり眺めながら
本日はお休みなさい。

撮影機器：

iPhone 13 128GB SIMフリー Apple

装備

個人装備

チェーンスパイク

感想

じゃり子

尾瀬には何度か来ていたが、毎度見る「カッコイイ山」、燧ヶ岳にのぼってみたかった。

夜行電車に乗り、雨の中、またルートの悪路さを散々聞いてたので不安は大きかった。

登りもなかなか大変で逆に天気が悪くて良かったかもしれない。雪渓や急登、泥濘など天気が良い日でも関係なくキツいと思うので。

今回はナデッ窪を選択し、滑る石に苦しみ、体にもダメージ負ったが、小屋で見晴から聞いた話を聞くにそちらもやはり「心を折られる」レベルの大変さだったようだ。

直近でまた登りたいかと聞かれたら閉口するが、山中の湿原の美しさや、(雨だったので想像だが)山頂からの眺望、なにより登りきった自分への自信は限りなく高くなるだろう。

その上、今回は色んな人との驚きの出会いがご褒美としてあった。大変だったがその甲斐がある山行だった。

コメント

yamabito

>google先生に聞くとランというけど
google先生に１票！

　じゃり子さん　今日は
　福島から群馬まで，尾瀬を堪能されていますね。
　私は２日に，鳩待ちから日帰りで入ったのですが，福島も意地（？）で，数歩踏み込みました。天気が良くて，最高でしたね。
　ところで，じゃり子さんの山行写真の中に「誰か詳しい人求ム。」とある写真がありますね。門外漢の私は，求人情報には一致しませんが，オノエランではないかと思い，花調べの一助となればと連絡させていただきました。

　これからも，素敵な山行記録を，宜しくお願いします。

じゃり子

yamabitoさん
情報ありがとうございます！
google先生、聞くたびに回答変わるので、たまによく分からなくなる時があります（笑）写真の状態から更に花が開くと仰っていただいた、オノエランのイメージ画像にヒットしそうですね。
モヤモヤ解消して頂きありがとうございます！！