熱中症…越前三ノ峰&別山 都道府県別最高峰 42/43座目
- GPS
- 11:33
- 距離
- 22.7km
- 登り
- 2,148m
- 下り
- 2,148m
コースタイム
- 山行
- 9:46
- 休憩
- 1:47
- 合計
- 11:33
天候 | 天気予報はハズレずっと快晴、メチャクチャ暑かった… |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
石徹白登山口〜石徹白の大杉 登山口石徹白の大杉まで石積みの階段で標高差70m一気に登る 階段を登りきったところに泥落としマットそして程なく石徹白の大杉がある 石徹白の大杉〜神鳩ノ宮避難小屋 尾根上の樹林帯の登山道を進む おたけり坂以外はさほどの急登もない クマの気配が濃い 木柱のキロポストや道標は総てクマの爪痕でボロボロ とくに「おたけり坂」の木柱は新しいしい木片が散乱 神鳩ノ宮避難小屋〜三ノ峰避難小屋 神鳩ノ宮避難小屋を過ぎるとまだ1700m台だというのに森林限界を越え偽高山帯の草原の稜線歩きとなる 日陰がなく直射日光が容赦なく照り付ける 吹き曝しため風の強い日も要注意 踏み跡は濃くしっかり刈払いされているため道迷いの心配少ない 銚子ヶ峰・一ノ峰・二ノ峰・三ノ峰とそれぞれのピークごとにアップダウンがあり下山時には地味に堪える 三ノ峰避難小屋〜越前三ノ峰 三ノ峰避難小屋からは登山道本線を外れて腰までの笹藪を歩く よくよく見れば踏み跡はあるのだが、かなり濃い笹藪で足元は殆ど見えない 越前三ノ峰の標識は越前三ノ峰最高地点から西側へ踏み跡を辿って行ったところにある 見つけ難いので要注意 三ノ峰避難小屋〜別山 草原の稜線歩き 登山日は風がなく、とても蒸し暑く一気にバテた 別山平の御手洗池からの別山の眺めは秀逸 別山山頂からの室堂と白山の眺望がまるで絵葉書のように美しい |
写真
感想
梅雨の晴れ間
事前の天気予報、前日深夜まで豪雨、6時曇り、9〜12時は晴れ、15時から曇り一時雨
ホンとは餓鬼岳&唐沢岳へ行きたかったが、沢の増水と下山時の雨予報を避けて越前三ノ峰へ行くコトに
三ノ峰の稜線はまぁまぁ涼しいだろう…
天気予報からこのように推測して水分3ℓ、ジェル飲料390奸々膩3.4ℓを持参
余裕を持って出発したつもりだった…
石徹白登山口から石徹白の大杉まで石積みの階段で標高差70mを一気に登る
石徹白の大杉からは樹林帯の登山道となりだらだらと標高を上げる
登山口から1キロ・2キロ・3キロ・4キロと木柱のキロポストがある
これらキロポストと「おたけり坂」の木柱は総てクマの爪痕でボロボロ
とくに「おたけり坂」の木柱は熊に荒らされてから時間が経っていないらしく、新しいしい木片が散乱していた
神鳩ノ宮避難小屋を過ぎるとまだ1700m台だというのに森林限界を越え偽高山帯の草原歩きとなる
冬の厳しさを窺い知ることができる
天気予報はハズレ快晴の稜線歩き銚子ヶ峰 手前から別山が徐々に姿を現し、銚子ヶ峰 に到着すると目の前に一ノ峰・二ノ峰・三ノ峰と今から辿る稜線が一気に姿を現し壮観だ
直射日光が照り付ける日陰のない稜線歩き
涼しい風が吹き抜けてくれれば良いのだが、ものの見事に無風…
とても蒸し暑い
暑熱順化できていないカラダに堪え始める
三ノ峰避難小屋の直前の登山道に雪渓が横たわる
雪渓の規模は小さく、一旦雪渓下部の降りて雪渓を迂回
チェーンスパイクの出番は無かった
登山道が越前三ノ峰ピークをトラバースするように進むと三ノ峰避難小屋が目の前に現れる
三ノ峰避難小屋からは登山道本線を外れて笹藪のなか越前三ノ峰を目指す
よくよく見れば踏み跡はあるのだが、かなり濃い笹藪で足元は殆ど見えない
明らかに越前三ノ峰の最高地点到達したのだが、何にもない…
西側へ少し下ったところに踏み跡が続くので少し行ってみたら、越前三ノ峰の標識があった
福井県の境界は越前三ノ峰のピークにはないのだろうか?少々不思議
越前三ノ峰ピークから笹藪を漕いで三ノ峰避難小屋へ戻り、登山道本線を三ノ峰主峰へ向けて登る
三ノ峰主峰からガレ場のある急坂をコルへ向けて一気に下る
今回の登山で一番道が悪いのはこのガレ場区間
コルからは白山別山に向けてダラダラとした登りが続く
この先は日傘をさして歩く
別山平御手洗池に立寄り、別山を眺める とても美しい眺め
別山平から別山山頂へ向けての最後の登り
登山道の多くは岐阜県側についているのだが、岐阜県側は無風でとても蒸し暑い
時折、石川県側から涼しい風が吹き上げてくるのだが、とにかく蒸し暑い
日傘をさして幾分ましかとも思うが、日傘の布がアチアチになっており、布の凸部にたまった熱気が頭に触れるたびにとても暑かった
熱中症直前になりながら別山に到着
室堂と白山の眺望がまるで絵葉書のようだ
今まで歩いてきた稜線の眺望も秀逸だ
快晴で見晴らしは良いのだが、すこし霞がかっており北アルプスはがハッキリとはと見えないのが残念だった
別山山頂からは二ノ峰より下部は稜線にガスが湧いてきているのが見えた
天気予報では15時からは曇り
すでに水分を2.5ℓを消費しているが…
あそこへ着く頃になれば涼しくなるだろう…
そぅ思っていた
別山から日傘をささずに下山開始
歩き始めてすぐに岐阜県側の熱風地帯に突入
熱中症となり筋肉に油が切れたようなミシミシとした痛みが走る
身体のミネラルが汗で大量に失われることを身をもって体感
暑熱順化できてない身体に暑さが堪える
フラフラになりながら御手洗池に到達
日傘をさそうにも腕がだるく日傘をさす気にならない
歩行ペースが一気に落ちる…
御手洗池から三ノ峰主峰には登山時とほぼ同じ所要時間
雨蓋に収納したアミノバイタルパーフェクトエネルギーゼリを飲もうとしたら熱々のホットゼリーになっていた
手持ちの水分は100佞鮴擇蝓飲料の代わりとして手持ちの食料を総て食べつくす
水呑釈迦堂に着けば水場がある…
そう信じて、下山を続ける
三ノ峰避難小屋を過ぎ、雪渓が流れ出る水がある
但し、登山道を流れてきた水なので奇麗ではない
冷たく美味しそうだが、飲用は水呑釈迦堂の水場に期待して、ここでは頭から水をかぶって身体を冷やすだけにして進む
水呑釈迦堂到着時、登山中に何度も前後して顔を合わせた女性から
「水呑釈迦堂下部の水場の水が無い」
と教えてもらった
大ショックだ
ヤマレコには「おいしい水場」と書いてあるではないか…
前夜は豪雨だったので水場が枯れるとは想定していなかった
もぅ手持ちの水は殆どない…
おにぎりも食べつくし、手持ちの食料品はアミノバイタルと少量のアミノバイタルゼリーのみ…
困った
女性から菓子パンを分けてもらい、腹をつなぐ
とても美味しかった
ふらふらになりながら下山を続ける
この先は登山時よりも歩くのが遅くなって登山時よりも所要時間が長くなる
二ノ峰から先はガスがかかると思っていたが、期待はハズレ、雲一つない快晴
めちゃ暑い
精神力だけで歩き続ける
銚子ヶ峰に到着すると件の女性が僕のコトをずっうと待っててくれていて、さらにパンを恵んでくれた
彼女が女神のように見えた
ロクにお礼もなにもできず申し訳なかった
銚子ヶ峰に下部で追い越された方や、神鳩ノ宮避難小屋で水を分けていただき徐々に体力が復活 感謝…
神鳩ノ宮避難小屋上部から樹林帯に入り、今まで照り付けた直射日光が遮られ涼しくなってとてもラクになった
日陰で身体が冷やされ、足の痛みが緩和され、ようやく脚が進み始め登山口に到着
登山口で水を500佞魄豕い飽んだ
ふり返り
当初、僕の見た天気予報は快晴ではなく、なんなら午後は雨が降る可能性もあるような予報
そこまで暑くはならないだろうと想定し、登山開始直前にペットボトル500娑賈椶鬟ルマに残置し水分は3.4ℓを持参
稜線は日陰がないのは想定済みだったので雨傘兼日傘を持参
縦走登山常備装備として軽アイゼン・上下雨具・グローブ・ダウンジャケット・3人用ツェルト・エマージェンシーキットと荒天対応用品もいつもながら持参
過去灼熱の中を歩いたことも何度もあるが、水分は3ℓちょい有れば丸一日まぁまぁ歩けた
しかし想定以上に稜線が暑く、熱中症気味となり、水分を浪費、体力も極端に落ちた
暑熱順化ができておらず発汗により一気にバテが進んだ
下山時は三ノ峰から先はガスが湧き涼しい稜線歩きになると思い、積極的に早め早めに水分を消費
アテにしていた水呑釈迦堂の水場に水がなく
結果的に水分が足りない状況に陥った
見込みが甘い!
とい云われればそれまでなのだが、帽子・日傘・水分3.4ℓを持参、道中600嫩度水を分けていただいたが、当初の飲み方では水分は4.5ℓでもショートしたかとも思う
しかしこの天気予報で単独日帰り水分持参5ℓは少し現実的ではない…もちろん天気予報が外れることを前提に普段から色々な装備品を背負ってはいるが
色々と自分自身に課題を残した越前三ノ峰&別山登山だった
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