幌尻岳(幌尻山荘コース)
- GPS
- 14:51
- 距離
- 29.2km
- 登り
- 1,896m
- 下り
- 1,886m
コースタイム
- 山行
- 3:44
- 休憩
- 0:17
- 合計
- 4:01
- 山行
- 8:56
- 休憩
- 2:56
- 合計
- 11:52
2日目の幌尻山荘⇔幌尻岳ピストンはサブザック、その他は40 Lザック。
天候 | (7/15)雨 (7/16)曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
とよぬか山荘⇔第二ゲート シャトルバスで1時間。往復5000円、要予約。増水時には運休するのでとよぬか山荘or幌尻山荘で確認する。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
取水施設から幌尻山荘まで23回の渡渉。 最大水深は往路(雨の降り始め)で太腿、復路(雨の翌日)で股下くらい。 |
その他周辺情報 | とよぬか山荘から ・最寄りのセイコーマート振内店まで車で15分。 ・二風谷コタンまで車で30分。博物館も併設で2時間は潰せる。 |
写真
装備
個人装備 |
40 Lザック
レインウェア
フリース
帽子
水
食料
日焼け止め
バーナー
ウェットティッシュ
行動食
非常食
地図
コンパス
熊鈴
沢靴
ストック
|
---|---|
共同装備 |
コッヘル
|
感想
【所感】
百名山最難関と言われる幌尻岳が、奇しくも登頂50座目の百名山になりました。
渡渉ほぼ未経験(練習0~1回)の4人パーティー、新品の沢靴で挑みましたが、経験者の助言もあり転倒なく渡渉を突破できて良かったです。
天候には恵まれませんでしたが、多種多様な高山植物と昆虫に出会え、沢道と稜線のメリハリもあって飽きのこない山でした。いつか晴れた景色も見たいな……
【行動詳細】
(7/14)
11時に新千歳空港集合。
イオン苫小牧で買い出しの後、とよぬか山荘に移動。
翌日雨予報だったためバスの運行予定を尋ねるが、「当日朝まで分からない」との回答。食堂利用は20時まで、21時消灯。
(7/15)
3時には全員起き出し、4時にバス乗車。
未舗装林道を走るので揺れがすごい。5時に第2ゲート着。小雨。
北電取水施設で沢靴に履き替えるか悩んでいると、降りてきた人から「すぐに渡渉になる」と教えてもらい、履き替える。上半身はそのまま、下半身はジオライン下着の上にレインウェア直穿き。
渡渉は最初膝下程度で余裕だが、徐々に水深が深くなり足取りが慎重になる。急流だとかなり足に水圧を感じ、ストック+軸足で3点確保してようやく足を前に運べる感じ。深田久弥『日本百名山』の一節、「ヒザが濡れ、モモが濡れ、ついに冷やりと一物が水に犯される」の状況そのままだと笑う。
幌尻山荘に付くと管理人の方に屋外で説明を受けた。ザックは倉庫、ネズミが出るので食料は小屋に持ち込む。火気は1階のみ可。トイレは携帯トイレ、男性の小のみ小便器。
小屋内の一人分のスペースはだいぶ余裕があった。ストーブを炊いているため、小屋内で濡れ物を干すと煙臭くなる。
夕飯を食べていると小屋の人から「雨が続いて増水しているので明日のバスが出るかは未定、翌日3時頃決定」とのアナウンス。
(7/16)
3時にはほとんどの人が起き出す。外で朝食。
4時、小屋を出ていきなり急登。ペースを上げすぎて隊全員をバテさせてしまった。
命の水で水分補給。
稜線に出るとガス。完全に覆われているわけではなく、北カールの方向は眺望が効いた。高山植物の花畑を通過し、写真で足が止まりまくる。
山頂は北カールを吹き上がって来た暴風が吹き荒れていた。少し降りるだけで風は止んだ。
幌尻山荘に戻ると日差しが出てきたので、濡れた装備を干す。
バスの2便以降は動いているらしいので、下山を決定。11時半出発。
幌尻山荘を出るとすぐに登ってきた歩荷の方々に遭遇。「水量は落ち着いてきている」との助言を頂き、信じて下る。
往路よりも水量が多かったが慣れもあり、無事突破。
第二ゲートで17時発のバスを1時間待つ。とよぬか山荘に着いて聞くと空きがあったので、後泊。
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