魚野川本流
- GPS
- 25:56
- 距離
- 31.1km
- 登り
- 1,887m
- 下り
- 1,734m
コースタイム
- 山行
- 10:09
- 休憩
- 0:07
- 合計
- 10:16
- 山行
- 8:17
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 8:17
天候 | 7/15 雨のち曇り 7/16 晴れ 7/17 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
野反湖からダムまでは、一部藪のため不明瞭 魚野川源流のラスト300mは根曲り岳の激藪 |
写真
感想
本流を通しで歩くため、下山地点となる志賀高原に車をデポすることになり、私はひとりで前日夜に移動開始して志賀高原で車中泊。
下界ではうだるような暑さだったのに、雨が降る夜の車中泊は肌寒いほどだった。
夜から早朝にかけて時折雨脚が強まり増水を心配したが、行動開始までにはかなり弱まっていたので大丈夫だった。
合流後一台に乗り合わせて野反湖に移動して行動開始。渋沢ダムまでの道中は藪が濃い。破線ルートでもおかしくない。
渋沢ダムから入渓。桂カマチの水量がその先の遡行可否判断に良いとのこと。この日は問題なし。
釣り師や沢屋さんとエンカウントしながら黒沢まで遡行していく。初日で無事に黒沢までたどり着けた。
ガイドブックの通りナマリ岩の側を宿泊地に。快適。
薪を集めてから釣りへ。他の3人はしっかり釣っているのに、私は坊主。夜はカレー。
翌朝は7時発で北ノ沢出会いまで。なかなか長い。あまり休憩はせずに8時間を要した。
カギトリゼンはロープ出してyoshikito君が取り付くが難しそうで無理せず高巻いた。ちょうど目をつけたところに巻き道が付いていた。
どこか忘れたが、2日目は一カ所泳いで渡った。2日目の行程で通るいずれの滝も直登はせず、右岸・左岸を登るか巻いて超えた。
北ノ沢・南ノ沢出会いは4人は余裕で寝られる平らな高台あり。食事等は沢の脇で。少々狭い。
夜は麻婆春雨、チャプチェ、その他たくさんの食材。
最終日は6時出発。ここから先は源流らしい雰囲気がとても良い。
2時間ほどで水流は途絶える。そこからは藪。地形図上では登山道まで数百メートルなのだが、ネマガリとクマザサの藪がひどくて全然進まない。
2時間少々で登山道に出られるかと思っていたが、3時間半を要した。ズボンにたくさん穴が空いた・・・。
そこからは消化試合の登山道なのだが、私は右足の爪が痛んで辛い下山。足が大きくなったのか、沢靴が縮んだのかわからないが、初日から右足の親指が当たっていて痛かったのが、登山道に出て安心したら悲鳴を上げた。爪の付け根が炎症を起こしたらしい。(帰宅後はまともに歩けないほどに激痛・・・)。
【追記の反省点】
・庄九郎大滝の巻き道のグズグズは後ろのメンバーのことを考え切れず反省点。それに限らず、他の巻き道でも先頭が足下をズルっとさせた後を続いて歩く時、足場が無くて困ったケースがあった。私は実は、巻き道歩きがとっても好きなので、そんな状況でも楽しんで巻き道を歩いており、メンバーへの配慮が足りなかったかもしれない。自分が好き・得意なパートこそ、パーティに目を向け、少しでも危険を感じたら声かけやお助け紐を出すように心がけたい。
・特小無線を2台持っているので、沢登りに持ってきてもいいかもと思った。
・ネマガリの藪は本当にうざったいが、イライラしてもいいことないです(自分への戒め)
【自分用メモ】
往路
今回の出発時間は高速乗るまでの渋滞にはまり、失敗。ずらした方が良い。
復路
19:30前橋→21:30帰宅
この時間帯渋滞はほぼ解消。のろのろ運転は20分程度。
郷原曲がらずに原町経由が楽で速い。上信道降りてからは抜け道使って渋川駅経由で中村三叉路。
Ino) 今回は4人で釣りとエメラルドグリーンの沢登り。リーダー誕生日のためいつものパウンドケーキに色々プラスしました。後半は滑る岩。フェルトでくれば良かったですが林道歩きも長いので悩ましいです。
温めていた旅系遡行にやっと行くことができました。自分は渓流釣りから沢登りを始めたので、まだ見ぬ桃源郷を求めて地理院地図を眺めていると、人里離れていて集水域広く且つそれほど厳しそうでない魚野川に目が留まった。これは!と思い調べて見ると予想した通りの渓相でなかなか良さそうではないか。futoくんとkaguさんに声を掛け、今回は4人での宴会山行となった。
初日は半分アプローチ。車デポ経由で野反湖は神奈川からは6時間と遠く、眠さを我慢しながらだったが、登山口で安全確認してくれていたおじさんの激励を受けて出発。登山道のはずなのに途中から藪が濃くなり、道が細くなり、斜めで歩きづらい。しっかり半日使って渋沢ダムに到着した。休憩して、避難小屋の見学をして入渓。感想は沢登りというより「川歩き」、丹波川本流や松木川、楢俣川よりもずっと規模が大きく、これぞ沢旅系のスタートに期待が膨らむ。遡行可否判断の場所だという桂カマチの水位は太ももくらいで、簡単に歩いて抜けることができた。何組かの釣り組、遡行組をパスしてどんどん進み、高沢を越えて黒沢出合に15:30着。宿泊の準備をして魚釣りへ。自分は1匹だけだったが、良い型が釣れて満足。そして焚き火。みんな、食糧を大量に持ち込んでくれたので豪勢な食事となった。誕生日も祝ってもらい、焚き火の横で眠れて幸せ。
2日目、ゆっくり起床して8時発。この日は景色のハイライトだった。銘渓62選に掲載されるだけあり、連続する何某ゼンとナメ、森の様相がとても綺麗で「これはデート沢だなあ」という声が飛び交った。本にはページの関係上載せられないのだろうが、とにかく綺麗な場所が次々と現れた。最終日の藪漕ぎを涼しい時間帯に抜けたかったので、燕ゼン、庄九郎大滝も越えて南ノ沢出合で泊り。この日も各々のザックから沢山の食糧が放出された。焚き火スペースが狭かったので、若干寒さに震えながら一段上がったフラットエリアで就寝。
3日目、とうとう源流域の様相。しかし、ツルツルと滑りまくる。転倒しないようにゆっくりと丁寧に歩かねばならない。二俣を分けるごとに水量は減っていく。沢型は狭まってくるが歩けるので、これは当たりを引いたかと思っていたが、残り300mでとうとう激藪ゾーンに突入した。雪の重みで倒れたであろう竹藪は高所を目指す我々に向かってくるので、歩き辛くてたまらない。押しのけ押し返され、踏みつけてツルっと滑りを繰り返して、先頭交代して押し進んだ。暑くなくて助かった。そしてとうとう登山道へ。入り口のおじさんが言っていた感動するよというほどでもなかったが解放されて幾分良い気分になった。あとはデプローチあるきパート。長い。まあしかし、これも夏休み旅系ルートの余韻というものだろう。暑さにやられそうになったり、楽しくおしゃべりして、熊の湯着。ニッコウキスゲが綺麗だったけど、完全に夏だった。来週からは毎週沢に行こう。一望閣で汗を流して、野反湖で解散。自分はこういうルートが好きなんだなと再確認することができた。八久和川と上ノ廊下も行きたいな。
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