弥山・八経ヶ岳・明星ケ岳;贅沢なテン泊登山
- GPS
- 10:39
- 距離
- 12.7km
- 登り
- 1,208m
- 下り
- 1,242m
コースタイム
- 山行
- 3:34
- 休憩
- 2:50
- 合計
- 6:24
天候 | [天候情報] 7/16(土) 降雨量0 気温16℃ 風速3m/s 雲量9% 湿度72% 視界28km 7/17(日) 降雨量0 気温17℃ 風速2m/s 雲量1% 湿度56% 視界28km |
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過去天気図(気象庁) | 2023年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
高速;3時間40分・202(名古屋西-亀山;1210円) 一般;4時間30分・204 登山口駐車場までの道はすれ違い困難な狭い道もあるが 回避場所も多数あって問題ない。 [ナビ] 弥山(みせん)登山口駐車場、〒638-0303 奈良県吉野郡天川村北角 |
コース状況/ 危険箇所等 |
[登山道情報] ‥仍蓋〜奥駈道出合 概ね整備されてはいるが殆どが岩の多い急傾斜。 拳大の石も多数転がっている。 木々が多い森の中を進むので日射が避けられる箇所が多い。 奥駈道出合〜弥山小屋 弁天ノ森まではアップダウンの少ない軽快路。 低木の森の中を進む。 その後は一旦下った後に弥山小屋迄は階段が多い急傾斜を登る。 L鏤馨屋〜八経ヶ岳・明星ケ岳 森の中を進む軽快路。 少しのアップダウンがあるが危険箇所もなく歩き易い。 少しだけ岩の道もある。 |
その他周辺情報 | [駐車場] 1000円/日;駐車台数100台 有料トイレあり(100円) http://misentozanguchi.com/ 有料駐車場から450m(徒歩7分)程トンネル西側方面に 無料で8台ほど停めれそうなスペースあり [テント] 500円/人・日 [弥山・八経ヶ岳・明星ヶ岳] https://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/5189/ [弥山小屋]090−2223−1332 https://www.yamareco.com/modules/yamainfo/ptinfo.php?ptid=18424 |
写真
感想
今シーズンは中部地方+奈良・滋賀で12か所のテン泊を計画している。
3連休の天候は梅雨明け間近で天候が安定しない予報。
天候予報を詳しく調べて、唯一降雨の心配もない弥山に決定した。
積雪期に天女の舞へ登ったことがあった。その先に弥山があることは
その時に知った。
八経ヶ岳往復は日帰りで十分行けるが、奈良の山を味わうため
テン泊して贅沢な時間を使う登山を行った。
関西方面でもにんきがあり、3連休で天候の心配がない地域と言うことで
混みあうと想定して前夜に到着するように出発。
アクセス路のR309は狭くてカーブが多い難路と聞いていたが、
よくある300番代の国道で深夜でも問題なく通れた。
ただ、夜は動物の活動時間帯なので急な飛び出しだけを注意して運転した。
案の定、今年生まれたと思われる若い鹿が目の前に飛び出してきた。
想定していたので問題なく制動できた。
先読みはどんなことでも大事。
この夜は鹿に5頭、野兎に2頭と遭遇できた。
雪山で足跡はよく見かけるが本物の野兎を見れたのは初めて。
ふっくらしたお尻を向けて、ぴょんぴょん跳ねて進んでいく姿は実に可愛らしい(^^♪
23時前に有料駐車場前に到着。既に半分ほど埋まっていた。
お目当ての無料駐車場に向かう。こちらも殆ど埋まっていたが何とか停めれた。
即時横になって眠りについた。
深夜3時に星を眺めに行く。空いっぱいに無数の星がきらめいている。
そのまま15分ほど見上げていた。
この時点で無料駐車場はいっぱいになっていた。
翌朝5時過ぎから車がひっきりなしに通過していった。
朝食後登山準備を済ませ出発。
100台駐車可能と言われていたが、全て駐車されていた。
大山蓮華(オオヤマレンゲ)は済んでいるのに、そんなに人気の場所なんだぁ!
前夜到着は大正解だった。
登山道を少し進むと渓流がある。水場はここのみ。
橋を渡って鉄製階段を登り、根っこの多い道を進む。
暫くは緩斜面だがその後は岩の多い急斜面が奥駈道出合まで続く。
テン泊装備の重量が身体にのしかかってくる。
夏の登山は遅くて13時までで済ませるのが当たり前。
時間には余裕があるのでそれ程急ぐこともない。
のんびりと歩みを進めた。
気温は18℃程。日向での日射は射すようだが、木々の多い森の中を進むので
日影が多い。時折冷たい風が流れてくるので有難い。
このルート一番の厳しい傾斜を登り切り奥駈道出合で少し休憩。
景観もまずまず、木々の緑と青空も清々しい(^^♪
その後、背の低い木々の間の平坦な道を進む。
斜面に一輪、梅濮(バイケイソウ)が咲いていた。
こんな花が咲くとは知らなかった。花は時期を変えて見ないと駄目だね。
次に見つけたのは弟切草(オトギリソウ)。
他には花の季節を過ぎているのか
開花している花は見られなかった。
弁天ノ森で再休憩。ここでも多くの人が休んでいる。
休息後、時折見られる梅濮(バイケイソウ)の群生がある道を
一旦下ってから弥山小屋に向かっての登りが始まる。
急傾斜の木の階段が多いので足上げが厳しい。
何度も息を整えながら進んで弥山小屋へ到着。
途中でテン泊装備の人を多数見かけたので、先ずは場所確保。
テン場へ向かい、ハイマツの前の場所にテントを張った。
小屋前のスペースと合わせて30張ほどのテン場。
小屋へ行って受付を済ませる。500円/人・泊。
この夏初めてのビールも購入。
喉が渇いていたので一気に空けてしまった。
日射が厳しかったので日陰にマットを敷いて1時間程お昼寝。
暫くは日射と風のバランスも良く心地よく眠れていたが、空に雲がかかりだすと日射が弱まり風が冷たく寒く感じた。
弥山山頂は徒歩4分。行ってみることにした。この山域の宗教の祠があったが、三角点は見当たらない。
信者の女性がお参りに来られていた。
13時を過ぎていたので本日の登山活動は完了。
テン場へ戻って、横になったり、データ整理したりしてから
夕食を頂き、早々に就寝した。
夜中3時ころに一旦起きたら、天空は勿論、真横方向にも輝く星が見えた(^^♪
好天の夜は星空が美しく見えて実にありがたい。
翌朝は7時前に行動開始。行程に余裕があり過ぎるので遅くまで寝ていられた。
八経ヶ岳・明星ケ岳へ向かう。
アップダウンは少しあるものの歩き易い登山道。
途中にある大山蓮華(オオヤマレンゲ)の保護地区では花は一輪も見られなかった。
八経ヶ岳は近畿最高峰らしい。伯耆大山1729mよりも高いので西日本最高峰なのではないかしら?
山頂からは奈良の山々の景観が見え、この辺りの山深さが感じられた。
八経ヶ岳・明星ケ岳の往復を済ませてテン場に戻って撤収作業。
露付きもすっかりり乾いてやりやすかった。
往路と同じ道をのんびりと戻る。
見上げるのと見下ろすのはやっぱり目線が違う。
休憩を何度も挟みながら下山した。
渓流の橋まで戻ってきた。
喉がからからだったので川の水を沢山飲んだ。冷たくて実に美味しかった(^^)/
今シーズン初めてのテン泊は実に贅沢な時間の使い方をした。
他の場所に行っていたら、テン場を基地にして右へ左へと進んでいただろう。
天候にも恵まれていい登山ができた。
今回もありがとうございました<m(__)m>
[P.S.]
帰ってきて鏡を見たら真っ赤っか!
日射がきつい中でお昼寝していたからだろう。
基本、日焼け止めは塗らないので仕方ないが
3日後どうなっているのか。見るのが怖い((+_+))
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