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Yamareco

記録ID: 5777441
全員に公開
ハイキング
塩見・赤石・聖

大沢岳(福川右俣→丸山尾根)

2023年07月29日(土) ~ 2023年07月30日(日)
 - 拍手
体力度
9
2~3泊以上が適当
GPS
35:44
距離
32.8km
登り
3,641m
下り
3,415m
歩くペース
標準
0.91.0
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
8:42
休憩
0:15
合計
8:57
距離 13.5km 登り 2,396m 下り 817m
4:56
52
スタート地点
5:48
5:49
93
7:22
41
8:03
20
8:23
8:24
310
13:34
13:47
6
13:53
宿泊地
2日目
山行
10:32
休憩
0:50
合計
11:22
距離 19.3km 登り 1,235m 下り 2,615m
3:55
40
宿泊地
4:35
12
4:47
4:54
11
5:05
5:11
196
8:27
8:33
69
9:42
9:48
108
11:36
11:38
44
12:22
12:31
5
12:36
12:37
62
13:39
13:52
58
14:50
27
15:17
ゴール地点
天候 二日間晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
青木林道に車をデポしもう一台の車で釜沢ゲートに車を停めました。
青木林道は過去の記録では青田山直下まで入っていましたがこの日は標高1150m地点で車止めがあり付近の路肩に車を停めました。
下山時は車止めはありませんでした。
コース状況/
危険箇所等
小渋川
梅雨明け以降まとまった雨が降っていないため水量は多くないと思ってましたが実際は水は濁って水流は早く沢装備でないと撤退でした。

福川右俣
簡単な沢登です。右俣と左俣の分岐に雪渓があり見た目はヤバイと思いましたが難なく通過できました。
沢から分かれ草付きを直登します。上部は足場の不安定なゴーロ帯でした。
最後はダケカンバ帯をトラバースしながら稜線に出ました。
正規のルートより少し東側を歩いていたようです。

大沢岳北峰〜小樽山
ハイ松帯は下りなのでそれほど苦労せず突破できました。
下部は背丈以上の濃いハイ松帯です。
登りの場合はかなり苦労すると思います。
未確認ですが西側にハイ松帯を回避するルートがあるようです。
樹林帯に入ると予想通りのアップダウンと藪の尾根でした。
尾根通しでは崖にあたるのでトラバースルートを探すのに少し苦労しました。
比較的最近付けられたマークはありました。

小樽山〜林道
小樽山からは厳しいアップダウンからは解放されますが藪や倒木はあります。
しらびそ峠からの分岐から奥茶臼山,飯炊場跡までは快適ですが前茶臼山、栂村山付近では倒木帯です。ここまでの難ルートを歩いてからなのでかなりこたえました。
倒木帯を避けようとし栂村山付近でルートを下巻きしました。
踏み跡は基本ありますが薄い所はあります。


林道が整備されていてビックリでした。
林道が整備されていてビックリでした。
林道崩壊地
見た目より歩きやすいです。
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林道崩壊地
見た目より歩きやすいです。
林道のトンネル
先行者が沢の装備中でした、
この先のトンネルが水没、私たちもここから沢装備にしました。
左は小日影山の登山口です。
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林道のトンネル
先行者が沢の装備中でした、
この先のトンネルが水没、私たちもここから沢装備にしました。
左は小日影山の登山口です。
湯オレゲート
橋を渡りここを下り沢に降ります。
2023年07月29日 06:38撮影 by  SHG05, SHARP
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7/29 6:38
橋を渡りここを下り沢に降ります。
小渋川
想定より水量も多く流れも速い、水も濁ってました。
沢装備でなかったら無理でした。
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小渋川
想定より水量も多く流れも速い、水も濁ってました。
沢装備でなかったら無理でした。
2023年07月29日 07:17撮影 by  SHG05, SHARP
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7/29 7:17
水場の方向に福川。
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水場の方向に福川。
福川
小渋川に比べると水位、水勢ともに穏やかでした。
2023年07月29日 08:29撮影 by  SHG05, SHARP
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7/29 8:29
福川
小渋川に比べると水位、水勢ともに穏やかでした。
アルパインから沢まで何でもこなすオールラウンダーのJetUpperさん。頼もしい!
登攀的な沢ではないと想定していたため、靴は軽量化のため沢用ではなくハイパーXを投入、これで十分でした。
2023年07月29日 09:13撮影 by  SHG05, SHARP
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7/29 9:13
アルパインから沢まで何でもこなすオールラウンダーのJetUpperさん。頼もしい!
登攀的な沢ではないと想定していたため、靴は軽量化のため沢用ではなくハイパーXを投入、これで十分でした。
疲れ知らずのKFさん。ぐいぐい進みます。
ただのオッサンハイカーです。
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疲れ知らずのKFさん。ぐいぐい進みます。
ただのオッサンハイカーです。
水は取り放題です。
2023年07月29日 09:35撮影 by  SHG05, SHARP
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7/29 9:35
水は取り放題です。
稜線はまだまだです。
福川は開けた明るい渓相で、涼しさもあって疲れを感じることなく歩けました。
2023年07月29日 09:38撮影 by  SHG05, SHARP
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7/29 9:38
稜線はまだまだです。
福川は開けた明るい渓相で、涼しさもあって疲れを感じることなく歩けました。
雪渓がありました。この雪渓の状態が良かったため、今回は難なく右俣の滝の落ち口に移れましたが、悪ければ高巻きを強いられるところです。
2023年07月29日 10:01撮影 by  SHG05, SHARP
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7/29 10:01
雪渓がありました。この雪渓の状態が良かったため、今回は難なく右俣の滝の落ち口に移れましたが、悪ければ高巻きを強いられるところです。
源流部。
水をがぶ飲みしました。
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源流部。
水をがぶ飲みしました。
沢を離れ稜線を目指します。
出だしが悪い...
2023年07月29日 10:43撮影 by  SHG05, SHARP
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7/29 10:43
沢を離れ稜線を目指します。
出だしが悪い...
草付きは歩きやすいです。
2023年07月29日 11:37撮影 by  SHG05, SHARP
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7/29 11:37
草付きは歩きやすいです。
暑いのでダケカンバ帯に逃げました。
2023年07月29日 11:53撮影 by  SHG05, SHARP
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7/29 11:53
暑いのでダケカンバ帯に逃げました。
ゴーロ帯
右にトラバースしながら登ります。
足場が不安定で歩きずらく疲れます。
2023年07月29日 12:28撮影 by  SHG05, SHARP
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7/29 12:28
ゴーロ帯
右にトラバースしながら登ります。
足場が不安定で歩きずらく疲れます。
ハイ松帯に突入
2023年07月29日 12:57撮影 by  SHG05, SHARP
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7/29 12:57
ハイ松帯に突入
ハイ松はあっという間に終わりました。
すぐ先が一般道です。
2023年07月29日 12:59撮影 by  SHG05, SHARP
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7/29 12:59
ハイ松はあっという間に終わりました。
すぐ先が一般道です。
百瞭胸海硫箸任后
トンカツ注文したらランチはやってませんでした。
残念!
2023年07月29日 13:32撮影 by  SHG05, SHARP
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7/29 13:32
百瞭胸海硫箸任后
トンカツ注文したらランチはやってませんでした。
残念!
この日はツエルト泊
2023年07月29日 14:15撮影 by  SHG05, SHARP
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7/29 14:15
この日はツエルト泊
テン場から聖岳
2023年07月29日 14:16撮影 by  SHG05, SHARP
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7/29 14:16
テン場から聖岳
二日目
大沢岳山頂
赤石岳と富士山
2023年07月30日 04:48撮影 by  SHG05, SHARP
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7/30 4:48
二日目
大沢岳山頂
赤石岳と富士山
聖岳
2023年07月30日 04:48撮影 by  SHG05, SHARP
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7/30 4:48
聖岳
大沢岳北峰
2023年07月30日 05:06撮影 by  SHG05, SHARP
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7/30 5:06
大沢岳北峰
ハイ松帯
オアシスのような所もありました。
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オアシスのような所もありました。
再びハイ松
2023年07月30日 06:12撮影 by  SHG05, SHARP
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7/30 6:12
再びハイ松
ハイ松の中
樹林帯に入りました。
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樹林帯に入りました。
マークはそこそこありました。
予め視認できるわけではなく、たまたま眼前に出くわすという感じでした。
2023年07月30日 06:55撮影 by  SHG05, SHARP
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7/30 6:55
マークはそこそこありました。
予め視認できるわけではなく、たまたま眼前に出くわすという感じでした。
ここから核心です。
藪やアップダウンの連続です。
巻き道も厳しいです。
2023年07月30日 07:15撮影 by  SHG05, SHARP
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7/30 7:15
ここから核心です。
藪やアップダウンの連続です。
巻き道も厳しいです。
ギタ山
2023年07月30日 08:27撮影 by  SHG05, SHARP
7/30 8:27
ギタ山
丸山
ここで一息。
J)ここまでは問題なかったですが、体力の乏しい自分にはここから先が苦行でした。
2023年07月30日 09:42撮影 by  SHG05, SHARP
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7/30 9:42
丸山
ここで一息。
J)ここまでは問題なかったですが、体力の乏しい自分にはここから先が苦行でした。
木樽山
ここまでが核心のように感じました。
2023年07月30日 11:23撮影 by  SHG05, SHARP
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7/30 11:23
木樽山
ここまでが核心のように感じました。
穏やかな尾根
2023年07月30日 11:38撮影 by  SHG05, SHARP
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7/30 11:38
穏やかな尾根
倒木はあります。
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倒木はあります。
奥茶臼山
J)ずっと来たかった山。念願叶いました。
2023年07月30日 12:22撮影 by  SHG05, SHARP
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7/30 12:22
奥茶臼山
J)ずっと来たかった山。念願叶いました。
前茶臼山方面
2023年07月30日 12:35撮影 by  SHG05, SHARP
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7/30 12:35
前茶臼山方面
有名なテレビ
2023年07月30日 12:36撮影 by  SHG05, SHARP
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7/30 12:36
有名なテレビ
倒木帯
山頂直下まであります。
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倒木帯
山頂直下まであります。
前茶臼山
展望はありません。
2023年07月30日 13:35撮影 by  SHG05, SHARP
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7/30 13:35
前茶臼山
展望はありません。
暫くはコケの中を歩きます。
2023年07月30日 13:54撮影 by  SHG05, SHARP
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7/30 13:54
暫くはコケの中を歩きます。
栂村山
この直前にまた倒木帯でした。
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栂村山
この直前にまた倒木帯でした。
無事に林道に出ました。
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無事に林道に出ました。
5厠啼司發い討しまい。
メチャ疲れました。
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5厠啼司發い討しまい。
メチャ疲れました。
撮影機器:

装備

個人装備
沢靴等

感想

初日の登路の福川右俣は稜線への詰めを除き、沢登りなので、清涼感たっぷりの盛夏にうってつけの楽しいルートでした。
反面、2日目は激しいアップダウンの連続に加え、ウザいツガの幼木の回避動作の繰り返しで体力を削られ、丸山を越えてからは度々足が止まりました。丸山から先は一層アップダウンが大きくなるばかりか、奥茶臼山からは倒木祭りの洗礼を受け、断続的に平和な道が現れるものの、栂村山まで決して楽ではなく、総じてハードなコースでした。もう二度と歩くことはないと思いますが、終わってみれば喉元すぎればなんとやらで、また似たようなコースを計画してしまうところが病気なんでしょう。困ったことです。

JetUpperさんと福川右俣を沢登りし大沢岳から北西に延びる尾根を下りました。
福川右俣は快適な沢登りでした。水も随所で湧いています。
予想外に雪渓もありました。
沢から草付きを登り不安定な足場のゴーロ帯や稜線直下はルーファイに苦労しました。百瞭胸海硫箸妊肇鵐ツを食べるのがモチベーションの一つでしたがランチ営業は無く食べられませんでした。今まで何度も来ているので食べとけばよかった!
二日目は大沢岳北方から難ルートです。
ハイ松帯は下りなので予想よりスムーズに下れました。
丸山までは予想通りのアップダウンに藪。尾根通しでは崖で下れなため巻き道を探しながらでした。ギザギザはここまでと思いましたが木樽山まででした。
尾根は穏やかになりましたが前茶臼山、栂村山付近はこれでもかと思う位の倒木帯でした。何とか林道におりデポ地までたどり着きました。
道中は大変な事ばかりでしたが終わってみれば楽しい山行でした。
JetUpperさん、ありがとうございました。
次こそは緩いルートで歩きましょう。

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コメント

青薙崩挑まれたパーティーですか。
今回のルート取りもなかなか楽しそうで。
JetUpperさんもKFさんのような歩ける方がパートナーだと心強かったんじゃないでしょうか。
歩ける登山者は基本的にちょっとしょっぱい箇所も結構安定感もって通過できますから。
KFさんが沢装備やら懸垂やら駆使すれば南アルプス歩き更に楽しくなりますね。
KFさんのこういう冒険的なレコ楽しみです(無理にけしかけてるわけじゃありませんからね笑)
2023/8/2 21:03
tomhigさん,こんばんは!
コメントありがとうございます。
楽しい山行でした。Jetさんとだと安心して歩けます。
tomさんやjetさんほどではありませんがロープや沢のレベルを少しづつ上げて行きたいです。
大井川のの西俣、東俣や深南部の沢も歩いてみたいと思ってます。
2023/8/3 21:48
事情が許せばすぐにでも湯折ゲートから福川経由で赤石岳を周遊をしようと計画していたので、今回の情報は参考になりました。私も、梅雨明けからの晴天続きで小渋川の水量もさぞかし少ないだろうと想像してましたが、自然は、人間が思うほどそんなに単純なものではないですね。もう少し待つこととします。いつもKFさんの情報には感謝です。
2023/8/3 0:39
Pa-hoさん、こんばんは!
コメントありがとうございます。
小渋川の水量は想定外でした。本当に自然を甘く見てはいけませんね。
福川を離れ稜線を上がるルートですが少し東側をあるいたようです。
私の記録を参考にして頂いてありがとうございます。
今後ともよろしくお願いいたします
2023/8/3 22:04
KF18さん
こんばんは。
以前歩いたのを思い出しました。大沢岳の北側のハイマツ帯は西側の崩壊地を歩くと良いようですね。
その後のギタ山〜丸山〜木樽山もハードですよね。
もう私は歩けませんが良い思い出です。
難路お疲れさまでした。
2023/8/3 21:46
Zenjinさん,
おはようございます!
コメントありがとうございます。
ハイ松帯は下りなのでわりとすんなり抜けました。
北側も意識しましたが下りだと際どかったので尾根筋からやや東側を歩きました。
東側も二か所オアシスのような登山道がありましたよ。
樹林帯〜小樽山は大変でした。
下りですが自分が実際に歩いてみてZenjinの下栗の里から大沢岳まで登った記録はあらためて凄いと思います。あの頃はZenjinさんの記録を度々追わせて頂きましたがあのレコを見て自分には無理だと思いました。
私にとって水窪、県境や赤線繋ぎはZenjinさんがパイオニアです。
水窪、県境では度々参考にさせて頂きました。赤線繋ぎも少しづつ進めますのでまた参考にさせて下さい。
またどこかでお会いできたら良いな!
今後ともよろしくお願いいたします。
2023/8/4 6:41
プロフィール画像
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