北岳・間ノ岳
- GPS
- 32:00
- 距離
- 16.5km
- 登り
- 2,180m
- 下り
- 2,188m
コースタイム
0500起床→06:30芦安駐車場→07:00広河原→1030大華沢二股→13:35八本歯のコル→14:40北岳山荘(幕営)
7月16日
0400起床→0500出発→0640間ノ岳山頂→0815北岳山荘(撤収)0930出発→11:00北岳山頂→12:15肩の小屋→14:20白根御池小屋→16:30広河原→解散
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
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アクセス | |
ファイル |
非公開
5778.xls
計画書
(更新時刻:2012/07/12 13:59) |
写真
感想
標高日本第二位&四位かつ百名山の2座をげっとしちゃおう!
そしてバットレスに想いを馳せよう!という趣旨の本企画。
公式戦!?としては初のCL。
kenzo師匠の指導を仰ぎつつ、準備を進めてきました。
そして南アルプスって実は私の地元のそば。
里帰り山行。
7月12日の夜、天気図を眺めつつ悩む。
14・15日とするか、予備日使って15・16日とするか。。
結局、高気圧の勢いを信じ、15・16日決行とした。
そして出発日。14日。
初の前夜泊に興奮気味(?)の、hiroi&hitomimi。
若干蒸すテント内が暑過ぎてたまらない、kamikaze。
天気が不安で『トイレットペーパーで照る照る坊主作る?』と言い出すCL、私。
個性豊かな面々を見守るSL、kenzo師匠。
それぞれの思いを胸に、芦安駐車場での前夜は過ぎた。
翌日、15日。
朝からガス模様。
乗り合いタクシーの運ちゃん達の喧騒に目を覚ます。
第二・第三駐車場を前泊地に選んだ事を少し後悔した。
トイレが近いのは便利だが、朝、始発のバス・タクシーを使わないのであれば、
他の駐車場を選んだほうがゆっくり寝ていられます。
我々は予約しておいたタクシーで優雅に移動。
車に酔いやすいkamikazeもご満悦のグッドドライブでした。
広河原から大樺沢二俣まで、まずはkamikazeにトップを歩いてもらった。
ソロで歩く場合と、パーティを率いて歩く場合の違いを実感してもらうべく。
実際に先頭を歩いてみた感想、どうだったかな??
二俣にて、右俣と左俣のどちらに行くか判断する予定だった。
事前の情報だと、左俣は雪量が多いとのことだったが、
軽アイゼン装備で問題なさそうだったので、バットレス見学をすべく左俣へ。
初めての雪渓歩きとなるhitomimiとhiroiは、なかなか苦戦しているようだった。
(以下、追記分。)
ガスがかかり気味のバットレスを眺めつつ、大樺沢左俣を詰めてゆく。
途中、登攀装備のパーティも見かけた。
かっちょいいなぁと思いつつ、歩く。
雪渓を詰めると、聞き覚えのある声で、『ヒロシ〜!』と聞こえる。
あ!やっさんだ!!
偶然の遭遇にびっくり。すこし話をしつつ休憩。
やっさんパーティと別れて、大樺沢最後の詰め。
急登。ハシゴ。
うーん、ハシゴって地味に疲れる。。
沢を詰め、小さい支尾根に入り少し登ると八本歯のコル。
お花畑を満喫。
満喫しすぎてタイムロス。
ここからは私&kamikazeが先行して、テン場確保に向かった。
超絶ハイスピード・ハイキングの始まり。
北岳山頂を巻いているトラバース道を過ぎ、稜線に出るとスピードは更に上がる。
ちょ、kamikaze早ぇ!ついていけるかな、、、。
と若干焦る私。
もはやトレラン。普通に走ってるよ。
と思ったら、勢い余ってジャックこける。
怪我は無かったから良いものの、途中で制止するべきだったかも。。
と、いうか、前情報だと、確かつい最近まで山頂付近の巻き道は通行止めだった。
今回は連休直前に通行解禁になったようで、もしここが通行止めのままだったら、
かなりシンドかったと思う。
にしても、kamikazeの強さは半端じゃない。
ここ1年で私も歩く力はそれなりについたつもりでいたが、私ごときでは到底敵わない。
と、ととととれーにんぐ、しなきゃやばいかな(あせ
北岳山荘のテン場は、稜線上ということもあり広くは無い。
どうにかこうにか、ギリギリでテン場を確保。
途中で先発組を出して正解だったかも?
晩御飯は旨い生姜焼き。ほんとうまい。
毎度のことながら、p師匠のヤマメシには感動させられます。
携帯の電波が通ったので、天気図を確認してみた。
当初の予報通り、16日は太平洋側の高気圧の張り出しが強く、
前線は北へ強く押し上げられている。
これならきっとイケる。明日は晴れる。
そう確信し、翌日は間ノ岳・北岳をピークハントする方針とした。
16日。
朝方はガスガス。
間ノ岳についても、まだガスガス。
hiroi&hitomimiは若干ひよっている様子。
間ノ岳ではサクッと写真を収め、そっこーテン場へ帰還。
テン場への帰り道。
早く晴れろ!と思い続けていた。
すると、ちょうどテン場へ戻った頃、丁度晴れてきた。
滅茶苦茶晴れた。
どうせなら、晴れた日の出も満喫したかったが、もうそんなんどうでもよかった。
青空、お花畑、稜線。夏山気分全開。
これ以上望んだら、多分バチが当たるとさえ思った。
北岳山頂では、あまりの天気の良さについつい遊び過ぎてしまった。
あとはガンガン下山。
(な、長いかな、この文。。まだ続きます。。)
下山は肩の小屋・白根御池小屋経由。
山頂〜肩の小屋まではhiroiにトップを務めてもらう。
ついていくだけじゃなくて、歩きやすいルートを自分で探しながら歩くのって、
結構難しいでしょ?
肩の小屋で休憩後、ここからはスピード重視で下山すべく、
トップはkenzo師匠にお任せする。
肩の小屋から白根御池までの区間、茂みをひたすらクネクネ歩く。
正直飽きる。しんどい。
くっちゃべりつつ、道の単調さをごまかして歩く。
hitomimiに少し疲れが見えてきたが、ガンバ!!と励ましつつ歩く。
そして長い下山を経て、広河原に帰着。
『おつかれさま!』の握手だけは絶対やろうと、山行前から心に決めていた(笑)
で、やってみた。
じーん。。
kenzo師匠とは抱擁まで交わしてしまった。
色々反省点はあるが、やりきった充実感。
また、新人さん達と色々な所へ行きたい。
自分が先輩たちからそうしてもらったように、自分も後輩たちには色々してあげたいと思う。
、、、というわけで、今回の反省点。
(ふぅ、ようやくここまで来たww)
・前泊地の選定
仕方がないといえば仕方ないが、今回の状況はちとツラかったかも。
バス・タクシー乗り場が近い=始発の時間には喧騒がすさまじい。
ここまでは正直考えていなかった。
夏の芦安の第二駐車場での前泊はオヌヌメできない。
・歩くオーダー
今回新人さんにも先頭を歩いてもらったが、もちょい考えてオーダー組んでも良かったかも。
経験のため、悪場を新人に任せた場面があったが、時と場合によっては良くないかなと。
全体のペースの遅れにも繋がるし、後続メンバーのフォローにも不安が残る。
もっと状況を見つつ、判断したほうが良かったなぁ。
あと今回、kenzo師匠につい甘えてしまったが、悪場では自分も率先して先頭を歩くべきだった。
・kamikaze転倒
テン場確保のため私&kamikazeで先行した際、kamikazeに続き私が歩いた(もとい走った)。
その際、明らかにオーバーペースなように感じた。
穏やかな稜線だったとはいえ道はガレており、危ない気配がした。
そのまま歩いて(もとい走って)いたら、結局kamikazeは転倒してしまった。
結果的には大した怪我は無かったが、かなりヒヤっとした。
確かに急いではいたが、怪我をしてしまっては元も子も無い。
気付いた時点で少しペースを抑制したほうが良かった。
あるいは、私が後ろについていたことで、妙に焦らせてしまったのかも?
・行程の管理
今回最大の反省点。
天候の回復に心躍りすぎて、少々遊びが過ぎた。
下山後のバスが少ないことはわかっていたが、ついつい山に長居しすぎた。
芦安への最終バスには間に合うからいいかと思ったが、中央道で3連休の怒涛の渋滞を食らった。
結果的に終電ギリギリあるいはアウトとなってしまった。
締めるとこと緩めるとこのメリハリは大事だ。
・手袋
今回は完全に結果オーライだった。
ネタ的な意味でたまたまザックに放り込んだ『かめはめ波軍手』(←ヒロシさんがくれたモノ)が、
こうも役立つとは。。
今回、朝の稜線の風雨では手袋の有無でだいぶ快適性が変わったと思う。
今回はたまたまhiroiが持ってきていなかったのだが、人ごとじゃないなと。
自分も手袋については軽視していた。
夏の高山に行くときは、軍手一組でもザックに放り込んでおくだけでだいぶ違うなと思った。
こんにちは!!
hiroiです!
今回は初めての本格的な縦走とあり、期待と不安でいっぱいでしたが先輩がた、頼もしい同期にたくさん助けてもらい、無事に楽しめました!ありがとうございます!!(^◇^
今回の山行は私がいままで行ったなかで一番変化に富んでいました。
沢を歩いていたかと思ったら、すっごく大きな岩ばかり出てきたり、雪渓、はしご、岩場のトラバース、お花畑ののどかな道など、こんなに高山は変化がいっぱいなんだなと感激しました。
一番感激したのは天気の変化です。
夜、すさまじい爆風に眠れなくて「これは明日は停滞だな」と思っていたのですが、朝になったら皆平然とした顔して外に出ていくのでびっくりしました。その後急速に晴れて、快晴になりました。
CLの天気読みがみごとにあたり、平成24年の梅雨明けの瞬間を目の当たりにできました。
SLから聞いたのですが、先週の八ヶ岳では新人さんにいい景色を見せてあげられなかったから北岳では見せてあげたいと、CLとSLで相談してギリギリまで天気よみを考えてくれていたということを知り、感激して涙が出そうでした!感謝の気持ちでいっぱいです!
CL、寒いのに手袋貸してくれてありがとうございます。改めて装備の重要さを実感しました。
SLの生姜焼き、めーっちゃおいしかったです!!一度は食べてみたいと思っていたので感激でした!!
hitominn、ジャック、トイレ付き合ってくれたり、テント張りありがとう!!
またたくさん勉強して皆と一緒に楽しい山行に出かけたいです!!
ありがとうございました!!!
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