北岳、間ノ岳(広河原より北岳山荘一泊)
- GPS
- 18:13
- 距離
- 18.2km
- 登り
- 2,369m
- 下り
- 2,344m
コースタイム
- 山行
- 7:15
- 休憩
- 0:59
- 合計
- 8:14
- 山行
- 9:04
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 10:11
天候 | 一日目 曇→晴→雷雨 二日目 晴→曇→小雨 天気予報は当てにならない。「朝は晴れ、午後に近づくほど下り坂」が夏山の基本 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー 自家用車
【芦安駐車場】 駐車無料。第二駐車場が乗合タクシー乗り場。水洗公衆トイレ有。道を挟んだ隣にバス停。乗合タクシーは電話予約した方が確実で安心。休祝日なら尚更。 【広河原】 乗合タクシーは定刻の30分以上前には到着していて、下山したお客さんを先着順に次々と呼び込んでいく。予約なしで乗りたければ定刻より30分〜1時間前には下山したいところ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
ガレ場のペンキマークは黄色で古い。コケなのかマークなのか判別しにくい場所もあり、慎重に見れば危険な間違いをすることはないだろうが、数メートルくらい進んじゃって「あれ?」となっている人は私以外にも結構いた。足場が悪いと足元ばっかり見ちゃうので、ちょっとでも変だと感じたら立ち止まって目を上げ、周囲を確認した方がよい。 |
その他周辺情報 | 芦安第二駐車場の目の前、白峰会館に温泉あり。750円。 洗い場は5つくらい、浴槽も狭い(女湯)。平日なので空いてたけど、混んでたらちょっと嫌かも。。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
昼ご飯
行動食
飲料
笛
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
スマートフォン
スマートウォッチ
サングラス
タオル
ツェルト
ストック
ナイフ
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感想
三月以来久々のでっかい山登山ということで、選んだのが本当にでっかい山すぎた。
これは四か月ぶりの登山で来るところじゃないよ????
【一日目】
芦安駐車場(第二)は平日でも満車になるらしいということで、夜中に到着後仮眠で朝を待つ。でも朝になってもまだ空いていた。広河原までのバスで酔ったという人のレコードをいくつか目にして不安になり、行きは乗合タクシーを予約してある。定員は九人、値段もバスより数十円しか変わらない。同じ時間に出発するならバスよりこっちの方が良いな。
一日目は雨予報。登山口で見上げると空は曇り。日が照ってない方が涼しいだろうと思ったけど、まあもちろんそうなんだけど、それにしても暑い。序盤からいきなりの急登で、風もなく汗がぼたぼた。やべ〜南アのすごさ忘れてた。
バスでよーいどんの登山口はみんな一斉に登り始めるので、だいたい同じ速さの集団が形成されるまでは抜かれて抜かれて(私が抜くことはない笑)しばらくは落ち着かない登山。千丈ほどではないけど、それでもやはり人は多い。
肩の小屋から北岳への核心部は空身の人が多く、まだ水分どっさり食料どっさりで重い荷物を背負った身としては羨ましい限りである。曇っていた山頂も時間が経つにつれ晴れ上がり、登頂の際には素晴らしい光景を見ることができた。北岳山荘方面に下る人は少なく、右側が切れ落ちたなかなかにおっかない斜面をとぼとぼ歩く。間ノ岳方面からどう見てもガチ勢という荷物を背負った人がやってきて、思わず声を掛けると夜叉神から七泊してここまできたとのこと……一体どんなルートなのか想像もつかんわ。
一向に辿り着かない北岳山荘にようやく到着すると、なんと二間続きの相部屋に私一人だけという僥倖。壁を隔てた隣室も女性部屋らしく、聴こえてくるのは声を潜める女性の声だけ。夜間も一切いびきの音で起こされることもなく、二階の隅っこなので足音すらせず、体を休めるには最高の一夜だった。
とはいえ宿泊客自体は多いらしく夕食は二巡目。いつもお酒を飲み過ぎるので、今回は現地調達に努めて酒量を減らそうと企んでいたのに、夕食まで時間があり過ぎ結局三本……一本で済ませたかった( ;∀;)
ちなみにこの小屋は建築家、黒川紀章デザインとのこと。名古屋市民の私としては、名古屋市美術館のどうしようもなく動線の悪いクソデザインのイメージがあるので、この小屋の方がずっと立派に見えましたよ紀章君。
【二日目】
朝食待ちの長い行列を横目に、4:30間ノ岳へ出発。さすがに早朝は風も強く寒い。でもまだ明けやらぬ薄明りの稜線の美しさといったら、苦労して来た甲斐があったというもの。太陽が出れば途端に暑くなり風もおさまる。暑さを感じる前に早々に上着は脱いでおく。
山頂で若い男子に写真を頼まれたとき、この子は良き子に間違いない・・・と内心密かに思いつつ、この日は急ぐ行程なので話すこともなくさっさと下山開始。中白根山を下り、もう少しで北岳山荘というあたりで男子が私に追いつき、「さっき山頂ではありがとうございました(ハキハキ)」とのあたりで
かわいい……!!!(確信)
と全私が叫ぶ。高校生かと思ったが大学二年生とのこと。態度も話し方も日本中全おばさんがどストライクに決まってる。あ〜素晴らしい親御様に育てられたのねん、と親戚のおばさん感全開で北岳山荘まで一緒に下る。またどこかの山で会えたらいいね!三茶のカンダハー山の店でバイトしてるそうです。みんな行ってあげて笑
さて心の息子(キモい笑)と別れた後、北岳山荘のベンチで朝食弁当。小屋のスタッフさんは屋根で布団を干したりトイレの清掃をしたりとちょうど忙しい時間帯。この人たちがいなければ、私はこんな山深いところまで来られない。ありがたいことです。
下山は八本歯コルのルート。沢沿いの激下りは足必殺。しかもよ〜く踏み込まれた間違い道が発生しており、一見それが間違いだとは気づかない。。道の具合からしてかなり多くの人が同じ道を通ってると思う。お気をつけて。
いろいろと遅くなってしまい、結局目標のバスには乗れなかったものの、行きと同じく16:00の乗合タクシーに乗ることができた。そこでの時間待ちも、北岳日帰りという健脚ヤマッパーさんと楽しくお話。みんないろんなこと知ってるなあ。。。
両日とも天気に恵まれた二日間。とにかく南アは巨大でしんどい。晴れてなかったらと思うと、、、ちょっとぞっとするわ笑
でも晴れたんで、最高の思い出になりました。そうそう、いつの間にか新東名経由で甲府に行けるようになっていた!!!これがマジで最高。帰り道も三車線の真っ直ぐロードですいすい。今回の山行で一番良かった笑
あの登り、やばかったですよね笑
お互いに無事下山できてよかったです!
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