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Yamareco

記録ID: 5790890
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
剱・立山

立山縦走 〜山岳部の県外合同合宿で引率してきた〜

2023年08月04日(金) [日帰り]
 - 拍手
Katsuhara その他13人
体力度
3
日帰りが可能
GPS
11:01
距離
8.7km
登り
974m
下り
986m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
9:30
休憩
1:26
合計
10:56
距離 8.7km 登り 988m 下り 989m
6:01
6:02
93
7:35
8:00
130
10:10
36
10:46
10:53
2
10:55
11:03
13
11:16
11:17
67
12:24
53
13:17
13:47
47
14:34
14:41
122
16:43
16:50
3
16:53
雷鳥沢キャンプ場
天候 晴/曇
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
鳥取県から貸切バスで室堂平まで往復しました。
コース状況/
危険箇所等
ガレ場が多く、初めての生徒はずいぶん戸惑ったようです。登山道は整備されており、表示に従って進めば問題ありません。登山道以外は植生保護のため侵入禁止になっています。
その他周辺情報 室堂平から雷鳥沢キャンプ場までの行程を含めると、2泊3日の日程になるのですが、このレコでは中日の立山周回の行程のみの記録としました。Compassで届け出た登山計画は2泊3日の日程として提出しています。
生徒は雷鳥沢でキャンプ(\1,000/人日)、私は雷鳥沢ヒュッテに宿泊しました。
携帯電話はキャンプ場内では問題なく繋がるようですが、雷鳥沢ヒュッテ内では繋がりにくく(Softbank回線)、連絡するときは玄関や外に出て電話を掛けました。
朝です。立山の後ろ側から日が昇ってくるので雷鳥沢キャンプ場には朝日が差しません。
2023年08月04日 04:45撮影 by  Pixel 3a, Google
8/4 4:45
朝です。立山の後ろ側から日が昇ってくるので雷鳥沢キャンプ場には朝日が差しません。
一ノ越に向けて、草原の中の道を進みます。
2023年08月04日 06:04撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 6:04
一ノ越に向けて、草原の中の道を進みます。
チングルマの群落、ここはみんな綿毛。
2023年08月04日 06:06撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 6:06
チングルマの群落、ここはみんな綿毛。
イワカガミ
2023年08月04日 06:23撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 6:23
イワカガミ
チングルマの花が残っていました。
2023年08月04日 06:23撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 6:23
チングルマの花が残っていました。
コバイケイソウ
2023年08月04日 06:47撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 6:47
コバイケイソウ
山腹を進みます。
2023年08月04日 06:47撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 6:47
山腹を進みます。
クルマユリ
葉の付き方が輪生
2023年08月04日 07:08撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 7:08
クルマユリ
葉の付き方が輪生
朝日に照らされた一ノ越の山小屋が見えてきました。
2023年08月04日 07:19撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 7:19
朝日に照らされた一ノ越の山小屋が見えてきました。
室堂からの道と合流します。普通の靴でも歩けそうな良く整備された道。
2023年08月04日 07:26撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 7:26
室堂からの道と合流します。普通の靴でも歩けそうな良く整備された道。
一ノ越からこのガレガレの激上りを上る体力コース。
2023年08月04日 08:00撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 8:00
一ノ越からこのガレガレの激上りを上る体力コース。
それぞれのペースで登ります。上りは赤い印。
2023年08月04日 08:05撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1
8/4 8:05
それぞれのペースで登ります。上りは赤い印。
左に雷鳥沢と大日岳、奥大日岳。
2023年08月04日 08:19撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1
8/4 8:19
左に雷鳥沢と大日岳、奥大日岳。
イワギキョウ
2023年08月04日 08:19撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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8/4 8:19
イワギキョウ
雄山山頂小屋までガレ場の坂が続きます。
2023年08月04日 08:29撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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8/4 8:29
雄山山頂小屋までガレ場の坂が続きます。
祠までやってきたら、もう少し。
2023年08月04日 09:05撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 9:05
祠までやってきたら、もう少し。
一等三角点「立山」
緯 36°34′21″.2431
東経 137°37′02″.8775
標高(m) 2991.76
2023年08月04日 09:09撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 9:09
一等三角点「立山」
緯 36°34′21″.2431
東経 137°37′02″.8775
標高(m) 2991.76
みんな頑張って上りました。山ポーズで記念写真。
2023年08月04日 10:04撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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8/4 10:04
みんな頑張って上りました。山ポーズで記念写真。
ここから北向きに稜線を歩きます。あのギザギザは歩かず、トラバース道があります。
2023年08月04日 10:15撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 10:15
ここから北向きに稜線を歩きます。あのギザギザは歩かず、トラバース道があります。
麓は晴れていますが、この辺りは曇っていて、この先の天気が少し心配。
2023年08月04日 10:28撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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8/4 10:28
麓は晴れていますが、この辺りは曇っていて、この先の天気が少し心配。
今回行程の最高峰「大汝岳」です。写真撮影の順番待ちの行列ができていました。
2023年08月04日 10:38撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 10:38
今回行程の最高峰「大汝岳」です。写真撮影の順番待ちの行列ができていました。
振り返って、雄山山頂の神社拝殿。時折万歳三唱が聞こえます。
2023年08月04日 10:42撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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8/4 10:42
振り返って、雄山山頂の神社拝殿。時折万歳三唱が聞こえます。
黒部湖と黒部ダム
2023年08月04日 10:45撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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8/4 10:45
黒部湖と黒部ダム
雪渓が残っていますが、今年は残雪が少ないように感じます。
2023年08月04日 11:11撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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8/4 11:11
雪渓が残っていますが、今年は残雪が少ないように感じます。
両線の向こうに剣岳が見えてきました。
2023年08月04日 11:20撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 11:20
両線の向こうに剣岳が見えてきました。
ガレ場を下り、なだらかな稜線に入ります。
2023年08月04日 11:42撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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8/4 11:42
ガレ場を下り、なだらかな稜線に入ります。
タカネツメクサ?
2023年08月04日 11:57撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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8/4 11:57
タカネツメクサ?
真砂岳手前の広場で一休み。
2023年08月04日 12:07撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 12:07
真砂岳手前の広場で一休み。
稜線歩き《360度動画からの切り出し》、後ろに続く生徒たち。
稜線歩き《360度動画からの切り出し》、後ろに続く生徒たち。
雲が上がってきました。あそこへ行く頃には晴れますように。
2023年08月04日 12:43撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 12:43
雲が上がってきました。あそこへ行く頃には晴れますように。
100mほど上り返します。体力が消耗しているのと空気が薄いので辛い。
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100mほど上り返します。体力が消耗しているのと空気が薄いので辛い。
別山(南峰)から、体力に余裕のある生徒は北峰へ足を延ばします。私は休憩。
2023年08月04日 13:28撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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8/4 13:28
別山(南峰)から、体力に余裕のある生徒は北峰へ足を延ばします。私は休憩。
劔は雲がかかっていて、山頂が見えたのはこの一瞬だけでした。
2023年08月04日 13:35撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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8/4 13:35
劔は雲がかかっていて、山頂が見えたのはこの一瞬だけでした。
下りがメインになります。
2023年08月04日 14:10撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 14:10
下りがメインになります。
トウヤクリンドウ
剣御前小舎すぐ下でたくさん見られました。
2023年08月04日 14:35撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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8/4 14:35
トウヤクリンドウ
剣御前小舎すぐ下でたくさん見られました。
九十九折りの下りが続きます。
2023年08月04日 14:39撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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8/4 14:39
九十九折りの下りが続きます。
キャンプ場はまだまだ遠いです。
2023年08月04日 14:41撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
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8/4 14:41
キャンプ場はまだまだ遠いです。
山頂・稜線部には雲がかかってきました。
2023年08月04日 15:18撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 15:18
山頂・稜線部には雲がかかってきました。
ライチョウの親子に出会いました。ラッキー!
2023年08月04日 15:35撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
2
8/4 15:35
ライチョウの親子に出会いました。ラッキー!
再び、ゴールを目指して歩きます。
2023年08月04日 15:53撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 15:53
再び、ゴールを目指して歩きます。
足下に気を付けて、焦らずに下りましょう。
2023年08月04日 16:35撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
8/4 16:35
足下に気を付けて、焦らずに下りましょう。
キャンプ場までもう少しです。
2023年08月04日 16:35撮影 by  X-T30 II, FUJIFILM
1
8/4 16:35
キャンプ場までもう少しです。
撮影機器:

装備

MYアイテム
Katsuhara
重量:3.49kg
個人装備
長袖シャツ ズボン 靴下 グローブ 日よけ帽(ハット) 登山靴 サブザック(19L) 雨具+ザックカバー 昼食(山小屋弁当) 行動食(飴) 非常食(シリアルバー) 飲料(お茶600mL×2+グリーンスムージ紙パック) 地図(コース図・地形図) スマホ(GPS+ナビ) iPad mini(GPS+ログ) カメラ サブバッテリー 腕時計 タオル 日焼け止め ファストエイドセット ヘッドライト
共同装備
特定小電力トランシーバー(5台)
備考 雨具やヘッドライトは使いませんでした。

感想

 新型コロナの特別措置が緩和されて、県の山岳部合同合宿も再開された。私はコロナ騒ぎの前、2019年のこの行事で生徒を引率して立山を訪れたことがある。今年はもう一人の顧問がインターハイ監督として北海道へ行くことになったため、私がこちらの合宿メンバーを引率することになった。コロナが通常扱いになったとはいえ、要注意な感染症であることに変わりはない。今回もコロナを含め生徒の健康に関することでいろいろとイレギュラーな対応を迫られたのだが、ここには記さないでおく。
 8月3日の朝5:30に県西部を出発したバスは8:00に東部地区の生徒・職員を乗せて一途富山県へ、室堂ターミナルには18:00頃に到着した。そこから重い荷物を背負って雷鳥沢へ、暗くなる前にキャンプ場へ着くことができた。生徒がテントを立て、炊事の準備を始めたのを見届けて私は雷鳥沢ヒュッテに入った。そして翌朝は4:00頃に起きて5:00頃に生徒のもとへ、出発は6:00頃になった。
 前回、時計周りに縦走したので、今回は反時計回りのコースをとることにした。また、前回室堂を通る少し大回りなコースに入ってしまったので、キャンプ場から一ノ越まで山腹を突っ切って最短で向かうコースを探して歩いてみた。

※途中の様子などは写真とコメントで記しました。※

 午後から天候が崩れるという予報があり、場合によっては真砂岳まででエスケープしようかと考えていた。しかし、時折雲が舞い上がってくることはあったもののそれが雨を降らせることはなく、かえってちょうど良い日陰を作ってくれて、直射日光を遮ってくれた。空気が薄いのであまり無理は効かないが、ゆっくり、休憩を多目にとりながら歩けば全員完歩できるだろうと判断し、予定通りのコースを歩くことにした。ただ、別山で剱岳がその雲に覆われて全貌を見ることができなかったのは少し残念。一方で、時間をかけてゆっくり下山をしていた途中で雷鳥の親子に出会えたのはこの上なくラッキーだった。
 メンバーは、年齢こそ近いものの、性別も体力も登山経験もまちまちで、歩行ペースにもずいぶん差がある。それでも支え合い、励まし合いながら、同じ行程を踏破したのは部活ならではの良い経験だったと思う。キャンプ場で2泊を共にしたことも良い思い出になったことと思う。そしてそれぞれが自分と仲間の良いところや違う所を見つけて、人間関係を成長させてくれたことと思う。夏休みが明けてからの成長した彼らの更なる活躍に期待したい。

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予定
利用交通機関:
技術レベル
1/5
体力レベル
1/5

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