ぐるっと西穂〜ジャンダルム〜奥穂縦走
- GPS
- 20:19
- 距離
- 27.0km
- 登り
- 2,176m
- 下り
- 2,186m
コースタイム
- 山行
- 3:01
- 休憩
- 0:10
- 合計
- 3:11
- 山行
- 7:29
- 休憩
- 2:56
- 合計
- 10:25
- 山行
- 5:54
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 6:23
天候 | 1日目晴れのちガス 2日目晴れのちガス 3日目晴れのち雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
上高地から西穂山荘までの登山道は全体的に非常によく整備されて快適 西穂から先、特にジャン前後は鎖場の有無というかなんでここに鎖がなくてあそこにあるんだというポイント多数 ペンキ印は結構多くついていましたがそれでもちょくちょく悩むポイントがありました |
写真
感想
3年前に奥穂から眺めてその異様な風体とそれに至るまでの道中の人を寄せ付けない危険な空気に畏敬の念を持って目標にしていたジャンダルム
この日のために装備や補給の仕方など改善を重ねてビビりまくりながらも挑戦する事に
新穂高ロープウェイが運休していることもあり上高地からの出発
西穂に至る登山道は非常に丁寧に整備されており歩きやすく快適
体力温存でゆっくり進み特に難所もなく小屋に到着
この日は宿泊者は10名以下でテントも3-4張り程度
人数が少ないこともあり小屋では快適に過ごせ、ご飯も美味しく満足
夕食後に気象予報士の小屋長さんから詳細な天気予報を教えてもらい、天候は良さそうでホッとする
ジャンダルムに向かうのはソロ2名と2人組1組と山岳救助隊のパトロールペアという感じ
小屋で同室になったFさんもソロでジャンに向かうとの事で一緒に経験者から話を聞いてビビりながら準備をする
翌朝3時に起きて4時前出発
同室の人は自分よりかなり早く歩ける方だったので奥穂山荘での再会を約束して先行してもらい、自分はペースを抑えてゆっくり進む
丸山を超え陽が出てくると見事な絶景
独票に着いてから8峰のカウントダウンが開始
アップダウンを繰り返し西穂着
1箇所だけ難易度高めに感じる部分があったかなー位の感覚
途中先行者も後ろにも全く人が見えず若干の不安を抱えつつ難ルート注意の看板を超えてジャンを目指す
ここからはひたすらアップダウンの繰り返しと徐々に崩壊していく道の概念
時に立ち止まり丸印を探しルートを確認しながら進まないと行けないとのアドバイス通りの状況
道に見えない道を進む
基本的にとんがってる部分を進むが急に降るような部分もありルートファインディングは重要
左右の景色はほぼ変わらないので前だけに集中してとにかく峰を超えていくと現れた逆層スラブこれはかっこいい
手掛かり足掛かりが無いので鎖を掴んで靴のグリップで登っていくとあっさりクリアできる
雨で濡れてると難儀しそうとの印象
それからもひたすら峰を超えていくとガスの中突然ドーンと見えたジャンダルムの姿
この時点でもう感動
追い抜かされてた山岳救助隊の人が居たので話をすると西穂ー奥穂のパトロールで、ルート間の登山者を見守ってくれている様子でこの日縦走者は5-6組程度との事
記念写真も撮ってもらい、ジャンの取り付き開始
西穂高から来るとジャンダルムを左にトラバースしてから右に上がっていく感じで途中鎖が欲しい場所に無かったり足場のボルトが下に曲がってたりと若干戸惑う部分もあるが割とあっさり登れてしまう
ここに来るまでの道中で危険に関する認識が壊れてしまってるのも大きい
念願のジャンダルムの天使が見えて再度感動
自分の登山歴の中で最高の達成感
誰も居なかったのでちょっと涙が
後に来た奥穂からのピストン組としばし撮影会を行っていると別方向から急に上がってくる人が
間違えて直登したようで途中でジャンプしてボルトを掴む場面があったとの事
3組で談話の後ジャンを下り始めるが登るのも下るのも大差ない難易度
ジャンの先はより岩が尖り道の概念が消え去っているが丸印を追いながら淡々とこなしていく
ロバの耳はどこかも気づかずに超えてウマノセはむしろ登りやすくさえ感じてしまった
とんがった岩を越えると最後にドーンと構える奥穂の登り
岩をよじ登るより自分にはこっちの方が体力を削られ、ちょっとヘロヘロになりながら奥穂に到着、3年間の成長に思いを馳せる
奥穂山荘に着くとなんと西穂で再開を約束したFさんが出迎えてくれててジャン踏破の喜びを分かち合う
さらに結構な大人数が居たのだがまさかの同室に二人でびっくり
祝杯をあげて山談義で盛り上がり本当に充実した1日を終える
翌日自分は膝の事も考え涸沢経由の安全ルートを選択
Fさんは岳沢ルートで降りるのでここでお別れ
観光気分で釣り橋まで下った後はうんざりする長い長い上高地を通り抜け河童橋に到着
ぐるっと西穂ジャン奥穂縦走完了
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