膨大な山体、日本海の鋭峰・鳥海山。
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- GPS
- 11:27
- 距離
- 16.1km
- 登り
- 1,492m
- 下り
- 1,336m
コースタイム
- 山行
- 9:26
- 休憩
- 2:01
- 合計
- 11:27
洗面所で湯桶に水とっての代用で凌ぎました。
天候 | 8月13日(日) 夜明けは高曇り。のちに快晴。気温は待場では35℃くらいか。ピークでもかなり暑かった。 |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
鳥海山。
月山から眺めた遠方姿を見た感じ、かなり構えた大きなヤマ。
見た感じに存分違わない印象通りの長い行程を強いられる登山道となりました。
地形図にあるような急斜面程とは思えない取付きの九十九折の坂を登り、やがて宿跡という平地。とよというカール状の斜面を競り上がり、稜線のでたところが、御浜という火口湖の対岸沿いのポイント。
通常ならばココで山頂。
となるはずが、稜線沿いに一旦下ってコルから見上げた本峰と外輪山の側面を見たときは、「コレ本当に行けるのか??」というようなダイナミックでかつ大きな山体は、何処かのアルプスに引けを取らない迫力がありました。
(コルから、トップ迄約600メートル)
下から見上げる外輪山の鋭側面を見たときにコレはかなり消耗する。と判断して一旦雪渓方面にトラバースする事に(実際にはさほどきつくなかった外輪山側面)。
ソコから山頂迄のチビッと緩斜面の連続の部分が、外輪山の風を遮られ、カンカン照りの全く日光を遮らない状態が2時間程続いて、すっかり干されバテ気味に。
宿で摂った朝食以外食べてないので、御篭所の手前30分位の所でカップヌードルを食し、リカバリー。
その後、何とか山頂神社の境内に着いて、大物忌神社を拝し、ソレから空身で、新山へ向かいます。
大物忌神社さんから新山の間は手枷足枷の三点支持をバリバリ使う露石帯であって、こういう場面を得意とするメンバー、苦手とするメンバーと、様々ですが、兎に角新山を登らないと、鳥海山を登った事にならないので、慎重かつゆっくりとこなして行きます。
新山トップは畳4畳もない程の狭い所ですが、尾瀬燧ヶ岳の次に高い2236メートルのピークハントは無事に済ませることができました。
その後、胎内と言われる岩のトンネルをかい潜り、正に出羽三山の羽黒山(過去)月山(現世)湯殿山(生まれ変わり)で、この体験をコンプリートした感を得る事ができました。
※外輪山稜線の登り返しのキツさがその山々のキツさに比例。さほどでなかった感覚で、自信を取り戻し、下山は前日に地形図からの読み取りで、期待通りの外輪山を徐々に下り。
時間的な裁きの加減から下りのルートを象潟方面に取って、鉾先口に降りました。
ソコからのピックアップは大平山荘さんの善意に甘えて送迎までつけて頂き、感謝しております。
湯殿からの乗り継ぎでトラブルがありましたが予定の電車に乗ることができて、鳥海山の麓、大平山荘さんに無事に到着しました!
すでに2日お風呂に入ってません。早速お風呂にしたいところでしたが、水不足のため天然水のお風呂は使用できませんでした💦
悲しいー😭😭😭
北アルプスの縦走で鍛えられているので、拭くだけでしのぎます笑笑
鳥海湖までの序盤は花々をめでながら、時々振り返っては日本海を眺め、緩やかに高度を上げていきました。
お天気が良かったので湖からは登山道がはっきりと見えました。どちらのコースを取るか直前まで悩みましたが、登りは雪渓側を選択。
雪渓で暫し涼がとれてホッとしたのも束の間、歩いても歩いても山頂に近づくことができませんでした🥵
とにかく山体が大きい‼️
鳥海山神社に着きお参りさせてもらってからが今回の核心でした!
新山の頂上こそが鳥海山の山頂。
苦手な岩を登り、やっとの思いで山頂に到着🙌
引き攣った顔で記念撮影😅
下山では「胎内」を通過しました。
出羽三山で生まれ変わりを果たし、鳥海山の胎内を通り抜け、まさに正真正銘の生まれ変わりを果たすことができました😊
この時点で2時半をまわっていました。
気持ちが焦りましたが、下山は外輪山にしたので歩きやすくあっという間に湖まで戻りました。
ずーっと夕陽を見ながら下山することができて、日本海に沈む夕陽を目に焼き付けて、ほぼ予定通りに到着することができました。
鳥海山山頂御室参籠所から新山山頂までご一緒させていただき、私がお撮りした(と思われる)写真も
掲載していただき、ありがとうございます。
伏拝岳の分岐での会話が最後でしたが、無事に下山されて何よりでした。
我々(私と妻)は湯ノ台口に下りましたが、雪渓も転ばずに、でも体はボロボロになってたどり着きました(笑)
鳥海山は色んなコースがありますので、またいつかお出でください。
そう。仰せの通り。あの時に、ご相伴頂いた3人組(元は4人組)です。
鳥海山。遠方から俯瞰するにも、登って見るにもとても変化があって、やり甲斐がある手応え充分なおやまでした。
特に御浜方面から本峰に寄せる外輪山を従えた本山は、充分に名山と言う名に相相応しい立派な山容でした。
其々の地域では、自身の生まれ故郷のおやまを担ぐ。というのもとっても納得できるそれでいて、すこぶるロケーションの良いこの山は、季節を読んでみてまた訪ねてみたいと考えております。
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