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Yamareco

記録ID: 5833000
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
北陸

雲ノ平

2023年08月13日(日) ~ 2023年08月15日(火)
 - 拍手
体力度
7
1~2泊以上が適当
GPS
19:14
距離
34.0km
登り
2,439m
下り
2,427m
歩くペース
標準
1.01.1
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

1日目
山行
5:20
休憩
1:20
合計
6:40
距離 10.9km 登り 1,068m 下り 513m
8:30
0
折立
9:18
9:19
38
9:57
10:09
12
10:49
10:50
46
11:36
11:37
18
11:55
23
12:18
13:18
42
14:00
14:02
9
14:11
14:12
8
14:29
14:30
3
14:33
29
15:02
15:03
7
2日目
山行
6:41
休憩
0:39
合計
7:20
距離 12.0km 登り 853m 下り 854m
6:11
126
8:17
8:18
31
8:49
8:50
19
9:09
9:10
15
9:25
9:37
21
9:58
9:59
27
10:26
10:40
16
10:56
29
11:25
11:34
31
12:05
86
3日目
山行
4:13
休憩
0:36
合計
4:49
距離 11.2km 登り 522m 下り 1,092m
9:57
9
10:06
33
10:39
14
11:01
6
11:07
11:15
44
11:59
12:20
19
12:39
16
12:55
19
13:14
27
13:41
13:42
7
13:49
13:51
18
14:09
14:10
27
14:37
14:40
6
14:46
折立
天候 初日晴れから曇り
2日目晴れ時々曇りから曇り
3日目曇り時々晴れ。下山すぐに雨。
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
 富山まで新幹線。富山駅から富山地方鉄道バス。バスは要予約。発車オーライネットで予約できる。ただし、キャンセルするには手間暇が掛かる。キャンセル料も1/4くらいかかる。
 有峰有料林道は、一定以上の雨が降ると土砂崩れを警戒して通行止めになる。行きは良いとしても、帰りの大雨には注意。雨風強くなりそうな時は、ありみネットの林道情報を見るか、富山地方鉄道に電話で問い合わせるかして情報を仕入れたら良いと思う。
http://www.arimine.net/toll_road2.html
 携帯電話の電波が届く場所情報は大事だと思う。docomoの電波は、太郎平小屋では通じた。薬師沢小屋は無理。雲ノ平のアラスカ庭園・奥日本庭園辺りは通じた。雲ノ平山荘付近は通じない。
コース状況/
危険箇所等
 前日8/12に折立に熊が出て、怪我をした人がいたとバスの車掌が言っていた。今年初めての人身だとか。折立からの登山途中、前を歩いていた人が振り向き、いま、そこに熊いませんでしたと聞いてきた。ぼくは見ておらず、そのまま通過したところ、後ろで笛の音がけたたましく鳴った。
 下山後に有峰ハウスで聞いた話では、少し引っ掻かれた程度だったらしい。けれども、熊にザックを持って行かれた人が2人いたそうだ。ザックを置いて離れないようにしないと。トイレに行くのについやってしまいがち。
 引っ掻かれて怪我をした人は、自力で応急処置し、登山を継続したとネットニュースに載っていた。
https://webun.jp/articles/-/448402
 総合すると、「食料やリュックを奪われるなどの被害6件が発生」「車が突然揺れて外を見るとクマが立っていた」「登山口付近で食事していた男性がクマに下半身を引っかかれ」た「別の登山者が駐車場近くに置いたリュックをクマに持ち去られた」「登山口から1時間ほど歩いたところで子グマと遭遇。曲がり角を進むと約2メートルの距離にいた。刺激しないよう来た道を戻り、しばらくすると森の中に逃げていった」ということらしい。
https://www.hokkoku.co.jp/articles/-/1153328#google_vignette
 富山県のページによると、「有峰ハウス、ビジターセンター、県有峰庁舎において施設が一部破壊される被害が発生」したこともあって、「檻の設置を行い、県、警察、捕獲隊による周辺パトロールを実施したところ、有峰ハウスに隣接する公園施設付近にクマが現れ、施設利用者の人身被害防止のためやむなく捕獲を行いました。(親子グマ3頭)」とのこと。
https://www.pref.toyama.jp/1709/houdou/20230815-2.html
 とりあえず、被害を起こした熊は現地から取り除いたみたいです。しかし、折立付近は他にも熊が生息しているらしい。熊が棲んでいる場所にお邪魔するつもりで行く注意が大切と、バスの車掌が言っていました。
 出かける人は、下記の行動を取ることが肝要だと思う。
1. 折立含む、有峰でキャンプしない。
2. 折立登山口から三角点までは食べ物を出さない。
3. 折立付近でトイレに行くなどの際にザックを置いたままにせず、常に身近に置く。
4. 下山時も、生ゴミ含み、食べ物の入っていた空袋などのゴミをジプロックなどで匂いが漏れないようにする。

 薬師沢小屋から雲ノ平への登りは450mくらいの急登でしんどい。特に前日夕方雨が降ったことで、岩岩の道が全部濡れていて滑りやすかった。
木道が現れてから少し行くと再び濡れた岩岩の道。その先はずっと木道が続く。けど、だんだら登りで結構キツイ。
 雲ノ平から薬師沢小屋まで降りるのも、岩岩が濡れていてかなり気を使う。
その他周辺情報  有峰ハウス。お風呂に入って汗臭い自分を洗い流せる。晩ごはんも充実。8畳独り占め。ここは、下山後にもう1泊する価値があると思う。前泊の利用も良いと思う。
ただし、折立まで1時間強舗装路を歩くつもりで。

 折立までのバスは、立山アルペン村で休憩する。バスの中で食事をとっても良いと車掌。ゴミは最前列のゴミ袋に捨てていける。立山アルペン村にセブンイレブンあり。トイレ2つ男女兼用あり。折立の水は沢水。折立に自販機もあるが、価格の面でも選択肢の点でも立山アルペン村のセブンイレブンで買っておくほうが良い。立山アルペン村で約20分休憩。

 富山駅前ダイワロイネットホテルの1階にあるセブンイレブンは24時間営業
回転寿司屋は軒並み行列。マリエという商業ビル1階のフードコートにある寿司屋由が空いてていいかもしれない。フードコートにはクラフトビール屋もあった。
電鉄駅の地下にスーパーあり。入ってすぐのところに富山の地の食べ物を売っている。土産物に良さそう。
有峰林道からの景色。
2
有峰林道からの景色。
ウスキテングダケ?
ウスキテングダケ?
三角点ベンチにて
三角点ベンチにて
何ていう岩なんだろうか。
2
何ていう岩なんだろうか。
ヤマハハコ?
イワショウブ
だんだんと。
チングルマの綿毛。かわえぇのう。
3
チングルマの綿毛。かわえぇのう。
オンタデ
イタドリ
ウメバチソウ
さて、薬師沢小屋へはもう少し。
1
さて、薬師沢小屋へはもう少し。
ここは木道が整備してあって歩きやすい箇所も。
2
ここは木道が整備してあって歩きやすい箇所も。
薬師沢を渡渉します。大きめの橋が3つ。
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薬師沢を渡渉します。大きめの橋が3つ。
ヒキガエル。夕方薬師沢小屋にて。
2
ヒキガエル。夕方薬師沢小屋にて。
薬師沢小屋から雲ノ平までは450m急登。しかも、滑りやすい苔むした岩岩の道も多い。
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薬師沢小屋から雲ノ平までは450m急登。しかも、滑りやすい苔むした岩岩の道も多い。
ヨブスマソウ
アラスカ庭園辺りから薬師岳を。ここらはdocomoの電波が届いた。
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アラスカ庭園辺りから薬師岳を。ここらはdocomoの電波が届いた。
おぉ。薬師岳。
木道に生えるキノコ
1
木道に生えるキノコ
ミヤマリンドウ
あの山は何だっけ。
3
あの山は何だっけ。
雲ノ平山荘は、絵になるよねぇ。
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雲ノ平山荘は、絵になるよねぇ。
食べられるんだろうか。
2
食べられるんだろうか。
スイス庭園より。
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スイス庭園より。
スイス庭園よりアップ。
5
スイス庭園よりアップ。
木道は続きます。
1
木道は続きます。
実に雄大な眺め。
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実に雄大な眺め。
えぇなぁ。ずっとここに居たい。
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えぇなぁ。ずっとここに居たい。
ちょっと前には咲き誇っていたのだろうか。
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ちょっと前には咲き誇っていたのだろうか。
うーむ。やっぱり絵になる。
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うーむ。やっぱり絵になる。
が、水が不足しているそうだ。基本雨水が頼りだから仕方ない。
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が、水が不足しているそうだ。基本雨水が頼りだから仕方ない。
黒部五郎岳。
薬師岳。
これが吊り橋。怖〜い。
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これが吊り橋。怖〜い。
はい。釣りました。黒部源流のイワナです。もちろんリリース。
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はい。釣りました。黒部源流のイワナです。もちろんリリース。
サンカヨウの実
ヤマトリカブト
シラネセンキュウ?
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シラネセンキュウ?
一面お花畑です。
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一面お花畑です。
薬師岳ともお別れ。
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薬師岳ともお別れ。
薬師沢小屋のお弁当。ちまき3個のうち1個は先に食べちゃいました。
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薬師沢小屋のお弁当。ちまき3個のうち1個は先に食べちゃいました。
名残惜しい。
ヤマハハコ
行先はまだ長い。
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行先はまだ長い。
ベニヒカゲ
クロサルノコシカケ?
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クロサルノコシカケ?
アイカワタケ?
こんなキノコも。
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こんなキノコも。
折立遊歩道で有峰ハウスまで行こうと考えて入口まで来た。確かに道はあるっぽい。しかし、草が生えていて踏んだ形跡もなく。ここはあまり人が歩いていないのではないかと。
ヤマレコの、みんなの足あとを見ても、誰も歩いたオレンジの点々がない。皆、車道を歩いて降りているようだ。
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折立遊歩道で有峰ハウスまで行こうと考えて入口まで来た。確かに道はあるっぽい。しかし、草が生えていて踏んだ形跡もなく。ここはあまり人が歩いていないのではないかと。
ヤマレコの、みんなの足あとを見ても、誰も歩いたオレンジの点々がない。皆、車道を歩いて降りているようだ。

装備

個人装備
グローブ(軍手) 雨具(カッパ・帰りの傘) 行動食 非常食 コンパス 計画書 ヘッドランプ 筆記用具 ガイド地図(ブック) ファーストエイドキット 保険証 携帯 サングラス タオル トレッキングポール カメラ 携帯バッテリー 着替え

感想




 いやぁ。いい。実にいい。雲ノ平と薬師沢小屋。雲ノ平は、流石日本最後の秘境。景色もいいし、人はあまりいないし。
 薬師沢小屋の食堂の本棚に飾ってあった本の表装のイラストに見覚えがあり。手にとってパラパラめくってみると、やはりどこかで見た覚えが。山と渓谷に連載しているイラスト付きの山小屋エッセイ。あれ?と思って廊下に飾ってある山小屋スタッフの似顔絵を見に行く。もしかして。やまとけいこさん?っていうの?冗談みたいだけど本名だって。「く」が足らないだけやん。
 連載してますよね?って言うと、ばれちゃいました?って。気さくな。
山を降りて有峰ハウスの受付で、どこ泊まったんですか?って聞かれて薬師沢小屋と答えると、けいこは元気にしてました?って。友達なんだとか。
それにしても、折立から有峰ハウスまで車で送ってくれたカップルに感謝です。折立遊歩道で降りようかと入口まで行ったけど、誰も歩いてない風で、引き返してきたら雨が降ってきて。ザックカバーを出して傘を差し、トボトボ歩いていたら先で車が止まり。薬師沢小屋からの下山で何度か一緒になった方たちが乗せていってくれました。とても有り難かった。名前を聞きそびれてしまい。富山ナンバーだったのを覚えています。
 ぼくは覚えていなかったのですけど、初日薬師沢小屋で一緒だったとのこと。初日に会った人とまた会ったねって言っていたのだとか。
いやぁ、山はいいなあ。

 有峰ハウスに貼ってあった、富山弁の番付表で気になった方言
きのどくな=ありがとう
だいてやる=おごってやる

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