飯豊連峰縦走(2泊)
- GPS
- 23:47
- 距離
- 44.3km
- 登り
- 3,185m
- 下り
- 3,508m
コースタイム
- 山行
- 7:08
- 休憩
- 0:44
- 合計
- 7:52
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 1:02
- 合計
- 7:06
天候 | 8/13曇り時々晴れ 8/14晴れ、午後一時雨 8/15晴れ時々曇り。風強い |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー 自家用車
下山後 大石ダムからタクシーで越後下関駅前まで約二十分(3500円) 電話はカモシ頭付近までの稜線上は繋がるが、林道まで降りてしまうとダム付近まで繋がらない。 JR代行バスに乗り換え終点坂町駅まで(240円。下車後坂町駅内で支払い) 羽越本線に乗り換え新発田で宿泊 翌日新津まで行き磐越西線に乗り換え山都で下車(1980円) 山都駅からタクシーで御沢野営場まで行き車を回収(7960円) ※山都タクシーは自家用車の回送サービスも行っている。要事前相談 |
コース状況/ 危険箇所等 |
御沢野営場から横峰まではアブが多い。トンボが出てくるとかなり数は減る。 朳差岳からの下山道および東俣林道もアブが多いかと思ったがほとんどいなかった。 北飯豊は狭いところが多いのですれ違いしにくい。朝方歩くなら朝露対策でゲイターが欲しい。 東俣林道は土砂崩れで崩壊したところが何か所かあるが問題なく歩ける。しかしあまりにも長い。 一箇所崩壊したところで林道外へ誘導するピンクテープあり。帰宅後確認したところヤマレコ上で足跡があり権六ノ峰へ至るバリルートの目印になっていると思われる。 |
その他周辺情報 | 下山口の大石ダム付近は駐車場にトイレが有るが自販機は見当たらない。インフォメーションセンター内は空調が効いておりダムを眺めながらタクシー待ちで利用した。 |
写真
感想
2泊以上の山行は初めてで不安はあったが無事やり遂げることが出来て良かった。
今回シュラフを忘れるという初歩的なミスがあったが、とりあえず車内に積んでいたバスタオルとトートバッグを代わりに詰め代用。
予報では冷える感じもないし幸い試しに持ってきたシュラフカバーがあったので最悪なことにはならないだろうという目算もあった。
やはり日程や計画準備も含め余裕を持たせておくのは大事だなと改めて感じるなどしたが、まずはきちんと装備リストを作って運用しようと思った。
【1日目】
登山開始した直後から常にアブに付き纏われ非常に鬱陶しい。横川過ぎるとトンボが増えアブはかなり減った。
7月末に来た時は本山小屋についたあたりでかなり疲労がたまっていたが、その時よりも全体的に早かった割に疲労は少ない。直射日光が少なかったせいか。一度通ったルートということで心理的な影響も大きいかもしれない。
飯豊山〜御西岳は草原が広がる稜線。ガスってたがお花畑は見ごたえがあった。場所によって花が変わるので見飽きない。
想定より早く御西小屋に到着したので明日に備えて早々に休むことにしたが、人が多く落ち着かない。結局2時間程度しか寝れなかった。
忘れたシュラフ代わりに、シュラフカバー、薄手ジャケット、タオルを詰めたトートバッグに足を突っ込むという対策をしたが寒いということもなく周囲が静かなら寝れる程度だった。テント内温度は15〜20℃程度と思われる。
水2.5
薄皮ハンバーグ&ケチャップパン、BCAA
アルファ米、魚肉ソーセージ、ツナ、柿の種
【2日目】
朝方のガスが濃くて晴れなさそうなので大日岳はキャンセルし北方面の稜線に進む。まもなくガスが晴れ展望が広がる。稜線上は至るところで花が多く終わってしまった花はあるがまだまだ楽しめる感じ。今年はニッコウキスゲが見れていなかったので見れてうれしい。チングルマは終わってしまっていたのでもう少し早い時期にも来てみたい。
ほどなく天狗の庭に到着するがここの景色はかなり気に入った。朝方にこれたのも良かったのかもしれないが朝露がきらめいて幻想的な光景。ここはまた訪れたい。
門内小屋手前あたりでヘリでの搬送待ちしている負傷者を含むグループと遭遇。ヘリが到着すると通過出来なくなるとのことで通過を促された。幸い大きなケガではないようだがソロ登山者としては仲間に頼れない分より気を付けなくてはならないと気を引き締める。
大日岳をカットしたのでお昼すぎ頃に宿泊予定の頼母木小屋に到着。時間に余裕があるので朳差小屋まで行こうと思ったが頼母木小屋があまりに快適そうだったのと午後に雨予報があったので予定通り過ごすことにした。
頼母木小屋は水が豊富で小屋の直ぐ側で汲めるので非常に便利。飲み物を冷やすスペースがあるのもうれしい。販売している飲み物類も安く電波も良好で飯豊稜線の小屋の中では最も利便性が高いかもしれない。テン場が狭いのが玉に瑕。
13時頃から雨がぱらつき始め15時半頃雷を伴う強い雨雲が稜線を通過。雨でうるさいが食事と酒を済ませイヤホンで音楽を聴きながら眠る。
夜間目が覚めるが体を休ませるためにぼんやりする。気温は比較的高いようで薄手ジャケットとレインウェアを追加しただけで余裕をもって寝られた。
水2.5L
だんご3本、プロテインスナック
プロテインスナック残り、ランチパック、おさかなソーセージ、プロテインバー
ツナ、アルファ米、柿の種
【3日目】
深夜から朝方にかけては風は強めだが乾燥しており気持ちの良い気候。レインウェアを着込んで夜明け頃まで星空観賞を楽しんだ。
最初の目的地である朳差岳までは先日と同様に開放感のある稜線を通るが、登り始めた朝日を浴びる朳差岳を鑑賞しながら進む。非常に絵になる山で人気があるのも納得。
山頂からの眺めも全方位開けており大変良い。近場なら年に何回か通いたいくらい。
朳差岳を過ぎると前朳差岳と間のピーク付近の岩場に動物が複数いたのが見える。そのまま進むと登山道上に猿が出てきて威嚇される。目を合わさないようにするがなかなか動かずこちらに近づいてくる行動が見られたので、いったん離れた後笛を鳴らしながら様子を見る(熊スプレーも準備)。時折こちらの様子を伺うように顔を出している。20分ほどするとピークの下の方にいる猿を確認したので近くにはいないと判断し通過。前朳差岳から先の道では真新しい糞がみられたので付近一帯が縄張りなのかもしれない。
以降はずっと下りになるが山行3日目で足にダメージが来始めた。幸い攣る気配は無かったが母指球の痛みが結構辛いことになってきた。ポールを活用し衝撃を緩和しながらゆっくり進む。
東俣林道までこられればほぼ平坦な道なので楽々なのだが、崩壊したところでバリルートへの目印と思われるピンクテープに誘導されてしまい藪に突入して時間を無駄にした。
見た目は明らかに普通の道ではなかったが、林道が崩壊しているとのことなので急遽作られた道だと思ったこと、また石や木についた苔が寝ているなど人が通過した後がうっすらあったことで本当の道だと思い込んでしまった。
藪をかき分けても道が続く気配がないのでいったん戻ってルーファイしなおしたら右手のほうにあっさりと道を発見。未熟さを痛感した。
よくよく考えれば当日だけでも4人とすれ違うほど人が入っている割に踏み跡が薄すぎるのでもっと早く気が付くべきだった。
水2.8L
アルファ米
プロテインバー、アルファ米半分、BCA
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