新穂高温泉∼鷲羽岳〜水晶岳〜槍ヶ岳~新穂高温泉:4泊テント泊。過酷な山旅だった。
- GPS
- 52:06
- 距離
- 52.6km
- 登り
- 4,140m
- 下り
- 4,123m
コースタイム
- 山行
- 1:30
- 休憩
- 0:13
- 合計
- 1:43
- 山行
- 9:17
- 休憩
- 1:50
- 合計
- 11:07
- 山行
- 9:14
- 休憩
- 2:04
- 合計
- 11:18
- 山行
- 6:28
- 休憩
- 1:10
- 合計
- 7:38
天候 | 午前中晴れ。午後は雨か雷雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
今回初めての4泊テント泊。今まで2泊までしかしたことがない。テント泊での1日行動時間はせいぜい6時間。つい勢いで申し込んでしまったけど大丈夫かなあ。
食事はどうしよう。アルファ米だと絶対飽きるよなあ。
結局食事は生米を持ってって焚く。おかずはアマノフーズ頼み。朝ごはんはにゅう麺。行動食はせんべいとドライフルーツに決める。
新穂高温泉駅到着。ああ、雨降ってる。歩き出すころには大分小降りになってきたので傘で歩くことにする。わさび平小屋到着。テントを張って食事の準備。
きゅうり150円。トマト250円。他オレンジなどもあり。
メスティンでご飯を炊いて海老天とじ丼を戻す。お湯をかけるだけで揚げ物ができるなんて信じられない。味噌汁もつける。テーブルも空いてることだし雨も上がったので宴会が始まる。
朝ごはんはにゅう麺。メスティンでそうめんをゆでてスープに加える。そうめんの塩分がかなりあるのでスープの素1個で十分味がつく。
わさび平出発。ああ、まだ暗い。荷物が重い。
曇ってたせいか、秩父沢出会いに着く頃にやっと明るくなる。
着いたあ。鏡平山荘。さあ、かき氷。甘味が体に染み渡る。
コーヒーフロートなんで物を頼んでる人もいる。それもいいなあ。
双六小屋到着。おなかが空いた。食事もかねて大休憩。
ああ、ここでテントを張ってしまいたい。
その願いもむなしく三俣山荘まで行くことになる。
そろそろ体がつらくなる。この道ってこんなにきつかったっけ?
平らでサクサク歩いた記憶があるんだけど。
しかも雨まで降ってきた。ああ、泣きたい。
三俣山荘到着。疲れた。テントを張って中に入る。しばらく動けない。
雨が小降りになったのを見計らって受付に行く。ついでにトイレをすます。
戻って食事。疲れたけど無理にでも食べる。メニューはご飯とチキンカツカレー、味噌汁。ああ、もう何もしたくない。そのまま就寝。
朝起きる。満天の星が綺麗。朝ごはんはにゅう麺。ああ、昨日は体も拭かなかったな。幸いここは水が豊富なので顔を洗ってすっきりする。
今日は鷲羽岳と水晶岳に登って黒部川源流を通り三俣山荘に戻った後テントを撤収して双六小屋に戻る。
ああ、荷物がないってこんなにも快適だったんだ。サクサク歩ける。景色も輝くよう。あっ、虹が出ている。お花もきれい。もう秋の花なんだなあ。
鷲羽岳、水晶岳と順調に登り、源流を通る。あれ、こんなに水量少なかったっけ?
以前来たときはもっとジャバジャバ流れていたのに。
三俣山荘到着。食事とテント撤収。天気が良かったのでテントもすっかり乾いてる。
あれ⁉あんなにジャバジャバ出ていた水がちょろちょろになってる。
荷物を背負って双六小屋に戻る。あんなに輝いてた景色が曇る。
ああ、また雨が降ってきた。
双六小屋到着。幸い雨は止んできた。テントを立てて休憩。雨は降ったりやんだり。
今日はしっかり体を拭くぞ。と思ったらここも水が少ないよう。
どうしよう…このテントについてる水は私のものだよね。
手ぬぐいでテントを拭くと…おお集まる集まる。絞れるほどに水があるぞお。
体を拭いてすっきり。またテントを拭いて手ぬぐいをすすぐ。
いったい私は何をやっているんだろう。
脱いだ服は…うわっ!嗅いだことのない臭い。これ明日も着るのは嫌だ。
でも、着替えを明日着たら寝るときの服がなくなってしまう。
いっそTシャツ買おうか…。
天気が回復してきて空気が乾いてきた。風もある。とりあえず干してみよう。
薄荷スプレーでマスキングしてみる。おお、1日だけならごまかせそう。
ああ、また雨が降ってきた。また食事は各自テント内で。
メニューはご飯とかつ丼の素と味噌汁。食べたら疲れて就寝。
どうやらこの後晴れて山がピンクに染まったらしい。
朝起きて、昨日味をしめたのでテントを拭いて顔を拭く。
朝ごはんはにゅう麺。スープの種類はたくさんあるので毎日違う味。
今日はいよいよ槍ヶ岳。西鎌尾根が見える。おお、長い。
だんだん登っていく。どんどん登っていく。だんだん坂が急になる。
ここまで急になるのかあ!と思った頃に子槍に人が登っているのが見える。
槍ヶ岳山荘到着。さて、テント場は…あったあ!結構いい場所。
テントを張って槍ヶ岳に登る準備…真っ白。何も見えなそう。いっそこのまま宴会にしようか。
気を取り直して登ることになる。槍ヶ岳名物鎖場渋滞と梯子渋滞。みんなよく登るなあ。山頂到着。案の定何も見えない。時々ガスが晴れて槍ヶ岳山荘だけはよく見える。こうしてみると大きな小屋だなあ。
下りも渋滞。寒くないのが救い。早く降りて一杯やりたい。
降りたあ。雨の降らないうちにワインとソーセージとで一杯。
食べ終わってしばらくするとやっぱり雨が降る。
驚いたことにこんな天気でもまだ登ろうとする人たちがいる。
時間は早いがテント内で何もすることがないので昼寝。
時々雨が止むので小屋の方に散歩に出る。トウヤクリンドウが綺麗。
粽がおいしいとのことなので1つ買って2人でシェアすることにする。
17時ごろ受け取りとのことなので取りに行ってもらって戻ってきてしばらくした頃に雨が激しく降り出す。取りに行ったあとでよかった。
ああ、また各自テント内だ。最後くらい宴会やりたかったな。
ご飯を炊いて味噌カツを戻す。さあできた。食べよう。
食べていると暴風雨になる。テントが激しく揺れる。火を使い終わった後で本当に良かった。どうなることかとひやひやしていたら収まってきたのでそのすきにお湯を沸かして味噌汁を飲む。
なんだか明るくなってきた気がする。外を覗いてみると…虹だ!
でもまだゴロゴロいってる。今日は天気が安定しないな。
朝起きて食事の支度。相変わらずのにゅう麺。
外は満天の星空。テントを撤収して出発。
槍平小屋までの道は急なゴロゴロのガレ場。この荷物をしょって降りるのはきつい。
槍平小屋到着。水がジャバジャバ出ている。
えっ、コーヒーが300円?しかもインスタントじゃない。
久しぶりのちゃんとしたコーヒー。ティーパックのコーヒーは初めてだがおいしい。
あとは川を渡ったり樹林帯を抜けたりして林道に出る。
林道に出れば平らな普通の道。普段は嫌だが今日はうれしい。
ああ、あとは重い荷物に耐えるだけ。
着いたあ!カルピスウォーターがある!甘味が体に染み渡る。
天気がいいのでテントを乾かしたりなどをする。
おや、山の方は暗い雲。
風呂に入って人間に戻る。ああ、さっぱり。
過酷な山旅だったけど終わってみれば楽しかったなあ。
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