ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5850124
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
四国

東赤石山・八巻山(ヤマプラ・らくルートともコースタイムに一部問題あり)

2023年08月20日(日) [日帰り]
 - 拍手
体力度
4
1泊以上が適当
GPS
07:18
距離
11.6km
登り
1,303m
下り
1,303m
歩くペース
速い
0.80.9
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:23
休憩
0:55
合計
7:18
距離 11.6km 登り 1,303m 下り 1,309m
5:51
1
駐車地
5:52
14
6:06
26
瀬場分岐
6:32
1
木橋
6:33
6:35
48
7:23
7:27
51
休憩(第2渡渉点直後の1240m)
8:18
8:22
4
権現越分岐
8:26
13
赤石山荘分岐
8:39
9
赤石越
8:48
8:58
7
東赤石山(最高点)
9:05
21
赤石越
9:26
9:31
58
10:29
10:37
15
10:52
10:57
19
11:16
11:21
25
渡渉点
11:46
11
二本橋(立ったまま通過するには勇気が要る橋)
11:57
12:01
29
団体さん待機(1200m)
12:30
1
12:31
12:34
12
木橋
12:46
12:51
9
13:00
9
瀬場分岐
13:09
0
13:09
駐車地
天候 晴れ/霧
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
筏津登山口から川を渡った所の駐車場へは通行止め(落石防止工事中)なので、バス停付近の路側に駐車せねばならない。
前夜車中泊した道の駅マイントピア別子から筏津登山口までは24km・40分(一部道路が狭い所あり)
筏津登山口バス停手前の駐車地を出発
(この時点ではバス停付近には私の車のみで、少し離れた所にもう1台)
2023年08月20日 05:51撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 5:51
筏津登山口バス停手前の駐車地を出発
(この時点ではバス停付近には私の車のみで、少し離れた所にもう1台)
登山口
2023年08月20日 05:52撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 5:52
登山口
瀬場分岐(すぐ先にも標識あり)
2023年08月20日 06:05撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 6:05
瀬場分岐(すぐ先にも標識あり)
稜線が見える
2023年08月20日 06:08撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 6:08
稜線が見える
ちょっと渡渉
2023年08月20日 06:10撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 6:10
ちょっと渡渉
朝日
2023年08月20日 06:16撮影 by  SOV43, Sony
4
8/20 6:16
朝日
再びちょっと渡渉
2023年08月20日 06:20撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 6:20
再びちょっと渡渉
「木橋」に到着
2023年08月20日 06:31撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 6:31
「木橋」に到着
すぐ下の渓谷
木橋には1mくらいの高さでワイヤーが張られているので、それをつかめば通過に不安はない
2023年08月20日 06:32撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 6:32
すぐ下の渓谷
木橋には1mくらいの高さでワイヤーが張られているので、それをつかめば通過に不安はない
瀬場谷分岐(ここで先行の登山者から瀬場本谷ルートの情報を得る。登りは右の東瀬場谷ルートへ)
2023年08月20日 06:33撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 6:33
瀬場谷分岐(ここで先行の登山者から瀬場本谷ルートの情報を得る。登りは右の東瀬場谷ルートへ)
きれいな滝がある
2023年08月20日 06:49撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 6:49
きれいな滝がある
すぐ上流にも
2023年08月20日 06:51撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 6:51
すぐ上流にも
第1渡渉点
2023年08月20日 06:53撮影 by  SOV43, Sony
1
8/20 6:53
第1渡渉点
苔むした谷
2023年08月20日 06:53撮影 by  SOV43, Sony
4
8/20 6:53
苔むした谷
炭焼き釜の跡か
2023年08月20日 06:55撮影 by  SOV43, Sony
1
8/20 6:55
炭焼き釜の跡か
ちょっと大きな滝
2023年08月20日 06:59撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 6:59
ちょっと大きな滝
レスキューポイントの標識が各所に
2023年08月20日 07:12撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 7:12
レスキューポイントの標識が各所に
第2渡渉点
2023年08月20日 07:21撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 7:21
第2渡渉点
渡渉点のすぐ上で最初の小休憩
2023年08月20日 07:24撮影 by  SOV43, Sony
1
8/20 7:24
渡渉点のすぐ上で最初の小休憩
標高1500m過ぎまで上がり南側の山が望めるポイントより
2023年08月20日 08:07撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 8:07
標高1500m過ぎまで上がり南側の山が望めるポイントより
権現越分岐に到着。ここで2回目の小休憩
2023年08月20日 08:18撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 8:18
権現越分岐に到着。ここで2回目の小休憩
シロモジの実?
2023年08月20日 08:22撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 8:22
シロモジの実?
赤石山荘分岐を右へ
2023年08月20日 08:25撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 8:25
赤石山荘分岐を右へ
高い山には雲
2023年08月20日 08:26撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 8:26
高い山には雲
初めて見たような花だが、ピンボケ
2023年08月20日 08:31撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 8:31
初めて見たような花だが、ピンボケ
所々に(他の方のレコによればシャジンという花か)
2023年08月20日 08:32撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 8:32
所々に(他の方のレコによればシャジンという花か)
これも目についた
2023年08月20日 08:38撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 8:38
これも目についた
赤石越
2023年08月20日 08:39撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 8:39
赤石越
キクのような花。さきほどのピンボケの花はこれとは別
2023年08月20日 08:42撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 8:42
キクのような花。さきほどのピンボケの花はこれとは別
東赤石山頂に到着
2023年08月20日 08:48撮影 by  SOV43, Sony
5
8/20 8:48
東赤石山頂に到着
初訪問記念。赤石山ということで久し振りの赤シャツ
2023年08月20日 08:48撮影 by  SOV43, Sony
8
8/20 8:48
初訪問記念。赤石山ということで久し振りの赤シャツ
三角点かと思ったが、1706mの三角点はもっと東にあるようで、ここは1710mの標高点のようだ
(八巻山への岩場にもこのような標識がいくつかあったが)
2023年08月20日 08:50撮影 by  SOV43, Sony
5
8/20 8:50
三角点かと思ったが、1706mの三角点はもっと東にあるようで、ここは1710mの標高点のようだ
(八巻山への岩場にもこのような標識がいくつかあったが)
稜線は霧で瀬戸内海も見えず
2023年08月20日 08:50撮影 by  SOV43, Sony
1
8/20 8:50
稜線は霧で瀬戸内海も見えず
岩場にもマツムシソウ
2023年08月20日 09:07撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 9:07
岩場にもマツムシソウ
そのほかの花も
2023年08月20日 09:08撮影 by  SOV43, Sony
1
8/20 9:08
そのほかの花も
岩場を登る(クラックがあるので難しくはない)
2023年08月20日 09:15撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 9:15
岩場を登る(クラックがあるので難しくはない)
このような模様があちこちの岩に
(コケの一種らしい)
2023年08月20日 09:17撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 9:17
このような模様があちこちの岩に
(コケの一種らしい)
八巻山への岩稜
2023年08月20日 09:19撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 9:19
八巻山への岩稜
東赤石山方面を振り返る
2023年08月20日 09:19撮影 by  SOV43, Sony
1
8/20 9:19
東赤石山方面を振り返る
八巻山に到着
2023年08月20日 09:26撮影 by  SOV43, Sony
5
8/20 9:26
八巻山に到着
ここも初訪問
2023年08月20日 09:27撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 9:27
ここも初訪問
シャクナゲが出てくる
2023年08月20日 09:33撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 9:33
シャクナゲが出てくる
石室越方面
2023年08月20日 09:34撮影 by  SOV43, Sony
1
8/20 9:34
石室越方面
ギボウシの実か
2023年08月20日 09:36撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 9:36
ギボウシの実か
この少し手前で年配夫婦らしき方たちと遭遇し、「紫岩」のことなどを教えてもらう
2023年08月20日 09:41撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 9:41
この少し手前で年配夫婦らしき方たちと遭遇し、「紫岩」のことなどを教えてもらう
眼下に赤石山荘の赤い屋根
2023年08月20日 09:49撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 9:49
眼下に赤石山荘の赤い屋根
1682ピークか
2023年08月20日 09:49撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 9:49
1682ピークか
ルートがわからず、この右側の岩峰に上がったが、下にルートがあるようだ(小さなハシゴの所が登り口。右側の岩の手前側には「紫岩」も写っている)
2023年08月20日 10:04撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 10:04
ルートがわからず、この右側の岩峰に上がったが、下にルートがあるようだ(小さなハシゴの所が登り口。右側の岩の手前側には「紫岩」も写っている)
後戻りして左の道へ
2023年08月20日 10:07撮影 by  SOV43, Sony
1
8/20 10:07
後戻りして左の道へ
右の岩峰の向こうがさきほど登った所
2023年08月20日 10:07撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 10:07
右の岩峰の向こうがさきほど登った所
さきほど覗いた岩の間に紫岩
2023年08月20日 10:08撮影 by  SOV43, Sony
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8/20 10:08
さきほど覗いた岩の間に紫岩
紫岩の破片
2023年08月20日 10:09撮影 by  SOV43, Sony
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8/20 10:09
紫岩の破片
もういちど紫岩の岩壁
2023年08月20日 10:09撮影 by  SOV43, Sony
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8/20 10:09
もういちど紫岩の岩壁
小さなハシゴも使ってここを上がる(上から撮影)
2023年08月20日 10:11撮影 by  SOV43, Sony
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8/20 10:11
小さなハシゴも使ってここを上がる(上から撮影)
前赤石山(1677ピーク)と左後方に物住頭か
2023年08月20日 10:16撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 10:16
前赤石山(1677ピーク)と左後方に物住頭か
リンドウ登場
2023年08月20日 10:20撮影 by  SOV43, Sony
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8/20 10:20
リンドウ登場
ここは上から見た時は厳しそうだったので右下をトラバースしたが、まっすぐに降りれないこともなかったようだ
2023年08月20日 10:22撮影 by  SOV43, Sony
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8/20 10:22
ここは上から見た時は厳しそうだったので右下をトラバースしたが、まっすぐに降りれないこともなかったようだ
石室越に到着。ここで時計を見て、物住頭は割愛することに
2023年08月20日 10:29撮影 by  SOV43, Sony
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8/20 10:29
石室越に到着。ここで時計を見て、物住頭は割愛することに
所々にあったが、これも撮っておこう
2023年08月20日 10:37撮影 by  SOV43, Sony
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8/20 10:37
所々にあったが、これも撮っておこう
赤石山荘に降りる
2023年08月20日 10:52撮影 by  SOV43, Sony
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8/20 10:52
赤石山荘に降りる
玄関口だが休館中の模様
2023年08月20日 10:52撮影 by  SOV43, Sony
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8/20 10:52
玄関口だが休館中の模様
山荘から八巻山へは難路とのこと
2023年08月20日 10:58撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 10:58
山荘から八巻山へは難路とのこと
分岐を右へ
2023年08月20日 10:59撮影 by  SOV43, Sony
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8/20 10:59
分岐を右へ
標識もあり
2023年08月20日 11:00撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 11:00
標識もあり
白い石も多く目につく
2023年08月20日 11:03撮影 by  SOV43, Sony
1
8/20 11:03
白い石も多く目につく
渡渉点に降りて
2023年08月20日 11:19撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 11:19
渡渉点に降りて
小休憩
2023年08月20日 11:19撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 11:19
小休憩
右の岩にも手をかけながら慎重に通過
2023年08月20日 11:31撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 11:31
右の岩にも手をかけながら慎重に通過
ちょっと大きな滝
2023年08月20日 11:33撮影 by  SOV43, Sony
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8/20 11:33
ちょっと大きな滝
杭も使って慎重に通過
2023年08月20日 11:41撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 11:41
杭も使って慎重に通過
ここも無事通過
2023年08月20日 11:43撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 11:43
ここも無事通過
昔の人の残置か
2023年08月20日 11:45撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 11:45
昔の人の残置か
ここは高さもあるので四つん這いで通過
2023年08月20日 11:46撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 11:46
ここは高さもあるので四つん這いで通過
渡り終えると縄バシゴ
2023年08月20日 11:48撮影 by  SOV43, Sony
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8/20 11:48
渡り終えると縄バシゴ
瀬場谷分岐に降りる(渡渉点からここまでが結構長かった)
2023年08月20日 12:30撮影 by  SOV43, Sony
2
8/20 12:30
瀬場谷分岐に降りる(渡渉点からここまでが結構長かった)
「木橋」を過ぎた所の沢でも給水小休憩。このとき足早の女性登山者に追い抜かれる
2023年08月20日 12:49撮影 by  SOV43, Sony
3
8/20 12:49
「木橋」を過ぎた所の沢でも給水小休憩。このとき足早の女性登山者に追い抜かれる
瀬場分岐
2023年08月20日 13:00撮影 by  SOV43, Sony
1
8/20 13:00
瀬場分岐
筏津登山口
2023年08月20日 13:08撮影 by  SOV43, Sony
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8/20 13:08
筏津登山口
車がだいぶ増えている。少し離れた所にも
2023年08月20日 13:09撮影 by  SOV43, Sony
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8/20 13:09
車がだいぶ増えている。少し離れた所にも
終了
2023年08月20日 13:09撮影 by  SOV43, Sony
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8/20 13:09
終了
撮影機器:

装備

個人装備
ザック重量6.9kg ポーチ1.3kg

感想

毎月の編集を担当している県岳連(広島県山岳・スポーツクライミング連盟)の会報誌『もみじ』の昨年6月発行の218号に、四国の赤石山系に関する2つの山行報告が寄せられた。
1つは指導部が主宰する登山教室での山行で、1日目に肉淵林道登山口〜二ッ岳往復、2日目に筏津登山口〜東赤石山〜西赤石山〜日浦登山口縦走というコース。もう一つは連盟の個人会員チームの山行で、1日目に筏津登山口〜赤石山荘(テント設営)+八巻山往復、2日目にテント場〜八巻山〜西赤石山〜日浦登山口縦走というコースであった。

そしてそれぞれの受講生・参加者の感想文に次のように書かれていた。
「赤石越から物住頭の間は、まさしく岩、岩、岩で、滑落すれば命の危険のある個所も多く、足場を確認しながら、岩を掴み、用心して歩きました。このようなコースを一人で歩くには不安に感じることでしょう。」
「岩稜では、どこからどう見ても、おっかなびっくりで岩にしがみつき顔が青ざめていた私。手が冷たくなり、緊張と恐怖を感じながらも、仲間のおかげで一つ一つ無事に乗り越えることができ、ほっとしました。」

以来、八巻山稜線一帯の岩稜はどんな所なんだろうと気になり、東赤石山が200名山の1つになっていることもあり、いつか訪れてみたいと思って、昨年の秋に1泊で訪れる計画も立てたが、なかなか実行できず、このたびようやく訪れることができた。(西赤石山には2009年9月に日浦登山口から往復したことはあったが)

「らくルート」で作成した計画は次のようなものであった。
コースは筏津登山口〜東瀬場谷経由で東赤石山〜八巻山を縦走して石室越〜物住頭往復〜瀬場本谷経由で筏津登山口。0.8のペースで歩行時間が7時間15分ほど。
前夜は道の駅マイントピア別子で車中泊とし、ある程度明るくなる5時に出発、筏津登山口に5時40分に到着、6時に登山開始という計画とした。
夕方は夕食の準備を始める18時半までには帰宅する必要があるので、帰りの所要時間が5時間くらいと想定して、13時には下山したいと思った。

0.7くらいのペースで歩ければ、休憩も含めて可能かと思ったが、実際はなかなか厳しく、東赤石山登頂・八巻山縦走を経て石室越に到着した時点で10時半。らくルートで作成した計画と同じだった。
計画通り物住頭を往復すれば、下山時刻はおそらく14時頃になってしまうだろうと思い、物住頭は割愛。なんとか13時過ぎに下山し、自宅にも17時半過ぎに帰ることができた。(当初は三原の本郷で水汲みをして帰る予定だったが、それも割愛)

日曜日とあって、何人かの登山者と遭遇した。
まず最初に瀬場谷分岐の所で先行の女性登山者に追いつき、本谷経由のルートは危ない橋が多いという情報を得た。(その方は東谷経由で往復するとのことだった)

八巻山から石室越への縦走途中で年配の夫婦らしき方たちと行き交ったが、その方たちには「紫岩」のことを教えてもらい、また、物住頭への縦走路は岩が楽しめるとも聞いた。
紫岩は確かに一見の価値があるものだった。
赤石越〜八巻山〜石室越の岩場はそれほどということもなかったので、物住山縦走路の岩場が経験できなかったのは心残りではあるが、いつかまた訪れてみよう。

瀬場本谷には何ヶ所か橋が架かっているが、特に「二本橋」と称される橋は水流の上3〜4mと高さもあり、立ったまま通過するには不安だったので、ここだけは四つん這いになって通過した。(その橋の通過後、登って来る多くの登山者と遭遇したが、あの人たちは大丈夫だったかな…)

下りも結構長く、赤石山荘を出発後、渡渉点と「木橋」通過後の2ヶ所で小休憩。さらに木橋から少し下った所の沢でも給水休憩を取っていたら、足早の女性登山者に追い越されてしまったので、以後は私もペースを速めた。「歩くペース」を正確に計算すると0.88となるが、なんとか0.9を切れたのはそのおかげだ。

ただ、ヤマプラ(山と高原地図)にしろ、らくルートにしろ、東赤石山・八巻山一帯のコースタイムはなかなか厳しめだ。(らくルート比では今回のペースは0.84)
両者の間ではコースタイムがかなり異なる区間もあり、コースタイムの再検討が必要なのではないだろうか。
以下、特に気になった区間を上げてみる。

【ヤマプラ(山と高原地図)】
〔擽供弊ゾ戝分岐すぐ手前)→東瀬場谷経由で赤石越/赤石山荘分岐 105分(ヤマプラでは108分と推定。らくルートでは163分、私の実際では103分)
∪崟仍柿顴木橋 75分(らくルートでは92分、私の実際では84分)
(△禄盤で私のペースが遅くなったということもあるが、75分で下るのは厳しい。特に渡渉点→木橋の55分は。その区間の私の実際は65分)

【らくルート】
赤石越→八巻山経由で石室越 36分(山と高原地図では80分、私の実際ではルート迷いのロス数分を含め79分)
(この区間のらくルートタイムは距離と標高差でだいたい決定されていて、岩稜帯という特殊性が考量されていないように思われる。36分で通過するのは場数を踏んだ人でも困難だろう)

(以下、2023年9月4日追記)
その後、ヤマレコのらくルート担当の方に修正希望を送ったところ、修正が実現しました。
詳しくは下記の日記を。
https://www.yamareco.com/modules/diary/401417-detail-308827

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コメント

暑い中、お疲れさまでした。
東赤石は、地質的にも珍しい山ですね。変化に富んでいて好きな山のひとつでもあります。
赤いのは鉄分が多いカンラン岩が露出しているため。紫色のところはクロム鉄鉱だったと思います。
水や緑が豊かで上部は岩岩!南アルプスぽくて好きです(個人的感想)😆
2023/8/22 11:38
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fkihrさん、コメントどうもです。
カンラン岩というのは聞いたことがあるように思いますが、クロム鉄鉱というのは初知りでした。ありがとうございます。
中国山地とはずいぶん違う容相でしたね。
歩き残した区間もありますし、いつかまた訪れることができればと思っています。
2023/8/22 18:17
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この記録に関連する登山ルート

無雪期ピークハント/縦走 四国 [日帰り]
瀬場から東赤石と八巻山を廻る
利用交通機関: 車・バイク
技術レベル
2/5
体力レベル
3/5

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