横尾本谷右俣から南岳
- GPS
- 21:01
- 距離
- 30.4km
- 登り
- 1,671m
- 下り
- 2,070m
コースタイム
- 山行
- 2:43
- 休憩
- 0:16
- 合計
- 2:59
- 山行
- 8:26
- 休憩
- 1:07
- 合計
- 9:33
天候 | 晴れ時々雨 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
沢登りとしては、ほとんど滝やゴルジュ等なく初心者向けだと思います。しかし道のないバリエーションルート。 以下、ベストの選択かわかりませんが我々の辿った道です。(横尾山荘の方から色々と情報をいただき助かりました。) ・今回のメンバーは二人ともこのコースは初めてなので、慎重に進みました。他の登山者も見かけませんでした。 ・今回は沢靴を持参、沢靴は不要との記録も見ますが、我々二人の技量では沢靴を使って正解でした。せっかくなのでなるべく積極的に水に入り、水線近くをルートに選びました。 本谷橋→二股:本谷橋左岸から入渓。前半は渡渉を何回か繰り返すが、涸沢を過ぎると広い河原。困難な場所はなし。 二股→源頭:傾斜が増す。小さい滝が下部と上部にあり、またその間で左岸を大岩で越す場所あり。滝は特に困難な場所はなし。大岩は古いロープがぶら下がっており、それを利用して強引に越す。ロープの耐久性は要確認か?ロープのある場所ではないところを容易に越せるとの記録があることを後に知ったが、思い込みもあり気づかなかった(反省&未確認) 源頭→カールの底(黄金平) 水が消えると正面に林が立ちはだかる。左手に進むと沢状となっており、そこを通ると藪漕ぎなし。林を抜けて少々右手に進むとカールの底部に出る。 カールの底→天狗池のコル カールの底は別天地。我々は目の前のゴーロの右手の草つきを中心に登った。(たまに踏み跡らしきものあり)。中盤からは、カール上部の急傾斜地帯。我々はガラ場を落石に気をつけながら直登。一番苦しいところ。どのガラ場を登るのか確信が持てなかったのでヤマレコのGPSを頼った。感謝。登っていくと正面に岩壁が立ちはだかるので最後右手にトラバース。途中5メートルほどの草付きのトラバースが若干いやらしく慎重に進んだ。右手の岩場に出て簡単な登りを5分ほどで登山道に飛び出た、 あとは稜線まで標高差300メートルほどの登りであるが、道のありがたさを感じた瞬間。 |
予約できる山小屋 |
槍平小屋
|
写真
感想
学生時代の友人三人で当初西穂奥穂の予定でしたがコロナの関係で一名いけなくなり延期。休暇をとっていたのでK君と相談して聖岳直接尾根から東尾根に照準を定めるもどうにも天気が悪くて、直前にまだマシそうな北アルプスの中から横尾本谷から南岳コースに転進
天気は相変わらず不安定だが午前中に抜けてしまい、いざとなったら槍沢にエスケープ覚悟で決行しました。久しぶりの北アヴァリエーション(学生時代の赤木沢以来か)で緊張しましたが、幸い雷も大丈夫で快適な山行になりました。
初日、早速13時頃に明神で30分ほど豪雨の洗礼を受ける。雷も山の方で鳴っていて、翌日これだと厳しいなあと早速ビビる。横尾に着く頃には雨も止み、前穂高を眺めながらビールを飲んで英気を養う。横尾本谷の情報を横尾山荘の方から色々といただき、少し不安が鎮まる。ありがとうございました。
二日目、昼までに稜線に抜けるべく、朝3時40分には小屋を出た。本谷橋で沢靴に履き替え、予定通り明るくなった5時に左岸から入渓。久しぶりの沢登りだけど、水に入るのが楽しい。なるべく水線通しに進んだ。意外とサクサク進み涸沢出合を過ぎ、二股に到着。振り返ると屏風岩が天高く見えて最高の気分。
二股からは傾斜が増すが、特に困難なところもなく進む。K君も楽しいらしく、嬉しそうに登ってくる。途中、小滝でちょっとシャワークライム的な遊びをしながら源頭に到着。
ここからはルーファイが鍵となる。正面の林を左手から突破して、黄金平へ。
ここは本当に別世界だ。花の季節だったらもっと素晴らしかっただろう。
しかし私はとにかく雷が不安で、腹のすわっているK君を急かす。今思えば、もう少しあの世界を満喫すればよかった。
カールの底は右手の草付きにルートを取り、いよいよカール上部へ。雷がいつ鳴るか怖くて、ルーファイミスによる時間ロスをなるべく避けたい。二人ともここは初めてなので、どこのガレを登ればいいのか確信が持てずヤマレコのGPSで確認。感謝。
急傾斜のガレを落石に気をつけながら詰めていき、上部の岩場の下を右手にトラバース。5メートルほどの草付きがちょっと気持ち悪く慎重に進んだ。最後簡単な岩場を登ると登山道に飛び出た。
11時過ぎ到着ということで我々としては上出来。ここで落雷確率を携帯で確かめると低めだったのほっとした。
予定通り、南岳に向かうが道があるありがたさが身に染みる。南岳の山頂でゆっくりして13時過ぎに小屋に到着。ビールで祝杯をあげた(K君は飲めないが、、)
三日目はK君の希望で南岳新道経由で下山。昨年、登ったが、とにかく急だった覚えがあるが、下りだとさらに急に感じる。槍平からはいつも嫌いな滝谷への道だが、今回は泊まりだったので体力に余裕があり、そんなに苦にはならなかった。
今回久しぶりの沢登りであったが、楽しい1日であった。また赤木沢にもいきたくなった、、、。
GLENNさんこんばんは
横尾本谷右俣から南岳へ登り上げたご褒美に、素晴らしいモルゲンローゼ!
南岳からの北穂高の景色はやはり格別です。以前、ご一緒した時を懐かしく思い出しました。やっぱりお山は晴れが一番!
また、沢登りはこの猛暑だと涼しそうで良いですね。
お互いに安全第一で楽しみましょう😊
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