木曽駒ヶ岳・宝剣岳から木曽殿山荘まで
- GPS
- 12:58
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,103m
- 下り
- 1,237m
コースタイム
- 山行
- 6:08
- 休憩
- 1:00
- 合計
- 7:08
- 山行
- 8:54
- 休憩
- 0:29
- 合計
- 9:23
- 山行
- 0:00
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:00
天候 | 1日目:曇り時々雨、2日目:晴れ時々霧、3日目:晴れ |
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過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス
行き:名古屋駅名鉄バスセンター7:30→(高速バス3,600円)→10:02菅の台バスセンター10:15→(路線バス・ロープウェイ 2,340円)→ 11:07千畳敷駅 帰り:菅の台バスセンター16:35→(高速バス3,600円)→19:11名古屋駅名鉄バスセンター |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道はよく整備されている。 ただし宝剣岳→空木岳縦走路、木曽殿山荘手前1時間辺り登山道あまり整備はいってない?(登山道を腰の高さのマツが覆い、霧の中で道迷いしそうな場所に表示が無くプチ道迷い)。 |
その他周辺情報 | 菅の台バスセンターから、ロープウェイ方面徒歩5分に、早太郎温泉こまくさの湯(日帰り入浴700円) |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
筆記用具
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
充電器
モバイルバッテリー
時計
タオル
ツェルト
ストック
ポール
ヘルメット
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感想
1日目:千畳敷駅〜木曽駒ヶ岳に登り宝剣山荘泊、 2日目:宝剣山荘〜稜線縦走し木曽殿山荘泊 3日目:空木岳に登り、菅の台バスセンターまで標高差2,000mを下る。(3日目はログ無し)
初めての中央アルプス。食事提供のある有人小屋利用で、百名山2座登頂の縦走だと、この行程になる。8月下旬は、雪渓や夏の花は終わり紅葉にはまだ早い端境の時期で、山小屋や登山道は混まず、自分のペースで山を楽しめた。
1日目、雨でホテル千畳敷に1時間停滞(暖かい飲み物を頂きながら)。出発し千畳敷カールに寄り、よく整備された急登を70分で宝剣山荘到着。荷物をデポし、アタックザックで木曽駒ヶ岳へ。山頂は霧で、眺望はまたの機会に、頂上木曽小屋を経由し下る。頂上木曽小屋からのトラバース道は、かなり高度感のある道だった。中岳トラバース道を使い宝剣山荘へ戻る。
宝剣山荘の夕食は17時から。生野菜や唐揚げなど多種類のおかずが充実していた。標高が高いのに白米がよく炊けておいしく、3回おかわりした。部屋は2段ベッド、コロナ対応で2人入るベッドに一人ずつで割り当てられ、8人用と思われる部屋を4人で利用。とても快適だった。
2日目、食事前に雲海からのご来光を拝み、5時25分に和食の朝食開始。昼食弁当は1,000円でたっぷりご飯に味噌煮魚・漬物・絹糸卵などが乗った弁当を持たせてもらい、6時前に出発。20分で宝剣岳に到着。山頂の岩は「登れるが降りるのが怖い」と聞き岩先に登るのは自重。東側の眺めがよく、雲海から突き出た浅間山〜八ヶ岳〜南アの山々+富士山のシルエットを堪能。宝剣山頂からの下りは難所との情報あったが、晴天で登山道は乾いていて、荷物を背負っても問題なく通過。(雨天だと格段に難易度が上がる印象)
三ノ沢分岐から一般登山道で、眺めの良い稜線歩き。道は基本的に西側(木曽谷側)につけられ、早朝は日陰で快適に歩けた。時折東側の展望が開け、南アルプスの稜線が目に入る。登り下りしながら稜線を進み、2536mの鞍部から200mの登り返しで檜尾岳頂上に。東側に新しくなった檜尾小屋が景色のアクセント。この先、木曽殿山荘の鞍部は見えるがまだ遠く、稜線のピークをいくつも巡っていく。途中、ステップと鎖を頼りに通過する本日1番の核心部と呼べる岩場あり。ガスが上がり遠景は望めず、「これではご褒美のない訓練だ」とすれ違いの登山者。
木曽殿山荘1時間前から、腰の高さのハイマツに登山道が覆われ、霧も出て進むべき方向が分かりにくくなる。そして霧の中、崩壊地のような岩稜帯が現れ登山道が消える。岩稜帯を稜線まで登るのが正解だが、途中にトラバースの続きのような踏み跡あり入ってしまう。進むと蜘蛛の巣が現れ道間違いと分かり崩壊地まで引き返す。後続のベテラン登山者の方も、この崩壊地で道を見失い2人で一緒に道を探し、何とか稜線まで上がり登山道に復帰。この辺りだけ登山道の整備状況が良くないので霧などで視界が悪い場合は要注意。東川岳に着き、急坂を20分下り木曽殿山荘に到着。
木曽殿山荘は、「ザックは言われた場所以外には置けない」「布団を夕飯前に勝手に敷いて使わない」などルールがあり、小屋番さんに見つかると注意・指導される。しかし小屋番さん、いわゆる無愛想オヤジではなく、挨拶や受け答えはきちんとされ、我々登山者を気掛けてくれる。食事は量は多くないが、山小屋食では珍しく夕食は山菜ご飯とおでんなど、こだわりを感る。布団(カバーがとても綺麗)を2階の大広間に敷いてもらい、指定された布団で床につく。トイレは、臭いがほぼ無く感動。清掃・整備しっかりされているのだと思う。
3日目、スマホ電池残量から、ログ・写真はとれず、概略のみ。 5:25木曽殿山荘出発→7:00空木岳山頂→12:00池山小屋→14:50菅の台バス停。 空木岳山頂は、槍穂・乗鞍・御嶽・南ア・富士・八ヶ岳など大展望と、昨日歩いた稜線や南駒ヶ岳への稜線を一望。空木岳山頂から1日で標高差2000m超の下りは、富士山の御殿場登山口(途中に大砂走りある)以外は経験無いので、慌てずこまめに休憩を挟んで下った。
初めての中央アルプス。ロープウェイで標高2,600mまで登れ山域も狭いので、北アや南アに比べ易しい山だろうと自分の中で勝手にイメージしていたが、そんなことはなく、鎖場・ハシゴが何度も出てきて登り下りを繰り返す縦走路、空木岳からの長い下りなど、とてもタフな行程だった。きつかった分、2泊3日で十分な達成感が得られた。機会があれば、お花や紅葉の時期にもまた来てみたいと思う。
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