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Yamareco

記録ID: 587113
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
中国山地東部

花知ヶ仙(西尾根〜山頂〜三ツ子原林道:周回)

2015年02月10日(火) [日帰り]
 - 拍手
体力度
3
日帰りが可能
GPS
06:18
距離
9.6km
登り
809m
下り
788m
歩くペース
ゆっくり
1.21.3
ヤマレコの計画機能「らくルート」の標準コースタイムを「1.0」としたときの倍率です。

コースタイム

日帰り
山行
6:15
休憩
0:04
合計
6:19
6:59
81
駐車個所出発
8:20
8:20
173
西尾根取り付き
11:13
11:17
26
11:43
11:43
95
夏道鞍部→林道三ツ子原線へ
13:18
駐車個所帰着
合計時間: 6時間18分
合計距離: 9.58km
累積標高(上り): 812m
累積標高(下り): 815m
天候 曇り時々晴れ
稜線上は風雪
風速5〜8m/s(体感)
駐車個所気温−2℃(07:00時点)
過去天気図(気象庁) 2015年02月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
「三ツ子原支22」の電柱手前の林道分岐広場に駐車。
この時期除雪車の作業の邪魔にならないように注意。
最奥民家を越えて写真の個所までは除雪される。

ノーマルタイヤ通行不可。
スタッドレスorタイヤチェーン必須。
コース状況/
危険箇所等
積雪期の登山です。
要事前準備、地図、コンパス必携。
装備適宜。

,脇擦呂△蠅泙垢積雪のためコース不明瞭。
△魯丱螢─璽轡腑鵐襦璽箸任后
もほぼバリエーションルート。
コースを知らなければ非常に危険です。

|鷦峅媾蝓組根取付き
何ヶ所か地形図に無い林道の分岐あり。
新雪があり、概ね脹脛くらいまで沈んだ。

∪照根〜山頂
写真イ慮捗蠅ら取り付く。
取り付きから尾根に乗るまでは急傾斜で沈み込みが強かった。
尾根に乗り、植林帯に入るまでは雑木などのヤブが濃い。
植林帯は比較的歩きやすい。
尾根通しに登り、平坦地2か所を抜ける。
ここが少し分かり辛いかも知れない。
標高900m付近から積雪量が増え、再びヤブが濃くなる。
1000m付近からは針葉樹と灌木とネマガリタケのミックス。
雪の状態も良いものでは無く、非常に難儀した。

山頂〜夏道鞍部〜林道三ツ子原線出合
山頂からは支尾根が多く、下降の際は尾根間違いに注意。
数年前に遭難騒ぎがあったようだ。
夏道鞍部への下降は急傾斜の個所あり。
この日クラストしている所もあった。
一部バックステップで下りた。

鞍部から林道三ツ子原線へはコース不明瞭。
右岸側を下降して行くとやがて幾筋かの沢に出合い、行き詰る。
林道と思しきルートはほぼ確認出来ず、
右岸に沿うように5回渡渉をして三ツ子原線まで下りた。
沢筋の積雪は多く、スノーブリッジになっている所を選んで渡渉したが、
いつ嵌り込むか分からず緊張した。
今日も電柱「三ツ子原支22」手前に駐車。
2015年02月10日 07:03撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/10 7:03
今日も電柱「三ツ子原支22」手前に駐車。
三ツ子原集落から、オオヒラ山を観る。
(右端のピーク)
花知は観えない。
2015年02月10日 07:22撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/10 7:22
三ツ子原集落から、オオヒラ山を観る。
(右端のピーク)
花知は観えない。
除雪最終地点。
ここからスノーシューを履く。
2015年02月10日 07:31撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/10 7:31
除雪最終地点。
ここからスノーシューを履く。
数日前の自分のトレースを辿る。
2015年02月10日 07:44撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/10 7:44
数日前の自分のトレースを辿る。
予定の個所から尾根へ上がる。
雪の状態はあまり芳しくない。
2015年02月10日 08:20撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/10 8:20
予定の個所から尾根へ上がる。
雪の状態はあまり芳しくない。
急傾斜個所を上がり、
尾根に乗る。
ヤブが濃い。
2015年02月10日 08:38撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/10 8:38
急傾斜個所を上がり、
尾根に乗る。
ヤブが濃い。
植林帯に入るとヤブは治まる。
所々テープが散見された。
2015年02月10日 08:49撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/10 8:49
植林帯に入るとヤブは治まる。
所々テープが散見された。
平坦地,暴个襦
向かって左へ上がって行く。
2015年02月10日 08:58撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/10 8:58
平坦地,暴个襦
向かって左へ上がって行く。
平坦地△暴个襦
進行方向をコンパスで確認。
下山に使うと難しいだろう。
2015年02月10日 09:21撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/10 9:21
平坦地△暴个襦
進行方向をコンパスで確認。
下山に使うと難しいだろう。
標高900m付近からヤブが濃くなり始める。
かわしながら歩くが、雪が深くなり太腿辺りまで沈む。
2015年02月10日 09:49撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/10 9:49
標高900m付近からヤブが濃くなり始める。
かわしながら歩くが、雪が深くなり太腿辺りまで沈む。
ヤブの濃い個所を抜け、振り返る。
この辺りで晴れ間が観えた。
2015年02月10日 10:09撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/10 10:09
ヤブの濃い個所を抜け、振り返る。
この辺りで晴れ間が観えた。
オオヒラ山への稜線が観える。
その向こうには大地山。
泉山はガスの中だった。
2015年02月10日 10:18撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/10 10:18
オオヒラ山への稜線が観える。
その向こうには大地山。
泉山はガスの中だった。
尾根途中で展望が開ける。
先日歩いた妹山、その向こうに三ヶ上。
更に奥には人形仙が観える。
2015年02月10日 10:21撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
3
2/10 10:21
尾根途中で展望が開ける。
先日歩いた妹山、その向こうに三ヶ上。
更に奥には人形仙が観える。
この辺りからネマガリタケが現れる。
積雪が少なければ、かなりのヤブコギとなるだろう。
2015年02月10日 10:31撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/10 10:31
この辺りからネマガリタケが現れる。
積雪が少なければ、かなりのヤブコギとなるだろう。
表面は乾いた雪だが、その下にはザラメ状の積雪。
少しでも「段差」があると滑って進まない。
2015年02月10日 10:50撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/10 10:50
表面は乾いた雪だが、その下にはザラメ状の積雪。
少しでも「段差」があると滑って進まない。
「モンスター」達の間を縫って歩く。
2015年02月10日 11:00撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
4
2/10 11:00
「モンスター」達の間を縫って歩く。
稜線はほぼ吹雪いていたが、
時折晴れ間が覗く。
2015年02月10日 11:04撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/10 11:04
稜線はほぼ吹雪いていたが、
時折晴れ間が覗く。
山頂が近付く。
樹氷が美しい。
2015年02月10日 11:10撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/10 11:10
山頂が近付く。
樹氷が美しい。
花知ヶ仙山頂、
2等三角点「花知山(ハナチヤマ/1247.3m:標高改定後)」 付近にて。
(顕著なピークではないので何処が山頂か分からないが、おそらくこの辺り)
2015年02月10日 11:15撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2
2/10 11:15
花知ヶ仙山頂、
2等三角点「花知山(ハナチヤマ/1247.3m:標高改定後)」 付近にて。
(顕著なピークではないので何処が山頂か分からないが、おそらくこの辺り)
下山に移る。
正面に恩原高原が僅かに観えた。
地吹雪が強くなってくる。
2015年02月10日 11:18撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/10 11:18
下山に移る。
正面に恩原高原が僅かに観えた。
地吹雪が強くなってくる。
この尾根には立派なブナが何本もあった。
2015年02月10日 11:25撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/10 11:25
この尾根には立派なブナが何本もあった。
1121mピーク(無名)を眺める。
この少し先から樹林帯に入り、傾斜が強くなる。
風が吹き抜ける所為か、
クラストしている個所もあった。
2015年02月10日 11:28撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/10 11:28
1121mピーク(無名)を眺める。
この少し先から樹林帯に入り、傾斜が強くなる。
風が吹き抜ける所為か、
クラストしている個所もあった。
花知ヶ仙の夏道鞍部まで下りた。
正面は遠藤集落へ続く夏道。
2015年02月10日 11:43撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/10 11:43
花知ヶ仙の夏道鞍部まで下りた。
正面は遠藤集落へ続く夏道。
ここからが今回の核心だった。
林道はあるはずだが、雪の下に埋もれ全く分からない。
それらしい個所はあったが、途中で沢に寸断された。
2015年02月10日 11:47撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/10 11:47
ここからが今回の核心だった。
林道はあるはずだが、雪の下に埋もれ全く分からない。
それらしい個所はあったが、途中で沢に寸断された。
何度かスノーブリッジの上を渡渉して、
予定の個所まで下りられた。
かなりの緊張を強いられる下降だった。
2015年02月10日 12:16撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/10 12:16
何度かスノーブリッジの上を渡渉して、
予定の個所まで下りられた。
かなりの緊張を強いられる下降だった。
決して深い谷ではないが、
積雪量が多く嵌り込んだら脱出は容易ではないだろう。
2015年02月10日 12:30撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
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2/10 12:30
決して深い谷ではないが、
積雪量が多く嵌り込んだら脱出は容易ではないだろう。
西尾根の取り付きまで下りた。
積雪期、花知へのアプローチはここからが最も近いのではないかと思う。
(遠藤集落からだと林道歩きが長い)
2015年02月10日 12:39撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
2/10 12:39
西尾根の取り付きまで下りた。
積雪期、花知へのアプローチはここからが最も近いのではないかと思う。
(遠藤集落からだと林道歩きが長い)
駐車個所まで無事戻れた。
最後の下降は際どかった。
2015年02月10日 13:17撮影 by  TG-850 , OLYMPUS IMAGING CORP.
1
2/10 13:17
駐車個所まで無事戻れた。
最後の下降は際どかった。

感想

子供の頃から出身地である鏡野町の最高峰(合併前)、
「花知ヶ仙(はなちがせん)」の名前は知っていた。
しかし、どれがそうなのかは長い間知らなかった。
(周囲にはここより高い山は無いが、
この山頂は深い場所にあり付近の集落からはあまり観えない)

上斎原の遠藤集落から登るのが一般的なようだが、
以前越畑集落で会った元猟師の方が
「花知に登るんなら三ツ子原からが一番早ぇ」と言われていたのが
ずっと頭に残っていた。
それならと言う事で西尾根を上がり、
山頂からオオヒラ山へ周回する計画を立てた。
が、雪の状態は思った以上に悪く、
時間切れと判断して林道へ下りるルートに切り替えた。
しかしこの林道への下降が曲者だった。

「予習」はしていたが、それと分かるルートは確認出来ず
何度か沢の渡渉を強いられる事になった。
スノーブリッジの強度を何度も確かめながら慎重に歩いた。
林道に合流出来た時、本当にほっとした。

無雪期になったら「正解」を確かめてみなければ...。

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訪問者数:952人

コメント

ルート
このルートチョイスは、好みです。
2015/2/11 21:22
Re: ルート
>ぐれさん
怠け者なので、一番楽そうなルートを設定しました。
雪のあるうちにこの界隈、もっと歩いてみたいと考えています。
2015/2/12 1:04
プロフィール画像
ニッ にっこり シュン エッ!? ん? フフッ げらげら むぅ べー はー しくしく カーッ ふんふん ウィンク これだっ! 車 カメラ 鉛筆 消しゴム ビール 若葉マーク 音符 ハートマーク 電球/アイデア 星 パソコン メール 電話 晴れ 曇り時々晴れ 曇り 雨 雪 温泉 木 花 山 おにぎり 汗 電車 お酒 急ぐ 富士山 ピース/チョキ パンチ happy01 angry despair sad wobbly think confident coldsweats01 coldsweats02 pout gawk lovely bleah wink happy02 bearing catface crying weep delicious smile shock up down shine flair annoy sleepy sign01 sweat01 sweat02 dash note notes spa kissmark heart01 heart02 heart03 heart04 bomb punch good rock scissors paper ear eye sun cloud rain snow thunder typhoon sprinkle wave night dog cat chick penguin fish horse pig aries taurus gemini cancer leo virgo libra scorpius sagittarius capricornus aquarius pisces heart spade diamond club pc mobilephone mail phoneto mailto faxto telephone loveletter memo xmas clover tulip apple bud maple cherryblossom id key sharp one two three four five six seven eight nine zero copyright tm r-mark dollar yen free search new ok secret danger upwardright downwardleft downwardright upwardleft signaler toilet restaurant wheelchair house building postoffice hospital bank atm hotel school fuji 24hours gasstation parking empty full smoking nosmoking run baseball golf tennis soccer ski basketball motorsports cafe bar beer fastfood boutique hairsalon karaoke movie music art drama ticket camera bag book ribbon present birthday cake wine bread riceball japanesetea bottle noodle tv cd foot shoe t-shirt rouge ring crown bell slate clock newmoon moon1 moon2 moon3 train subway bullettrain car rvcar bus ship airplane bicycle yacht

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