ヤマレコなら、もっと自由に冒険できる

Yamareco

記録ID: 5879994
全員に公開
ハイキング
塩見・赤石・聖

南ア南部 (赤石岳、大沢岳、中盛丸山、兎岳、聖岳)

2023年08月26日(土) ~ 2023年08月29日(火)
情報量の目安: S
都道府県 長野県 静岡県
 - 拍手
GPS
25:01
距離
31.4km
登り
3,743m
下り
3,737m

コースタイム

1日目
山行
4:15
休憩
0:35
合計
4:50
距離 5.2km 登り 1,448m 下り 28m
8:20
5
10:10
10:25
35
11:00
11:15
115
13:10
2日目
山行
5:00
休憩
1:15
合計
6:15
距離 7.0km 登り 723m 下り 802m
4:20
35
4:55
5:20
45
6:05
6:30
60
7:50
8:15
100
9:55
40
3日目
山行
7:26
休憩
1:19
合計
8:45
距離 9.0km 登り 1,233m 下り 1,426m
4:20
85
5:45
25
6:10
6:15
16
6:55
7:00
45
7:45
40
8:25
8:45
10
8:55
30
9:25
9:32
68
10:40
11:10
35
11:45
11:55
33
12:28
37
13:05
4日目
山行
4:05
休憩
0:05
合計
4:10
距離 10.2km 登り 353m 下り 1,498m
5:00
60
6:00
6:01
34
6:35
6:36
19
6:55
6:56
26
7:22
7:23
62
8:25
8:26
44
9:10
0
9:10
ゴール地点
天候 DAY1: 晴れ
DAY2: 晴れ
DAY3: 高曇り、夜半に雨
DAY4: 晴れ
過去天気図(気象庁) 2023年08月の天気図
アクセス 「自宅(長野県須坂市)から畑薙第一ダム夏季臨時駐車場まで」 長野須坂ICから長野自動車道に入り、岡谷JCTで中央自動車道に乗り、双葉JCTで中部横断自動車道に乗り、新清水JCTで新東名自動車道に乗る。その静岡SAのスマートICで高速を降りて、川根本町経由で夏季臨時駐車場に向かう。全行程約6時間、その中で高速を降りて夏季臨時駐車場までの区間が2時間ほどあり、細いくねくねした山道で、ここがちょっとたいへん。井川まで、川根本町を通らずに、60号、27号で行くルートもあるが、途中で工事により通行止めとなっている場合もあるので、最新の工事情報を確認する必要あり。
「畑薙第一ダム夏季臨時駐車場から椹島ロッジ」 東海フォレストのバス利用、約50分。予約必要。
コース状況/
危険箇所等
「百瞭胸海硫箸ら大沢岳」 テント場から沢を渡り、大沢岳に登るルートに入る。暗い場合、わかりづらい。
「聖平小屋から聖平登山口」 急斜面にアップダウンのあるトラバース道が長く続き、気が抜けない。
その他周辺情報 「静岡SA」 スマートICで降りる場合はSA内の施設を利用できるが、スマートICで入る場合は、直接高速道につながり、SA内の施設を利用できない。帰りに、このSAで食事、トイレなどを予定していると計画が狂うので注意。
■DAY1:今日は、畑薙第一ダム夏季臨時駐車場から赤石小屋まで。
■DAY1:今日は、畑薙第一ダム夏季臨時駐車場から赤石小屋まで。
駐車場の様子。駐車率は半分程度かな。
駐車場の様子。駐車率は半分程度かな。
夏季臨時駐車場7:15発の東海フォレストバスに乗り、約50分ほどで椹島ロッジに到着。
夏季臨時駐車場7:15発の東海フォレストバスに乗り、約50分ほどで椹島ロッジに到着。
椹島ロッジ近くの井川山神社で安全をお参りし、8:20 出発。
椹島ロッジ近くの井川山神社で安全をお参りし、8:20 出発。
8:25 赤石岳東尾根登山口を通過。
8:25 赤石岳東尾根登山口を通過。
昨年に下った時、とても急坂だった印象があったが、やはり最初からかなりハードだ。
昨年に下った時、とても急坂だった印象があったが、やはり最初からかなりハードだ。
とにかく今日は、疲れを残さないように無理せず赤石小屋まで行けばいい。時間にはかなり余裕がある。
とにかく今日は、疲れを残さないように無理せず赤石小屋まで行けばいい。時間にはかなり余裕がある。
石がゴロゴロの登山道。
石がゴロゴロの登山道。
10:10 「カンバ段」というところで、15分ほど休憩。エネルギージェルでエネルギー補給。
10:10 「カンバ段」というところで、15分ほど休憩。エネルギージェルでエネルギー補給。
11:20 一瞬だけだったが、登山道に陽が入る。
11:20 一瞬だけだったが、登山道に陽が入る。
自分の好きな雰囲気の登山道だが、全く展望がなく、たいくつ気味。
自分の好きな雰囲気の登山道だが、全く展望がなく、たいくつ気味。
林の中は、ほとんど花は咲いていないが、たまにセリバシオガマがいる。
林の中は、ほとんど花は咲いていないが、たまにセリバシオガマがいる。
12:00 「椹島4/5赤石小屋」の標識がある開けた休憩所で、小休止。ただ、ここも展望はない。
12:00 「椹島4/5赤石小屋」の標識がある開けた休憩所で、小休止。ただ、ここも展望はない。
キオンかな?
12:20 ガスが出てきたのか、たまに涼しい風も吹いてきて、歩きやすい。
12:20 ガスが出てきたのか、たまに涼しい風も吹いてきて、歩きやすい。
12:30 「歩荷返し」を通過。
12:30 「歩荷返し」を通過。
12:50 たしかに急坂が続く。
12:50 たしかに急坂が続く。
この辺りの登山道はなんとなく覚えている。そろそろ赤石小屋。
この辺りの登山道はなんとなく覚えている。そろそろ赤石小屋。
13:10 1時間ほど早く赤石小屋に到着。素泊まりで予約したつもりだったが、朝食付きとなっていて、朝食代が無駄になった。
13:10 1時間ほど早く赤石小屋に到着。素泊まりで予約したつもりだったが、朝食付きとなっていて、朝食代が無駄になった。
今の「まいたび」の予約システムはわかりづらい。まあいい、カップ麺(@500)を食べ、とにかくビール500ml(@1000)で喉をうるおす。
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今の「まいたび」の予約システムはわかりづらい。まあいい、カップ麺(@500)を食べ、とにかくビール500ml(@1000)で喉をうるおす。
正面には聖岳。
赤石小屋のマスコットかな? 昨年も置いてあった。
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赤石小屋のマスコットかな? 昨年も置いてあった。
■DAY2:今日は赤石岳を通って、百瞭胸海硫箸泙如4:20 赤石小屋を出発し、4:55 富士見平に到着。
■DAY2:今日は赤石岳を通って、百瞭胸海硫箸泙如4:20 赤石小屋を出発し、4:55 富士見平に到着。
少し明るくなってきた。富士山もご機嫌そうだ。そして今回も大展望。
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少し明るくなってきた。富士山もご機嫌そうだ。そして今回も大展望。
正面の赤石岳方面。
正面の赤石岳方面。
左手の聖岳方面。
左手の聖岳方面。
右手には荒川三山方面。今日はいい天気になりそうです。
右手には荒川三山方面。今日はいい天気になりそうです。
ここで、朝食を食べながら、日の出を20分ほど待ったが、なかなか出ないので諦めて、5:20 先に進む。
ここで、朝食を食べながら、日の出を20分ほど待ったが、なかなか出ないので諦めて、5:20 先に進む。
先に進み始めると、すぐに陽が出たようで、目の前の赤石岳が赤く染まった。
先に進み始めると、すぐに陽が出たようで、目の前の赤石岳が赤く染まった。
登山道は、たまに険しいところがある。
登山道は、たまに険しいところがある。
しっとりした真っ赤なキノコ。毒キノコのベニテングダケかな?
しっとりした真っ赤なキノコ。毒キノコのベニテングダケかな?
滑落しないように気をつけて歩く。
滑落しないように気をつけて歩く。
明るくなってきた。
明るくなってきた。
昨年も思いましたが、この斜面の、この黄緑色が、きれいなんです
昨年も思いましたが、この斜面の、この黄緑色が、きれいなんです
6:05 砲台型休憩所に到着。いい天気です。
6:05 砲台型休憩所に到着。いい天気です。
10年ほど使ってきたナルゲンボトルの蓋のひもの付け根部分がとうとう切れてしまった。とりあえずビニールテープで応急処置。(このテープは迷子防止用に10年ほど前に買って、初使用。)
10年ほど使ってきたナルゲンボトルの蓋のひもの付け根部分がとうとう切れてしまった。とりあえずビニールテープで応急処置。(このテープは迷子防止用に10年ほど前に買って、初使用。)
なかなかの絶景です。
なかなかの絶景です。
6:30 エネルギー補給、ナルゲンボトルの補修もして、いよいよ、この急斜面の登山開始。
6:30 エネルギー補給、ナルゲンボトルの補修もして、いよいよ、この急斜面の登山開始。
トリカブトがたくさん咲いている。
トリカブトがたくさん咲いている。
途中で振り返ると、富士山が見えてきた。
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途中で振り返ると、富士山が見えてきた。
下りてくる登山者と、たくさんスライドする。たぶん赤石避難小屋に宿泊された方々でしょう。
下りてくる登山者と、たくさんスライドする。たぶん赤石避難小屋に宿泊された方々でしょう。
ヤマハハコの群団。
ヤマハハコの群団。
登りが緩やかになる。
登りが緩やかになる。
右の高い所が赤石山の山頂、左端は車道から見える赤石山山頂。
右の高い所が赤石山の山頂、左端は車道から見える赤石山山頂。
見上げれば、真っ青は空。
見上げれば、真っ青は空。
小赤石山方面。
イブキジャコウソウ。もう花びらは、ほとんど落ちてます。
イブキジャコウソウ。もう花びらは、ほとんど落ちてます。
7:30 稜線に出ました。赤石岳・小赤石岳間分岐に到着。
7:30 稜線に出ました。赤石岳・小赤石岳間分岐に到着。
赤石岳への登り。
赤石岳への登り。
途中から振り返る。小赤石岳。
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途中から振り返る。小赤石岳。
トウヤクリンドウ。
トウヤクリンドウ。
7:50 赤石岳にとうちゃこ。昨年、登ってきた時と同様、今日もいい天気、360度の大絶景。
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7:50 赤石岳にとうちゃこ。昨年、登ってきた時と同様、今日もいい天気、360度の大絶景。
絶景です。小赤石岳、その後ろに荒川三山。
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絶景です。小赤石岳、その後ろに荒川三山。
正面には、雲海に浮かぶ富士山。
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正面には、雲海に浮かぶ富士山。
山頂に咲くオンタデ(赤いので、もしかしたらメイゲツソウ)。
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山頂に咲くオンタデ(赤いので、もしかしたらメイゲツソウ)。
荒川三山の奥に見えるのは、白峰三山かな?
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荒川三山の奥に見えるのは、白峰三山かな?
荒川岳の後ろにちょっと出ているのが塩見岳で、左奥に見えるのは、仙丈ケ岳かな?
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荒川岳の後ろにちょっと出ているのが塩見岳で、左奥に見えるのは、仙丈ケ岳かな?
山頂から。手前の百間平と、明日行く双耳峰の大沢岳、その左の中盛丸山。
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山頂から。手前の百間平と、明日行く双耳峰の大沢岳、その左の中盛丸山。
山頂から聖岳。聖岳の左は上河内岳。
山頂から聖岳。聖岳の左は上河内岳。
赤石避難小屋。
富士山をズーム。犬のぬいぐるみのような雲が浮いている。
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富士山をズーム。犬のぬいぐるみのような雲が浮いている。
今日は時間的に余裕があるので、この山頂で1時間ほどのんびりする予定だったが、ガスが上がり始めたので、
今日は時間的に余裕があるので、この山頂で1時間ほどのんびりする予定だったが、ガスが上がり始めたので、
8:15 先に出発。いよいよ、昨年行きたいと思ったルートに突入。
8:15 先に出発。いよいよ、昨年行きたいと思ったルートに突入。
ウサギギクや、
タカネヤハズハハコが咲いてます。
タカネヤハズハハコが咲いてます。
山頂方面を振り返って。
山頂方面を振り返って。
青い登山者が登ってきた。
青い登山者が登ってきた。
ここから百諒燭鵬爾蠅討い。
ここから百諒燭鵬爾蠅討い。
上から見た途中の平地。
上から見た途中の平地。
左手には、聖岳。聖岳の右横は兎岳。
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左手には、聖岳。聖岳の右横は兎岳。
平地から、下りてきた斜面を振り返って。
平地から、下りてきた斜面を振り返って。
赤石岳の西斜面のガレ場をトラバース、その先には10人ほどのグループが休憩中。
赤石岳の西斜面のガレ場をトラバース、その先には10人ほどのグループが休憩中。
ガレ場を元気に登って行くガイド2名入りのグループ。
ガレ場を元気に登って行くガイド2名入りのグループ。
赤石岳、荒川岳の西斜面。
赤石岳、荒川岳の西斜面。
手前が馬の背、その先が百間平。
手前が馬の背、その先が百間平。
青空に映えるナナカマドの赤い実。紅葉の頃は、きれいでしょうね。
青空に映えるナナカマドの赤い実。紅葉の頃は、きれいでしょうね。
9:55 百間平に到着。光岳にも、こんな広い平原があったな。
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9:55 百間平に到着。光岳にも、こんな広い平原があったな。
ここからの赤石岳、なかなかの絶景。雰囲気として、双六岳から見た槍ヶ岳の別世界観に似ている。
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ここからの赤石岳、なかなかの絶景。雰囲気として、双六岳から見た槍ヶ岳の別世界観に似ている。
百間平の端まで行くと、明日登る大沢岳、中盛丸山。大沢岳の直登300m登山道を見て絶句。
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百間平の端まで行くと、明日登る大沢岳、中盛丸山。大沢岳の直登300m登山道を見て絶句。
その左手には兎岳。この急斜面の下ったコルに、百間洞山の家があるようです。
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その左手には兎岳。この急斜面の下ったコルに、百間洞山の家があるようです。
急坂を下ると、百間洞山の家が見えてきた。沢の流れる音がして、いい感じ。
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急坂を下ると、百間洞山の家が見えてきた。沢の流れる音がして、いい感じ。
10:35 百間洞山の家に到着。予約間違えの件で、赤石小屋からこちらに連絡が来ていて、朝食分をお弁当に換えてくれた。ありがたい。
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10:35 百間洞山の家に到着。予約間違えの件で、赤石小屋からこちらに連絡が来ていて、朝食分をお弁当に換えてくれた。ありがたい。
小屋の中。着いてすぐにパンとビール500ml(@1000)。そして1時頃には、カップ麺(@500)とビール500ml(@1000)。電波はなく、飲んで寝るばかり。
小屋の中。着いてすぐにパンとビール500ml(@1000)。そして1時頃には、カップ麺(@500)とビール500ml(@1000)。電波はなく、飲んで寝るばかり。
■DAY3:今日はこの山行の肝。大沢岳、中盛丸山、兎岳、聖岳を縦走し、聖平小屋まで。4:20 百間洞山の家を出発して、大沢岳の斜面を登坂中。
■DAY3:今日はこの山行の肝。大沢岳、中盛丸山、兎岳、聖岳を縦走し、聖平小屋まで。4:20 百間洞山の家を出発して、大沢岳の斜面を登坂中。
聖岳方面。なお、テント場からこのルートに入るまでの道がわからず、10分ほど迷走した。
聖岳方面。なお、テント場からこのルートに入るまでの道がわからず、10分ほど迷走した。
登山道は、ガレ場登り。
登山道は、ガレ場登り。
左手の空が、ピンク色に染まる。
左手の空が、ピンク色に染まる。
傾斜が緩やかになってきた。
傾斜が緩やかになってきた。
百間平と赤石岳の地形がよくわかる。やっとスマホの電波も入り、LINEの連絡も取れた。
百間平と赤石岳の地形がよくわかる。やっとスマホの電波も入り、LINEの連絡も取れた。
南アルプスの山々。
南アルプスの山々。
富士山も見えてきた。
富士山も見えてきた。
5:45 大沢岳北峰の横を通過して、南峰に向かう。
5:45 大沢岳北峰の横を通過して、南峰に向かう。
南峰に登り始めて、北峰を振り返る。
南峰に登り始めて、北峰を振り返る。
山頂標識が見えてきた。
山頂標識が見えてきた。
6:10 大沢岳にとうちゃこ。5分ほど休憩。ここは、なかなかの展望台。今日の富士山もご機嫌よろしい。
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6:10 大沢岳にとうちゃこ。5分ほど休憩。ここは、なかなかの展望台。今日の富士山もご機嫌よろしい。
百間平と赤石岳。
百間平と赤石岳。
これから進む中盛丸山方面。右奥が兎岳、左奥が聖岳。
これから進む中盛丸山方面。右奥が兎岳、左奥が聖岳。
赤石岳の空。羊雲の向こうから眩しく輝く太陽。
赤石岳の空。羊雲の向こうから眩しく輝く太陽。
大沢岳を下りてきた。
大沢岳を下りてきた。
6:31 中盛丸山・大沢岳間分岐を通過。
6:31 中盛丸山・大沢岳間分岐を通過。
中盛丸山への登り。
中盛丸山への登り。
振り返ると大沢岳の南斜面、なかなかいいじゃない。右へ下りていく登山道は百間洞山の家への近道。
振り返ると大沢岳の南斜面、なかなかいいじゃない。右へ下りていく登山道は百間洞山の家への近道。
6:55 中盛丸山の標識の下に、ライチョウの置物か? ・・・と思ったら、本物。
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6:55 中盛丸山の標識の下に、ライチョウの置物か? ・・・と思ったら、本物。
山頂で遊ぶライチョウの子たち。4羽の動きはバラバラで、しかも早くて、シャッター押すこと20回もうまく撮れない。
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山頂で遊ぶライチョウの子たち。4羽の動きはバラバラで、しかも早くて、シャッター押すこと20回もうまく撮れない。
ライチョウに気を取られていたが、ここもなかなかの展望台。山頂から赤石岳方面。
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ライチョウに気を取られていたが、ここもなかなかの展望台。山頂から赤石岳方面。
山頂から兎岳方面。手前が小兎岳、その先が兎岳。小兎岳は北峰と南峰に分かれる。
山頂から兎岳方面。手前が小兎岳、その先が兎岳。小兎岳は北峰と南峰に分かれる。
初めて見たかわいい花。この山域では、たくさん咲いている。名前はイワインチン。
初めて見たかわいい花。この山域では、たくさん咲いている。名前はイワインチン。
この密集度と咲き終わりも混じる、なかなかのマツムシソウ群団
この密集度と咲き終わりも混じる、なかなかのマツムシソウ群団
中盛丸山を振り返る。ここから見ると、なかなかりっぱで、イケメン。
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中盛丸山を振り返る。ここから見ると、なかなかりっぱで、イケメン。
ナナカマドと山。これ失敗しない構図。
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ナナカマドと山。これ失敗しない構図。
登山道に咲くオヤマリンドウ、
登山道に咲くオヤマリンドウ、
そして実になったヨツバシオガマ。
そして実になったヨツバシオガマ。
7:45 小兎岳(北峰)を通過。
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7:45 小兎岳(北峰)を通過。
なかなかりっぱな兎岳。ここから見た形が兎に似ているのか?
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なかなかりっぱな兎岳。ここから見た形が兎に似ているのか?
兎岳への登りは、なかなかたいへん。それにしても南アルプスの山はいちいちでかい・・・。登山者が小さく見えること!
兎岳への登りは、なかなかたいへん。それにしても南アルプスの山はいちいちでかい・・・。登山者が小さく見えること!
8:25 兎岳にとうちゃこ。ここで20分ほど休憩。
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8:25 兎岳にとうちゃこ。ここで20分ほど休憩。
山頂からの聖岳。ここからは200m下って、400m登り返す必要がある。ただ、そのルートが見えず、いまいちイメージできない。
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山頂からの聖岳。ここからは200m下って、400m登り返す必要がある。ただ、そのルートが見えず、いまいちイメージできない。
聖岳の先には、深南部の上河内岳、
聖岳の先には、深南部の上河内岳、
さらに右には、茶臼岳、光岳。
さらに右には、茶臼岳、光岳。
今日歩いてきた山を振り返る。
今日歩いてきた山を振り返る。
8:28 休憩したので聖岳に向かおう。
8:28 休憩したので聖岳に向かおう。
下りてくると、8:55 兎岳避難小屋の標識。
下りてくると、8:55 兎岳避難小屋の標識。
その右手には兎岳避難小屋。中は見ずに通過。
その右手には兎岳避難小屋。中は見ずに通過。
聖と兎のコルは、まだまだ先。
聖と兎のコルは、まだまだ先。
マツムシソウに群がるクジャクチョウ。なんか得した気分。不思議に蝶は逃げない。
マツムシソウに群がるクジャクチョウ。なんか得した気分。不思議に蝶は逃げない。
だいぶ下りてきた。左上には、赤石岳。
だいぶ下りてきた。左上には、赤石岳。
9:25 聖兎のコル。これからの登りに備えて小休止し、9:32 覚悟して登り始める。
9:25 聖兎のコル。これからの登りに備えて小休止し、9:32 覚悟して登り始める。
聖岳の赤い岩壁による圧がすごい。
聖岳の赤い岩壁による圧がすごい。
その岩壁の左を抜けていく。
その岩壁の左を抜けていく。
ウメバチソウ。
斜面をトラバースして、
斜面をトラバースして、
兎岳を振り返る。
兎岳を振り返る。
兎岳が下に見えてくると、
兎岳が下に見えてくると、
山頂が見えてきた。
山頂が見えてきた。
急がないと、ガスが上がってきてしまった。
急がないと、ガスが上がってきてしまった。
10:40 聖岳にとうちゃこ。8年ぶり。
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10:40 聖岳にとうちゃこ。8年ぶり。
山頂から赤石岳。
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山頂から赤石岳。
上河内岳方面を眺めながら、山頂で百間洞山の家で作ってくれたお弁当を頂く。開けてみると、おにぎり4ヶといわしの甘露煮。3日ぶりのごはんらしいごはんに感激、ただお腹には2ヶしか入らない。
上河内岳方面を眺めながら、山頂で百間洞山の家で作ってくれたお弁当を頂く。開けてみると、おにぎり4ヶといわしの甘露煮。3日ぶりのごはんらしいごはんに感激、ただお腹には2ヶしか入らない。
今日歩いてきた大沢岳、中盛丸山、兎岳。百間洞山の家も見える。
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今日歩いてきた大沢岳、中盛丸山、兎岳。百間洞山の家も見える。
奥聖岳は、8年前に行ったので今回はパス。たしか、途中に日本庭園のような風景があって、なかなか良かったことを覚えている。
奥聖岳は、8年前に行ったので今回はパス。たしか、途中に日本庭園のような風景があって、なかなか良かったことを覚えている。
11:10 早くビールが飲みたいので、今日の宿の聖平小屋(赤い屋根)に向かって下山開始。
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11:10 早くビールが飲みたいので、今日の宿の聖平小屋(赤い屋根)に向かって下山開始。
簡単に着くと思っていたが、そうでもない。
簡単に着くと思っていたが、そうでもない。
オトギリ。
11:50 聖岳にガスがかかる。この辺りから見た聖岳が一番かっこいい。
11:50 聖岳にガスがかかる。この辺りから見た聖岳が一番かっこいい。
11:50 小聖岳で10分ほど小休止。「小聖岳」のボロボロの標識にびっくり。
11:50 小聖岳で10分ほど小休止。「小聖岳」のボロボロの標識にびっくり。
樹林帯に入ると、マルバダケブキのお花畑。
樹林帯に入ると、マルバダケブキのお花畑。
前に来た時も、ここのお花畑の絵を撮ったっけ。懐かしい。
前に来た時も、ここのお花畑の絵を撮ったっけ。懐かしい。
12:28 1年ぶりの薊畑分岐を通過。
12:28 1年ぶりの薊畑分岐を通過。
聖平小屋に向かう。
聖平小屋に向かう。
13:05 聖平小屋に到着。お弁当の残りと柿の種をつまみに、ビール350ml(@600)2本で昼食。
13:05 聖平小屋に到着。お弁当の残りと柿の種をつまみに、ビール350ml(@600)2本で昼食。
■DAY4:今日は椹島まで下りて自宅まで。5:00 聖平小屋を出発。みなさん、それぞれの行先へ出発準備中。
■DAY4:今日は椹島まで下りて自宅まで。5:00 聖平小屋を出発。みなさん、それぞれの行先へ出発準備中。
少し明るくなってきました。昨晩に降った雨で、登山道は濡れています。
少し明るくなってきました。昨晩に降った雨で、登山道は濡れています。
苔むした登山道を抜け、
苔むした登山道を抜け、
かなり明るくなってきました。
かなり明るくなってきました。
枯れたシラビソの森を通過し、
枯れたシラビソの森を通過し、
きれいなシラビソと苔の林が続きます。
きれいなシラビソと苔の林が続きます。
5:45 急に左側が開けた展望岩に出ると、
5:45 急に左側が開けた展望岩に出ると、
展望岩から、上流方向は、なかなかの絶景。
展望岩から、上流方向は、なかなかの絶景。
今日もいい天気。朝日がいい感じ。
今日もいい天気。朝日がいい感じ。
展望岩の真下には細い滝も見えます。「明光の滝」というそうです。
展望岩の真下には細い滝も見えます。「明光の滝」というそうです。
6:03 歩きやすい登山道になる。
6:03 歩きやすい登山道になる。
6:10 急に出てきたお花畑。この紫の花は何だろう?
6:10 急に出てきたお花畑。この紫の花は何だろう?
6:18 崩壊地のちょっと危険なトラバース。こんなトラバースが何回も出てくる。
6:18 崩壊地のちょっと危険なトラバース。こんなトラバースが何回も出てくる。
6:25 急斜面にかけられているうねった吊り橋。見た通りのスリル満点。
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6:25 急斜面にかけられているうねった吊り橋。見た通りのスリル満点。
しばらく、こんな感じの登山道が続く。予約(13:00発)してある一つ前のバス(10:30発)に乗りたくなって、ちょっと飛ばしてみる。
しばらく、こんな感じの登山道が続く。予約(13:00発)してある一つ前のバス(10:30発)に乗りたくなって、ちょっと飛ばしてみる。
なかなか、いい感じ。
なかなか、いい感じ。
7:22 聖沢吊橋。一歩一歩揺れ怖い。ここまでコースタイムより1時間ほど早い。このペースなら、10:30発に間に合いそう。
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7:22 聖沢吊橋。一歩一歩揺れ怖い。ここまでコースタイムより1時間ほど早い。このペースなら、10:30発に間に合いそう。
ちょっと危ないトラバース道が続くが、その道沿いには大きなキノコ。タマゴタケモドキという毒キノコではないでしょうか?
ちょっと危ないトラバース道が続くが、その道沿いには大きなキノコ。タマゴタケモドキという毒キノコではないでしょうか?
林の中に朝陽が差してきて、そのスポットライトを浴びて行く。
林の中に朝陽が差してきて、そのスポットライトを浴びて行く。
8:02 ここが出会所跡の水場かな?。ここの水はうまかった。ボトルの水を全部入れ替えた。
8:02 ここが出会所跡の水場かな?。ここの水はうまかった。ボトルの水を全部入れ替えた。
8:25 予定より2時間ほど早く、聖沢登山口に到着。バスの始発から降りた人たちが登っていかれました。
8:25 予定より2時間ほど早く、聖沢登山口に到着。バスの始発から降りた人たちが登っていかれました。
登山口にあった案内図。
登山口にあった案内図。
ここから椹島まで車道(東俣林道)を50分ほど。間違いなく、10:30発のバスに乗れそうです。のんびりいきましょう。
ここから椹島まで車道(東俣林道)を50分ほど。間違いなく、10:30発のバスに乗れそうです。のんびりいきましょう。
赤石岳登山口の前を通過。
赤石岳登山口の前を通過。
井川山神社に無事に下山できたことを報告。お賽銭は天気も良かったので奮発。
井川山神社に無事に下山できたことを報告。お賽銭は天気も良かったので奮発。
9:10 椹島ロッジに到着。ソフトクリーム(@500)、コーラ(@300)を頂き、久しぶりにスマホチェック。
9:10 椹島ロッジに到着。ソフトクリーム(@500)、コーラ(@300)を頂き、久しぶりにスマホチェック。
11:25 夏季臨時駐車場に到着し、下山届を提出。とても良い山行になりました。4日間、ありがとうございました。
11:25 夏季臨時駐車場に到着し、下山届を提出。とても良い山行になりました。4日間、ありがとうございました。

感想

・昨年、荒川-赤石の反時計回りをした際に、赤石岳山頂から見た聖岳までのコース。その場にいらしたガイドの方の話では、近いように見えるが、けっこうハードだということでした。ここは、是非今年廻ってみたいルートとして計画していました。
・今回、赤石-聖の反時計回りを計画するに当たり、距離的にはそれほど長くはないのですが、コースタイムを見ていると、なかなかハードそうです。3日間で行くには、1日目に赤石岳避難小屋まで行き、2日目に聖平小屋まで行き、3日目に椹島に下山となりそうですが、1日目、2日目が12時間ほどかかり厳しそうです。とても、今の自分には無理そうです。ということで、1日目に赤石小屋まで、2日目に百間洞山の家まで、3日目に聖平小屋まで、4日目に椹島までの、4日間としました。その関係で、午前中にその日の行動が終わってしまい余った時間をもてあそぶ日もありましたが、体への負担が小さく、疲労の蓄積も少なく、いつもなる筋肉痛にもならずに済みました。ちょっと贅沢な日程でしたが、良かったのではないでしょうか。

・景色として最高と思ったところは、百間平からの赤石岳。うまく言えませんが、双六岳の平原の後ろに立つ槍ヶ岳のようで、別世界感が漂っていて、いい感じでした。

・兎岳と聖岳の間が、この山行で最もきついところかと思います。兎岳から一旦コルまで200m下って、400m登り返します。ただ、ちょうどこの日は、高曇りで、涼しい風が吹いていたためか、思っていたほどきつくもなく、コースタイム通りに行けました。
・ルート的に油断できないところは、聖平小屋から聖平登山口までの間です。最初は沢沿いのシラビソの林の中を気持ちよく下れますが、途中から小さなアップダウンを繰り返す水平道となり、急斜面をトラバースする細い登山道になっていて気が抜けません。ここで転んだり、踏み外さないように常に注意していないと、いとも簡単に谷に落ちてしまいます。難しい箇所はありませんが、こんな道が長く続きますので、疲労や、熱中症などで、集中力が切れている状態ではとても危ないと感じました。

・ところで兎岳は、どこからか兎の形に見えるのだろうと思っていましたが、そんなところはありませんでした。どうも名前の由来は長野県側の遠山川の兎洞に由来するようです。
・「百間洞山の家」(ひゃっけんぼらやまのいえ)の読み方を行く前に覚えていったのですが、赤石小屋の受付時にも、百間洞山の家の受付時にも、つい「ひゃっけんどうざんの家」と声が出てしまい、小屋の人に笑われました。そもそも「洞」とは「ほら穴」の「ほら」で、大木や岩などの、うつろになったところを言うようです。

・中部横断自動車道は、中央道と新東名を短距離でつないでくれる地図的にはよい道のはずなんですが、どうも自分は苦手です。道幅がそれほど広くない追い越し禁止の対向一車線を、100km近くで流れているので、とても緊張します。一旦、その流れの中に入ってすぐ後ろにぴったりつかれると速度も落とせません。だいたい休憩ポイントもほぼありません。この流れから逃げたくなったらICで下りるしかありません。行くときは、この道を利用しましたが、ちょっと怖かったので、帰りは朝霧高原を通る一般道を使って中央高速に乗りました。眠くなればすぐに停められるし、トイレも行けるし、早い車につけられたら先に行ってもらえるし、のんびり安心して運転できました。

・日本百高山、今回のゲットは大沢岳、中盛丸山、兎岳の3つ。どの山も、南アルプスらしい、高く大きな山でした。

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