宮之浦岳(白谷雲水峡〜楠川別れ〜縄文杉〜焼野三差路〜宮之浦岳〜花之江河〜淀川登山口)
- GPS
- --:--
- 距離
- 19.0km
- 登り
- 1,717m
- 下り
- 1,130m
コースタイム
- 山行
- 0:40
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 0:40
- 山行
- 9:25
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 10:55
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
船 飛行機
小田原〜博多(\13,420+新幹線自由席\7,600) 博多〜福岡空港(\260) 福岡空港〜屋久島空港(JAC\23,210) 空港〜小原町(屋久島交通\570) 小原町〜白谷雲水峡(屋久島交通\500) 紀元杉〜安房(屋久島交通\960) 安房港〜鹿児島本港(高速船トッピー・ロケット\12,200) 高速船ターミナル〜鹿児島中央駅(鹿児島交通\180) 鹿児島中央駅〜鹿児島空港(エアポートシャトル\1,400) 鹿児島空港〜羽田空港(ANA\14,780) 羽田空港第1・第2ターミナル〜横浜(京急\370) 横浜〜平塚(\590) |
写真
感想
100名山99座目。本当はフィナーレのつもりでしたが、8月頭の羊蹄山のときに新型コロナになってしまい、屋久島が先に。思うようにいかないですね。
それよりも天気が心配で。2週前から見てると、屋久島は8月中旬〜下旬ほぼ雨。前回の槍も雨だったし、今年はダメなのかな・・・なんて思っていたら残り1周で、登頂の日は晴れに。期待がパンパンに膨らんで当日を迎えました。
ルートですが、あまり時間的余裕もないので2泊3日で帰ってこられる、縄文杉と宮之浦両方、という条件で探した結果、往復高速船だと無理みたいでした。検討の結果、初日福岡から屋久島へ飛行機利用、歩きは白谷雲水峡〜縄文杉〜宮之浦〜淀川登山口。安全見て宿泊は白谷小屋、淀川小屋の避難小屋2泊、帰りが高速船、鹿児島から飛行機というもの。
結果、悪くはなかったと思いますが、高速船も結構高いので、島に渡るのは鹿児島から飛行機がおすすめだな、と思いました。
歩きのルートとしては、淀川登山口〜淀川登山口泊、翌日一気に荒川登山口というのもなくはないかと。ただ時間遅いと屋久杉自然館でバスが終わってしまうので、そこから町までどう出るかが問題。宿決めていたら送迎してもらえれば楽ですね。
ということで出発当日。今回の駐車場は平塚。1日650円のリパークです。平塚から小田原へ行き、始発のひかりで新大阪、そこからのぞみで博多へ。4時間強ですが結構すぐですね。新しいチャイムも堪能しました。
福岡空港から屋久島への飛行機は生涯初のプロペラ機。あまりに小さくて驚きでした。それでも飛ぶ感覚は普通とさほど変わりませんね。低空を飛ぶので風景が楽しめるのは良かったです。機内では衝動買いで機内販売に手を出してしまいました。なにかは・・・写真をご覧ください。
さて、いよいよ屋久島へ着陸。天気も上々でテンション上がります。
空港ではガスカートリッジがたくさん売ってます。ただし食べ物はほとんどないので、すぐ近くのスーパーで買い出し。ついでに環境協力金(日帰り1000円、宿泊2000円)を、観光協会の小屋で支払いました。
空港から宮之浦方面のバスに乗って小原町へ。雲水峡へのバスに乗り換え。ぐんぐん高度を上げ、一気に山深い景色に。屋久杉というだけあって杉メインの山ですが、本州とはかなり雰囲気が違います。見とれていると、いつの間にか雲の中に入って、バスを降りることには軽く雨が降り出しました。さっき上がったテンションがまた大きく下がって、仕方ないという感じで歩きだします。それにしてもスタートから本当にきれい。徒渉点はどこかで見た映像のようでした。
1時間ほどで小屋に到着。どうかな、とドアを開けると誰もいない。あらあら、という感じです。気楽だけどこの広さで一人は怖いが勝ちますね。明るいうちに食事は済ませて床に入りますが、なかなか眠れない感じで時間は過ぎ、2時過ぎに何とかなって、もう出発の準備を始めてしまいました。少し明るくなったら・・・とか思ってたけど、待ちきれず3時過ぎに出発。当たり前ですが真っ暗です。それでも辻峠までは問題なく歩けましたが、下りに入ってからは結構わかりにくい。迷いかけたりもしながら下っていき、トロッコ道へ出ます。まだ真っ暗。それでもここからは軌道に沿って歩けばよいので一安心。鉄橋では上が開けて、満天の星空も。山頂が期待されました。
大株歩道入口でようやく明るくなってきました。ここから本格的な登山道。ウィルソン株を過ぎると、意外なほど急に登ります。数字よりもきつい感じ。階段が多くて自分の歩幅で歩けないのが原因なんでしょうか。きつい登りに耐えて大王杉。夫婦杉を過ぎれば縄文杉まであと少し。時間も早かったか独り占めでした。まずは上のデッキ。登るのがキツいですけどね。ここも良かったですけど、やっぱり下のデッキから見上げるのがなんともいえず魅力的でした。
時間は7時を回り、いざ宮之浦へ。というところで、まもなくガスにまかれてしまいました。雨はほぼないですが、今回は天気に振り回されます。高塚小屋はすぐ過ぎて、新高塚には少し登り。それを過ぎるといよいよ登りになります。少し前方が見えてきて山頂らしきものが見えて、近いかな、と登ると山頂じゃない、というのを何回か繰り返し。最後、大きな岩の右をまくかと思ってそっち行ったらヤクザサの猛烈なヤブ。これは違う、となって左まいたらそレが正解でした。疲れてルート勘も弱ってきたようです。気を取り直して人登り、ついに憧れの山頂。
山頂部分だけ晴れていましたが、周りは見えず。まあ、1か月に35回雨が降る所ならこれでも御の字でしょうか。
時間は10時半。今日は淀川の小屋に泊まるつもりですが、もし14:55紀元杉のバスに乗れれば安房の街に出て、あったかい布団で寝られるかも、と色気が出て、コースタイム的には無理そうですが、花之江河12:00ならいけるかも、と少し急ぎ足で下りに入ります。
最初は急に下りますが、その後は結構大きいアップダウン。ロープのある岩場もあって疲れる道です。黒味別れを過ぎて、道は歩きやすい木道になって、ほぼ12:00ジャストに花之江河に到着。これならいける、と勇んで歩きだします。といって最初驚くほど登り。やっと下って小花之江河について、また相当な登り。本当長いんですよ。それで登った先に何があるかと思えば展望台ですからね。もうちょっと楽な道付けてよ、と呪いたい気分でした。
そこからは下り一辺倒と行って良い道で、気づくと淀川小屋、なぜかすごい人がたかってました。紀元杉までもういけるという気分だから良かったですけど、泊まるのは嫌だったかも。淀川登山口へは少しだけ登ってあとほぼ平らな道。登山口へ出て、紀元杉のバスの時間14:55を確認して、やった帰れる、という気分です。
安房で民宿を探して宿泊。宮崎画伯も泊まった水明荘さんでした。wifiはあるんですけど3階の部屋では通じません。それでも5,000円ですから文句ありませんね。
ゆっくり休んで最終日は午後イチの高速船。種子島経由で鹿児島へ。悪くないです。2時間余りもあっという間の旅です。それでもこのお値段なら飛行機でよいかな、という感想でした。
最後の難関を無事クリア、いよいよ次が最後です。
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