大朝日岳・以東岳(大朝日小屋、狐穴小屋泊)
- GPS
- 23:09
- 距離
- 55.6km
- 登り
- 4,585m
- 下り
- 4,589m
コースタイム
- 山行
- 5:51
- 休憩
- 4:15
- 合計
- 10:06
- 山行
- 7:40
- 休憩
- 2:09
- 合計
- 9:49
天候 | 1日目:曇り、2日目:晴れ、3日目:晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
※虫に刺されやすい人は要注意※ 日暮沢登山口で素足にサンダルで車から出たところ、大量の虫(たぶんヌカカ)にたかられ、足の甲を十数ヵ所刺されました。 下山時は肌を出さないよう注意しましたが、手を数か所刺されました。 ちなみに登山中や山小屋では虫の被害には合いませんでした。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※一日目の途中でGPSの動きがおかしくなったため、距離や累積標高が実際よりかなり多くなってます。 <日暮沢〜小朝日岳〜大朝日岳> 比較的整備された山道。小朝日岳への登りは、短いがきつい急登。 <大朝日小屋〜狐穴小屋> アップダウンはあるが、それほどきつくなく歩きやすい稜線。 一部、トラバースが崩落気味。 同行者が寒江山(かんこうざん)付近で熊を目撃したとのこと。 <狐穴小屋〜以東岳> 道幅細めで、これまでの道と比べると若干歩きにくい。 ガレて道が不明瞭な場所あり。 ペンキマークはあるが、消えかけていて見つけにくい。 <竜門山〜清太岩山(せいたいわやま)〜日暮沢> 清太岩山から先は樹林帯。 樹林帯に入ると、荒れて道がえぐれた箇所や段差のある急坂が多く、歩きやすい箇所は少なめ。 ※早朝は朝露で足元がびしょびしょになります。気になる方はゲイターを。 <水場について> 日暮沢:○ 一服清水:同行者が水汲みに行きましたが、水は出ていたとのこと。 三沢清水:○ 銀玉水:○ 金玉水:○ 竜門小屋:✕ 狐穴小屋:○ ゴロビツ沢:未確認ですが、「チョロチョロ出ています」と分岐に書いてありました。 【大朝日小屋】 管理協力費:2000円/宿泊者以外はトイレ使用料100円 水洗トイレあり。 水場である金玉水(きんぎょくすい)は小屋から結構離れた場所にある。 管理人がおり、8/30(水)は十数名の宿泊者がいました。 広い小屋なので、充分なスペースを確保でき快適に使えました。 【狐穴小屋】 管理協力費:2000円/宿泊者以外はトイレ使用料100円 水洗トイレは使用不可で、無水洗のトイレのみ使用可。 水場は小屋のすぐ前で、水量も多め。 管理人はおらず、8/31(木)の宿泊者は私達だけでした。 猛暑が続いていますが、山小屋は暑くも寒くもないちょうどいい気温でした。 就寝時も、何もかけないか、インナーシーツでちょうどいいくらいでした。 【朝日連峰の避難小屋について】 避難小屋はどこも奇麗できちんと清掃もされています。 このクオリティであれば2000円は安く感じます。 どの小屋も、泊まってみたいと思える素敵な避難小屋でした。 |
その他周辺情報 | 日帰り温泉:奥おおえ柳川温泉 http://oekanko.jp/oku-yanagawa/ |
写真
感想
初日は残念ながら曇りで眺望なし。
曇りでも湿度が高く登りは汗だくになりました。
暑いと通常の倍くらい疲れる気がします。
特に小朝日岳への登りは想像以上の急登で一気に体力を消耗。
山頂で小休憩を取りましたが、疲れが抜けずその後は大きくペースダウン。
小屋に着いたときはぐったりで、5時間ほどしか歩いていないのに、10時間歩いた時の様に疲れ切っていました。
小屋で休んだ後、窓から見える山頂がガスガスなのでテンションが上がらないながらも大朝日岳を登頂。
雲のせいで景色は微妙でしたが、それほど暑くないのが救いでした。
翌日は3時に出発。
昨日の疲れのせいで軽い頭痛が。
基本、暗いうちに歩くのはあまり好きではないのですが、満月が輝く夜空に山々の黒い影が浮かぶ光景は目を奪われるものがあり、夜の稜線歩きも楽しいことを初めて知りました。
竜門小屋で夜明けを迎えた後は、昨日とは打って変わって素晴らしい天気!
青空の下、どこまでも続く雄大な朝日連峰の稜線が目の前に現れてくると、頭痛も一気に吹き飛んで、ウキウキ気分。
午前中はほどよく風もあって涼しく、以東岳までの約7時間ほどの山行もそれほど疲れを感じずに歩くことが出来ました。
やっぱり気温の影響は大きいです。
山頂は360度の絶景で、それまでの稜線歩きと合わせて朝日連峰を満喫出来て大満足。
まだ時間も早いので、狐穴小屋まではゆっくり下山しましたが、これはちょっと失敗。12時近くなると日差しが強くなるうえ風も弱まり急に猛暑に。
暑さのせいで、狐穴小屋までの道のりがとても長く感じました。
小屋に戻ると夕食の時間まで一休みです。
外が猛暑でも小屋内は適度に風が通って涼しく、他に誰もいないので貸し切りコテージにいるような気分。
素敵な小屋で本を読んだり昼寝をしたりしながら、思い出に残る優雅な午後の一時を過ごしました。
最終日も3時に出発。
この日も良い天気で素晴らしい夜明けでした。
2回も素敵な夜明けを見せてくれた朝日連峰に感謝です!
すっかり好きな山になりました!
さて、晴れているので標高が下がってくると予想通りの猛暑です。
6時を過ぎると、もうジリジリと照りつけるような暑さで、樹林帯の下りでも汗だくになりました。
朝日連峰は標高2000m以下の山なので、上の方でも暑いのではないかと思っていたのですが、下界とは別世界の快適さでした。
夏のいい思い出になる山行ができてよかったです。
朝日連峰に行く予定のある方は小屋泊での稜線歩きをぜひ!
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