しらびそ峠から行く日本百高山3座(大沢岳 中盛丸山 菟岳)
- GPS
- 34:43
- 距離
- 32.9km
- 登り
- 3,825m
- 下り
- 3,833m
コースタイム
- 山行
- 10:09
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 11:32
天候 | 2日晴れ後曇り 3日晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
1 林道後半の橋崩壊箇所で鉄梯子を降りてから渡渉、対岸への取り付きで暗かったせいで間違えて登り滑落しそうになった。そこにロープが2本出ていたことが余計に間違える事になった。本来の取り付き場所は少し下ったところ石に赤くペイントあり。 2 林道部分は3/4程は歩きやすかった。大沢山荘まではピンテがしっかり、その先もピンテがそこそこあり、ほどほど登山道がわかる。ただ唐松峠付近はわかりにくかった。上部の草付きの地帯の登山道ははっきりしていた。他のレコにハイマツ漕ぎがきついとあったが、登山道を行けば気になる程ではなく直ぐに短いハイマツ帯となった。 3 小菟-菟の水場は渇水を心配したが、十分美味しい水が汲めた。菟岳避難小屋は5人はいればいっぱい。入口のドアはしっかり閉まらない。外でのテン泊スヘースはせいぜい2張りくらいか 4 スマホのログ上は32.9KmとなっているがガーミンGPSでは36Kmとなっている。とにかく帰り1700m下って700m登り返し(内500m急登の尾根登り)と長い林道歩きは自分にとってはきついかった。 |
その他周辺情報 | ハイランドしらびそ 展望風呂 700円(ただし2時まで) |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ソフトシェル
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
飲料
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
無線機144/430
テント
シュラフ
バーナー
コッヘル
|
---|
感想
先週北ア西岳周辺の百高山3座をテン泊して登って、今週はゆっくり休もうかと思っていたのだが週末二日間とも好天で落雷確率も低いと言うのでそれならと一大決心してしらびそ峠から大沢岳-菟岳のピストンを決行した。
レコを参考に調べていくと、行程のポイントは林道から尾根を下った川の渡渉と山荘上のルートの不明確さ、それにきついハイマツの藪漕ぎあたりと思っていたのだが、実際は林道崩落地の沢に降りてからの取り付き場所だった。手前からヘッデンを付けて歩いていたのだがそのとき先行者の明かりがだいぶ先に見えていた。沢に降りたところでまだいたので、沢の取り付き地点をだいぶ探していたらしい。自分が降りていって彼に近づいたときは既に問題のロープを使ってよじ登り、木の二股に足を掛けて崖を這い上がろうとしていた。自分もその後で這い上がろうとしたが、その時掴んだ石が崩れたため慌てて付近の摑めるものを必死で掴んでよじ登った。しっかり掴めるものはなく固いレキの砂地を必死で爪を立ててかけあがった。重いザックもあって危なかった。おかげで手の平と爪は血だらけになってしまった。
頭では取り付き点は下の方と思っていたのが、目の前で上部から登って行く先行者を見たことでついて行こうと思ったのが失敗だった。こんなに危ない思いをしたのは記憶にない。鉄の梯子が掛けられた一昨年以前はここが一番の危険ポイントだった事を思い出した。昼間だったらもっと周りが見えたのだろうが、長い山行の出だしで気持ちが前のめりしていたのだろう。
すっかり精神的に疲れてしまったが長い行程はこれから、林道を7kmほど歩いた先に尾根の下降地点の標識があった。500mの激下りの尾根は重い荷物を背負ってでは足の踏ん張りがきつかった。川の水量は最近の好天のあってかたいしたことはなかったのでそのまますんなり渡渉ができた。ここからヤマビル区間なので注意しながら登って行ったが土も乾燥していたので全く出てこなかった。(でも帰りの沢で遭遇しました)
山荘上からはピンテと薄っすらと跡が残る登山道をさがしながら登って行った。
それでも結構な人が登っているのではと思う位はっきりした登山道の区間もあった。
2000m付近からさすがに足がきれてきて、何度も休憩を入れながら登って行った。
心配していた藪漕ぎもほとんど無く、低いハイマツ帯での登山道は石で滑って登りにくかったが、なんとか稜線まであがって行くことができた。
大沢岳はそこから直ぐに登頂できた。中盛丸山も近く楽勝だったが、その先の下って登っての小兎岳を越えての菟岳間は、疲労がたまって何度も休憩しながら進んだ。心配していた水場も大丈夫でほっとした。水場分岐地点では良い草地があってし仮眠をとった。それから菟岳に登り、避難小屋に行くと2人の登山者が休んでいた。
夕食を外でとっていたので自分も外で食事をしながら、しばし山談義に楽しい時間を過ごさせてもらった。
翌日は早いうちに小屋を出て途中の小兎岳で日の出を迎えて、あとは大沢岳分岐から長い1700mの下りを踏み出した。毎回300m程下っては何度も休憩しながら下った。
渡渉後今度は500mの急登の登り返し、さらに長い林道歩きとつらい行程がこの先あると思うだけで精神的にきつかった。
おまけにこの日は食欲がなく、ジェル飲料で持たせていたのでスタミナ不足が心配だった。日差しも受けてヘロヘロになってしらびそ峠に到着、近くの施設で風呂に入って初めてほっと安心できた。
この山行は結果として翌日の体のコンデションがおかしく、暑さもあって軽い熱中症ぎみになってしまい、余計に苦しかった。
自分にとって多分今年一番のきつい山行になるのではと思った。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する