裏劒暑い、熱い思いで縦走！！

2023年08月31日(木) ~ 2023年09月04日(月)

• GPS: 35:41
• 距離: 39.7km
• 登り: 3,981m
• 下り: 5,836m

コースタイム

1日目

• 山行: 3:49
• 休憩: 0:43
• 合計: 4:32

8:55 室堂
8:55 8:56 ホテル立山
9:09 9:09 みくりが池
9:11 9:11 みくりが池温泉
9:37 9:37 雷鳥荘
9:43 9:43 雷鳥沢ヒュッテ
9:55 10:02 浄土橋
11:54 12:25 剱御前小舎
13:14 13:18 剱沢キャンプ場
13:27 剱澤小屋

2日目

• 山行: 7:42
• 休憩: 1:40
• 合計: 9:22

6:19 剱澤小屋
7:45 7:58 平蔵谷出合
8:43 8:45 長次郎谷出合
9:20 9:38 真砂沢ロッジ
9:47 9:51 三ノ沢
11:08 11:59 二股
13:15 13:26 仙人新道ベンチ
15:22 15:23 仙人峠
15:41 仙人池ヒュッテ

3日目

• 山行: 2:17
• 休憩: 2:45
• 合計: 5:02

8:56 仙人池ヒュッテ
9:11 9:18 仙人峠
10:05 12:42 池の平小屋
13:30 13:31 仙人峠
13:58 仙人池ヒュッテ

4日目

• 山行: 7:35
• 休憩: 0:48
• 合計: 8:23

6:20 仙人池ヒュッテ
8:31 8:32 仙人温泉小屋
8:47 8:48 仙人温泉湯元
9:18 9:21 雲切新道最高点
12:09 12:44 仙人谷ダム
12:46 12:46 仙人谷駅
12:52 12:52 関西電力人見平宿舎
13:59 14:07 権現峠
14:43 阿曽原温泉小屋

5日目

• 山行: 7:15
• 休憩: 0:38
• 合計: 7:53

6:36 阿曽原温泉小屋
8:52 9:02 折尾ノ大滝
9:06 9:06 オリオ谷
9:47 10:00 大太鼓
10:52 10:54 志合谷
11:50 11:51 蜆谷
13:04 13:13 水平歩道始・終点
14:25 14:28 欅平駅
14:29 ゴール地点

天候

連日快晴、高温

アクセス

利用交通機関：

自家用車 ケーブルカー（ロープウェイ／リフト）

立山駅に駐車（無料）

コース状況／危険箇所等

剣沢雪渓は右岸夏道を歩き、送水用黒色パイプ沿いに左岸にわたる、クレパスが多く雪渓歩きは不可、興味半減でした。二股吊橋からの雲切新道は暑くてきつかったですが三ノ窓雪渓、小窓雪渓が間近に見え迫力満点、そして後立山の山々が元気づけてくれました。雲切新道最高点から仙人ダムへの下りは急坂、梯子などきついです。有難いことに仙人ダム管理所入り口の冷たい水でリフレッシュできました。水平歩道終盤駅からのアナウンスが聞こえてからたっぷり時間がかかり飲み水も無くなり欅平駅でアイスと缶コーヒーでクールダウン、トロッコで風を受け体を冷やせ天国でした

写真

8/31 6:35

立山駅、ケーブルカー7時20分発

8/31 7:02

山頂は涼しいかな？

8/31 8:28

美女平からバスに乗り換え
目指す立山が姿を現す

8/31 8:57

さあ、玉水を飲んで5日間の
縦走に出発

8/31 9:09

みくりが池からの
立山連山

8/31 9:11

8/31 9:23

8/31 9:36

8/31 9:43

地獄谷は立ち入り禁止

8/31 9:47

雷鳥沢キャンプ場から
登り返してくるグループ

8/31 9:49

いつか来たいキャンプ場です
ここをベースに奥大日岳に行こうかな

8/31 9:54

チングルマ果穂
いつみても可愛いなあ

8/31 9:56

アキノキリンソウ

8/31 10:00

浄土橋を渡り上りが始まる

8/31 10:23

ナナカマドの赤い実

8/31 10:58

奥大日岳の向こうに
富山湾に能登半島が観れる

8/31 10:59

6年前に行った浄土山
龍王岳そして左手に
立山三山別山

8/31 12:09

目前に形のいい剣御前

8/31 12:13

剣御前小舎から薬師岳
黒部五郎岳を望む

8/31 12:44

さあ、今日の宿
劒沢小屋に下ります

8/31 12:49

剱岳と後立山連峰

8/31 13:14

6年前にテントを張ったところ

8/31 14:16

早く着いたのでのんびり
散策します

8/31 14:34

二人に仕切られた部屋が決まり
早速シャーワーで汗を流します
山小屋でこれほど有り難いことはないです

9/1 5:57

2日目スタート
快晴、今日も暑さとの戦いでっす

9/1 6:19

元気なうちにワンショット
はい、ポーズ
劒沢に下りるのは我々二人だけです

9/1 7:01

9/1 7:12

雪渓はクラックだらけ
危なくて歩けません
持ってきたアイゼンは使用せず

9/1 7:24

9/1 7:40

夏道から雪渓を眺めるだけ
奥の三角は針ノ木岳かな

9/1 7:55

長次郎谷
雪が少ないです

9/1 7:56

初めて下りた雪渓を
振り返ります

9/1 8:07

スラブを降下

9/1 8:20

夏道が続きます
雪渓歩けたらどんだけ楽か

9/1 8:41

送水ホースに従い
雪渓を横切り左岸に渡る

9/1 8:43

9/1 8:47

9/1 8:53

雪渓末端はこんなでした

9/1 8:59

ハクサンフウロ

9/1 9:03

オトギリソウ

9/1 9:10

真砂沢ロッジが見えてきました

9/1 9:23

甘いものを食べて少し休憩
昨日ここまで来れば
今日の行程が楽だったのになぁ〜〜

9/1 9:49

ハイ出発

9/1 9:52

二股吊橋をめざす

9/1 10:16

右手河原に下り橋を
渡れば黒部ダムです
（仙人池ヒュッテで出会った二人はここを
下りました）

9/1 10:47

へつります
通過すると人の声が
年配の夫婦とすれ違う
（我々も十分年配ですがね）

9/1 10:54

きついです

9/1 10:57

こんなんも有ります

9/1 11:08

沢音を聞くと安らぎました
ここで食事して大休止

9/1 11:10

橋から眺める
三の窓雪渓！！
初対面、感激の一瞬でした

9/1 12:00

橋を渡りすぐ左手にとり

9/1 12:04

「仙人」を目指します
魔の上り仙人新道突入
それにしてもあっつい

9/1 12:53

少し高度を上げると
三ノ窓雪渓が迫る
迫力あります、

9/1 13:09

オオカメノキの赤い実かな？

9/1 13:35

次に現れたのが
小窓ノ雪渓

9/1 13:48

少し色づいた
ナナカマドの先には
鹿島槍ケ岳が

9/1 15:04

6年前扇沢から唐松岳
まで縦走しそこから観た
剱岳にその10日後登頂した
72歳だった、いずれもテント泊で
雨にあった、それだけに懐かしい

9/1 15:25

やっと射程距離に
木陰を見つけては水分補給
そしてごろ寝の連続でした

9/1 15:27

木道が現れ赤い小屋の屋根が
後立山の山々に包まれて
みて取れます、やっと到着です

9/1 15:37

オヤマリンドウ

9/1 16:20

お疲れ様でした
やっと、6年間憧れの
仙人池ヒュッテ到着

9/1 16:32

早速風呂に
湯船につかり後立山連峰を
やれやれ、暑かった、疲れた
昔は雪が降ったこともあるそうですが
今年の暑さは以上です

9/1 16:35

もうしんどいこと
忘れました、我々以外宿泊者は
岩手から来られた二人だけ
東北の話300名山の話など
大いに盛り上がりました

9/2 5:15

3日目
こんな一枚撮れました

9/2 5:44

小屋が出来て63年
志鷹静代さんが居られたころと
同じ食堂のテーブル

9/2 18:02

「女達の山小屋」に
挟んでありました
今はお孫さんが居られました

9/2 9:46

連泊なのでのんびり
池ノ平に向かいます
カライトソウ（学名にMakino表示あり）

9/2 9:47

池ノ平山荘が見えてきました
単独でここにキャンプ泊する
予定でしたが二人で来ることに急きょ
代わりました、山友のリハビリ登山でもあります

9/2 9:47

はい、
あこがれの裏劒の景色です
感動200パーセント
日除けターフの下でのんびり
連れは梅シロップを注文

9/2 9:55

小屋の前で寛ぐスタッフと
大阪から数年ぶりに来られた
単独行さん、お歳は85歳
お話すれば大学の先輩でした

9/2 11:08

先週大峰でも見た
トリカブト

9/2 11:27

連れを残して
池ノ平ノ池に下りました
風が涼しく静かで別天地です

9/2 11:30

9/2 12:03

そして
山で初めて見つけた
ノンアルで祝杯

9/2 12:42

3時間ゆっくりしました
記念にツーショット撮ってもらいました

9/2 18:24

夕景です
この日の宿泊は
辻中隆志ガイドの4人組と台北から来た
Arieruさんたち4人組と単独行さんと我々
11人でした

9/3 5:22

4日目
まるで熱した鉄鋼の様、

9/3 5:56

2日間お世話になりました
左のひげが似合ってる方が
志鷹さんです

9/3 6:08

9/3 6:14

9/3 6:43

アザミの群生

9/3 7:05

すっかり元気回復した
連れ、ガンガン攻めます

9/3 7:12

かわいい
ダイモンジソウ

9/3 7:16

サラシナショウマ？？

9/3 8:45

同じ阿曽原温泉小屋を目指す
辻中パーティーとここで合流
仙人温泉の源流はこの上流です

9/3 9:07

潰れた仙人温泉小屋を
見下ろす小屋覗きです
ここで辻中Pが先行されます

9/3 9:15

思いをはせる連れ

9/3 9:24

P1629雲切新道始点から
880仙人ダムへ750下ります

9/3 9:25

始まりはのんびりですが
劇下りの連続、今日もきついです

9/3 9:39

9/3 9:42

今日は僕が調子が出ず
何度も休憩してもらいます

9/3 11:03

目指す仙人ダム
まだまだ下ります
頭がもうろうとしてきました

河原に下りて
流れに頭を突っ込みます
意識が戻ってきました

9/3 12:12

梯子が鉄鋼製なので熱くて
思わず真下に碧く光る
ダムに飛び込みたい気分になりました

仙人ダム管理棟入り口前で
冷水を頭にかけて重いっきし
冷やします、たまらん、パンツ一丁になり
脚も冷やします

9/3 12:48

おにぎり1個
無理やり食べて
リフレッシュして建物に入る
始め冷っとして涼しいが

9/3 12:50

ここは湯気があがり
暑い、高熱隧道でした

9/3 12:56

建物の外に出ます

9/3 13:21

9/3 13:55

水平道を歩く
崖下はやばいので
注意です

9/3 13:57

トンネル入り口に
涼しい風が吹いてきます
大休止！！最高！！

9/3 15:30

阿曽原温泉小屋に着くと
佐々木さんから冷たい
アイスを頂き元気回復
すぐ、露天風呂に直行

9/3 15:51

すぐに辻中Pも到着
今日は辻中さんの誕生日
明日は連れの誕生日なので
ささやかなお祝いをしました
ハンバーグ、白エビ天ぷらなど
美味しく頂きました

9/4 5:48

5日目
辻中さん、沢好きさん、頑張り屋さん
そして足だけ福井のゴルファーさん
（悪しからず）

9/4 6:38

最終日、シャツを着替え
サングラスかけると、ちょっと怖い人に
（昨日水浴びしたときに眼鏡踏んで
パーに）

9/4 6:42

キャンプ場を通り抜けて
欅平に下ります

9/4 6:47

9/4 8:40

水平道が始まります
足元に注意
「黒部に怪我なし」
（落ちたら終わりってこと）

9/4 8:51

9/4 8:52

9/4 9:05

9/4 9:13

水平道の様子がよくわかりますね
標高は950〜930です

9/4 9:41

我々は
頭を打つことは無いです

9/4 10:17

バランス崩すとやばい

9/4 10:24

9/4 10:29

大太鼓

こんなです
歩いてる本人は
全く怖くありません

9/4 10:42

9/4 10:43

おっと
見逃しませんよ
好きな花マツムシソウ

9/4 10:45

ハギは道沿いにたくさん
見かけました

9/4 11:03

9/4 12:10

こんな手彫りの
岩のトンネルも通過

9/4 12:22

9/4 12:59

写真撮るのええけど
落ちんといてや

9/4 12:59

振り返ると
こんなです、黒部ダムへ
資材をはこんだなんて
考えられません

9/4 13:04

高度感有ります

9/4 13:05

振り返ります

9/4 13:05

9/4 13:36

はい、上級コースこれにて終了

9/4 14:19

30分後にトロッコ出発
アイスと缶コーヒー買って
乗り込みます

9/4 15:02

34年前に家族旅行で
ここに泊まりました
喜んだのは僕だけでしたが

9/4 15:10

9/4 15:28

風に吹かれてシャツが乾きます
後の女性はおわら風の盆を観て
きたそうです

9/4 15:55

山の話をすると
剱岳は上ったそうで
あれこれ写真をお見せして
会話が弾みました

9/4 16:00

時間押してます
次は富山地鉄で立山駅に
向かいます

9/4 18:01

9/4 18:20

ここで30分待ち
立山パーキングを20時
出発、翌朝2時帰宅
無事帰還有難うございました

↓　以下
連れが撮ってくれた写真です

二股吊橋から
三ノ窓雪渓を仰ぐ

今のところ元気です

撮影機器：

COOLPIX P310 ニコン

Nikon 1 V2 ニコン

AQUOS sense4 basic A003SH ワイモバイル シャープ

装備

個人装備

持参したアイゼンは使用せず帰りまでリュックの底でした<br />速乾性タオルを首に巻き沢水で絶えず濡らし首周りを冷やし熱中症をまぬがれました。

感想

kenyama

6年前にテント泊で剱岳登頂その時テン場で知り合った方が裏劒の話をされそれ以来興味があった裏劒、再びテント泊で単独で行くことを言ったら山友が同行してくれることになる、34年前10月初雪が降った翌日最高の景色を仙人池ヒュッテで経験したので今回はリハビリもかねて付き合ってくれた。劒沢雪渓はレポ通り夏道ばかりで全く面白くなかった、標高2000m越えでも日差しが強くバテバテ、よくぞ小屋泊に切り替えたと思った。山友に感謝だ。仙人池ヒュッテは65年と歴史がある小屋で昔そのものの山小屋であった、一泊目は岩手の二人組と話があい東北の山の話、300名山など楽しいひと時だった、2日目は写真撮影してからゆっくり池ノ平に向かう、1時間で行けるハイキングだった、八ツ峰を眼前にして小屋の方や大阪から来られていた85歳の方とあれこれ話し、予定していた池ノ平山は上らず僕だけ下の平ノ池に下りた、緑の水草が茂る池に八ツ峰が写り込みたった一人で静寂な景色を満喫できた。小屋に帰って風呂に入りのんびりしているとガイド付きで4人組と台北からの4人組が疲れ果てて到着する。賑やかな食事が終わり仙人池に映る剱岳を皆で撮影し一体感がうれしかった。翌朝もモルゲンロートが楽しめ快調な一日が始まった。雲切新道の劇下りは参ったが阿曾原温泉小屋では辻中P4人と我々だけだったのでゆったりできた、辻中ガイドと山友のささやかな誕生会も一興だった。最終日水平道は単調で時間がかかったが志合谷トンネルでヘッデンつけてのどが渇いたので脇を流れる水を飲んだがとても美味しかった。トロッコ電車は懐かしく特に34年前家族旅行で泊まった鐘釣温泉はとてもきれいになっていたそして駅に隣接した美山荘に懐かしく感じた、息子と入った露天風呂を思い出した。立山駅までは時間がかかったがトラブルもなく早朝に帰宅できた。いつもながら至れり尽くせりの山友には感謝の気持ちでいっぱいです。少し体を休めて秋山を考えます。