記録ID: 5922972
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無雪期ピークハント/縦走
剱・立山
赤谷山(自然への回帰曲線)
2023年09月09日(土) [日帰り]
体力度
5
1泊以上が適当
- GPS
- 08:59
- 距離
- 16.2km
- 登り
- 1,676m
- 下り
- 1,662m
コースタイム
天候 | くもり/晴れ→くもり |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
他にも数台スペースあり(分散)。 トイレは馬場島のキャンプ場で利用可能。 馬場島荘前の駐車場は満杯。下の駐車場は空きあり。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・林道ゲート〜登山口 まずは白萩川林道を遡る。コンクリートと地道が交互に出てくる。 鉄板が敷かれた橋を渡ると分岐があり左へ。工事現場らしくなる。 登山口:延々と作業道を歩き大ブナクラ谷合流点にピンテ、工事中の看板あり。 大ブナクラ谷の水流は上部工事に寄り土砂で濁りあり(注意) ・登山口〜ブナクラ峠 ヤマレコでは破線の道。草刈りは有志により行われている(ありがとうございます)。登山道は思った以上に明瞭だが、それなりに急登、倒木、コケ岩、渡渉、沢筋など出てくる。ロープ、ピンテなど必要な場所には設置。 水は田倉谷か戸倉谷通過時に取れる。 次第に急登になり、最後のゴ―ロ帯は岩が安定なので上がりやすい。 ・ブナクラ峠〜赤谷山 草刈りは峠から少しだけ。すぐに藪漕ぎが始まる。地面に登山道があるので、それを確認しながらの歩きとなる。足元が見えないので、段差や木の根なども分かりにくい(踏み抜きが最も怖い)。また、雨天や朝方は笹や草に付着した露が衣服を濡らす。 標高1900mまでなかなか高度が上がらず、笹と草の藪が交互に現れる。 赤谷山のやや東よりに進んで谷間へ登り込む。大岩の登りが続く(コケに注意)。 標高2000mを超えると尾根に出る。 ハイマツ帯も出てきて道が明瞭になり、藪漕ぎから解放されるところもでてくる(低木帯・草原)。 背丈以上の笹薮も出てくる(トンネル)。山頂手前で右手に崩落地帯が確認できる。 枝が多い木の下で崩落しているところあり(木が丈夫だったので枝を踏み通過)。 その上でも崩落地に近いところを登山道が通っていたので直登してショートカット。 最後の藪漕ぎを終えると山頂の草原に飛び出す。 山頂では草原、巨石などを前景に剱岳や北方稜線の展望が楽しめる。 下山時にルートを一回ロストした。谷間を降り過ぎてすぐに気づいて戻れたので、GPSはあった方が良い。 ブナクラ峠まで登山道を探りながらの藪漕ぎには慣れてきたが足元が見えない歩行は精神的に良くない。谷間の通過などにも体力を使う。 多くの人が登山道を歩かなければやがて道は自然の姿に戻っていくだろう。 |
その他周辺情報 | ・馬場島荘 https://www.town.kamiichi.toyama.jp/page/2026.html ・上市のラーメン屋 都(みやこ) https://tabelog.com/toyama/A1603/A160301/16000103/ 帰りに、とんこつニンニク塩ラーメン+替え玉を頂きました。 ・アルプスの湯 https://kamiichimachi-zaidan.jp/ ラーメンでお腹がいっぱいになりパス。湯神子温泉もあり。 |
写真
撮影機器:
感想
日曜日は家族との用事があり、近場でどこかと探してみる。まだ行ったことが無い山にしてみようか。ということで、赤谷山に決定。秋の進み具合も知りたかった。
ブナクラ峠まで大分前に偵察に行ったことがあったので、ナイトハイクでブナクラ峠まで詰め、明るくなってから赤谷山にアプローチしよう。
馬場島の駐車場は一杯だったので、林道ゲート横の一等地に駐車。
準備して登山開始。ブナクラ峠まで昔の記憶を思い出しながら登る。そんなに多くの登山者が登らないものの、少しずつ道らしくなっているような気がした。
ブナクラ峠から先はやはり藪漕ぎが待っていた。
登山道をトレースしながらの藪漕ぎ、さらに、朝露が抵抗となりなかなか進まず。
ただただ道をロストしないようにして確実に山頂まで積み上げるイメージ。
山頂まで意外に近いようで遠かった。最後の最後まで試練の藪漕ぎだった。
山頂の草原に出たときの開放感とダイナミックな展望を見た感動には大きいものがある。これが赤谷山登山の醍醐味だろう。
しかし、人が歩かねばいつかは登山道は自然の姿に回帰する。大猫山界隈の藪は、赤谷山の比ではないらしい。そうならないことを祈っているが、そうなることも成り行き次第だろう。
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