穂高岳
- GPS
- 18:53
- 距離
- 25.7km
- 登り
- 2,012m
- 下り
- 1,580m
コースタイム
- 山行
- 2:43
- 休憩
- 0:21
- 合計
- 3:04
- 山行
- 6:16
- 休憩
- 0:49
- 合計
- 7:05
- 山行
- 8:30
- 休憩
- 1:51
- 合計
- 10:21
天候 | おおむね晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2023年09月の天気図 |
アクセス |
写真
感想
金曜日に有休を取って上高地へ出発!
待ちに待った奥穂高への山行。初日は横尾山荘に宿泊し、2日目にガイドさんと合流。
当初は奥穂ピストンの予定だったが、まぁ、色々あって吊り尾根から前穂、重太郎新道経由で岳沢下山のルートとなった。
そう、つまり最終日が核心となったのだ。ドキドキ…ワクワク…。
23日は朝7:00過ぎに出発。この日の核心はザイテングラートとなる。初めて脚を踏み入れる。北穂の時と同様、横尾発の涸沢までは暑さ以外に問題はない。涸沢ヒュッテでおでん(ジャガイモがうまい)を食べたら、未知の領域へ出発だ。ほとんどの人は涸沢小屋からザイテンへの取付きに向かうが、下のパノラマコースから向かった。途中の見晴岩で景色とお天気を堪能し、いざ!ザイテンへ!!
ヘルメットをかぶって足元ばかり気にしていたら、いきなり岩に頭をぶつけた。しっかり頭上も確認しなくては…。改めて気を引き締める。
足と手でしっかり確保していれば…とは言うものの、やはり一歩間違えば岩場に落下という恐怖は緊張感を高める。必然的に時間も長く感じた。
山荘の前に到着した時は、なんとも言えない安堵感で満たされた。
山荘で受付を済ませたら、荷物をデポして涸沢岳も往復して来た。1時間かからないとはいえ、岩場だ、ここでもまた緊張を強いられる。山頂はほとんどスペースがない為、写真を撮ったら北穂側への縦走路の取付きを見学に行く。とてもじゃないが、行く気にはなれない様相だった。
山荘へ戻り、今度こそまったりタイム、張り詰めた緊張感から解放された。
夜はあれやこれやと今後の予定を考えながら過ごし、消灯前には布団に潜った。
一旦眠りについたように思ったが、暑かったり汗の後が痒かったりであまり深い眠りにはならなかった。ずーっと夢を見ては目を覚まし…こんなに眠れないのに、奥穂から前穂の縦走なんてできるのだろうか…と不安になった。
さほどしっかり寝た気もしなかったが、4:00の目覚ましをきっかけに準備を始める。暗闇の中で着替えるのはお手のもの。男女混合の相部屋ならその方が好都合だ。さすがにコンタクトレンズは明るい場所に移動して装着した。
朝食には生卵も付いていたが、それよりも味噌だれがかかったこんにゃくや佃煮でごはんが進んでしまい、卵には手を付けられなかった。とても美味しくいただきました。
食後は最後の準備をして、いざ、奥穂山頂へ!
朝一でいきなり小屋のすぐ上を登るのは、息も上がるし、身体が動くか不安だし、でもいきなり落ちたらヤバい雰囲気だし、とても緊張した。
それでも山頂をしっかり楽しみ、さぁ、ここからが核心。吊り尾根→前穂高→重太郎新道だ。ガイドさんがロープを繋いでくれると話していたので安心だとは思ったが、私は気付いてしまった。下りのロープならば、ガイドさんが上、つまり前を歩くのは私達だ!!あぁぁ〜。
吊り尾根の先頭を歩く、不安しかない。こっちか?いや、こっちか?ということを繰り返しているものだから、コースタイムの何倍もかかったように思える。やはり、まだ私には早かったか…。もう、お腹いっぱいだ、西穂にも行きたいなどと言っていた前日の自分を戒める。
それでも一歩ずつ歩みを進めると、紀美子平に到着。ひと休みしたら、荷物をデポして前穂山頂へ向かう。ほんとにもう、これでもか⁉︎という感じで緊張を強いられる。なんとかかんとか山頂に着くと、明神岳のバリエーションや奥又白池がよく見えた。晴れてて良かった、来れて良かった。でも、これ以上は要りませーん!笑笑
前穂の下りも先頭_:(´?`」 ∠):スラブ状の下り、パッと見ではホールドを探せない大きな段差など、これまたまんぷく案件。ほんとに皆んな、よく来るなぁ…すごいなぁ…。
お昼休憩で長めに休んだら、最後の核心、重太郎新道だ。もう、先頭は疲れた…、そう駄々を捏ねて同行者に先頭を代わってもらった。ふぅ〜。
二番目でも決して油断はできないが、先頭から解放されて少し楽になった。
カモシカの立場で気付く…ログの再開を忘れていた。ワープだ。
岳沢小屋の少し上でロープも外された。あとは、各自気をつけて下るのだ。岳沢のテン場に着いた時の嬉しさと言ったら、あぁ、なんとかここまで辿り着いた。小屋前でマウンテンデューをカーッと飲み干して、充電完了。
あとは足もとに気を付けて上高地まで下るだけだ〜。というところで転んだ!しかも前に転けた。悔しいです〜。怪我はなかったから良かったが、これはきっと、まだまだ気を抜いてはならぬぞ!という啓示だったのだろう。
整備されて歩き易い道を上高地へ下り立った時の安堵感と嬉しさはなんとも言えないものだった。ガイドさんにはただひたすらありがとうなのだ。
さてさて、やはり課題はルートファインディングだな。まだまだ精進が必要です。
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